決闘開始から2時間経ちお互いの体は血まみれだった。こころ達は驚きながらもその決闘を見ていた。
第9話「決闘は命懸けだ。えっ、違う!? ~後編~」
鳳凰「なかなかやるな。」
幽香「あなたこそ。」
お互いの体は血まみれだった。しかも・・・
鳳凰(やべぇ。体力が限界だ。これは早く決着ついた方がいいな。)
幽香(こっちも体力が限界だわ。さすがは鬼の四天王の弟子ね。これは早く決着した方がいいわね。)
お互い体力が限界だった。
鳳凰「これで決着をつけてやる!!」
幽香「えぇ。そうしたほうがいいわね!!」
2人とも空を飛んだ。
幽香「これで決めてやるわ。ファイナルマスタースパーク!!」
幽香は最強の技を鳳凰に向けて放った。だが、鳳凰はギリギリ避けた。
幽香「なっ!?この技は避けるのは不可能なのに。避ける奴がいるなんて!!」
鳳凰「昔、天狗に色んな技の避け方を教えてもらったからな。こういうのは慣れてるんだ。これでも喰らえ。」
鳳凰は腕を強く握り、腕から青い光を発しながら幽香に突進していた。そして、鳳凰はあることを思い出した。
鬼の四天王達(私たちの三歩必殺とお前の次元拳が合わさったら強い技になると思うよ。)
鳳凰「師匠達。私はあの言葉を思い出しながらこの技を完成しました。これで最後だ。」
幽香(やばい。ここは傘でガードしたほうがいいわね!!)
鳳凰「喰らえ。次符「三歩必殺次元拳」」
幽香は傘でガードしたが、傘が折れ鳳凰の技が幽香に命中し、そのまま地面に叩きつけた。
幽香「がはっ!?」
そして、幽香は血を吐いた。
鳳凰「やったか。」
しかし、幽香はムクリと立ち上がった。
鳳凰「やっぱり体力が結構あるな。大妖怪は。」
幽香「あなたも人間なのに体力はあるほうなのね。でも、私も体力の限界よ。この勝負はあなたの勝ちね。」
鳳凰「そうみたいだな。」
お互い体力が限界だって、わかっていたようだ。
小傘「やった。鳳凰の勝ちだ。」
メディ「コンパロ。」
こころ「おめでとう。鳳凰。」
鳳凰「ありがとう。そうだ報酬は?」
幽香「はい。これね。」
幽香は青いバラと70銭を鳳凰に渡した。
鳳凰「あの~。報酬はわかるけど、なんで青いバラなの?」
幽香「あなたの次元拳青い色してたでしょ。だから青いバラにしたの。」
鳳凰「確かにそうだな。」
幽香「今度あなたの何でも屋に寄ってもいい。」
鳳凰「いいけど。2度とお前の決闘の依頼はゴメンだからな。普通の依頼と遊びに来るならいいけど。」
幽香「わかったわ。また何かあったら寄るわね。」
鳳凰「わかった。じゃあまたな。」
幽香「あら。永遠亭に寄らなくても大丈夫なの?」
鳳凰「確かに血まみれだけど、そんなに大したケガじゃないから大丈夫。」
幽香「ならいいわ。それじゃまたね。」
鳳凰「またな。」
鳳凰達はまっすぐ人里に帰っていた。人里に着いた頃にはちょうど夜になって外には誰もいなく、鳳凰はほっとしたが、寺小屋に帰った途端、慧音が鳳凰の血まみれの体にびっくりし、依頼の事を話したら、慧音が「ばかもん」と言いながら鳳凰達に頭突きし説教され、鳳凰は凄くケガをしていたためそのまま2週間何でも屋は休みになった。
第9話終わり
第10話に続く
次回予告
長編やります。