前回のあらすじ:鳳凰、女性の下着を取る。←誤解するようなことを言うな!!(鳳凰)
鳳凰とエルマとカンナと翔太と小傘とシスティーナ達が騒いでいると、命連寺の門の方から声が聞こえた。
???「すいません。誰か居ますか?」
小傘「鳳凰。呼んでるみたいだよ。」
鳳凰「きっと寺の連中が・・・、そうだ。聖から聞いた話だと聖以外の寺の連中は出払ってたんだっけ。」
エルマ「どうするのだ。鳳凰。」
鳳凰「仕方ねぇ。俺が出るわ。」
鳳凰は門の所に行ってみた。門の所に居たのは妹紅だった。
妹紅「やっぱり慧音言った通りここに居たのか。鳳凰。ずいぶんと探したわよ。」
鳳凰「あれ?妹紅さんじゃないですか。どうしたんですか?」
妹紅「どうしたのこうもないわよ。アナタに頼みたい事あるの。」
鳳凰「頼み事?それは何ですか?」
妹紅「ほら最近、巨大妖怪カエルが多いじゃない。」
鳳凰「あぁ、もう冬眠から目が覚める時期でしたね。まさか、討伐して欲しいていう事なんですか?」
妹紅「そうよ。去年より多くなったから、人手が足りないの。そこで私と一緒に巨大妖怪カエル5匹を討伐して欲しいの。」
鳳凰「いいですけど、今は異変の調査中なんで・・・」
妹紅「大丈夫。それも一緒にやるから、慧音から聞いたし。」
鳳凰「なら大丈夫ですね。そしたら・・・」
鳳凰は後ろを見た。
鳳凰「お前らさ。カエルと戦うことになるけど、大丈夫?」
カンナ「大丈夫。巨大カエルでも食べるから。」
鳳凰「いや、合ってるけど使う言葉を選んで。」
エルマ「任せておけ。巨大カエルでも私が居れば百人力だ。」
小傘「わちきも大丈夫。」
翔太「僕はいいです。ここで勉強してます。」
鳳凰「カンナとエルマは良いとして。残るは・・・」
鳳凰はシスティーナ達の方を向いた。
鳳凰「君たちは?」
システィーナ「私は平気です。ここの魔物がどんな奴なのか知りたいですし。」
ルミア「私も大丈夫です。」
リィエル「敵なら切る。」
鳳凰「大丈夫だな。妹紅さん!大丈夫です!」
妹紅「じゃあ、早速行きましょう。」
鳳凰とエルマとカンナと小傘とシスティーナ達は妹紅と一緒に巨大妖怪カエルの退治に向かった。ちなみに翔太は残って小林達とグレンにさっきの事を話した。
~人里近くの平原~
鳳凰達が来てみた所、カエルがうじゃうじゃ居た。
鳳凰「やっぱり今年は多いな。」
妹紅「今年は自警団も対応に追われててね。処理に困ってるんだ。だから、里の掲示板やあんたの所にも来るのよ。」
鳳凰「そういえば、去年は小傘達が捕食されて、カエルの粘液まみれだったな。」
小傘「あの時は生臭かったよ。」
ルミア「えっ!?大丈夫だったんですか!?」
鳳凰「その後、助けたけどね。」
システィーナ「うう・・・、食べられないようにしなくちゃ・・・」
鳳凰「じゃあ、早速狩るか。リィエル!行け!!」
リィエル「わかった。《万象に希う・我が腕手に・剛毅なる刃を》」
リィエルは得意な呪文を使い、いつもの剣を錬金術で生み出した。
妹紅「これが慧音が言っていた魔術師の力か。凄い力ね。」
鳳凰「リィエル。カエル1匹討伐して来い。」
リィエル「やああああああああ!!」
リィエルはカエルに突撃したが・・・
カエル「ゲコ!!」バク
リィエルはカエルに食われた。
ルミア「キャアアアアア!!リィエル!!」
システィーナ「ちょっと!リィエルが食われてんじゃないの!!」
エルマ「まさか知ってて突撃させたわじゃないよな。」
鳳凰「大丈夫だ。リィエルはあれに食われても平気だ。」
システィーナ・ルミア「へ?」
すると、リィエルはカエルの腹の中から切って出てきた。ちなみにリィエルの体はヌルヌル状態だ。
リィエル「本当だ。生臭い。」
鳳凰「ほらな。」
システィーナ「そういえば宮廷魔導士だったね。」
ルミア「あはは・・・」
すると、鳳凰はシスティーナ達の後ろに殺気を感じた。
鳳凰「お前ら!後ろだ!」
システィーナ・ルミア・カンナ・小傘「え?」
カエル4匹「ゲコ!!」バク
システィーナとルミアとカンナと小傘はカエル4匹に食われた。
鳳凰「やべぇ!!小傘とカンナとシスティーナとルミアが食われた。」
妹紅「こうなったら一体ずつ倒すわよ。」
エルマ「その方が良いな!早く助けるぞ!!」
リィエル「システィーナとルミアを助ける。」
鳳凰と妹紅とエルマとリィエルは食われた4人を助けに行った。
鳳凰「うおおおおお!!助けるぞおおおおお!!」
その後、無事に依頼は達成したが、助けた4人はカエルの粘液でヌルヌル状態だった。
次回に続く