前回のあらすじ:三笠現る。
人里の人達は大いに喜んだ。そう人里で最も頼りになる勢力が参戦したからだ。
自警団A「命蓮寺の連中だ!」
友好派A「やった!!これで勝てる!!」
三笠は顔を変えず、聖に質問をした。
三笠「あなたは妖怪寺の住職ですね。あなたは何故人間を助けるんですか?」
聖「私はこの幻想郷を愛しています。この世界は人間や妖怪と共存する世界です。そして、全てを受け入れる世界です。なら、人間と妖怪が友好できる事だってできます。」
人里の住民や妹紅達はうんうんと頷いた。
三笠「どうやら、ここも変わったようですね。現在の博麗の巫女がスペルカードルールを提唱してから、ここの人里は変わっている。」
聖「そうです。だから・・・」
三笠「ですが、敵対派はどうなるんですか?」
聖・妹紅・友好派・自警団「・・・・・!!」
三笠「敵対派はスペルカードルールが導入されてから、どんどんと縮小されていきました。理由は簡単です。時代に背いてるからです。」
三笠は次々と敵対派の事を語った。
三笠「中には妖怪に家族が殺され、その一族が敵対心を持ち、一族総出で敵対派になった例もあります。それが私の一族です。」
妹紅「何が言いたいの?」
三笠「私はこう言いたいのです。世の中には正義と悪が居ることを!!」
妹紅「それが何だというんだ!!お前らの自分勝手な発想だろ!!」
三笠「それならこれですよ。今まさに人里と我ら”敵対派”は幻想郷で対立しています。あなた達が正義なら、私達は悪でしょう。しかし、私らから見たら、私達が正義で、あなた達が正義でしょう。それがこの結果です。」
確かに誰もがそう思える。世の中には理想だけで正義と悪が存在する。この幻想郷でもそうだ。この世界は妖怪やここの人間達が長年築き上げた世界。中には理想のせいで争いが起こったこともあった。今起きてるのもこの結果なのだ。
???「そうだな。だが、それはお前たちが受け入れなかっただけだ!!」
すると、ロケットランチャーを担いだ男が現れた。服装はハッピを着ており、背中には霧雨商店と書かれていた。
三笠「何しに来たんですか?霧雨鉄奈。」
自警団全員「霧雨の親父さん!!」
そう現れたのは、魔理沙と豊麗の父親だった。
鉄奈「何、祭りが始まるから、ここに来た。何やら騒がしいからな。」
すると、そこに慧音が来た。
慧音「妹紅遅くなって済まなかった。追加の弾薬を持ってきた。」
妹紅「慧音!!何で霧雨さんをここに連れてきたの!!」
慧音「すまない。だが、天乱隊と言ったら、私も戦うて言いだしたんだよ。」
妹紅「えっ・・・?」
すると、霧雨の親父さんは三笠に質問をした。
鉄奈「単刀直入に言おう。家のバカ息子とバカ娘は、どこに居る。」
次回に続く