ここは人里の寺子屋である。鳳凰は慧音の家(寺子屋)の2階で何でも屋を開く事になり、今日は2階の掃除をしている。そして、ちょうど掃除を終わった所である。
第5話「挨拶回りは必ずしましょう」
鳳凰「ふぅ~、やっと終わった~。」
慧音「おつかれ。まさか半日で終わるとは思わなかった。私の予想では2日かかると思ってたからな。」
鳳凰「それぞれ、分担すれば早く終わるからな。それに、早く何でも屋”鳳凰”を開業したいからな。」
慧音「ほお~、気合入ってるな。」
鳳凰「当たり前ですよ。」
私の名は鳳凰である。今日は寺小屋の2階を掃除している。それは2階で何でも屋を開くために今日は小傘、メディスン、こころと一緒に慧音の手伝いをしている。そして、ちょうど終わった所である。
メディ「ねえ。鳳凰この花瓶どうする?」
鳳凰「う~ん。そうだな。花とか入れた方がいいと思うよ。」
メディ「じゃあ、一緒に花屋さんに行って、一緒に買ってこよう。」
鳳凰「そうするか。ちょうど人里の挨拶回りしたいし。」
小傘「それじゃ、わちき達が案内してあげる。」
鳳凰「えっ。君達が案内してくれるの?」
こころ「うん。こうみえて人里の事はちょっと知ってる。」
鳳凰「じゃ、お願いするわ。それじゃ、慧音。ちょっと挨拶回りに行ってくる。」
慧音「ああ。気をつけて行ってくるんだぞ。」
そして、鳳凰は人里に挨拶回りに行くことになった。
鳳凰「やっぱり。歩くのは気持ちがいいな。」
こころ「そうだね。」
小傘「あっ。ちょうど命蓮寺があるよ。」
鳳凰「へえ~。ここが命連寺か。ちょうど通りかかったし挨拶していくか。」
ちょうど、寺の前に妖怪がいるな。挨拶するか。
鳳凰「こんにちは。」
響子「こんにちはーーーー。」
鳳凰「うわっ。声が大きいな。」
小傘「あはは。相変わらずだね。」
響子「あれ?小傘じゃない。今日はどうしたの?」
小傘「今鳳凰に人里を案内している所なの?」
響子「鳳凰て誰?」
小傘「何でも屋”鳳凰”の主人。わちき達の上司かな。」
響子「そうなんだ。あっ、申し遅れました。あいさつがモットーの幽谷響子です。今日は命連寺に何の用ですか?」
鳳凰「明日から人里に何でも屋を開くことになった鳳凰です。今日は挨拶回りで命連寺に寄りました。住職に挨拶したいんですが?」
響子「聖姉さんに用があるんですね。今呼んできますね。」
~10分後~
響子「連れてきました。」
白蓮「響子から話を聞きました。あなたが鳳凰さんですね?」
鳳凰「はい。明日から何でも屋を開く鳳凰です。そして、これが何でも屋のチラシです。今日はその挨拶にきました。」
白蓮はチラシを見た。
白蓮「何でも屋ですか。」
鳳凰「もし依頼があったら、寺子屋の2階に何でも屋”鳳凰”があるのでそこに依頼を出してください。」
白蓮「わかりました。もし依頼があったらあなたの所に尋ねます。それにしても・・・」
鳳凰「ん?」
白蓮「あなた私の弟に似てますね。」
鳳凰「えっ。どういうことですか?」
白蓮「昔、私に弟がいたんです。でも、弟が病気で死んでしまったんです。昔に。」
鳳凰「そうか。それは気の毒だな。」
白蓮「そうだ。よろしけば、寺の中に入ってみてはいかがですか。」
鳳凰「いえ。今日は挨拶だけに来ただけですので、今日は門の前でいいです。」
白蓮「そうですか。それじゃ、お気をつけて。」
鳳凰「ちなみに、依頼じゃなくても来てもいいですよ。」
白蓮「そうですか。それじゃ通りかかったら寄りますので。それじゃ、また来てください。」
鳳凰「ああ、またな。」
そう言って鳳凰たちは命連寺を後にした。その後、鳳凰は人里のあちこちに挨拶をしに行き、何でも屋の宣伝をした。最後に、花屋さんで花を買って慧音の寺子屋に帰った。
鳳凰「ただいま。」
慧音「おかえり。どうだった人里は?」
鳳凰「ああ。よかったよ。それに活気があったしな。」
慧音「あはは。それはよかった。それと、お前たちに依頼がきてるぞ。」
鳳凰「本当ですか!!」
慧音「ああ。鈴奈庵ていう貸本屋があるだろ。そこの娘さんからの依頼だ。」
鳳凰「そういえば、あそこだけ挨拶に行ってねえな。」
慧音「ちょうどいいじゃないか。依頼のついでに挨拶もしたらどうだ。ちなみにその依頼は明日だそうだ。」
鳳凰「わかりました。そうしますわ。」
そして、鳳凰は小傘とこころとメディスンの方を向いた。」
鳳凰「よし。お前ら明日から何でも屋”鳳凰”開業だ。そして、明日は初依頼だ。必ず成功するぞ。」
小傘「うん。わちき達もがんばる。」
こころ「鳳凰の足引っ張らないようにがんばる。」
メディ「コンパロ。」
鳳凰「じゃあ、明日はがんばるぞーーー。」
小傘・こころ・メディスン「おーーーーー。」
明日から何でも屋”鳳凰”の開業である。そして、明日は何でも屋”鳳凰”の初依頼の仕事である。
第5話終わり
第6話に続く