紅桜が起こした異変の翌日、鳳凰達と銀時達は灰になった紅桜の墓を作った。
鳳凰「こんなもんでいいだろう。」
銀時「おい。普通は墓石だよな?何で洋風なんだ?」
紅桜の墓は十字架で出来た墓だった。
鳳凰「い~や、こういう墓を作ってみたかったんだ。どうだ?」
銀時「まぁ、結構いいんじゃね。」
新八「紅桜さん。無事あの世へ行ってるといいですね。」
鳳凰「一つ言っておくが、消滅した魂はあの世へ行けるかわからん。まぁ、ここは幻想郷だ。行ける事もあり得るかもしれん。」
新八はちょっと笑った。するとそこに・・・
星海坊主「よっ、お前等。」
新八「星海坊主さん!!」
鳳凰「どうやらそいつだけじゃねえな。」
銀時「えっ?」
星海坊主の後ろには綿月依姫が居た。
新八「綿月依姫!!」
鳳凰「よっちゃん!!」
依姫「鳳凰・・・。その呼び名は止めてくれ・・・。」
銀時「お前も墓参りに来たのか?」
依姫「確か・・・、あなたの名は坂田銀時ですか?幻想郷の英雄の侍の?」
銀時「あぁ、そうだが・・・。って、英雄!?」
鳳凰「お前の名は幻想郷緑起に載ってるんだ。しかも、英雄てな。」
銀時「阿求か・・・。別に書かなくてもよかったんだがな・・・。」
依姫「あなたの噂は月までにも届いていました。必死に幻想郷を救おうとしていた所を。」
銀時「もしかして竹林の医者に聞いたのか?」
依姫「はい。八意様から聞きました。宇宙一バカな侍と。」
銀時「そうか・・・。」
鳳凰「そういえば、他の月人とお前の部下はどうした?」
依姫「他の月人と私の部下は八意様の所に身を隠していましたが、お姉様がこちらに迎えに来て、そのまま気絶したまま月へ帰りました。」
鳳凰「でも、気絶したまま帰ったんだろう。起きたらどういう事を話すんだ?」
依姫「一応は夢を見ていたて言います。もし、地上に居たて言ったら大騒ぎですから・・・。」
鳳凰・銀時「・・・・・。」
星海坊主「そういえば、神楽ちゃんは?鳳凰の方もいないが?」
鳳凰「アイツ等はお供え物取ってくるて言って、どっか行った。」
新八「それにしても遅いですね。一体どこまで行ったんでしょう・・・。」
神楽「お~い。銀ちゃん、新八。」
そこに神楽とこころ達が帰って来た。
鳳凰「おっ、帰ってきたか。」
小傘「ただいま。鳳凰。」
鳳凰「お帰り、小傘。お供え物持ってきた?」
メディ「もちろん持ってきたよ。」
神楽「じゃーん!!これアル!!」
定春が熊をくわえて持ってきた。そして、墓の方に置いた。
鳳凰・銀時・星海坊主・依姫・新八「・・・・・。」
神楽「これで良いアル?」
鳳凰・銀時「いや、良くねぇよォォォォ!!」
新八「何コレ!?熊!?どうやって取ってきたのォォォォ!!」
神楽「いや、大変だったアル。これを妖怪の山で取って来たのに苦労したアル。」
鳳凰「わざわざ妖怪の山に行って来たの!?しかし、普通は熊をお供えするか!?」
こころ「だって紅桜は強い者と戦いたかったんでしょ?」
メディ「だったらあの世でも強い奴と戦うから。」
小傘「だから熊をお供えする事にしたの!!」
新八「イヤイヤ!!普通は菓子類でしょ!?常識的に考えてみれば!!」
小傘「でも、早苗さんは「幻想郷には常識なんてありません」て言ってたよ。」
鳳凰「いや!!あいつは頭可笑しいだけだから!!」
銀時「ていうかどうやって熊を狩ったんだ?」
神楽「最初にメディスンに催眠ガスを攻撃し、その後に小傘が熊を驚かした後、私とこころで後ろから攻撃したアル。」
依姫「妖怪達もそうだが、夜兎の子供も熊を倒せるとはとんでもないな?」
星海坊主「まぁ、夜兎は戦闘民族だからな。子供でも朝飯前だ。熊を倒すのは・・・。」
依姫「なるほど・・・。」
鳳凰「そうだよっちゃん。今夜宴会に来ないか?人里でやるけど。」
依姫「えっ?」
銀時「異変解決したら、幻想郷では宴会が当たり前だろう。」
依姫「それはそうだが・・・。私は月人だから・・・。」
鳳凰「何言ってんだ?彼岸の連中はいつも宴会に来てるぜ?お前もきっと大丈夫だ・・・。」
依姫「・・・・・。」
星海坊主「まぁ、参加しよう。宴会は楽しものだ。」
依姫「そうですね・・・。」
鳳凰「じゃあ、今夜な!!」
星海坊主と依姫は宴会に参加する事になった
特別長編最終回~前編~終わり
特別長編最終回~後編~に続く