東方鳳凰屋   作:土方

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どうも。土方です。今回は鈴奈庵ネタもあります。それでは第6話目どうぞ。


PS第5話の文章のサブタイトル間違ってました。すいません。後日直します。


貸本屋の依頼は大変だ

鳳凰達は貸本屋「鈴奈庵」に向かっていた。その理由は何でも屋”鳳凰”の初依頼の仕事だからである。

 

 

第6話「貸本屋の依頼は大変だ」

 

 

鳳凰「ここがあの貸本屋「鈴奈庵」か。」

 

 

こころ「鳳凰。前に霊夢や魔理沙から聞いたことがあるけど、ここの貸本屋「妖魔本」もあるみたい。」

 

 

鳳凰「「妖魔本」て?」

 

 

こころ「妖怪が書いた本。人間には読めないけど、ここの本居小鈴ていう人は読めるらしいのよ。」

 

 

鳳凰「なるほど。私と同じ能力付きの人間か。まあ、私にはどうでもいいことだけど。」

 

 

小傘「貸本屋の依頼て何だろう?」

 

 

メディ「妖魔本の解読に手伝ってとか。」

 

 

鳳凰「んなわけねぇだろ。きっと別の依頼だ。」

 

 

そう言って、鳳凰達は鈴奈庵の中に入っていた。

 

 

鳳凰「すいません。誰かいますか?」

 

 

???「は~い。」

 

 

机に座っている女がいた。

 

 

鳳凰「すいません。依頼に来た何でも屋の主人鳳凰です。」

 

 

???「お待ちしておりました。私の名前は本居小鈴です。」

 

 

鳳凰「ふむ。君が噂の貸本屋の娘か。」

 

 

小鈴「はい。さっそくですけど、依頼の方を頼みたいんですけど。」

 

 

鳳凰「どんな依頼なんだ?」

 

 

小鈴「稗田阿求の屋敷から本の回収をお願いしたいんですけど、お願いできますか?」

 

 

鳳凰「いいよ。ところで稗田屋敷てどこだ。」

 

 

小鈴「それなら安心してください。地図と荷車渡しときます。」

 

 

鳳凰「なんで荷車もいるんだ?まあいい。よし行くぞ。」

 

 

こころ・メディ・小傘「うん。」

 

 

 

 

 

キングクリムゾン!!

 

 

 

 

 

 

そして、鳳凰達は稗田阿求の屋敷の前に居た。

 

 

鳳凰「ここが稗田の屋敷ね。」

 

 

こころ「鳳凰。そのセリフお気に入りなのね。」やれやれ

 

 

小傘「とりあえず中に入ろうよ。」

 

 

そういって、屋敷の中に入った。

 

 

鳳凰「すいません。誰かいますか。」

 

 

使用人「はい。何のご用でしょうか。」

 

 

鳳凰「鈴奈庵の本の回収に来ました。」

 

 

使用人「阿求様の用ですね。すぐにお呼びします。」

 

 

~5分後~

 

 

阿求「私が稗田阿求です。」

 

 

鳳凰「私の名は鳳凰。何でも屋の主人だ。今日は鈴奈庵の依頼で本の回収に来た。」

 

 

阿求「え。もしかしてあの噂の何でも屋”鳳凰”の主人鳳凰ですか?」

 

 

鳳凰「噂て何だ?」

 

 

阿求「人里の指名手配のチンピラ武装集団を壊滅したて言う噂です。」

 

 

鳳凰「ああ、その話は本当だ。」

 

 

阿求「ぜひ取材させてください。幻想郷縁起にのせたいんです。」

 

 

鳳凰「悪いがまた今度にしてくれ。今は依頼の仕事中なんだ。」

 

 

阿求「そうですか。じゃあ、本持ってきますね。」シューン

 

 

~30分後~

 

 

阿求「おまたせしました。これで全部です。」

 

 

鳳凰「why!?」

 

 

鳳凰の目の前には大量の本があった。

 

 

阿求「じゃあ、おねがいします。」

 

 

小傘「お願いしますじゃないよ。これ一人で全部読んだの!?」

 

 

阿求「そうですけど?」

 

 

こころ「だから荷車も用意したのね。」

 

 

鳳凰「よし。お前らこの本全部荷車に積んでくれ。」

 

 

小傘・こころ・メディスン「は~い。」

 

 

鳳凰「じゃあ行くわ。」

 

 

阿求「あの~。今度あなたの何でも屋に寄ってもいってもいいかしら?」

 

 

鳳凰「いいぞ。取材でも、遊びに来ても。ちなみに寺子屋の2階に何でも屋の事務所があるから。」

 

 

阿求「ありがとうございます。それじゃまた。」

 

 

鳳凰「ああ、またな。」

 

 

そう言って、稗田邸を後にした。

 

 

 

 

 

再びキングクリムゾン!!

 

 

 

 

 

こうして鳳凰達は鈴奈庵に帰ってきた。

 

 

鳳凰「ただいま帰りました。」

 

 

小鈴「お疲れ様です。大変だったでしょう。」

 

 

鳳凰「大変だったよ。荷車は大量の本積んでるから、後ろから小傘とメディとこころが押してもらったんだ。」

 

 

霊夢「まあ、それはそうね。阿求は結構本読むから。」

 

 

鳳凰「あれ?霊夢居たの?」

 

 

鳳凰は霊夢がここに居るのに驚いた。

 

 

霊夢「あなたが阿求の屋敷に行った後に来たの。」

 

 

鳳凰「そうか。ところで何してるんだ。」

 

 

霊夢「新聞を見てるのよ。人里に出していいのかをね。」

 

 

鳳凰は新聞をチラとみた。

 

 

鳳凰「もしかして、文々。新聞か?」

 

 

小鈴「そうです。文さんが人里向けに出してる新聞です。」

 

 

鳳凰は射命丸の新聞がどうやって人里に出してるかわかった。

 

 

霊夢「そうだ。せっかくだからあんたも見て。」

 

 

鳳凰「いいけど。」

 

 

鳳凰は文々。新聞を見た。

 

 

鳳凰「何でも屋の広告もあるし、本当に人里向けの新聞だ。まあ射命丸の新聞は大丈夫だろう。」

 

 

霊夢「鳳凰がそう言うんなら大丈夫そうね。小鈴。出してもいいわよ。」

 

 

小鈴「本当ですか。ありがとうございます。」

 

 

鳳凰「ところで報酬は?」

 

 

小鈴「報酬ですね。今渡します。」

 

 

小鈴は封筒を鳳凰に渡した。

 

 

小鈴「報酬は封筒に入ってますので。」

 

 

鳳凰「わかったわ。じゃあ、また依頼出したい時は寺小屋の2階にある。何でも屋”鳳凰”の事務所に尋ねてくれ。」

 

 

小鈴「はい。わかりました。」

 

 

鳳凰「じゃ、霊夢。私は行くからな。」

 

 

霊夢「今度神社に来たらお茶出してあげるわよ。」

 

 

鳳凰「わかった。楽しみにしてるよ。じゃあ、小鈴またな。」

 

 

小鈴「はい。今日はありがとうございました。それではまた。」

 

 

鳳凰「ああ、またな。」

 

 

無事何でも屋”鳳凰”の初依頼が成功した。ちなみに、封筒の中身は1円としおりである。

 

                                第6話終わり

                                第7話に続く


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