東方鳳凰屋   作:土方

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鳳凰と華仙と異界のドラゴン(同行者追加ですね。)

ここは天界。現在、龍神の使いと天界の総領娘が地上に降りていた。だが、今日は何にかがおかしい。それは・・・

 

衣玖「まさかあなた様で来るとは、一体どうしたんですか?」

 

天子「そうよ。一体どうしたの?何か悪いものども食った?」

 

???「悪いものなのど食ってはおらん。だが、久しぶりに幻想郷に行ってみたくなたったんだ。」

 

天子「あんた幻想郷では神様扱いなの忘れてる?あんた行くとろくでもない事が起きるのは間違いないのよ。龍神。」

 

龍神「大丈夫。幻想郷の連中にバレないように人間の姿にしたから!!(グッ!!)」

 

天子・衣玖(強い奴らにはすぐバレそうなんだけどなぁ・・・。)

 

天子と衣玖が話している相手は、頭に青いシルクハットの帽子をかぶり、服装は青のタキシード、そして明るくてクールな顔つき、明らかに人間の姿をしている。彼は幻想郷を作った創造神の一つの龍神である。だが・・・

 

天子「あんた何の目的でこっちに行くの?」

 

龍神「それはおいしい物を食べに行く事と、観光しに行く事だ!!」

 

天子・衣玖「・・・・・。」

 

性格は結構お茶目である。

 

龍神「コホン。それは半分が目的。半分は幻想郷に何かが起こりそうな気がすることだ。」

 

衣玖「それはもしかして異変ですか?」

 

龍神「それはわからん。だが、もしかしたら儂も動く事態になるだろう。」

 

天界「ということは何日か幻想郷に滞在するていうこと?」

 

龍神「そういう事。ちなみに八雲の所には伝えておいたから。」

 

龍神はヘラヘラ笑いながら言った。

 

衣玖「龍神様・・・。もうちょっと威厳を見せてください。あなたは幻想郷の神様何ですから・・・。」

 

龍神「それを言ったら、守谷の二柱はどうなんだ。あいつらも儂と似た性格だろう。」

 

衣玖「・・・・・。」

 

天子「何で幻想郷の神様てこういう奴らばっかりなんだろう・・・。」

 

龍神と衣玖と天子はそういう会話しながらも幻想郷に向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

一方、その頃、鳳凰と小林とトール達は甘味屋で華扇に会い、華仙にお金を払って。現在は、人里の外に居た。ちなみに、場所は看板と道が二つに分かれてる所である。

 

鳳凰「華仙。ありがとう。お金払ってくれて。」

 

華仙「全く、あなたは食べる量を減らしなさい。そしたら払う量だって抑えられるわ。」

 

鳳凰「すまん。腹が減りすぎてつい。しかも、お金が無かったし・・・。」

 

華仙「あなたギャンブルにまたお金使ったでしょ。それだからなくなるのは当たり前じゃないですか。いいですか、あなたは・・・。」

 

鳳凰「やれやれ、華扇の説教が始まったぞ・・・。」

 

鳳凰は華仙の説教は正しい事だが、ちょっとうんざりしてる。なぜならうるさいことばかりだからだ。するとその時・・・

 

小林「あの・・・。その辺でいいんじゃないですか。こいつも考えないで食べている事は反省しているし。」

 

華仙「・・・・・。まあ、今回は大目に見てあげましょう。彼らの善意でもあるんですから。」

 

鳳凰「さっきはありがとな。ところでお前らは一体何者だ。見るからに外の世界から来たように見えるが・・・。」

 

小林「外の世界?」

 

華仙「要するにあなた達の世界が外の世界。ここの幻想郷は外の世界から隔離した場所なのよ。忘れ去られた者達のね。」

 

トール「私のお父さんからも聞いた事があります。幻想郷は外の世界の相性が悪くなり、それで外の世界と隔離したって。」

 

鳳凰「そういえばお前らの名前聞いてなかったな。お前らは名はなんて言う?」

 

小林「私の名は小林。そして、こっちはトールとカンナちゃん。」

 

鳳凰「トール・・・。あれ、どっかで聞いたことがあるぞ?え~と・・・。あっ!!」

 

鳳凰は一つ思い出した。それは・・・

 

鳳凰「もしかして終焉帝の娘か?」

 

トール「・・・・・!!どうして父の名を!?」

 

鳳凰「あのドラゴンは私に魔法の事を教えてくれたんだ。つまり先生かな?」

 

トール「つまりあなたは私の父の弟子ていう事ですか?」

 

鳳凰「弟子ていうより教え子みたいな感じだったかな?」

 

小林「トールのお父さんの知り合いて結構凄い人ばかりだね。」

 

トール「タハハ・・・。」

 

カンナ「トール様の父凄い。」

 

鳳凰「こっちの男二人は誰だい?」

 

滝谷「僕かい?僕の名は滝谷真。こっちはファフ君。」

 

鳳凰「ファフ君?」

 

ファフニール「ファフニールだ。」

 

鳳凰「あっ、よろしく。」

 

ファフニール「ふん。」

 

鳳凰「でこっちのけしからん体型の女と子供は?」

 

ルコア「僕の名は”ケツァルコアトル”。長いからルコアでいいよ。でさっきも言っていたけどこっちは真々土翔太君。」

 

翔太「・・・真々土翔太です。」

 

鳳凰「よろしくお願いします。で最後は・・・。」

 

エルマ「エルマだ。よろしく頼む。」

 

鳳凰「よろしく。それと済まなかったな。勝手に胸もんで・・・。」

 

エルマ「当たり前だ。女の胸をもむなんて、どうかしてるぞ。」

 

鳳凰「済まなかった。だが、ドラゴンにも胸があったからつい・・・。」

 

華扇「ほ・う・お・う・・・!!あなたまた!!」

 

鳳凰「謝ったからいいだろう!!」

 

ふと華仙は思った。さっきドラゴンと言った。ということは・・・

 

華扇「トールさん。あなたもしかしてドラゴンよね。」

 

トール「うぐ・・・。やっぱりバレてましたか・・・。」

 

華扇「やっぱり・・・。ということはカンナちゃん、ルコア、エルマ、ファフニールもドラゴン・・・。」

 

鳳凰「どうした?華扇?」

 

華扇「鳳凰。普通はドラゴンは外の世界にいないのよ・・・。なのに、どうして・・・?」

 

鳳凰「そういえばそうだな。」

 

トール「仕方ありませんね。私が説明してあげます。」

 

トール説明中・・・

 

トール「・・・ということなんです。」

 

鳳凰「なるほどね。しかし、魔界にガラポン抽選会があるなんて驚きだぞ。」

 

華扇「そこじゃないでしょ!!あなた異界から外の世界に来たんですって。しかも外の世界に住んでる。人間と共に!!」

 

鳳凰「お前がそれを言っちゃダメだろ。しかし、小林という男。よくこのドラゴンを受け入れたな・・・。」

 

小林「あたし女なんだけど・・・。何?幻想郷じゃ凄いことなの?」

 

鳳凰「龍やドラゴンといるのは仙人だけだ。ましてや人間と共に生活するていう事はすごい事なんだ。」

 

小林「仙人!?ここは仙人も居るの!?」

 

鳳凰「居るよ。華扇も仙人だし。」

 

エルマ「何?あなた仙人何ですか?」

 

華扇「そうよ。それが何か?」

 

エルマ「・・・・・。いやなんでもない。」

 

華扇「?」

 

その時、誰かがお腹をなった。

 

カンナ「お腹すいた。」

 

小林「もう日暮れか。もうすぐ夜か・・・。」

 

鳳凰「お前ら今日泊まる場所あんの?」

 

小林達「・・・・・。」

 

鳳凰「華扇。今日はお前の所で泊まっていいか?」

 

華扇「いいわよ。あなた達の話もよく聞きたいし。」

 

トール「本当ですか!!」

 

華扇「ええ。私の家に招待してあげるわ。」

 

小林「ありがとうございます。わざわざ。」

 

華扇「いいのよ。それよりも移動手段はある?」

 

トール「はい。わたしに任せてください。」

 

小林「え。」

 

トールは本来のドラゴンの姿に戻った。

 

鳳凰「うっひゃ~~。やっぱりドラゴンて大きいな・・・。」

 

華扇「当たり前よ。でも、さすがは異界のドラゴンね。」

 

トール「皆さん。私の背中に乗ってください。乗ったら認識阻害をしまので。」

 

小林「あのルコアさん。大丈夫なんですか?こんなところで本来の姿に戻ったら。」

 

ルコア「大丈夫。この時間なら人いないから。」

 

華扇「ルコアさんの言う通りよこのくらいの時間は誰もいないわ。」

 

小林「ならいいか。」

 

鳳凰と華扇と小林達はトールの背中に乗り、認識阻害をかけた。

 

トール「じゃあ、行きますよ。」

 

華扇「トールさん。私の家は私が案内するから。」

 

トール「わかりました。」

 

トールは鳳凰と華扇と小林達を乗せ、華扇の案内で行く事にした。

 

                                 次回に続く





~後書き(お知らせ)~

来週の日曜日はお休みします。なので次回の投稿は再来週です。

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