鳳凰は小休憩中、天魔に後は任せたと言い、軍議を出てタチコマの所に向かった。その途中でお腹が痛くなりトイレに向かった。トイレから出る頃には軍議が終わって15分くらい経過してた。
番外編第4話「鳳凰 ちょっと昔を語る」
鳳凰はトイレから出て、急いでタチコマの所に向かった。
鳳凰「くそ。トイレに15分くらい居てしまった。急いで向かわないと・・・。」
一方その頃、ちょうど幽香が八雲藍の策の内容を言おうしてる所だった。
幽香「では・・・。」
鳳凰「すまん、遅れた。」
そこには、幽香、にとり、アリス、射命丸、勇義、橙、こころ、小傘、メディスン、さとり、タチコマがいた。
幽香「あら、やっと来たのね。」
鳳凰「タチコマ達の所に向かう途中、トイレに行きたくなってな。15分もそこに居た。」
こころ「どうしてトイレに?」
鳳凰「お腹が痛くなってな。それでトイレに向かったんだ。」
小傘「まァ、仕方ないよ。お腹が痛くなるのは。」
タチコマ「鳳凰さん。これから、幽香さんが藍さんの策を言うから、一緒に聞こうよ。」
鳳凰「わかった。じゃ、続けてくれ。」
それから、幽香は八雲藍の策を話した。こいしを下山する理由は妖怪の山の中でこいしを討ち倒す手段を使えないらしい。理由は妖怪の山の中は木々があるためである、だから、平原地帯の方が良いとなる。その理由は森の動植物に影響を及ぼす広範囲の無差別攻撃をするからだ。だから、動植物への被害が少なくなる平原地帯にこいしを誘い出す必要がある。確かにこいしが知覚ができない以上、広範囲の無差別攻撃が有効だ。メディの毒ガスの攻撃は有効だが、タチコマが言うには戦車には効かないらしい。
鳳凰(じゃ、どうやってやるんだ?)
そして、一番重要になってくるのが、八雲紫が冬眠している。紫が冬眠している間、八雲藍が幻想郷の管理を代行している。そんな時に幻想郷の管理を乱す事案が発生したら、あの狐はどうすると思うと言った。そして、にとりは全力で対処しようとするかなと言った。そして、橙は攻撃を行う際は藍と協力者で攻撃すると言った。どうやら、紫は自分が不在の時に何か大事があったら、紫と交友がある者の手を借りても良いと藍に命じているらしい。
文「賢者殿の友人となると・・・。」
勇義「萃香か?」
鳳凰「確かに紫は萃香さんと交友があるからな。」
幽香「アイツも手を貸しているでしょうけど、あの鬼の能力は古明地こいしには通用しない。霧化しても触れている事が分からないでしょうからね。」
にとり「なら、藍は誰の手を借りるつもりなの?」
幽香「もう一人居るでしょ?八雲紫の友人で最悪最強の無差別攻撃を行える女が。」
文「まさか・・・!!」
鳳凰「冥界の主西行寺幽々子か!!!」
そう、萃香と同じくらい交友が冥界の主西行寺幽々子がいる事を、鳳凰は思い出した。
勇義「西行寺幽々子・・・!!確かにあの女の能力なら適任だな・・・!!」
小傘「幽々子って、あの大食らいの人の事だよね・・・?」
メディ「そんなに最悪最強?」
幽香「普段の印象からは想像し辛いでしょうけど、貴方達が思っている以上に最悪最強よ。」
鳳凰「あぁ、そうだ。何せあの女の能力は・・・!!」
タチコマは西行寺の能力を調べた。そう、あいつは死を操る程度の能力。その言葉通り、相手の状態に関わらずしを与えることが出来る能力。昔、鳳凰は幽々子と一度戦ってる、その時は能力に苦戦したが、鳳凰は次元を操る程度の能力を持っており、引き分けになるまで戦った。ちなみに、幽々子の能力は鳳凰の能力が弱点らしい。
タチコマ「そんな・・・!!」
幽香「しかも、あの女が飛ばす反魂蝶は物質を透過する。だから、古明地こいしが戦車の中に居ても有効だわ。」
アリス「じゃあ、広範囲に反魂蝶を飛ばすと言うの!?」
にとり「だから、平原か・・・!!森の中で反魂蝶を飛ばせば、森で暮らす動物は勿論の事、周辺の木々も全滅だろうからね・・・!!」
勇儀「くそ・・・!!最悪の場合、平原地帯でこいしを殺そうとするのを阻止しようと思っていたが・・・!!それも無理そうだな・・・!!」
鳳凰「八雲藍め!!これじゃ、まるで風見派に宣戦布告するような物だぞ!!」
だが、ここで問題があった。射命丸は冥界の管理者が現世でそのような行いをしても良いのですかと幽香に質問した。そう普通なら閻魔に咎められるから絶対にしない。だが、攻撃対象がこいしなら、閻魔に咎められる事は恐らく無いと言った。その理由は、こいしがさとりと同様に映姫から地霊殿での怨霊の管理を任されている身だからだ。そう、こいしは彼岸の関係者だからだ。こいしが現世である地上で人間を殺せば、怨霊の管理者に任命した映姫は上司である十王達から責任を問うことになる。そこで、同じ彼岸の関係者である西行寺幽々子が蛮行を止めると言う名目でこいしを殺せば、閻魔に恩を売る事になる。そうなれば、映姫は現世での西行寺幽々子の行動を黙認する事になる。
勇義「あの女狐め・・・!!そこまで計算尽くか・・・!!」
鳳凰「八雲藍め・・・!!会った時はぶっ倒してやる!!!」
幽香「本当、嫌な女よね。」
橙「・・・・・。」
幽香「橙、私の回答はどうだったかしら?」
橙「私から答える事は何もありません・・・。」
鳳凰「その様子だと、正解のようだな。」
幽香「満点の様ね。まあ、満点だからと言って良い気分にはなれないけど・・・。」
鳳凰「くそ、最悪だ。」
こころ「じゃあ、古明地こいしが平原地帯に出てしまったら・・・。」
幽香「終わりよ。私達には助けられなくなる。」
小傘「そんな・・・。」
さとり「・・・・・。」
タチコマ「さとりさん、大丈夫だよ。こいしちゃんが妖怪の山を下りる前に助ければ良い。」
さとり「タチコマ・・・。」
鳳凰「そうだぞ、さとり。タチコマが大丈夫て言ってるて事は大丈夫なんだよ。」
さとり「鳳凰・・・。」
タチコマ「みんな、聞いて。まずは僕とさとりさんの二人でこいしちゃんを説得しようと思う。」
鳳凰「最初はタチコマとさとりでこいしの説得をするのか。」
小傘「わちき達は付いて行っちゃいけないの?」
タチコマ「こいしちゃんは相手の心を読む事が嫌なんだ。だから、こいしちゃんの大切な家族であるさとりさんと心が無い僕なら平気だと思うんだよ。」
鳳凰「今のこいしは心を読むのが嫌がってるからな・・・。今は仕方ないか・・・。」
幽香「私達が下手に接触すれば、攻撃されてるのは目に見えてる。その現状を考えれば、妥当な提案ね。」
勇義「じゃあ、まずはそれで行くか。」
アリス「取りあえず、さっき言っていた廃村に移動しましょう。」
文「では、私はこれで。皆さんの健闘を祈ります。」
タチコマ「良し!!みんな、行こう!!」
鳳凰とタチコマ達は先に行った。後ろで幽香と橙が話て言ったが、鳳凰は普通の会話だろうと思った。
鳳凰「ところで廃村てどうゆうことだ?」
こころ「あっ、そうか。鳳凰はその時トイレに居たから、わからないのね。」
小傘「もし、幽香さんがこいしを見つけたら、直ぐにそこへ向える様に此処から移動して、そこの廃村を拠点にするの。」
鳳凰「なるほど、ここからだと見つけても遠すぎる。だから、廃村に・・・ん、ちょっと待てどこの廃村だ。」
メディ「さっき、天狗から地図をもらったの。」
タチコマ「ちょっと待ってね。今から鳳凰さんにも見せるから。」
タチコマは廃村の地図を鳳凰に見せた。
鳳凰「どれどれ・・・ん!?まさかここは!?」
タチコマ「どうしたの?」
鳳凰「ここは確か哨戒の白狼天狗が偶に休憩で使ってる所だったよな。」
タチコマ「あれ、鳳凰さん知ってたの?」
鳳凰「私が小さい頃、椛と一緒にそこで遊んだ記憶があるんだ。だから、覚えてるんだよ。」
にとり「そういえば、昔、椛が鳳凰様と一緒に遊んでたて言ってたけど、まさかここだったとは・・・。」
タチコマ「鳳凰さんは妖怪の山の勢力から愛されてるんだね。」
鳳凰「まぁ、そうだな・・・。」照れ照れ
こころ達・アリス・勇義(あっ、今照れた。)
そう言いながら、鳳凰とタチコマ達は廃村に移動する事になった。
特別編第4話終わり
特別編第5話に続く
~お知らせ8月11日~
すいません。今回は予約投稿しないで、そのまま完成しないで投稿してしまいました。金曜日には完成するのでそれまで待ってください。本当にすいません。
~お知らせ8月12日~
やっと、完成しました。
~お知らせ8月19日~
すいません。今週は忙しいので明日出します。本当にすいません。
~お知らせ8月20日~
すいません。今日も忙しかったので明日絶対に出します。本当に申し訳ありません。