ヤンデレ系短編集。   作:異論反論は許すが無言低評価は許さん!

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短編1つから突然短編集に変更。
とりあえずジャンルは問わずやっていこうと思う。
ちなみに希望とかがあれば感想書くついでにプラスで付け加えてくれれば書くやもしれぬ。

今回はノゲノラの白。
説明はあとがき。


妹とたった二人だけどそれで何か?(ノゲノラ、白)

俺は空。

いや、本名は違ったりするんだが、今のところ空である。

突然で悪いが、軽く最初のうちに俺の身の上を説明しよう。

なぁに、難しい事じゃないさ。

だってよ?

どういう訳か昔から暴走するタクシーに牽かれた挙げ句動けなくなって上から落ちてきた鉄骨に埋まりその末に餓死するって最悪すぎる光景を何故か知ってることと知識だけなら中年並みはのと引き込もってる事を除けば普通の18歳なんだからな。

 

だがまぁ、そんなよく分からん前世っぽいもんを知ってる俺にも、どうしても敵わん物がある。

つーか基本的に器用でもなんでもない俺にはただ1つしか誇れる事はないんだがな。

敵わない物ってのは愛しの妹である白。

5年近く前に親がくたばって以来世話になりまくってる辺り、俺も兄貴失格だと言わざるをえない。

ただ白いわく『にぃはただそこに居てくれるだけでもいい』だそうだ。

これ、遠回しの無能宣言かと思ってたがただ単に本当に近くに居るだけでも白的には良いらしい。

前にうっかり風呂を掃除してる時に足を滑らせて気絶してそれで復活したときには白がマジ泣きしてたなんて事がある。

白いわく『にぃが死んだならしろも一緒』だそうで。

こりゃ下手に頭も打てねーなって思った。

 

あと、前に少しだけ高校に通ってた時期があったんだが、どういう風の吹き回しか俺に彼女が出来た事があった。

デートの約束で1日家を開けたら………白が死体のようになっていた。

ただ、あの時は白に『別れた方が絶対に良い』とか言われてキレて大喧嘩になったが、後日白が例の彼女がとんでもない女であったことを証明する書類をどこからか持ってきたのでそのあと全力で土下座しようとしたんだが………3日間ずっと白の側に居ることを条件に許してもらった。

だがまぁ、それ以来ズルズルとこうなってんだよなぁ………

俺自身の魂か何かはそれで良しとしているんだが、良く分からん前世の何かはそれはダメだと叫んでる。

あぁ、今日もまた俺達二人だけしか居ない閉じた世界での1日が廻る。

 

「にぃ…?」

 

「なんだ?白」

 

「にぃは…ずっと…しろ…と……一緒?」

 

「当たり前だろ?俺はお前の兄貴だからな」

 

「変な…女に釣…られて…居なくなっ………たり…しない?」

 

「んなわけねーだろ…もう懲りた。それに………」

 

そもそも俺を釣る余裕があるほど人類は残っちゃいねーよ。

俺がそう、白に伝えると、白は何かをボソボソと言っていたが………俺には聞こえなかった。

 

 

 

 

 

「この…クソゲーも……にぃと…ずっと居られ……るなら……悪くない…」

 

 




今回のスタイルは主人公が既に洗脳されているパターン。
ちょっと話が分からないだろうからこれに至るまでを纏めるとこう。

1.ディスボードに召喚される二人
2.白『この世界滅ぼしちゃえばずっと一緒』
3.主人公を誘導しつつひっそりディスボードを滅ぼす算段を立てる。
4.テトくんヤンデレに完全敗北。
5.ディスボード滅ぶ

訳わかんない?
大丈夫さ、俺も分からん!
いつかこれのリメイク的な物を書けたら書いてもっとマトモにしたいと思うよ。切実に。

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