東方鳳凰屋   作:土方

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鳳凰の過去と次の行き先は紅魔館!!(ネタバレですね。)

前回のあらすじ:鳳凰の過去回想が始まる。

 

~鳳凰の過去回想~

 

ここは外の世界の山奥。そこである少年が修行をしていた。少年は幻想郷から来た人間である。小屋を作り、自炊して修行をしている。名は”鳳凰”。そう昔の鳳凰である。

 

鳳凰(少年)「121、122、123と。よしこれくらいでいいかな。」

 

鳳凰(少年)は現在、パンチの練習をしていた。自分の腕力を鍛えるためだ。

 

鳳凰(少年)「さて、そろそろ飯にするか。腹減ったし・・・ん?」

 

鳳凰は誰かが隠れてるのに気づいた。

 

鳳凰(少年)「おい!隠れてるのはわかっている!!出てこい!!」

 

すると、木の陰から男の人が出てきた。

 

翔太の父「おやおや、私の存在に気付くとはね。さすが鬼の四天王の弟子であり幻想郷の一部勢力妖怪の山の裏の指導者皇帝”鳳凰”だね。」

 

鳳凰(少年)「!?」

      「・・・何故、私の正体を知っている!!」

 

翔太の父「・・・八雲紫て言えばわかるかな。」

 

鳳凰(少年)「・・・・・。」

      「何だ。紫さんの知り合いか。」

 

翔太の父「私が勤めている会社は紫さんの”ボーダー商事”と関係が深いからね。だから、君の事はよく知っているんだ。」

 

鳳凰(少年)「紫が外の世界で会社を作っているていうのは本当だったんだな。それで私に何の用だ?」

 

翔太の父「紫さんがね。君の事がちょっと心配でね。私に様子を見に行って欲しいと頼まれたんだ。」

 

鳳凰(少年)「で木の影に隠れていたと。」

 

翔太の父「しかし、感がいいね。さすがは初代博麗の血族。」

 

鳳凰(少年)「その名はもう古いよ。俺の血族は博麗大結界を作った後に引退したんだから。」

 

翔太の父「それでも幻想郷を作った伝説の巫女の血族には変わりわないよ。」

 

グウ~~~。

 

鳳凰(少年)「あっ、そうだ。飯食うの忘れてた。あっ、もう火がないの忘れてた。」

 

翔太の父「なら、私が起こしてあげるよ。」

 

翔太の父は魔法で火を起こした。そして、たき火に火をつけた。

 

鳳凰(少年)「・・・お前魔法を使えるのか!!」

 

翔太の父「こうみえて魔法使いの家系でね。」

 

鳳凰(少年)「外の世界にも魔法使いがいるのか・・・。」

 

翔太の父「君の世界にも魔法使いがいるだろ。それと同じだよ。こっちじゃ慎ましく暮らしてるけどね。」

 

鳳凰(少年)「・・・あのさ、覚えたい魔法技があるんだけど、コツを教えてくれないか。」

 

翔太の父「いいよ。どんな技かね?」

 

鳳凰(少年)「こういう技なんだけど・・・」

 

~過去回想終わり~

 

鳳凰「・・・で2か月間、その魔法技を教えてくれたんだ。」

 

翔太「僕のお父さんが鳳凰さんに魔法を教えてたなんて、知らなかった。」

 

鳳凰「あれ?聞いてないの?」

 

翔太「僕のお父さんそういうのは話さないから。でその魔法はどういう物なの?」

 

鳳凰「ふふふ。その魔法技の名は”マスター次元砲”!!マスタースパークの強化版だ。」

 

翔太「その技はどういう技なの?」

 

鳳凰「まぁ、見てろ。次符!!マスター次元砲!!」

 

鳳凰は手を上にかざしその技を放った。魔理沙マスパとは違い、青い色で電気を放ってた。

 

鳳凰「どうだ。すごいだろ!!」

 

翔太「凄い!!」

 

鳳凰「まあね。そういえば君も魔法使いだろ。」

 

翔太「うん。でも、僕はまだ半人前だよ。それにルコアが来てから、僕はまだまだだなと思うようになっちゃて。」

 

鳳凰「そういえば翔太くんとルコアさんてどういう関係なの?」

 

カンナ「ルコア様は現在、翔太の使い魔。」

 

鳳凰「そうなんだ。あんな痴女体質のお姉さんドラゴンが翔太の使い魔なのか。あぁ、妬ましい。」

 

翔太「そんな怖い顔で見ないでくれる。これでも僕が今悩んでることなんだ。」

 

鳳凰「・・・翔太くん。この世界にも魔法使いが居るんだよ。」

 

翔太「・・・・・!!」

  「本当なの!!」

 

鳳凰「あぁ、紅魔館ていう所に魔法使いが居るんだ。」

 

翔太「凄い!!この世界にも魔法使いが存在しているなんて。」

 

鳳凰「なんなら明日会いに行くか。どうせどこ行くか決まってないだろう。」

 

翔太・カンナ「うん。」

 

鳳凰「なら、決まりだな。じゃあ、早速小林さん達にこの事話すと。まぁ、あっちも行くところは決まってないだろうし。」

 

翔太「ありがとう鳳凰さん。」

 

鳳凰「じゃあ、早速居間に戻るか。」

 

鳳凰と翔太とカンナは屋敷の居間に戻る事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~華扇の屋敷の居間~

 

その頃、小林は酔いが冷めた。

 

小林「ごめん・・・。さっきは言い過ぎた・・・。」

 

小町「うぅ・・・。」

 

トール「あなたそれでも死神ですか・・・。こんなに心がもろいなんて。」

 

小町「アタイだってこんなに言われたら傷つくよ!!」

 

すると、鳳凰と翔太とカンナが戻ってきた。

 

ルコア「翔太君お帰りー。」

 

ルコアは翔太を抱きしめた。

 

翔太「やめれー。」

 

鳳凰「ちィ。」

 

カンナ「コバヤシ、トール様話があるの。」

 

小林「話して何?」

 

鳳凰「それは俺がはなすよ。」

 

~鳳凰説明中~

 

鳳凰「・・・というわけだ。」

 

小林「なるほど、幻想郷の魔法使いに会いに行く為、紅魔館に行きたいんだね。」

 

トール「なら行きましょう。みんなで。」

 

小町「じゃあ、アタイは朝には帰るかな。」

 

華扇「あら、朝早く帰るの?」

 

小町「ずっと居たら映姫様に叱られるしね。」

 

鳳凰「説教されるのが嫌なんだろう。」

 

小町「そんな事はない!!」

 

小林「あれ?華扇さんも行くの?」

 

華扇「私は異界のドラゴンに興味があるの。どういう生活したのか。他にも聞きたいしね。」

 

小林「そういえば鳳凰さんも一緒に来るの?」

 

鳳凰「翔太君と約束したしな。約束を果たさなきゃ男じゃね。」

 

華扇「そういえば、あそこは吸血鬼の館だって話した。」

 

エルマ「何!?あそこは吸血鬼の館なのか!!」

 

鳳凰「あぁ、あそこは吸血鬼が住んでいるんだ。幻想郷のなかでも危険な場所なんだ。」

 

小林「何だか心配になってきたんだけど・・・」

 

小林達はすごく心配なってきた。なぜなら、あそこには吸血鬼が居るからだ。すると、トールが・・・

 

トール「・・・そういえばあなた何でも屋をやってるて言いましたね。」

 

鳳凰「あぁ、そうだが?」

 

小林「トール?」

 

トール「なら依頼を出します。私達の旅の案内人をお願いします。」

 

鳳凰「・・・・・。」

 

トール「私達はこの幻想郷ていう世界を知らないんです。だから、あなたに案内人をお願いしたいんですがよろしいですか。」

 

鳳凰「・・・良いだろう。確かにお前らはこの世界を知らなさすぎる。なら私が案内ならうってつけだろう。」

 

トール「ありがとうございます。良いですよね小林さん。」

 

小林「私もいいよ。はっきり言ってここは知らないから。案内人が居たら安心だし。」

 

トール「他は良いですか?」

 

滝谷たち「良いよ。」

 

小林「ならお願いね。鳳凰さん。」

 

鳳凰「普通に鳳凰でいいよ。そっちの方がしっくりくるから。」

 

小林「ならよろしく。鳳凰。」

 

鳳凰「あぁ、よろしく。」

 

こうして、次の行き先は紅魔館に決まった。

 

                                  次回に続く

 

~次回予告~

 

幻想郷の魔法使い登場!!(吸血鬼も居ますよ)


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