東方鳳凰屋   作:土方

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どうも、土方です。次でこの番外編は最終回です。それではどうぞ。


タチコマの歌と復活

前回のあらすじ:タチコマがEMP兵器によりダウン。

 

 

小傘「ああっ・・・!!」

 

 

こころ「タチコマが・・・!!」

 

 

メディ「タチコマぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

鳳凰「こいしィィィィィ!!よくもぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

小傘「タチコマ!!聞こえてる!?何とか言って!!!返事をして!!!お願いだから!!!」

 

 

鳳凰は次元の力でタチコマを調べた。

 

 

鳳凰「駄目だ!!ショートしている!!!」

 

 

メディ「タチコマ・・・!!タチコマ・・・!!!」

 

 

こいし「ははっ・・・。ははははっ・・・。」

 

 

こいしは喜んで笑った。

 

 

こころ「貴方は・・・!!」

 

 

鳳凰「こいしィィィィ・・・!!」

 

 

鳳凰は鬼みたいに怒り、こころは目が紅くなって怒った。そして、鳳凰は次元刀、こころは薙刀を抜いた。

 

 

こいし「これで後は私が死ぬだけ・・・。アレ・・・?何で涙が・・・?」

 

 

こころ「たああああああ!!!」

 

 

こころはこいしの戦車に攻撃したが・・・

 

 

こいし「無駄だよ・・・。お前の刃でこの戦車は切り裂けない・・・。」

 

 

鳳凰「なら、私の次元刀の刃はどうだぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

鳳凰も攻撃したが、こいしは避けた。

 

 

こいし「アナタの刀の刃は賢者並みの力だから、避けるわ。強力すぎるからね・・・。」

 

 

こころ「お前は!!お前はァァァァァ!!!」

 

 

こころは薙刀を滅茶苦茶に振り回し、こいし攻撃した。

 

 

こいし「無駄だと言ってるでしょ!!!」

 

 

こいしは砲撃した。

 

 

こころ「ああっ!!!」

 

 

鳳凰「うわあああ!!!」

 

 

小傘「こころ!!!鳳凰!!!」

 

 

こころ「はぁ・・・はぁ・・・!!!貴様は・・・!!私が・・・!!」

 

 

鳳凰「こいしィィィ・・・!!」

 

 

こいし「良いわ!!私からタチコマを奪ったお前達も逝かせてあげる!!!」

 

 

番外編第8話「タチコマの歌と復活」

 

 

こころ「たああぁぁぁぁ!!!」

 

 

鳳凰「うおらあ。」

 

 

こいし「無駄だって、まだ分からないの!?」

 

 

こいしは戦車のマシンガンを撃ってきた。

 

 

こころ「・・・・・!!!喜符!!昂揚の神楽獅子!!!」

 

 

鳳凰「次符!!火炎次元!!!」

 

 

こいし「あはははっ!!!そんな火じゃ倒せないよ!!!」

 

 

メディ「これでも喰らえェェェェ!!!」

 

 

メディスンは毒ガスを放った。

 

 

鳳凰「やべぇ!!ガスマスクをかぶらなきゃ!!!」スチャ

 

 

こいし「その連携攻撃は知っているのよ!!!バラバラになっちゃえ!!!」

 

 

こいしは再び撃ってきた。

 

 

メディ「まだよ!!」

 

 

鳳凰「メディの言う通りだ!!」

 

 

こころ「接近さえすれば!!!」

 

 

鳳凰とこころとメディスンは戦車に近づこうとした。

 

 

こいし「私には近付けさせない!!!」

 

 

こいしは煙の弾薬を撃った。

 

 

こころ「煙!?」

 

 

メディ「前が・・・!!」

 

 

鳳凰「くそっ!!何も見えねぇ!!!」

 

 

こいし「あはははっ!!!無意識を無力化しても、これじゃあ何も見えないでしょ!?」

 

 

こいしは煙から撃ってきた。

 

 

こころ「くっ!!!」

 

 

メディ・鳳凰「・・・・・!!」

 

 

小傘「こころ!!メディ!!鳳凰!!」

 

 

メディ「小傘!!来ちゃ駄目!!」

 

 

こころ「貴方はタチコマを守って!!!」

 

 

鳳凰「お前が守らなければ誰がタチコマを守るんだ!!!」

 

 

小傘「でも・・・!!」

 

 

メディ「小傘、タチコマを頼んだよ・・・!!」

 

 

鳳凰「頼むぞ!!小傘!!!」

 

 

小傘「メディ・・・!!鳳凰・・・!!」

 

 

こいし「お喋りの暇は無いわよ!!!」

 

 

こいしは再び砲撃した。

 

 

鳳凰「・・・・・!!」

 

 

こころ「・・・・・!!」

 

 

メディ「・・・・・!!」

 

 

鳳凰達は避けた。

 

 

こころ「そこ!!!」

 

 

メディ「たあああああ!!!」

 

 

鳳凰「うりゃああああああ!!!」

 

 

こいし「どこを狙っている!?」

 

 

攻撃したが、こいしの戦車は避けながら攻撃してきた。

 

 

こころ「くそっ!!!」

 

 

メディ「もっと近づけば!!!」

 

 

こころ「メディスン!!!」

 

 

鳳凰「メディ!!!」

 

 

メディ「酸符!!アシッドブラスト!!!」

 

 

メディスンはスペルカードを宣言し攻撃をした。

 

 

こいし「無駄よ!!この戦車にそんな技は効かないわ!!!」

 

 

メディ「・・・・・!!!」

 

 

メディスンは戦車に近づいたが・・・

 

 

こいし「無駄だと言っているでしょ!!!」

 

 

こいしは再び撃ってきた。

 

 

メディ「うっ・・・!!」

 

 

こいし「煙幕の中でよく動く!!でも、私にはよ~く見えてるのよ!!!」

 

 

こいしは撃ちながら、砲撃してきた。そして・・・

 

 

メディ「ああっ!!!」

 

 

メディスンは砲撃に当たってしまった。

 

 

こころ「メディスン!!!」

 

 

鳳凰「メディィィィィィ!!!」

 

 

メディ「う・・・うぅ・・・。」

 

 

こいし「人形遊びはこれで終わりよ!!!」

 

 

こいしは戦車の左足でメディスンを踏みつぶそうとした。

 

 

鳳凰・こころ「止めろォォォォ!!!」

 

 

こころはメディスンを間一髪助け出し、鳳凰は力強く左足を掴み抑えた。

 

 

こいし「なっ・・・!!!」

 

 

鳳凰「おらぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

鳳凰は戦車の左足を投げて避けた。

 

 

こいし「こいつ・・・!!」

 

 

鳳凰「・・・・・!!」

 

 

メディ「こころ・・・。鳳凰・・・。」

 

 

こころ「メディスン!!しっかりして!!!」

 

 

鳳凰「おい!!しっかりしろ!!!」

 

 

こいし「よく間に合ったわね!!褒めてあげるわ!!!」

 

 

こころ「貴様・・・!!」

 

 

鳳凰「お前・・・!!よくも・・・!!」

 

 

こいし「あはははっ!!!次はお前ら二人の番よ!!!仮面女!!!鳳凰!!!」

 

 

鳳凰・こころ「貴様はァァァァ!!!」

 

 

鳳凰とこころは怒りで力をパワーアップした。

 

 

 

 

 

 

 

小傘「メディ!!しっかりして!!」

 

 

メディ「痛い・・・。痛いよ・・・。」

 

 

小傘「メディ・・・!!」

 

 

こころ「おおおおおおお!!!」

 

 

鳳凰「オラオラオラオラ!!!」

 

 

小傘は鳳凰とこころが戦車と戦ってる音がした。

 

 

小傘「こころ・・・!!鳳凰・・・!!」

 

 

小傘はタチコマの方に抱き着いた。

 

 

小傘「タチコマ・・・!!起きて・・・!!お願いだから・・・!!このままじゃ・・・!!このままじゃ、こころが・・・!!!鳳凰が・・・!!!死んじゃうよ・・・!!!」

 

 

 

 

 

 

一方、タチコマのポッドの中に居たさとりは・・・

 

 

さとり「・・・・・。うぅ・・・、私・・・。」

 

 

さとりは起きた。

 

 

さとり「・・・・・!?タチコマ!!タチコマ、聞こえる!?お願い!!返事をして・・・!!タチコマ・・・!!私の・・・!!私の所為で・・・!!うぅ・・・うぅぅ・・・!!!」

 

 

その時、戦いの音がした。

 

 

さとり「戦いの音・・・!!まだ外で戦っているの・・・!?」

 

 

さとり「・・・・・!!タチコマの中から出ないと・・・!!こいし・・・!!」

 

 

 

 

 

 

 

こころ「うおおおおおお!!!」

 

 

鳳凰「ぬおおおおおお!!!火炎次元!!!」

 

 

こいし「無駄無駄!!そんな炎じゃ私の戦車は倒せないよ!!!」

 

 

こころ「(怒り・・・!!悲しみ・・・!!憎しみ・・・!!恐れ・・・!!嫌悪・・・!!今まで、これ程までに私の中で負の感情が渦巻いた事はない・・・!!)炎よ!!我が身に纏え!!!」

 

 

こいし「何・・・!?」

 

 

こころ「モンキーポゼッション!!緋炎演舞!!!」

 

 

鳳凰「こっちも行くぜ!!大火炎次元!!!」

 

 

鳳凰とこころはスペルカードを宣言し、攻撃した。

 

 

鳳凰・こころ「貴様だけはァァァァァァ!!!!」

 

 

こいし「くっ!!この炎はマズい!!!」

 

 

こころ「怒りよ!!憎しみよ!!我が身に纏う炎に宿れ!!!」

 

 

鳳凰「次元の炎よもっと強くなれ!!大炎化!!!」

 

 

鳳凰・こころ「うおおおおお!!!」

 

 

炎はもっと強くなり、戦車から警告音がした。

 

 

こいし「警告音・・・!?限界温度に近づいている・・・!?」

 

 

こいしは再び撃ってきた。

 

 

こいし「このぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

こころ「・・・・・!!!」

 

 

鳳凰「・・・・・!!!」

 

 

だが、撃った弾は溶けた。

 

 

こいし「弾が当たらない!?まさか、弾が溶けているの!?」

 

 

こころ「炎よ!!我が刃に集え!!!」

 

 

鳳凰「光れ!!次元刀よ!!!」

 

 

こころ「仮面喪心舞!!暗黒能楽!!!」

 

 

鳳凰「次元斬・光」

 

 

鳳凰とこころはこいしの戦車に技を使った。

 

 

こいし「ああっ!!機体にダメージが!!!」

 

 

こころ「はぁ・・・はぁ・・・!!力が・・・!!もう・・・残って・・・!!」

 

 

鳳凰「くそ無駄に体力消費した!!!」

 

 

こいしの戦車は立ち上がった。

 

 

こいし「右腕の銃身が溶けて曲がった・・・!!よくも私の戦車を・・・!!」

 

 

こころ「まだ動けるの・・・!?」

 

 

鳳凰「おいおい!!冗談じゃねぇぞ!!!」

 

 

こころ(マズい・・・!!今ので力を使い切ってしまった・・・!!もう・・・体が動かない・・・!!)

 

 

こいし「ふふっ・・・!!力を全部使っちゃったみたいね・・・!!」

 

 

鳳凰「なっ・・・!!」

 

 

こころ「・・・・・!!」

 

 

こいし「じゃあ、最期はこの砲弾で仕留めてあげる!!!」

 

 

小傘「こころォォォォォ!!!」

 

 

こころ「小傘・・・。」

 

 

鳳凰「あいつ何しに。」

 

 

こいし「終わりよ!!!」

 

 

鳳凰「やばい!!こころ!!!」

 

 

鳳凰はこころに抱き着き守ろうとした。

 

 

小傘「(間に合わないの!?わちきに・・・!!今、わちきに出来る事は・・・!!)たああああああ!!!」

 

 

小傘は本体を投げた。本体が鳳凰とこいしを守った。

 

 

こころ「あっ・・・!!!」

 

 

鳳凰「なっ・・・!!!」

 

 

小傘「・・・・・。良かった・・・。」

 

 

小傘は倒れた。

 

 

鳳凰・こころ「小傘ぁぁぁぁ!!!」

 

 

小傘「・・・・・。」

 

 

こころ「しっかりして!!!小傘!!!」

 

 

鳳凰「しっかりするんだ!!!」

 

 

小傘「わちきは大丈夫・・・だから・・・。」

 

 

こころ「小傘!!!」

 

 

鳳凰「バカヤロー!!本体投げて大丈夫なわけねぇだろう!!!」

 

 

小傘「こころと鳳凰が・・無事で・・・良かった・・・。」

 

 

こころ「駄目よ・・・!!駄目よ、小傘・・・!!!」

 

 

鳳凰「おい、こころ!!きをしっかりしろ!!!」

 

 

小傘「・・・・・。」バタッ

 

 

こころ「いやぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

その時、こいしの戦車が移動してきた。

 

 

鳳凰「小傘を!!よくもォォォォォ!!!うおおおおお!!次元拳!!!」

 

 

鳳凰は攻撃しようとした。だが・・・

 

 

こいし「ふん!!」

 

 

こいしは戦車の足を使い攻撃した。

 

 

鳳凰「ぐわあああああ!!!」ボキ

 

 

鳳凰は地面に転がり落ち、刀を落とした。

 

 

鳳凰「くそっ・・・。右腕を骨折してしまった・・・。」

 

 

こいしはこころと小傘の所に向かった。

 

 

こいし「・・・・・。」

 

 

こころ「小傘・・・!!死なないで・・・!!お願い、死なないで・・・!!」

 

 

こいし「貴方も心が壊れちゃったのね・・・。その辛さは分かるわ・・・。じゃあ、私が楽にしてあげる・・・。」

 

 

こいしは撃とうとした。

 

 

鳳凰「止めろォォォォォォ!!!」

 

 

鳳凰は止めようとしただが・・・

 

 

さとり「止めなさい!!!」

 

 

こいし「・・・・・!?」

 

 

さとりが現れた。

 

 

こいし「お姉ちゃん・・・!!」

 

 

鳳凰「さとり・・・!!」

 

 

さとり「そこに貴方が居るのは分かっているわ・・・!!私に心を読まれる事を拒もうとも、今の私の力からは逃れられない・・・!!」

 

 

こいし「・・・・・!!」

 

 

さとり「こいし、何を恐れているの・・・!?私に心を読まれるのがそんなに怖い・・・!?」

 

 

こいし「お姉ちゃん!!そこを退いて!!退かなきゃ・・・!!」

 

 

さとり「私が退かなければ、この方達を殺せない!?だったら、私ごと撃てば良いでしょ!?貴方が憎んでいる、この私ごと!!!」

 

 

こいし「・・・・・!?」

 

 

鳳凰「何て覚悟だ・・・!!」

 

 

さとり(こいし、貴方の気が晴れるなら私は死んでも良い・・・!!さあ、撃ちなさい・・・!私が先に逝って、待っててあげるわ・・・!!もう一人にはさせないから・・・!!)

 

 

こいし「お姉ちゃん・・・!!違う・・・!!そうじゃない・・・!!私は・・・お姉ちゃんに・・・!!」

 

 

その時、鳳凰は妙な気を感じた。

 

 

鳳凰「妙な気を感じる・・・。これはタチコマの方からだ!!まさか・・・!!!」

 

 

そのまさかだった。タチコマの目が光り、タチコマが復活したのだ。

 

 

こいし「タチコマ・・・!?」

 

 

さとり「・・・・・!?」

 

 

鳳凰「そんなバカな!!普通はあれだけの電気を浴びればショートするのに・・・!?これは、奇跡と呼ぶしかないのか!!!」

 

 

タチコマ「そうか・・・!!僕は・・・!!!」

 

 

小傘「・・・・・。」

 

 

こころ「タチコマ・・・。」

 

 

メディ「タチ・・コマ・・・。」

 

 

鳳凰「タチコマ・・・。」

 

 

タチコマ「みんな・・・!!」

 

 

こいし「タチコマ・・・!!何で動けるの・・・!?貴方は私が・・・!!」

 

 

タチコマ「こいしちゃん!!僕は君を止める!!君を止める為に傷付いた友達の為に!!そして、僕の大切な友達である君の為にも!!!」

 

 

そして、タチコマの周りが光りだした。

 

 

さとり「タチコマ、貴方・・・!!」

 

 

タチコマ「・・・・・!!」

 

 

タチコマは戦車に再び接近し始めた。

 

 

こいし「く、来るな!!!」

 

 

こいしは再びEMP兵器を撃とうとしたが・・・

 

 

こいし「EMPグレネードを射出できない!?何で!?」

 

 

こいしは思い出した。そうあの時、メディスンはガスの力でEMP兵器を撃てなくしたのだ。

 

 

こいし「まさか・・・!!あの時、これを狙っていた・・・!?」

 

 

タチコマ「こいしちゃん!!!」

 

 

タチコマはこいしの戦車にマシンガン弾を撃った。

 

 

こいし「来るなぁぁぁぁ!!!」

 

 

こいしはタチコマに連続弾を撃った。

 

 

タチコマ「・・・・・!!」

 

 

さとり「こいし!!!」

 

 

さとりはタチコマを庇った。

 

 

こいし「お姉ちゃん!?」

 

 

さとり「タチコマ、撃ちなさい!!!」

 

 

タチコマ「・・・・・!!!」

 

 

タチコマはこいしの戦車の左アームに砲撃した。

 

 

こいし「ああっ!!!」

 

 

タチコマ「たあああああ!!!」

 

 

タチコマはこいしの戦車に乗った。

 

 

こいし「取り付かれた!?せ、戦車から降りろ!!!」

 

 

タチコマは戦車のハッチの鍵の所を撃った。

 

 

タチコマ「このぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

こいし「降りろ!!私に近づくな!!!」

 

 

こいしはタチコマを振り落とそうとした。

 

 

タチコマ「くっ!!照準が定まらない・・・!!」

 

 

一方、その頃、こころと鳳凰は・・・

 

 

こころ「タチコマ・・・。」

 

 

鳳凰「あいつ・・・。」

 

 

こころ「私も手伝わなきゃ・・・。でも、私の刃では・・・。」

 

 

その時、どこから声がした。

 

 

(怒りや憎しみを自らの内に秘めろ・・・。それを力に変えるんだ・・・。そうすれば、お前の刃は必ず届く・・・。)

 

 

こころ「今の声、この仮面から・・・!!」

 

 

そう、前にメディスンが作った銀さんの仮面からだった。

 

 

鳳凰「くそ、せめて足の方を切れば大人しくなるんだが・・・!!この右腕じゃあ・・・。」

 

 

その時、鳳凰の右腕から青い光が輝きだした。

 

 

鳳凰「これは、異界の修行場所から出る時に、団長からもらったミサンガ・・・!!それに右腕が治っていく・・・!!!」

 

 

その時、鳳凰は思い出した。

 

 

???(そのミサンガは俺の戦闘民族の血を染めて作ったミサンガだ。ピンチに時に発揮するから手首に付けて持ってろ。)

 

 

鳳凰「団長が作ったミサンガは宇宙最強の戦闘民族の血からできている。なら、手で戦車の足だって・・・!!!」

 

 

鳳凰は次元刀を腰の所に戻した。

 

 

小傘「ここ・・ろ・・・。鳳・・凰・・・。」

 

 

こころ「小傘・・・!!」

 

 

鳳凰「小傘・・・!!」

 

 

小傘「大丈夫・・だよ・・・。」

 

 

こころ「えぇ・・・!!!」

 

 

鳳凰「あぁ・・・!!!」

 

 

鳳凰とこころは戦車の足に攻撃する事にした。

 

 

鳳凰「こころ、同時攻撃だ。」

 

 

こころ「うん。友が鍛えたこの刃・・・!!私達の刃は必ず届く・・・!!!」

 

 

鳳凰「団長。力を貸してもらうぜ!!!」

 

 

こころは薙刀で、鳳凰は手で戦車の足を切る事にした。

 

 

鳳凰・こころ「切り裂けェェェェェェェェ!!!!」ズシャーン

 

 

二人の同時攻撃が命中し、こいしの戦車の足を切った!!!

 

 

こいし「脚部が全て切断された!?しかも鳳凰は手で!?そんな馬鹿な!!!」

 

 

こころ「言ったでしょ・・・!?俺達は・・・いえ、私達は負けないと・・・!!!」

 

 

鳳凰「今の私の右腕は鋼鉄でも切れる手だ!!今の私だって戦車を破壊できる!!!」

 

 

タチコマ「・・・・・!!永琳さん!!」

 

 

タチコマは戦車のハッチの入り口辺りにケーブルを繋いだ。そう、永琳と共にハッキングを開始するのだ。

 

 

こいし「ハッキングをしている・・・!!私の居場所が・・・!!」

 

 

こいしは戦車の砲撃でタチコマを破壊しようとした。

 

 

こいし「止めろォォォォォォ!!!」

 

 

タチコマ「くっ・・・!!」

 

 

にとり「タチコマ!!視覚センサーの視線をその位置で固定しろ!!」

 

 

タチコマ「にとりさん!?」

 

 

その時、戦車の砲撃する所を誰かがレーザーで破壊した。

 

 

幽香「私の誇りに懸けて、4度目は外さない・・・!!」

 

 

にとり「タチコマの視覚センサーを使った狙撃・・・!!上手く行った・・・!!」

 

 

レーザーを撃ったのは幽香だった。

 

 

こいし「ああっ・・・!!イヤ・・イヤ・・・!!」

 

 

さとり「こいしの戦車が見える・・・!!無意識の効果が消えたのね・・・!!」

 

 

その時、機械兵器が現れた。

 

 

さとり「機械兵器!?」

 

 

勇義「おらぁぁぁぁ!!!」

 

 

さとり「勇義さん!!」

 

 

鳳凰「師匠!!」

 

 

勇義と橙が来た。

 

 

橙「タチコマさん!!完了までの時間は!?」

 

 

タチコマ「3分・・・!!イヤ、この速度ならもう少しだ!!!」

 

 

橙「皆さん!!あと少しです!!!」

 

 

そして、全員来た。

 

 

幽香「待たせたわ!!援護する!!」

 

 

勇義「良し!!全部、蹴散らすぞ!!」

 

 

にとり「秘儀!!河童のウォーターカッター!!!」

 

 

アリス「シャンハイ!!オールレンジ攻撃!!!」

 

 

幽香「マスタースパークセイバー!!」

 

 

勇義「オラオラオラオラオラァァァ!!!」

 

 

にとり、アリス、幽香、勇義が機械兵器を次々に破壊していく。

 

 

さとり「・・・・・!!」

 

 

橙「皆さん、流石です・・・!!!」

 

 

タチコマ「完了だ・・・!!ハッキング成功・・・!!!」

 

 

そして、無事にハッキングが完了した。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、夜が明けてきた。

 

 

幽香「夜が明けたわね・・・。」

 

 

にとり「タチコマ、物理的なトラップは無さそうだ。ハッチを開けられるぞ。」

 

 

タチコマ「さとりさん、鳳凰さん、搭乗口ハッチを開けるよ。」

 

 

さとり「ええ・・・。」

 

 

鳳凰「わかった・・・。」

 

 

勇義「さとり・・・。鳳凰・・・。」

 

 

鳳凰はある決断した。

 

 

鳳凰「さとり。私はここに残る。」

 

 

さとり「えっ・・・?」

 

 

鳳凰「口で言ってもわかないんなら、行動で示す。それが私の説得だ!!」

 

 

さとり「・・・・・。」

 

 

鳳凰「その代わり、伝言頼んでくれないか。必ず私は地上と地底の関係を良くして見せる。それが私の説得だ!!!」

 

 

さとり「えぇ・・・。わかったわ。」

 

 

鳳凰はさとりに伝言を頼んだ。

 

 

さとり「皆さん、私は一人でこいしに会います。だから、皆さんは外で待っていて下さい。」

 

 

タチコマ「さとりさん・・・。」

 

 

さとり「みんながここまでやってくれた・・・。最後は私の番・・・。」

 

 

タチコマ「・・・・・。」

 

 

さとり「タチコマ、大丈夫よ・・・。次こそは私の気持ちをちゃんと伝えてみせる・・・。」

 

 

タチコマ「うん・・・。」

 

 

さとり「行くわ・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

さとりが、こいしの戦車の中に入った後、にとりが治療を行った。

 

 

にとり「大丈夫か?この薬を塗れば、少しは良くなる。」

 

 

小傘「あり・・がとう・・・。」

 

 

こころ「・・・・・。」

 

 

その時、何か聞こえた。

 

 

メディ「何か聞こえる・・・。」

 

 

こころ「これは・・・歌・・・?」

 

 

鳳凰「良い歌声だな・・・。」

 

 

橙「この歌、耳ではなく頭の中に響きます・・・。」

 

 

鳳凰「マジで!!」

 

 

勇義「一体、何なんだ・・・?」

 

 

アリス「幽香、これは・・・。」

 

 

幽香「この声・・・。貴方が歌っているの・・・?タチコマ・・・。」

 

 

そう、タチコマが歌を歌っているのだ。

 

 

鳳凰「タチコマの歌・・・。本当に良い歌だ・・・。」

 

 

こころ「鳳凰、本当によかったの?」

 

 

鳳凰「あぁ、これで良い。私は口で言うより行動で説得するからな。」

 

 

こころ「・・・・・。」

 

 

鳳凰「それに・・・。」

 

 

こころ「ん・・・?」

 

 

鳳凰「この歌を聞けば、必ず地上の妖怪や地底の妖怪や覚り妖怪の差別が無くなる自信と必ず関係が良くなる自信が溢れるからな。」

 

 

こころ「・・・・・。そうね。」

 

 

鳳凰はタチコマの歌を聞いて、必ず、地上と地底の関係を良くすることと差別を無くすことを誓ったのであった。そして、何でも屋”鳳凰”の依頼が完了した。

 

 

                              番外編第8話終わり

                              番外編第9話に続く 




~お知らせ~

次で東方鳳凰屋と東方思考戦車のクロスオーバーは最終回になります。

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