前回のあらすじ:レミリア「咲夜!入浴中の看板は付けなさい!」咲夜「申し訳ありません!!」
鳳凰と華扇と小林・トール達とグレン達は紅魔館の大広間(主にパーティする場所)に居た。もちろん、そこには紅魔館のメンバーがいる。今から、さっきの襲撃とグレン達の話を聞くためだ。
鳳凰「なぁ?謝ってるんだから許してくれよ・・・」
グレン「そうだぞ。いくら何でもあれは事故だろ。」
システィーナ「いくら事故だからて、女の裸を見たのは許さないわよ!」
ルミア「まぁまぁ・・・、許してあげようよ。システィ。わざとじゃないんだから。」
リィエル「私も許す・・・。」
トール「システィーナさん。裸見られたくらいで大げさすぎますよ。私なら小林さんに見られてもいいですが・・・!」
カンナ「大げさすぎる。」
システィーナ「いや!大げさじゃないですよ!減るんですよ!何かが!!」
小林「システィーナちゃん。トールやカンナちゃんはドラゴンだから、人間とは違う見方があるから。」
鳳凰とグレンはさっきのお風呂の件でシスティーナに謝ってる。だが、二人はまったく反省はしていない。むしろラッキースケベだ。他の連中は「災難だな・・」という顔をしていた。咲夜にいたては「ごめんなさい」という顔だった。
レミリア「とりあえず、さっきの襲撃について話をしましょう。魔理沙。何であなたが”天乱隊”に追われていたの?」
魔理沙「それは・・・」
鳳凰「魔理沙を人質にし、霊夢や紫に邪魔されないようにするためか?」
魔理沙「・・・・・!!」
パチュリー「どうやら図星のようね。」
咲夜「でも、どうして魔理沙なの?人質にするなら人里の有力な人物が妥当なのに?」
鳳凰「お前らも知っているだろう。魔理沙は人里の有名な商店「霧雨商店」の親父さんの娘だ。おまけに魔理沙は霊夢や紫とも縁が深い。なら人質には最適だろう。」
小林「え!?魔理沙ちゃんてお嬢様だったの!!」
魔理沙「・・・今は勘当の身だけどな。」
ルミア「え?何で勘当しているの?」
魔理沙「それは・・・」
鳳凰「こいつは魔法使いになるために、親と勘当している。こいつの親は反対したからな。」
翔太・ルミア「・・・・・!!」
翔太は驚いた。世の中には魔法使いになるために親と勘当した奴もいるのかと。翔太の親は魔法使いだが、魔理沙の親は魔法を使えない。だから、反対したのだと頭の中で察した。ルミアは親の事情でフィーベル家に居る為、魔理沙の気持ちはちょっとは分かる。
魔理沙「そんな目で見るな。これは私が選んだ道なんだからな。」
レミリア「じゃあ、彼らの目的は何なの?魔理沙を人質にし何を?」
鳳凰「それはこいつらから聞いた。小林さん達が風呂を入ってる間に、グレンと俺で天乱隊の隊員からいくつか聞いた。」
鳳凰がチラ見したさきにはぐるぐる巻きの天乱隊の隊員達が居た。
トール「目的は一体何ですか?」
鳳凰「こいつらが言うには、前回の異変の機械兵器を復活し、幻想郷のあらゆる勢力を排除し、天乱隊が幻想郷を統一する為だそうだ。」
エルマ「何だと!?それは本当か!!」
システィーナ「あの?何でそんなに驚くんですか?」
アリス「あなた達は来たばかりだから知らないとは思うけど、この幻想郷は妖怪と人間、そしてあらゆる種族が暮らす世界。もし、天乱隊が統一したら、妖怪達の存在が無くなるのよ。」
ルミア「そんな・・・!」
鳳凰「それだけじゃない。あいつは最近になってから外の世界の人間を雇ったらしい。しかもその人間は地獄商事という会社に所属していそうだ。」
小林・滝谷(まさか・・・。)
ファフニール「あいつという事は、ボスの名前を知っているのか?」
鳳凰「知っているにも何も、かつての俺と同じ鬼の四天王の弟子だった。あいつは独自で魔法の勉強していた。そいつの名は”霧雨豊麗”!!魔理沙の兄だ!!」
大広間に居る全員「・・・・・!!」
誰もが驚いた。あの魔理沙に兄が居たのだ。
レミリア「魔理沙。あなた、兄が居たの!?」
魔理沙「あいつも勘当をしている。勘当をするときに親父の左足を刀で切ったからな。」
グレン「おい!マジか!」
鳳凰「あいつは性格はいかれてた。天狗の首を木に刺したり、罪もない天狗の子供を普通に殺す奴だった。」
その時、場の空気が冷え込んだ。魔理沙の兄は外道な奴だったからだ。システィーナやルミアは吐きそうになった。
鳳凰「なぁ、グレン。話してくれないか何でお前らがここに来たのかを。」
グレン「仕方ねえ。話すか。」
グレン達はなぜこの世界に来たのかを彼らに話した。なんでもセリカの友人がこの世界に住んでいるからだ。その友人の頼みでここに来たという。まぁ、強制的に来たけど。
鳳凰「その友人の世界”幻想郷”を救ってくれの依頼でここに来たのか。友人となると紫しかいないな。」
グレン「紫?」
鳳凰「ここの幻想郷の賢者だ。まぁ、この世界を作った賢者といえばいいかな。」
グレン「セリカの奴・・・!そんな大物と友人だったのか!」
ルミア「でもどうして知っていたんですか。」
鳳凰「よく紫がセリカていう人物の話をするんだ。それで知っていた。だが、さっきの話とグレンの話が妥当した。」
グレン「つまり天乱隊が騒動を起こすていうことか?」
鳳凰「そうだ。恐らくグレンが言っていた話は本当のようだな。」
トール「となると、彼らは異変を起こすつもりですか!!」
鳳凰「そうなるだろうな。」
誰もがシーンとなった。それもそのはずだ。これから天乱隊は幻想郷に混乱を起こす異変をやるつもりだからだ。
システィーナ「これからどうするんですか?」
鳳凰「明日。人里に行く。この事を命連寺勢力や神霊廟勢力に慧音や妹紅に伝え、協力してもらう。」
レミリア「だったら私達も協力するわ。美鈴、鳳凰達と一緒に行きなさい。そして、彼らを守りなさい。」
美鈴「かしこまりました。お嬢様。」
グレン「いいのか?協力してもらって。」
レミリア「当たり前よ。家の住民をこんな目にあわして黙ってみるのも嫌でね。」
鳳凰「グレン。お前も協力してくれるか。」
グレン「当たり前だ。その為にこの世界に来たんだ。」
システィーナ「私も協力します!」
ルミア「私達もこの世界を守りたいです!」
リィエル「・・・私も!」
グレン「お前ら・・・。」
鳳凰「お前は良い生徒を持ったな。」
グレン「そうだな。」
グレン達はの決意は揺るぎはなかった。
鳳凰「小林さん。ゴメン。こんなことになっちゃて。」
小林「良いよ。それに私達もこの世界を守りたいと思ってね。」
小林はトール達を見た。
トール「この世界は人間と妖怪が共存する世界です。その天乱隊を倒しましょう。」
カンナ「絶対倒す。」
ルコア「僕もだね。この世界は龍神が作った世界でもあるんだし。」
ファフニール「俺はこんな世界どうでもいいが、天乱隊が気に食わん。」
エルマ「秩序を乱す奴らをなら倒すべきだ。」
滝谷「何か流れ的に賛成しなきゃだめだね。」
翔太「僕は怖いけど・・・でも、天乱隊を何とかしたい。」
小林「ほらこの通り。」
鳳凰「本当はお前らの護衛の依頼なんだが・・・。」
小林「良いの。私もこの世界は良い世界だと思う。人間と妖怪が共存する世界。そんな世界があってもいいかなって。だから守りたいて思ったからだよ。」
鳳凰「ドラゴンと一緒に生活しているとそうなるのか?」
小林「そうだね。」
小林達の決意も揺るぎが無かった。
魔理沙「待ってくれ!!私も行く。兄貴をぶっ潰したい。」
アリス「もちろん!私も行くわ。天乱隊を放って置くわけにはいかない。」
華扇「もちろん私も行くわ。あいつらはこの世からつぶした方がいいわ。」
鳳凰「お前ら・・・」
魔理沙は自分の兄を倒すこと、アリスは魔理沙の友人。放っておくわけにはいかない。華扇はこの世界の事を守りたいと思っている。
鳳凰「よし!明日は人里に向かうぞ!」
鳳凰達と小林達とグレン達の次の目的地は人里になった。
次回に続く