東方鳳凰屋   作:土方

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~8月6日お知らせ~

今日は体調不良の為、今週はお休みします。次回には再開するので、お楽しみに。


鳳凰とグレン

前回のあらすじ:無事に天乱隊の隊員を捕らえた。

 

鳳凰「よし!これで完璧だな。」

 

鳳凰達と小林達とグレン達は無事に魔理沙を救出し、天乱隊の隊員を全員捕らえ(全員亀甲縛り)そして、戦車とアームスーツを壊した。そして、現在は霧の湖にいる。

 

カンナ「コバヤシ。普通の縛り方と違うけど、あれは何?」

 

小林「あれは・・・その・・・。」

 

さすがに小林もあれは子供の前では言えない。だが・・・

 

トール「あれは亀甲縛りと言って、拷問するときに使うやつです。」

 

カンナ「オー。」

 

小林「ちょっと!トール!?」

 

トール「大丈夫ですよ小林さん。子供はそれで納得するんです。」

 

小林「・・・なら、いいか。」

 

小林はホッとした。

 

鳳凰「グレン。何でお前がここに居るんだ。俺とお前の住んでいる世界は違うぞ?」

 

グレン「それはこっちのセリフだ。お前こそ何でここに居るんだ。」

 

鳳凰「だって、この世界は俺の故郷だもん。」

 

グレン「はああああああああ!?お前の故郷!?」

 

鳳凰「あっ。そういえば言ってなかったな。」

 

グレン「・・・・・そういや俺が宮廷魔導士時代でも、あいつ変な魔術使ってたしな。それなら納得するか。」

 

鳳凰「質問に戻るが何でお前がここに居るんだ。」

 

グレン「セリカがよ。『私の友人が居る世界を救ってくれ』と言われたんだ。その後、セリカが転移魔術を使ってここに来たてわけだよ。」

 

鳳凰「なるほど、セリカさんがね。友人となると絶対あいつだな・・・。」

 

鳳凰とグレンと会話していると、システィーナが声を掛けてきた。

 

システィーナ「先生?この方は?」

 

グレン「こいつは鳳凰。元王室親衛隊であのゼロースと同じくらいの強さを持っている奴だ。まぁ、一年ぐらいしかいなかったけどな。」

 

リィエル「・・・私も知ってる。よく宮廷に赴いた時に見かけてる。」

 

グレンとリィエルの言葉に二人は驚いた。

 

システィーナ「ええええええ!!元王室親衛隊!!はっ!ということは・・・。」

 

システィーナはルミアの方をチラッと見た。そして、鳳凰はシスティーナの視線に気づき、ルミアの方に向かった。

 

ルミア「あ、あの・・・・・何ですか?」

 

鳳凰はルミアの顔を覗き込んだ。さすがのルミアも戸惑った。そして、鳳凰はあることの気付いた。

 

鳳凰「お前・・・まさか陛下の・・・。」

 

ルミア「あっ・・・、もしかして鳳凰君?」

 

鳳凰「あ・・・思い出した。確か今はルミア=ティンジェルだっけ。久しぶりだな。」

 

ルミア「あはは・・・。お久しぶりです。」

 

システィーナ「やっぱり・・・。」

 

グレン「まぁ、元王室親衛隊だからな。ルミアの素性も知ってるだろう。あいつが居た時はちょうどルミアが王室から追放されたしな。あいつが入隊して6か月後に。」

 

鳳凰「まぁ、俺もルミアとは宮廷でよく会ってたし。」

 

ルミア「久しぶりだね。鳳凰君。元気にしてたんだね。」

 

鳳凰「当たり前だ。まだ死ぬような体じゃねーし。」

 

ルミア「あはは・・・。そうだね。」

 

鳳凰「ということはあなたがシスティーナ=フィーベルさんですね。」

 

システィーナ「そうだけど・・・。」

 

鳳凰「ルミアの事ありがとうございます。」

 

システィーナ「・・・もしかして、ルミアの事を心配していたんですか?」

 

鳳凰「そうだね。居候先の人たちと仲良くやってるのか心配で・・・。」

 

システィーナ「もちろん仲良くしてますよ。私もルミアとは仲良しだし。」

 

ルミア「うふふ。そうだね。」

 

鳳凰「そうですか。よかった。」

 

そんな会話していると、グレンが鳳凰に声を掛けた。

 

グレン「ところでお前らは一体何していたんだ?」

 

鳳凰「ああ、それはだな・・・。」

 

~鳳凰説明中~

 

鳳凰「・・・というわけだ。」

 

グレン「・・・天乱隊か。お前もあいかわらずハードな人生を送ってるんだな。」

 

鳳凰「そうだな。」

 

グレン「ていかお前が王室親衛隊に居た頃と全然変わんないじゃないか。」

 

鳳凰「何か失うのが怖いんだよ。だから戦う。」

 

グレン「・・・お前はそうだったな。俺と共に任務を達成した後は、俺を担いで行ったよな。」

 

鳳凰「そういえばそんな事もあったな。」

 

鳳凰とグレンが会話しているとトールが声を掛けた。

 

トール「あのお二人とも、深い話するなら別の場所でしてくださいよ。」

 

鳳凰「そうだったな。じゃあ、紅魔館に戻るか。グレン。お前たちも来なよ。残りの話はあっちでする。」

 

グレン「へいへい。わかりましたよ。」

 

魔理沙「じゃあ、天乱隊の奴らも連れていくんだな。」

 

鳳凰「当たり前だ。こいつらには話したいことがあるからな。」

 

こうして、鳳凰達と小林達と魔理沙はグレン達と天乱隊の人達と一緒に紅魔館に戻った。

 

                                次回に続く


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