東方鳳凰屋   作:土方

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相殺作戦 ~その1~

前回のあらすじ:天乱隊&魔界団の攻撃が始まる。

 

鳳凰は聖に頼んで全員を命連寺の境内前に集めさせた。それはある作戦をみんなに打ち明けるからだ。

 

鳳凰「みんな集まったな。」

小林「怪我は大丈夫?」

鳳凰「そんなもん心配すんな。ほれ、この通・・・ギャアアアアア!!刺された傷が開いた!!!」

トール「全然大丈夫じゃないじゃないですか。それで本当に大丈夫なんですか?」

鳳凰「大丈夫だ。問題ない。」

小傘「もう、それはフラグしか聞こえないわ・・・。」

 

そして、鳳凰は作戦の事を説明した。

 

鳳凰「俺が考えた作戦はトール達のブレスで、ルミアの能力で強化された魔理沙のマスタースパークを相殺する作戦だ。」

小林「相殺?それはどういうこと?」

鳳凰「要するに強い技同士ぶつかり合えば弾ける。という説明はどうだろうか。」

エルマ「つまり私達のブレスであの魔法使いの技を打ち消せばいいんだな?」

鳳凰「まぁ、そういうこと。」

美鈴「でも、あの魔理沙が簡単に放つと思いますか?彼女なら絶対に同意はしませんよ。」

鳳凰「確かにそうだが、もし誰かが人質にされてたらどうなる?」

アリス「え?それってどういうこと?」

霊夢「それは私から説明するわ?」

 

すると、境内から霊夢が出てきた。

 

霊夢「これは紫からの情報なんだけど、霖之助さんがここ最近になって行方不明状態なの。」

アリス「え?霖之助さんが!?」

幽香「そうね。彼はここ最近見なかったわ。今日行ったら居なかったし。」

鳳凰「そこでおれの考えた予想は霖之助が天乱隊に捕まったと考えた。もし大事な人が捕まったら、魔理沙はどうする。」

ファフニール「簡単に命令に従うな。」

トール「ファフニールさん!!そんな事を!!」

ファフニール「実際はそうだろう。もし、小林が人質になったらトールはどうする。」

トール「もちろん小林さんを助けて、敵を皆殺しにします。」

小林・グレン「おい。」

鳳凰「まぁ、そういうことだ。」

 

すると、龍神が疑問に思いながら鳳凰に話しかけた。

 

龍神「しかし、ドラゴンのブレスで足りるか?ブレスに加えて何かデカい技を放った方が良いのでは?」

鳳凰「確かにそうだな。」

グレン「だったら、俺もやるよ。俺にはブレスは出来ないが、ドデカい魔術技を持っているんだ。」

鳳凰「それはありがたいな。グレンの技は結構使えるからな。」

 

グレンはシスティーナとルミアとリィエルの方を向いてどや顔した。システィーナとルミアはあきれ顔で、リィエルはキョトンとしてた。

 

幽香「なら、私も参加するわ。」

鳳凰「幽香・・・。」

幽香「天乱隊には私も困っていたところなの、あいつら私の向日葵を何本も引っこ抜いて盗んでいたんだから。」

メディスン「えっ!?そんなことを!?」

グレン「え?何でそんなことで驚くんだ?」

こころ「彼女は花に虐めたり、踏んだりしたら殺されるのよ。」

グレン「・・・・・。(俺がこの前に学院の花畑を荒らしたことは黙っとこ)」

鳳凰「お前が居るんならありがたいな。」

ルコア「そしたら、どこでブレスを使うの?ここじゃ、人間達が怯えるよ?」

鳳凰「そこは心配はいらない。俺がおすすめの場所に案内してやろう。」

ルミア「それはどこなんですか?」

鳳凰「妖怪の山だ。」

 

こうして、鳳凰達と小林達とグレン達は妖怪の山へと向かった。

 

                                次回に続く

 


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