それではどうぞ。
チンピラて変な顔ばかりだよね
ここは忘れ去れたものたちが集う場所、「幻想郷」その世界には妖怪や神や色んな種族が住んでいる。
そこに外の世界から修行を終えて幻想郷に帰ってきた人物がいた。
鳳凰「修行を終えて久しぶりに幻想郷に帰ってきたのはいいが、何を食べようか。」
第1話「チンピラて変な顔ばかりだよね」
私の名前は「鳳凰」小さい頃に外の世界で修行をしてた人間だ。普通の人間と違い、私は次元を操る程度の能力を持っている人間だ。その能力の力で外の世界と幻想郷または異界とも行き来できる。そのおかげで外の世界で修行してた。まあ2年くらいは異界で修行してたけどな。まあ私の自己紹介はこれくらいにして、今私は外の世界で修行を終えて、幻想郷に帰ってきた所だ。今は幻想郷の人里にいる。何をたべようか考え中だ。
鳳凰「ん。あれは甘味屋か。よしそこの店で何か食べようか。」
早速俺は甘味屋の店内に入った。店内は甘い匂いがした。ん~いい香りだ。よしとりあえず団子にしよう。
鳳凰「すいません。団子一つお願いできるか。」
店長「へい。ただいま。」
とりあえず俺は注文した団子を待つことにした。その時だった。前の方で何か揉めているようだ。
チンピラA「おい、この店の団子まずくねーか。」
チンピラB「ほんとすね。」
うわぁ、幻想郷にもチンピラがいるんだな。昔はいなかったのに関わらないほうがいいな。
チンピラA「この店はぼろいし、店員が男ばっかりだしよ。」
チンピラB「ほんとすね。この店潰しちゃいましょうか。兄貴。」
こいつら調子に乗りやがってちょっと文句言ってやるか・・・
???「ちょっとこの店に文句を言わないでよ。」
???「この店は私たちや人里の人達のお気に入りの場所なの。」
???「だから文句を言わないで。」
その時、三人の妖怪の小娘たちがチンピラに文句を言った。
店員「こころちゃん達、お願いだからそこのお客さん達に刺激しないで、噂だけど人里で一番有名な悪い連中なんだ。」
こころ「でもこの人達この店に文句を言ったのよ。許せないわよ。」
チンピラA「妖怪の小娘が何を言うか。」
チンピラB「妖怪は人里の中では暴れないからて口文句だけか。あははは。」
おいおい。何か変な方向になってるぞ。まずいな早く止めなきゃ。
???「なんかこの人変な顔。」
チンピラA「何だと。」
???「だってバカみたいな顔してる。」
チンピラA「この野郎、ふざけやがって。」
その時、チンピラのリーダー格の人が妖怪の3人娘達をなぐり飛ばし、その衝撃で妖怪の3人娘達が店の外に飛び出し、チンピラ達も店の外にでた。
妖怪の3人娘達「きゃーーーー。」
チンピラA「ふざけやがって、妖怪殺しても罪にはならねぇ。そこの妖怪まとめて殺してやる。
チンピラB「兄貴!人里で暴れたら博麗の巫女と人里の自警団が来ますよ。」
チンピラA「だいじょうぶ。その前に殺してやる。ちょうどここに新しい武器がある。これでやってやる。」
チンピラのリーダー格の奴が大きな刀を取り出し妖怪の一人を切り殺そうとした。
???「きゃ~~~~!」
???「やめてーーーー!!」
やべぇ、人里で殺人事件・・・じゃなくて、妖怪の殺人事件はもっとやべぇよ。とめなきゃ。
「やめなさい」
あれはまさか・・・霊夢?
霊夢「そこのチンピラ達おとなしく人里で暴れるのはやめなさい。ここは人里よ。」
まちがいねぇ、霊夢だ。へへ、キレイな女になりやがって。
チンピラA「ちっ、博麗の巫女が来たか。まあ人を傷つけられないから、安心できるけどな。」
霊夢「残念だけど、私は自警団の依頼で人里に来ていたの。最近、人里で指名手配中の危険な武装集団が居ると言う話をね。」
チンピラA「なるほど、巫女の勘で俺たちがその武装集団だって言うのか。正解だ。その武装集団は俺たちの事よ。」
その時、チンピラの周りにたくさんの武装した兵達が集まった。よく見たら全員人間じゃん。
霊夢「何よこれ。全員人間じゃないの。これじゃうかつに攻撃できないわ。」
人里の人間A「おい。まずいぞ。確か博麗の巫女は人間相手に攻撃できないよな。」
人里の人間B「妹紅さん率いる自警団呼んだ方がいいか。」
仕方ない。出るか。
鳳凰「おい。そこのチンピラ武装集団。そこで暴れるんならよそでやんな。」
チンピラA「あん。誰だテメェは。」
鳳凰「チンピラに語る名はない。」
チンピラB「なんだと、兄貴に何て口を言うんだ。」
霊夢「!!...あんたまさか鳳凰?」
鳳凰「下がってな。霊夢。」
霊夢「えぇ。わかったわ。」
鳳凰「おい。そこの変な顔したチンピラ。お前がリーダーだな。来いよ。俺が相手になってやる。」
チンピラA「おい。貴様俺を変な顔て言ったな。上等だ。最初にお前を殺してやる。」
鳳凰「ああ、来いよ。変な顔したチンピラのリーダーさん。」
チンピラA「ふざけやがって、この刀で斬ってやる。」
チンピラのリーダーは刀を持って、鳳凰を襲いに来た。
霊夢「鳳凰、危ない!!。刀が来るよ。」
チンピラA「おりゃーーーーー。」
ブン
鳳凰「次符「次元の壁」」
パキン
霊夢・???・???・???・人里の人間「え?」
霊夢や人里の人間は驚いていた。それもそのはず、リーダー格のチンピラの刀が折れたのだ。しかも・・・
チンピラA「え、俺の刀が折れた!?しかもお前何で無傷なんだ!?」
鳳凰「私の能力は次元を操る程度の能力。次元の力で空気の壁だって作れる。今度は、こっちの番だ!!」
チンピラA「ひいっ。」ガタガタ
そして、鳳凰の拳が青く光った。
鳳凰「次符「次元拳」」
ボカ
チンピラA「ぎゃあああ。」
チンピラは上空に飛ばされ、地面に落ちた
ドサ。
チンピラB「兄貴ーーー。くそ。みんな逃げろ!」
霊夢「そうはさせないわよ。」
霊夢は武装集団を逃がさないように結界で囲った。
チンピラC「これは結界。くそ、逃げられねぇ。」
霊夢「さて、自警団が来るまでここで待っててもらおうかしら。」にこにこ
鳳凰「待っててくれますよね。」バキボキ
チンピラ全員「はい。」ガタガタブルブル
~30分後~
妹紅「そこまでだ。指名手配のチンピラ武装集団。全員お縄に・・・あれ?」
妹紅と自警団が着いた頃には、チンピラの武装集団は怯えながら土下座していて、すでに捕らえていた。
霊夢「あら、妹紅じゃない。来るのが遅かったわね。」
霊夢が妹紅に話しかけってきた。
妹紅「霊夢。これみんなお前がやったのか。」
霊夢「違うわよ。全部あいつがやったわ。」
妹紅「え?」
霊夢が指さした方向を見ると甘味屋の外の椅子で団子を食べてる青年がいた。
鳳凰「おお。ここの店の団子旨いな。いいのか店長この店の団子タダで食ってもいいんですか?」
店長「いいよ。お前さんのおかげで、この店は守られたんだ。これはお礼だ。」
鳳凰「サンキュー。店長さん。」
妹紅は周りをみた。そこにはチンピラのリーダーは地べたに気絶してるし、人里の人達からもありがとうて言う声が聞こえた。
妹紅「これは全部君がやったの?」
鳳凰「まあ、そんなところです。チンピラのリーダーを倒したら、チンピラ達全員が泣きながら土下座してきた。」
妹紅は、だいたい察しがついた。霊夢と青年がチンピラ達を泣かしたことを。
妹紅「そうか。私の名前は藤原妹紅だ。霊夢から話は聞いた君のおかげで人里の安全が守られた。ありがとう。そういや君の名前は?」
鳳凰「私の名前は鳳凰です。以後よろしく。」
妹紅「鳳凰だな。よろしく。」
鳳凰「よろしく。」
???「あの~。」
鳳凰「ん?」
???「助けてくれてありがとう。」
あれは、確かチンピラにぶっ飛ばされた。付喪神3人娘か。
鳳凰「君たちは、さっきの付喪神の妖怪3人だよね。」
???「えっ。どうして私たちが付喪神だってわかったの?」
鳳凰「見た目と勘でわかったのさ。そういえば君たちの名前は?」
こころ「見た目と勘でわかるなんてすごい。あ、私の名前は奉こころ。」
小傘「わちきの名前は多々良小傘。」
メディスン「メディスン・メランコリー。」
鳳凰「そうか。私の名前は鳳凰だ。よろしく。」
こころ・小傘「よろしく。」
メディスン「・・・」
鳳凰「あれ?メディスンちゃんだけ、よろしくて言わないの?」
小傘「メディ。ちゃんとよろしくて言わなきゃダメだよ。」
メディスン「よろしく。」
鳳凰「どういたしまして。」
メディスンちゃんだけ、だんまりか。この感じだと人間を嫌っているな。
妹紅「私もお礼をしよう。君が欲しいものは何?」
鳳凰「そうだな。とりあえず人里に何でも屋を開こうかと思ってるかな。」
妹紅「わかった。慧音に相談してみるよ。それまで待ってくれる?」
鳳凰「わかりました。妹紅さん、お願いします。」
妹紅「わかったわ。それじゃ、またね。」
鳳凰「またな。」
そう言って、妹紅は捕らえたチンピラの武装集団を連れて帰って行った。
鳳凰「さてと、霊夢久しぶりだな。」
霊夢「何が久しぶりよ。あんたが外の世界に行ったあと、私、鳳凰を幻想郷中探し回ったのよ。まあ、その後紫から全部聞いたけど。」
鳳凰「悪かったな。霊夢に何も言わなくて外の世界に修行に行ってしまって、お詫びに外の世界で修行していた時の話をするよ。」
霊夢「わかったわ。今回はそれで許すわよ。」
鳳凰「あのさ霊夢、私幻想郷に帰ってきたばかりで今泊まる場所がないんだ。だからお前の神社に泊めてくれるか。」
霊夢「わかったわ。ただしお賽銭はちゃんと入れなさいよ。それとお土産話聞かせてよ。」
鳳凰「あいかわず、お賽銭の事を言うのか。」
霊夢「うるさいわね。」
やれやれ、霊夢はあいかわらずだな。
鳳凰「そうだ。霊夢、せっかくだからさ今夜は鍋パーティーにするか。それと小傘、メディスン、こころも連れてていいか。」
霊夢「いいわね。妹紅から報酬結構もらったから、今夜は神社で鍋にしましょう。ちょうど神社に鍋用の食材があるから。それとそこの付喪神3人も来てもいいわよ。大勢で食べるとおいしいわ。」
小傘「えっ。いいの。わちきたちも鍋パーティーに参加していいの?」
鳳凰「霊夢はお金入ると上機嫌だから、参加してもだいじょうぶだよ。」
こころ「じゃ。お言葉に甘えて。」
霊夢「あいかわず鳳凰はお人よしなんだから、いや、この場合はお妖怪よしだっけ。」
鳳凰「それギャグでいってるのか。」
霊夢「違うわよ。」
鳳凰と霊夢はお互い笑いあった。
鳳凰「よし、霊夢の許可も通ったし、店長、団子ありがとな。」
甘味屋の店長「おう。また来てくれよな。」
鳳凰「よし。霊夢の家博麗神社に行くか。」
霊夢「鳳凰。あんまり食べ過ぎないようにね。」
鳳凰「私と白玉楼の主と一緒にするな。あいつよりそんなに食べないぞ。」
霊夢「なんであの亡霊と例えるのよ。」
そんな話をしながら鳳凰、霊夢、こころ、小傘、メディスンの五人は博麗神社に行くのであった。
ここは人里の自警団の屯所。そこには妹紅と自警団の人達がチンピラ武装集団に尋問をしていた。
妹紅「さあ、お前らその武器どこで買った。」
チンピラA「人里の闇商人に買ったんだよ。その闇商人には驚いたよ。だって、人里では手に入らない武器を売ってたんだぜ。」
妹紅「何。人里の闇商人だと、名前は?」
チンピラA「名前は聞いてねえんだ。名前を聞くの忘れちまって。」
妹紅「しかたない。その闇商人てやつを探すか。おい、その武装集団を牢にぶっちこんでおけ。」
自警団員「はい!!」
チンピラ全員「ちょっとまって。俺たちが牢に入るんだよ!!」
妹紅「当たり前だ。人里で武器を買うのは駄目だ。2年位は牢に入っとれ、もし脱走したら地獄の拷問だからな。わかったな。」
妹紅の目はもし脱走したら焼き尽くすぞゴラァの目だった。それを見たチンピラ達は・・・
チンピラ全員「はい。」ガタガタブルブル
恐怖で震えを感じた。漏らしたやつもいる。
第一話終わり
第二話に続く。