東方鳳凰屋   作:土方

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こころとメディスンの珍道中&鳳凰の悪い夢

前回のあらすじ:ルミア救出。

 

こころとメディスンはルミアを連れて、戦艦からの脱出することにした。来た道を辿り、出口に向かう事にした。

 

こころ「この道を真っすぐに進めば出口よ。」

メディスン「早く、早く!!」

ルミア「うん!!」

 

すると、うっすらと光が見えてきた。

 

メディスン「やった。出口だ!!」

こころ「やっと脱出・・・え!?」

 

しかし、希望が絶望に変わった。戦艦の外から出たら、天乱隊の隊員がたくさん居た。しかも、全員が銃を構えてた。

 

???「豊麗様の言った通りだ。ここで待ち構えてたら、必ずここに現れるて。」

こころ「だれ!!」

 

すると、戦艦の上から人が降りてきた。姿はセーラー服を着た女の人。だけど、頭の上に兎の耳があった。

 

蓮「初めまして。私は元玉兎の蓮よ。訳あって今は天乱隊の幹部をしているのよ。」

こころ「玉兎?・・・ちょっと待って!?天乱隊て妖怪敵対派の勢力じゃないの!?何で、妖怪まで居るの!?」

蓮「妖怪敵対派?あらら、幻想郷ではこう呼ばれているのね。だけど、実際は違うの。天乱隊はあらゆる異世界を破壊するための組織なのよ。」

ルミア「えっ・・・!!そんな・・・!!」

メディスン「つまりあなた達は幻想郷の敵?」

蓮「そういうこと。まぁ、あなた達は口止めとして殺すけど!!」

こころ「じゃあ、ここに居る人間は・・・!!」

蓮「そう。彼らは自らの意志でここに入ったのよ。豊麗様の為にね。」

こころ「・・・・・!!」

蓮「あら、やる気みたいね。じゃあ、ここでぶち殺・・・あれ?」

こころ・メディスン・ルミア「ん?」

 

すると、こころとメディスンとルミアの足元に違和感があった。下には地面が無く、代わりにスキマがあった。

 

こころ「ねぇ、メディスンこれって・・・」

メディスン「うん。間違いなくそうだね。」

ルミア「え?何がです・・・?」

 

そして、3人共スキマに落ちて行った。

 

こころ・メディスン・ルミア「うわああああああ!!」

 

この光景を見ていた。蓮は・・・

 

蓮「あれは八雲のスキマ!?」

 「・・・・・!!」

 「全員に通達!!今すぐに戦艦に戻れ!!」

天乱隊の隊員全員「はっ!!」{敬礼}

蓮「あの女・・・!!とうとう動いたのね・・・!!」

 

そうこれが幻想郷で激しい異変になることを誰も予想しなかったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~鳳凰の夢の中~

 

鳳凰は夢の中に居た。レクスターに刺され、気を失って居たからである。

 

鳳凰「あれ、ここは・・・」

豊麗「よう、気が付いたかい?」

鳳凰「・・・・・!!」

  「お前は・・・!!」

 

鳳凰の目の前に現れたのは、豊麗だった。そして、豊麗は笑いながら鳳凰に向かって、刀を突き刺した。

 

鳳凰「ガハっ・・・!!」

豊麗「お前の求めている理想と俺が求めている理想は違う。お前の理想は何も守れない。」

鳳凰「違う!俺は・・・」

 

 

 

 

 

 

 

~命連寺の寝室~

 

鳳凰が目を覚ますと、命連寺の寝室に居た。

 

鳳凰「ん?ここは・・・」

聖「目が覚めましたか。鳳凰さん。」

鳳凰「聖か。ここは・・・?」

聖「命連寺の寝室です。貴方は気絶してここで寝ていたんですよ。」

鳳凰「そうか。うぐ・・・!!」

聖「ダメですよ。まだ、怪我があるんですから・・・。」

鳳凰「そうだったな。皆は?」

聖「お連れの方たちなら、隣の部屋に居ますよ。呼んできますか?」

鳳凰「いや、いいよ。それよりも状況を説明してくれるかい?」

???「なら、私が説明するわ。」

 

寝室のドアがゆっくりと開いた。

 

鳳凰「お前は霊夢!!」

霊夢「数日ぶりね。鳳凰。」

 

鳳凰の前に現れたのは霊夢だった。

 

                                 次回に続く


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