春は花粉の時期である。ここ幻想郷でもそうだ。その鳳凰はというと・・・
鳳凰「今日はやけに新聞が遅いな。」
ガラガラ
文「鳳凰様~~。お待たせしました~~。新聞れす。ハックション!!」
鳳凰「文。お前花粉症になったのか?」
文「そうなんれすよ~~。私だけじゃありません。幻想郷中のあっちこっちで私と同じ症状が出ているんです。」
鳳凰「文。今日はもう休め。そして、家でゆっくり休め。」
文「そうします。今日はこれで最後だったんで。」
文はすぐに帰っていた。
鳳凰「それにしても今年の花粉の量は異常だな・・・。」
するとこころ達が来た。
こころ「おはよう。鳳凰。」
小傘「おはよう。」
メディ「コンパロ。」
鳳凰「おぅ。おはよう。」
小傘「鳳凰。花粉大丈夫だった。」
鳳凰「え?俺は大丈夫だけど?」
こころ「私たち来る途中で人里の人達が花粉症になってるみたいなの。」
鳳凰「それでか。ところでお前らは病気とか花粉症にはならないの?」
小傘「私たちは付喪神だからうつらない。」
鳳凰「そういえばお前らは物の妖怪だったな。しかしどれくらいいるんだ。」
鳳凰は窓を開け外を見た。
人里の住民A「ハックション。花と目がいてぇ~。」
人里の住民B「これじゃあ仕事にならねぇ。」
鳳凰は人里中を見た。花粉症の人たちだらけだった。
鳳凰「これは調査と対策をしないといけないな。」
メディ「ちなみに私の鈴蘭畑じゃないから、スーさんは人里の方に飛ばないようにしているから。」
鳳凰「だとしたらあそこしかないな。花粉の原因は大きい木だからな・・・。」
こころ「それってどこ?」
鳳凰「魔法の森だ。」
鳳凰達は行く支度をし、魔法の森へと向かった。
~魔法の森~
鳳凰「着いてみれば何だコレ?ここの花粉の量は半端ねぇぞ。」
鳳凰達が目にしたものは魔法の森全体が花粉の嵐だった。
こころ「何でここだけこんなに量が多いの?」
鳳凰「とにかく原因を探ろう。」
鳳凰達は魔法の森の中を捜索することになった。
鳳凰「ん?何かあそこの家の花粉の量が半端ないぞ。」
小傘「あれ?あそこの家はもしかして・・・。」
鳳凰「とにかく抗議をしにいこうぜ。」
こころ「あっ!!ちょっと待って鳳凰!!」
鳳凰達は花粉の量が凄い家に行った。
鳳凰「すいません。あなたのお宅すごい量の花粉ですけどどうしたんですか?」
すると家の主が出てきた。
魔理沙「うるさいな。今、実験中だから後に・・・てあれ?鳳凰か?」
鳳凰「何だ。お前の家だったのか?魔理沙。」
魔理沙「そうだけどよくここがわかったな?」
小傘「今年は異常な花粉の量だからちょっと調査してたの。そしたらここに。」
魔理沙「ああ。たぶん薬を作ってるときに花粉も入れたから。それが原因だと思う。」
鳳凰「薬作ってるときに?」
魔理沙「そうだぜ。魔法の森の木の枝をちょっと切って使ったんだ。それが原因で人里の方に流れついたんだと思う。」
こころ「えっ!?木の枝を切ったて!?」
魔理沙「大丈夫だ。木の枝を切ったくらいで幽香は怒らないぜ。アハハハ!!」
その時、鳳凰に衝撃が走った。
鳳凰「・・・・・。こころ、小傘、メディ、隠れるぞ。」
小傘「えっ?どうして?」
鳳凰「いいから。次符!!透明次元!!」
鳳凰とこころ達は透明となり隠れた。
魔理沙「あれ?鳳凰達はどこだ?」
その時、魔理沙の前に幽香が現れた。
幽香「魔理沙。木の枝を折ったて本当。」
魔理沙「うわ!?幽香か!?そうだけど。」
幽香「さっきアリスから聞いたんだけど、最近、薬の材料に花粉の元の木の枝を入れてるて本当?」
魔理沙「そうだぜ。(あれ?これてもしかして私殺されそう?)」
幽香「花粉たちがね。木の枝が折れてるて教えてくれたの。しかもあっちこっちでね。」
魔理沙「あっ、急に用事を思い出した。ちょっと私はでかけて・・・。」
幽香は魔理沙に傘を向けた。
幽香「問答無用!!マスタースパーク!!」
魔理沙「ギャアアアア!!」
魔理沙は幽香にやられた。
幽香「誰だか知らないけど、茂みに隠れてる奴。これで花粉の量は去年と同じに戻るけどマスクとかしなさいよ。それが一番の対策だから。」
鳳凰達「わかりました。」(小声で)
その後、鳳凰達は人里に戻り、永遠亭の連中にも協力し、マスクを売った。そのおかげか儲かったようだ。
第62話終わり
第63話に続く