東方鳳凰屋   作:土方

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どうも、土方です。最近温かくなってきましたね。
そして、第3話目(中編)です。どうぞ。


物語にはライバルがすごく大事 ~中編~

ここは博麗神社の裏庭。外の世界で修行し幻想郷に帰ってきた鳳凰と幻想郷の奇跡の巫女東風谷早苗の決闘(喧嘩)が始まろうとしていた。

 

 

 

第3話「物語にはライバルがすごく大事 ~中編~」

 

 

 

 

鳳凰「久しぶりの決闘だな早苗。」

 

 

 

早苗「ええ、そうですね。鳳凰。」

 

 

 

霊夢「その決闘ちょっと待った。」ザッ

 

 

 

鳳凰「霊夢か。私と早苗の決闘を見に来たのか。」

 

 

 

今2人は戦闘態勢に入り、鳳凰は拳を握り、早苗は巫女が使う棒を持っていた。そこに霊夢、魔理沙、射命丸、こころ、小傘、メディスンの6人が鳳凰と早苗の決闘を見に来た。(霊夢と射命丸は決闘を止めに来た。)

 

 

 

霊夢「鳳凰。今の幻想郷はスペルカードルールがあるわ。殺し合いは禁止になってるはずよ。」

 

 

 

鳳凰「そうなのか。今の幻想郷は昔と違うのか・・・ちょっと待て、スペルカードルールてなんだ?」

 

 

 

霊夢「妖怪と人間が戦いやすくするように作られたルールよ。殺し合いは禁止のはず。」

 

 

 

鳳凰「そうか。早苗とは久しぶりの殺し合いができると思ったのに。」

 

 

 

霊夢・射命丸「それだけはやめて(やめてください)。」

 

 

 

早苗「私はそれでもかまいませよ。何故なら幻想郷は常識にとらわれてはいけませんから。」ドヤ

 

 

 

霊夢「早苗。すこしは常識を使いなさい。そして、ドヤ顔するなーーー。」ビシッ

 

 

 

鳳凰「外の世界では守矢の神様が殺し合いはするなと言ってたからな。しかたない、あの戦い方でやるか。」

 

 

 

早苗「あの戦い方ですか。懐かしいですね。」

 

 

 

霊夢・魔理沙・射命丸・こころ・小傘・メディスン「あの戦い方?」

 

 

 

鳳凰・早苗「それはにらめっこだ。」

 

 

 

霊夢たちは平和的な戦い方でほっとした。だが、彼女らは知らなかった。あの2人のにらめっこの仕方が普通と違うことを。

 

 

 

鳳凰「じゃやるか早苗」

 

 

 

早苗「はい。やりましょう。」

 

 

 

そして、にらめっこが始まった。

 

 

 

鳳凰・早苗「にらめっこしましょ。笑うとまけよ。あっぷっぷ。」

 

 

 

そして、お互い変な顔してにらみ始めた。

 

 

 

早苗「ぶっ。」

 

 

 

吹いたのは早苗だった。その時だった。

 

 

 

鳳凰「はい。ドーン。」ブン

 

 

 

早苗「ふげ。」ドゴーン

 

 

 

鳳凰は吹いた早苗を殴った。(顔に)

 

 

 

霊夢達「えーーーーーーー。」

 

 

 

鳳凰「よっしゃ。俺の勝ち。」

 

 

 

魔理沙「ちょっと待て!!なんでにらめっこで負けた人を殴るの。普通は負けた人を殴らないんだぜ!!」

 

 

 

鳳凰「それが私と早苗だけのにらめっこのルールだ。」

 

 

 

射命丸「そうなんですか!!それがあの2人のにらめっこのルールなんですか!!」

 

 

 

早苗「あいかわらず、容赦ないですね。」ビクビク

 

 

 

早苗は顔面から鼻血を出していた。

 

 

 

霊夢「(鳳凰のパンチで鼻血だけで済んだ早苗もすごいわ)」

 

 

 

鳳凰「早苗もう一戦やろうか。」ニコニコ

 

 

 

早苗「はい。もう一戦やりましょう。」イエーイ

 

 

 

魔理沙「なんで殴られたのにイエーイなんだ。」やれやれ

 

 

 

魔理沙はツッコミを入れながらも、2人は再びにらめっこを始めた。

 

 

 

鳳凰・早苗「にらめっこしましょ。笑うと負けよ。あっぷっぷ。」

 

 

 

鳳凰「ぶーー。」

 

 

 

次は鳳凰が笑った。

 

 

 

早苗「はい。ドーーン。」ブン

 

 

 

鳳凰「ひでぶ!?」ドゴーン

 

 

 

早苗は巫女の棒で鳳凰を殴った。

 

 

 

射命丸「鳳凰様ーーーー!?」

 

 

 

射命丸は叫んでつっこみを入れた。

 

 

 

射命丸「鳳凰様大丈夫ですか。ていうか早苗さん普通はにらめっこは物を使わないんですよ!!」

 

 

 

鳳凰「だいじょうぶだ。射命丸。私と早苗のにらめっこは物を使ってもOKだから。」

 

 

 

射命丸「そうなんですか。じゃないですよ!!あなた達のにらめっこのルール変わりすぎですよ!!」

 

 

 

小傘「ねえ、メディにらめっこのルールてあんな感じだったけ?」

 

 

 

メディスン「普通は負けた人は殴らないのにね。」

 

 

 

こころ「小傘、メディ、あのにらめっこはだめよ。あれはあの2人のにらめっこのルールだから。」

 

 

 

メディ・小傘「は~い。」

 

 

 

こころは小傘とメディスンに真似しないように注意した。その後、鳳凰が勝ったら早苗を殴り、逆に早苗が勝ったら鳳凰を殴り、その繰り返しを続いた。霊夢達は呆れたように鳳凰と早苗の戦いを見ていた。結局、その結果2人の顔は・・・

 

 

 

鳳凰・早苗「前が見えねえ。」

 

 

 

2人の顔はぼこぼこ殴りすぎたため顔面がはれた。

 

 

 

霊夢「気が済んだ。」はぁ~

 

 

 

鳳凰・早苗「気がすみました。」

 

 

 

霊夢「じゃ、みんな神社の中に戻って鍋パーティしましょ。」

 

 

 

魔理沙「やっと鍋が食えるぜ。しかし、2人の戦い方はおもしろかったな。最後に顔がはれてるけどな。ぷぷぷ。」

 

 

 

こころ「魔理沙さん。笑っちゃだめよ。確かに笑えるけど。ぷぷぷ。」

 

 

 

小傘「でも笑えるねぇ。メディ。」

 

 

 

メディ「そうね。ぷぷぷ。」

 

 

 

霊夢、魔理沙、こころ、メディスン、小傘は笑いながら神社の中に戻っていた。

 

 

 

鳳凰・早苗「・・・」

 

 

 

射命丸「鳳凰様と早苗さん、顔の傷薬です。どうぞ。ぷぷぷ。」

 

 

 

射命丸は鳳凰と早苗に傷薬を与えて、笑いながら神社の中へと戻っていた。

そして、2人もお互いの顔を見て笑った。

 

 

 

鳳凰「私たちも神社の中に戻ろうか。早苗。ぷぷぷ。」

 

 

 

早苗「そうですね。ぷぷぷ。」

 

 

 

そして、2人も笑いながら神社の中に戻っていった。あの頃を思い出しながら。そして、鳳凰は鍋パーティを楽しみにしながら神社の中に戻っていた。

 

 

                             第3話(中編)終わり

                             第4話(後編)に続く


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