ヤンデレ系短編集。 作:異論反論は許すが無言低評価は許さん!
あ、ついでに後書きはしっかり読みましょうね。
あらどうも、こんにちは。
私は妖精。正式名は無いけれどとりあえずは妖精でおkです。
何せ私はただ、この鎮守府に住み着いて艦を造り(未経験)、艦を見守り(練度四桁で死ぬとは微塵も思いませんが)、提督たちの日常を語るだけですので。
さて、ここの提督について紹介でもしましょうか。
彼は提督。名前は聞いてません。
ですがなんとたったの3ヶ月前に着任した新人提督だったりします。
そして秘書艦は響さん。初期艦で選んだのは電さんだったそうですが何故か手違いで配属されたそうです。ちなみに結婚済みだそうで。
そんな彼ですが、なんと響さん以外の艦を一隻も保有してないんですね。
私達がいくら『艦を増やしましょうよ』とか言っても響以外はいらないの一点張り………いや、まぁ響さん一人だけならバケツの消費もほぼプラスに向きますし、響さんってなにげに艦娘の限界を余裕で突破してるので長門型の数十倍では利かない火力を持ってたり夜戦でなくとも水鬼を一撃で数体消し飛ばしたりとスペックおかしいですからね。
それに提督さん、『響が死んだら俺も死ぬわけだし』とかめちゃくちゃ危ない事を口走ってるんですよ。
私達妖精としては提督さんに死なれたくはないんですよねー。
まぁ響さんが死ぬなんて全世界を敵に回してもあり得ないような物ですけども。
「響ー、どこだー?」
おっと失礼。ちょっと隠れさせていただきます。
提督さんがゾンビモードに入りましたね。響さんが出撃してて一人で居ると大抵こうです。
この状態で見付かると出撃してるのも忘れてて『響はどこだ…』とか言って殺しに来るので、ほんと危険です。クレイジーです。
その上響さんが帰って来ると………ってちょうど良いところに。
説明するよりも見ていただいた方が早いでしょう。
提督さんに続いてゲートの方に行きましょうか。
って提督、嬉しいからって犬耳生やしちゃ駄目です。ここには居ないどこぞの白露型駆逐艦さんのお株を奪わないであげて。あとどういう訳か無駄に似合ってるとかちょっとイラッとするからさっさとしまってください(スパナ用意)。
さて、なんか良く分からない内にゲートまで来た私と提督ですが、さっきからちょっと吐き気がします。
え?まぁそりゃ目の前で大の大人がいたいけな(ただし下手なゴ○ラより強い)少女にダイビングしてるんですよ?ちなみに響さんはそんな提督を受け止めたあと『うんうん、提督、寂しかったよね?大丈夫、殺気を飛ばしたから当分は誰もここに来ないよ』とか言ってます。妖精的にはなんというか響さんを艦娘にカウントして良いのか悩むところです。
それでも響さんは艦娘なんですけどね。
とりあえず私は響さんが横に置いていた艤装を整備の方の仲間に連絡して引き取ってもらいますかね………
「………」
ダメだこりゃ。目の前で樽一杯のガムシロップ煮詰めてそこに蜂蜜を加え角砂糖と混ぜ合わせたような甘い雰囲気にやられてる。
私は慣れたからもう大丈夫なのですが、どうにもこの二人は一緒に居るだけでとてつもなく甘い雰囲気になるんですよね。
ってなんで提督さん響さんに押し倒されちゃってるんですか!?もしかして青○するつもりじゃ!?
うわぁぁ提督の目がトロンとしてますよ!?これ完全に受け入れてる感じですか!?
でも他の鎮守府の知り合いいわく、幼女に逆レされるのは男の夢だろ?とか血迷ったこと言ってましたし、あれですかね、男の本能って奴でしょうか。
あ、なんだか知り合いの言葉とアホ面思い出したら落ち着いて来ました。
とりあえずここはアレですね、【自主規制】なシーンはアレしてしまうに限ります。
さぁ皆さんご唱和ください。
………ハイパークロックアップ!(時を越える)
よし、終了。
いや、正確にはただ私の語りを一旦停止しただけですがね?
でもまぁ、ちょっと私のプライド的に語りを止めるのって嫌いなんですよ。だからギリギリ【自主規制】を掛ける必要のない部分なら語っちゃいます。
それが例え目の前でハイライトの無い目で提督を見つめ、妖しく微笑む響さんであっても。
というかどっからどう見ても響さんのアレな本の表紙ににありがちな状態になってゲフンゲフン(詳しくは描写しません。ご想像にお任せします)。
まぁ、つまるところ今の状況だけパパッと説明しちゃうと、提督が響さんに○られて膝の上にあられもない姿の響さんを乗せて寝ていて、その響さんがいかにも悪いことを考えていそうな怪しい微笑みを浮かべているって事です。
一言で言うと………響さんマジプロの手際過ぎぃ!って事です。
いやー、どこでこんな知識覚えたんでしょうね?
一応私も基本的な部分であれば知り合いに聞かされた事があって知ってますが、響さんはどこでその方法を知ったやら。
知り合いの方もちょっとお偉方の方からこっそり入手してきたとか言う方法ですけど………なんなのでしょうね?
まぁ、とりあえず私はちょっとだけ語りを止めますかね。
現在提督さんは目の前で寝てますし、響さんも満足気に悪人な微笑みを浮かべてます。
そんな状況を延々と語ってもキリは無いですから。
さぁ、それでは皆さんごいっしょに。
暗!転!(舞台風)
そして再び舞台は鎮守府へ。
二人は鎮守府内でも割と無駄に広い食堂に居ました。
まぁ、今はサマータイム換算で20時くらいですからね。
確か提督は響さんが居ない間あまり食べていなかったですし、さぞ美味しいでしょうね。
私ご飯食べられないですけど。というか人間の一口で一人前分になるんですから、ほとんど要らないんです。しかも妖精の体って無駄に燃費が良くて、その気になれば30日くらいぶっ続けで作業出来るんですよ。
凄いでしょう?まぁ、それが活かされた時は一切無いですけど。響さんって九割九部九輪で無傷ですし。
いやー、それにしても話は変わりますが響さんは凄いですよね。
水鬼(敵の中でもトップクラスに強い)を数体相手に一人で圧勝しますし。
その上料理も出来るんですよ。ここで妖精の分まで(五、六人分ですが)用意してくれる辺り根はいい人なんでしょうね。提督が絡むとキチガイ染みてると言うしか無いですが。
しかも提督の料理だけ何か混ぜられてる形跡が(妖精は仕事上かなり高感度のセンサー的な物が目に備わっています)ありますし。
いやー、もうなんというかアレですね。色々献身的ですねぇ。アハハ。
確か前回混入させた薬はちょっと体が火照る物でしたが、今回はどうやらちょっと効果が3日くらい続く筋弛緩薬。
何でしたっけ、響さんの不在の間に ……そう、士官学校の同期の女性が来てましたが、もしかしてそれを嗅ぎ付けたんですかね?
流石は響さん、艦娘とかその辺色々超越しちゃってますよ。
でも私としてはちょっと世間話しただけで筋弛緩薬って、ちょっと容赦無さすぎじゃ………ってジロジロ見ないでください命の危機を感じちゃうでしょう。
「じゃあ、消えて?」
あっはいそうですねー。
私はどうせお邪魔虫ですし、退散するとしましょうか。ドロンさせていただきますよ。
この先どうなってもしりませんからね!
さ、さて、前書きで言った通り中途半端に終わったしいつもと様子が違う今回の話………察しの良い人が見れば一目瞭然だが、続くのだ。
誰がなんと言おうと続く。というか続き含めて響編なんだよぉ!
ちなみに作者が艦これで一番好きな艦は雷です。ダメ人間にされたいです。