東方鳳凰屋   作:土方

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どうも、土方です。今回でこのクロスオーバーも完結です。それではどうぞ。


鳳凰と銀時 ~クロスオーバー最終回後編~

ここは人里の入り口辺り。鳳凰達と銀時達は依姫と星海坊主を待っていた。ちなみに現在は夕方です。

 

 

新八「遅いですね。」

 

 

メディ「確かに遅い。」

 

 

鳳凰「いや、もうそろそろ来るだろう。」

 

 

銀時「おっ、来たな。」

 

 

そして、やっと依姫と星海坊主と永遠亭の連中が来た。

 

 

依姫「すまない。遅れてしまった。」

 

 

星海坊主「待たせたな。」

 

 

永琳「お待たせしたわね。」

 

 

銀時「いや、大丈夫だ。」

 

 

鳳凰「まあ、宴会はもう始まってるけどな。」

 

 

星海坊主「えっ、もう始まってるのか?」

 

 

神楽「もう2時間前に始まってるアル。」

 

 

鳳凰「まあ、萃香さんは宴会の準備が早いからな。宴会の準備が終わった後すぐに始まったぞ。」

 

 

鈴仙「宴会の会場は人里のどこですか?」

 

 

鳳凰「人里の広場だ。ほらいつも商店とか色んな店がある所だ。」

 

 

銀時「じゃ、そこに向かうか。」

 

 

鳳凰達と銀時達と永遠亭の連中と依姫と星海坊主は宴会会場に移動した。

 

 

 

 

 

 

 

鳳凰「おっ、やってるやってる。」

 

 

銀時「盛り上がってるな。」

 

 

現在、宴会会場は結構盛り上がっていた。特に酒と料理の量が半端ない程ある。そして、ステージではプリズムリバー三姉妹とミスティアと響子のコンサートがやっていた。

 

 

橙「銀ちゃん!!こっちこっち。」

 

 

銀時「今行くぞ。橙。」

 

 

鳳凰達と銀時達は橙の所に行った。

 

 

藍「やれやれこっちはもう大変な事になっていた。」

 

 

新八「えっ?どんな事ですか?」

 

 

紫「萃香と勇儀達が天狗達と一緒に飲んでる事は知ってるでしょ。」

 

 

鳳凰「あぁ・・・、師匠達が天狗にアルハラしてる所か・・・。」

 

 

藍「あの後、天狗達がゲロ吐きまくって、あたりに酸っぱい匂いが漂った。匂いを消すにも時間が掛かった。」

 

 

こころ「でしょうね・・・。」

 

 

紫「それはそうと・・・。」

 

 

紫は依姫の方に向いた。

 

 

紫「月の都の使者”綿月依姫”。今回は大変でしたね。」

 

 

依姫「あぁ、まさか自分が洗脳するなんて思わなかった。今回は済まないと思ってる。」

 

 

紫「いえ、あなたは別に悪くないわ。だって洗脳されてたんなら仕方ないじゃない。」

 

 

依姫「そうだが・・・。」

 

 

永琳「まぁ、今回はそうしておきましょう。」

 

 

依姫「そうですね・・・。」

 

 

鳳凰「ところで話が変わるんだが、霊夢達は?」

 

 

藍「霊夢ならあっちだ。」

 

 

藍が指刺した方向を見ると霊夢達が居た。

 

 

鳳凰「おーい。霊夢。」

 

 

霊夢「鳳凰。こっちよ。」

 

 

鳳凰達と銀時達は霊夢の所に行った。

 

 

鳳凰「どうやら飲んでいるみたいだな。」

 

 

霊夢「当たり前よ。今の内にいっぱい飲んで食べないとこの先生きていけないもの。」

 

 

銀時「そんなに金がないのか・・・。」

 

 

新八「しかし幻想郷の宴会は楽しそうですね。何だかこっちも楽しくなってきますね。」

 

 

魔理沙「そうだぜ。宴会はたのしいもんだ!!」

 

 

アリス「まぁ、飲み過ぎて吐く奴もいるけど・・・。」

 

 

鳳凰「あれ?神綺は居ないの?」

 

 

アリス「お母様なら、今回の異変の後始末をしているわ。魔界の住民も洗脳しているからね。だから宴会には来れないわ。」

 

 

鳳凰「あっちも同じか・・・。」

 

 

アリス「えっ?どういう意味?」

 

 

鳳凰「妖怪の山も今回の異変の後始末に追われてる。天魔も忙しそうにしている。」

 

 

アリス「お互い大変そうね・・・。」

 

 

鳳凰「そうだな・・・。」

 

 

ドゴーン!!!

 

 

銀時「何だこの爆発は!?」

 

 

鳳凰達と銀時達が爆発した所を見ると・・・

 

 

レミリア「ククク、久しぶりね。依姫・・・。」

 

 

依姫「お前はレミリア・スカーレット!!」

 

 

レミリア「あの時は凄い屈辱と恨みをもらったわ。だからここで晴らさせてもらうわ!!」

 

 

依姫「また同じ目に会いたいのか・・・!!」

 

 

レミリア「今回は違うわ。フラン!!」

 

 

フラン「お姉様。こいつ壊してもいいの?」

 

 

レミリア「えぇ、ぞんぶんに壊しなさい。」

 

 

フラン「フフフ!!存分にかわいく壊してあげる・・・。」

 

 

依姫「・・・・・。」

 

 

フラン「さぁ、覚悟・・・え?」

 

 

フランの目の前に星海坊主が現れた。

 

 

星海坊主「お嬢ちゃん。暴れるのは止めなさい。さもないと殺しちゃうぞ。」

 

 

そして、フランは怯え・・・

 

 

フラン「うわああああ!!この人怖いよ!!!」

 

 

そして、美鈴の所に逃げて行った。しかも泣きながら。

 

 

レミリア「ちょっと、フラン!!」

 

 

ガシィ!!

 

 

レミリア「へ?」

 

 

レミリアは後ろに振りかえると・・・

 

 

聖「レミリアさん。人里では戦闘行為は禁止ですよ。何でこんな事をしているんですかね?」

 

 

レミリア「え~と・・・。」

 

 

聖「南無三!!」ドーーーン

 

 

レミリアは聖の攻撃に当たり。岩盤みたいな倒れ方をした。そこに咲夜が来た。

 

 

咲夜「お嬢様!!大丈夫ですか!!!よくもお嬢様を・・・。」

 

 

聖「咲夜さん。この吸血鬼はもうちょっと教育をしてください。しないとどうなるかわかりますね・・・。」

 

 

咲夜「すいませんでしたァァァァ!!!」

 

 

そして、咲夜はレミリアを抱きかかえそのまま去っていた。

 

 

星海坊主「サンキュー、金髪の奴の方で手一杯だったから助かった。」

 

 

聖「いえいえ、人里で戦闘するのは禁止ですから注意しただけです(物理)。」

 

 

星海坊主「そうか。」

 

 

銀時「サンキュー。聖。」

 

 

聖「もしかして銀さん!!!お久しぶりですね。」

 

 

銀時「あぁ、久しぶりだな。」

 

 

新八「どうも、こんにちは。」

 

 

神楽「こんにちはアル。」

 

 

定春「ワン!!」

 

 

聖「もしかして貴方達が銀さんの仲間の新八と神楽と定春ですか?」

 

 

新八「はい。そうですが?」

 

 

聖「結構かわいいですね。」

 

 

新八と神楽は照れた。

 

 

新八「いやいや。」

 

 

神楽「確かにかわいいアルけど。」

 

 

定春「ワン!!」

 

 

依姫「ありがとうございます。助けてくれて・・・。」

 

 

聖「いえいえ。困ってる人を助けるのは当たり前ですよ。」

 

 

鳳凰「聖。お久しぶりですね。」

 

 

聖「お久しぶりですね。鳳凰さん。」

 

 

小傘「聖さん。他の皆は?」

 

 

聖「他は異変の時に腰打って寝込んでしまって出れなくなりました。」

 

 

こころ「そうなんだ・・・。」

 

 

するとそこへ射命丸とはたてと椛が来た。

 

 

文「鳳凰様!!助けてください!!」

 

 

鳳凰「どうしたんだ?」

 

 

はたて「伊吹様や星熊様達のアルハラは大変なんです。」

 

 

椛「だから助けてください!!!」

 

 

鳳凰「わかった。何とか・・・。」

 

 

鳳凰は勇儀と萃香の方を見て「これは無理だ。」と察した。

 

 

鳳凰「お前らに酔わない次元を与えよう。」

 

 

鳳凰は射命丸達に酔わない次元を与えた。

 

 

文・はたて・椛「ありがとうございます!!」

 

 

射命丸達はそのまま鬼たちの所に戻った。

 

 

銀時「おい。本当に大丈夫なのか・・・?」

 

 

鳳凰「大丈夫だ。骨は拾うから。」

 

 

新八は射命丸達の方を再び見たら、3人とも倒れた。

 

 

新八「いや!!全然大丈夫じゃないんですけどォォォォ!!」

 

 

鳳凰「大丈夫だ。アイツ等メンタル強いから!!」

 

 

星海坊主「本当に大丈夫か?あれ?」

 

 

その時、また爆発音が聞こえた。

 

 

藍「風見!!今日こそ決着をつけてやる!!!」

 

 

幽香「望むところよ!!今度こそあの世へ送ってあげるわ!!!」

 

 

橙「藍様!!止めてください!!!」

 

 

にとり「幽香も止めなよ!!ここは人里だよ!!」

 

 

小町「あぁ、映姫様に叱られる!!!」

 

 

新八「ちょっとォォォォ!?あっちで藍さんと幽香さんが喧嘩していますよォォォォ!!!」

 

 

銀時「そうだった!!!あいつら殺したい程仲悪いんだった!!!」

 

 

紫「・・・・・。もうこのまま始めちゃいましょう。」

 

 

依姫「えっ!?いいのかあれ?」

 

 

紫「後であの2人には罰を与えるから大丈夫よ。」

 

 

星海坊主「いいのかそれで・・・。」

 

 

紫「じゃ、鳳凰お願い。」

 

 

鳳凰「じゃ、今回の異変お疲れ様でした。」

 

 

鳳凰達と神楽と星海坊主と依姫と永遠亭の連中「お疲れ様でした!!!」

 

 

銀時・新八「何も無かったのように始まったァァァァ!!!」

 

 

こうして、鳳凰達と銀時達は食べまくり、そして飲みまくり、楽しく騒がしい宴会だった。

 

 

 

 

 

 

翌日・・・

 

 

銀時達と八雲一家は寺小屋の2階にある何でも屋”鳳凰”に泊まった。ちなみに星海坊主と依姫と永遠亭の連中も泊まった。そして・・・

 

 

星海坊主「じゃ、俺は月経由で帰るわ。」

 

 

鳳凰「もう帰るんですか・・・。」

 

 

星海坊主「俺は月からのルートでここに来たからな。こっちから帰らないと問題になるしな。」

 

 

銀時「頭のつるつるも治せよ。」

 

 

星海坊主「余計なお世話だ!!」

 

 

神楽「パピィ・・・。」

 

 

星海坊主「神楽ちゃん。いつものように手紙だしてくれよな。俺はいつもそれで元気もらってるからな。」

 

 

神楽「うん!!」

 

 

依姫「では行きましょう。星海坊主さん。」

 

 

永琳「帰りは永遠亭から行ってね。」

 

 

星海坊主「それじゃ。」

 

 

鳳凰達「ありがとう!!星海坊主さん!!!」

 

 

鳳凰達は手を振りながら永遠亭の連中と依姫と星海坊主を見送った。

 

 

紫「さて次は銀時。貴方達の番よ。」

 

 

紫は銀時の世界に通じるスキマを開いた。

 

 

鳳凰「紫。ちょっと良いか?」

 

 

紫「何かしら?」

 

 

鳳凰「銀時の世界の情報を良いか?」

 

 

紫「・・・・・。いいわよ。」

 

 

鳳凰はスキマに手を突っ込んだ。

 

 

鳳凰「銀時の世界の情報、完了!!」

 

 

銀時「おい。俺の世界の情報調べたのか?」

 

 

鳳凰「あぁ、ちょっとな・・・。」

 

 

鳳凰(これは驚いた。まさか、私が異界で2年間修業した場所が銀さんの世界だったなんて・・・。)

 

 

紫「じゃあ、いいわね・・・。」

 

 

銀時「あぁ、俺達は俺達の世界に帰る。」

 

 

新八「皆さん。色々ありがとうございました。」

 

 

神楽「ありがとうアル。」

 

 

定春「ワン!!」

 

 

藍と橙が銀時達の前に来た。

 

 

橙「銀ちゃん。あの時の約束ちゃんと守るよ!!!」

 

 

藍「だからあっちの世界でも元気でな。」

 

 

銀時「あぁ・・・!!」

 

 

小傘は神楽にある物を渡した。

 

 

小傘「あの。神楽ちゃんこれ・・・。」

 

 

神楽「これは風呂の桶アル。」

 

 

メディ「これは小傘が作ったの。」

 

 

こころ「だから大切にしてね。永遠亭で遊んだ時に思い出して作ったの。」

 

 

小傘「だからわちき達の事忘れないでね・・・。」

 

 

小傘達は泣きながら言った。そして神楽は小傘達に抱きつきこう言った。

 

 

神楽「お前等泣くなよ。こういう時は・・・。」

 

 

小傘・こころ・メディ「こういう時は?」

 

 

神楽「笑ってさよならを言うアル!!!」

 

 

小傘「・・・・・。そうだね!!!」

 

 

こころ「こういう時は笑う方が良いよね!!」

 

 

メディ「コンパロ!!」

 

 

神楽とこころ達は笑った。

 

 

鳳凰「銀さん。」

 

 

銀時「何だ?」

 

 

鳳凰「あなたはそのまま自分の武士道に信じて進んで下さい。それは貴方にとって正しい道しるべです。」

 

 

銀時「お前も自分の武士道を信じて進めよ。そうしないと後ろに居る奴が心配するぞ。」

 

 

鳳凰「あぁ、分かってる。」

 

 

銀時「お前も元気でな。」

 

 

鳳凰「銀さん。アンタは最高でバカな侍だよ。」

 

 

銀時「お前もだ。幻想郷で雄一のバカな侍だよ。」

 

 

鳳凰・銀時「フっ・・・!!」

 

 

新八「何だかあの2人似てますね。」

 

 

藍「まぁ、結構似てるな。仲間を思う所がな。」

 

 

鳳凰「じゃあ、新八君。メガネ割るなよ。」

 

 

新八「わかりました・・・ってなんでメガネの心配するのォォォォ!?」

 

 

全員「アハハハハハ!!!」

 

 

そして、銀時達はスキマの方に向かった。

 

 

銀時「じゃあな、元気でな。」

 

 

新八「皆さんさよなら!!!」

 

 

神楽「さよならアル。」

 

 

定春「ワン!!」

 

 

鳳凰「さよなら銀さん。」

 

 

小傘「あっちでも元気でね。」

 

 

こころ「絶対忘れないから!!」

 

 

メディ「コンパロ!!」

 

 

紫・藍・橙「・・・・・。」ニコ

 

 

銀時達はスキマの中に入り、元の世界へと帰って行った。

 

 

紫「行ったわね。」

 

 

鳳凰「あぁ、面白い奴だった。」

 

 

こころ「鳳凰。あなた口調が変わってない。」

 

 

鳳凰「あっ、本当だ。銀さんの口調が移ったかな?」

 

 

メディ「マダオにならないでね。」

 

 

鳳凰「マダオになるかボケェが!!!」

 

 

全員「アハハハハハ!!」

 

 

鳳凰「ハハハハハ!!!」

 

 

鳳凰は銀時達と出会い少し成長したのであった。

 

 

橙「あれ?そういえば天邪鬼は?」

 

 

全員「あっ。」

 

 

 

 

 

一方、その頃鬼人正邪は・・・

 

 

正邪「誰か助けてくれェェェェ!!!」

 

 

妖怪の山の崖の間に挟まっていた。

 

 

                           特別長編最終回後編終わり

 

          特別長編 東方白夜叉とクロスオーバー ”完”

 




どうも、土方です。無事に東方白夜叉と東方鳳凰屋のクロスオーバーが完結しました。これも、読んでくれた皆様のおかげです。本当にありがとうございました。まさか、こんな長編になるとは思いもしませんでした。これも皆さんとほぎゃおさんのおかげです。そして、ほぎゃおさん。東方白夜叉とクロスオーバーを許可してくれてありがとうございました。ほぎゃおさんにはいろいろ感謝しています。それではありがとうございました。なお、東方鳳凰屋は続きます。これからも鳳凰の活躍にご期待ください。

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