鳳凰はにとりを連れて、皆と合流した後、無事に天狗の総本山に着いた。
特別長編第12話(40話)「上に立つ者は下の者も考えろ ~前編~」
鳳凰「久しぶりに帰ってくるけど、やっぱりここはデカいな。」
銀時「ここが天狗の総本山・・・。」
新八「僕達の世界の江戸城よりも、ちょっと小さいですね。」
紫「ここは天狗が居る所だから、気をつけて入ってね。もし、礼儀が悪かったら注意されるから。」
銀時「へいへい。」
その時、天狗の総本山の入り口の扉がゆっくりと開いた。そして、白狗天狗や鴉天狗が出てきて、右に白狗天狗、左に鴉天狗が通路の右左に並んだ。
???「お待ちしておりました。賢者様、そして星熊様に鳳凰。」
そこから、真ん中に出てきたのは仮面を被り、そして、天狗の中で派手な衣装をした人物が出てきた。そう、彼女こそ天狗の統率者であり、現妖怪の山の指導者天魔である。そして、天魔の右に居るのが、天狗の総大将、そして、総大将の右に居るのがはたて7、そして、天魔の左に居るのが射命丸である。
鳳凰「天魔、久しぶりだな。」
天魔「本当に久しぶりね。鳳凰。貴方が小さい頃はあんなに小さいかったのに、今じゃ、背もデカいし、それに顔もかっこよくなりましたね。うれしいのやら・・・、悲しいのやら・・・。昔みたいにお母さんて呼んでもいいんですよ。」
天魔は鳳凰の頭をなでなでした。
鳳凰「バカ・・・!!こんな所で私の恥ずかしい思い出話をするな。そして、なでなでするのは止めろ!!」
天魔「ふふふ・・・。」
小傘「天魔の事をお母さん呼んでたみたいね。昔の鳳凰は・・・。」
メディスン「じゃあ、天魔は鳳凰のお母さん?」
こころ「そういう事にしておきましょう。ここは。」
アリス(まさか、ここにも親バカが居るとは・・・。)
天魔「椛もここまでの案内ありがとうございます。」
椛「はっ!!」
紫「天魔、紹介するわ。この方が、前回の博麗大結界の異変を解決した英雄坂田銀時よ。そして、その仲間の新八と神楽と定春よ。」
天魔は銀時の方に行った。
天魔「初めまして、坂田銀時殿。私の名は妖怪の山の指導者であり、天狗のトップの天魔です。」
銀時「・・・・・。あんたが天魔か・・・。しかし、何で仮面をつけているんだ?」
天魔「なかなか、いかすでしょ。私はこれが気に入ってるんです。」
銀時「まあ、お前がそう気に入ってるんならいいが。」
その時、総大将の天狗が星海坊主を見た。
総大将「あの、賢者殿そちらのハ・・・じゃなくてそちらの傘を持った男の人は・・・。」
星海坊主「おい。お前、今俺の事をハゲて呼ばなかった・・・?」怒り
紫「こちらは、月の臨時使者、星海坊主さんよ。何でも、月の都でも、今回の異変の被害にあったみたいらしわ。ちなみに、この方は月人ではなく、夜兎ていう戦闘民族の宇宙人よ。後、神楽ちゃんの父親よ。」
天魔「・・・・・。えっ・・・!?月の都からですか!?大丈夫なんですか!?」
鳳凰「大丈夫だ。銀時の知り合いみたいだから・・・。」
天魔「なら、いいんだけど・・・。」
射命丸は銀時の方に向かった。
文「あやや。お久振りですね銀さ・・・ぶっ!!」
銀時は射命丸の顔を掴み、そのまま持ち上げ、新聞を手に取った。
銀時「文屋。会いたかったぜ・・・!!」
文「銀さん。ど・・・どうしたんですか・・・?そんな怖い顔して・・・?」
銀時「何も怒ってないぞ。ちょっと天魔さんそして鳳凰。この鴉天狗借りていいですか?」
天魔「構いませんが・・・?」
その時、新聞を見て天魔は察した。
天魔「どうぞ。煮るなり焼くなり好きにして下さい。」
文「ちょ・・・。天魔様~~~!!」
新八「じゃあ、射命丸さん。ちょっとそこで話し合いましょう。」
神楽「話はすぐ済むから、待ってるアル。もし、時間が掛かるなら先に行くヨロシ。」
文「ちょっと待てーーー!!誰か助けてーーー!!」
その後、射命丸は銀時と新八と神楽に連れて行かれた。そして、同時に断末魔が聞こえた。
文「うわああああああ!!!!」
鳳凰・天魔・総大将「・・・・・。」
はたて「あの~~~、どうしましょう・・・。」
総大将「とりあえず、私が銀時殿とその仲間達を案内します・・・。」
紫「そしたら、藍。貴方も総大将と一緒に銀時達を連れてきてね・・・。」
藍「はい。わかりました・・・。」
鳳凰「天魔。今回の異変の作戦本部の会議室はどこだ。」
天魔「そこは私が案内します。では皆さん私についてきてください。」
鳳凰達は作戦本部の会議室に行くため、天魔に付いて行く事になった。
特別長編第12話(40話)~前編~終わり
特別長編第13話(41話)~後編~に続く