久しぶりの番外編です!
なんと今回は三浦視点!?
ではではどうぞー!
そういえばはるのんの誕生日をストーリーに入れるか番外編に入れるか迷い中…。
どうしようー?
----三浦side----
あーしの名前は三浦優美子、総武高校1年生だ。なんだかんだで仲良くなった結衣と姫菜といつもどおりに過ごしていた。
そんなある時、結衣が部活でテニス部の手伝いをすると言っていて昼休みはその手伝いにいっていた。そのときあーしは閃いた。
「あ、あーしも手伝った方がためになるかも。」
こう見えてもあーしは中学ではテニス部に所属していて県選抜にも選ばれたほどだ。高校に入学してからは部活には所属していなかったがそれでも素人よりはまだ上手いはずだ。今日もすでに結衣はいっているので善は急げだ。
「姫菜ー、あーしちょっと結衣のとこいってくる。」
「わかった。」
このときあーしは知らなかった。あーしたちの会話を聞いた1人の人がいたことを…。
・・・・・・・
場所は変わってテニスコート。ちょうど結衣たちがいたのであーしはさっそく用事を言う。
「え?どうしたの優美子。」
「ごめんね、結衣。なんか結衣たちが戸塚先輩の練習付き合ってるって聞いてね。あーし、元々テニス部だし練習付き合おうっと思ってさ。いいですよね戸塚先輩?」
「いや、でも…。」
やっぱり後輩に教わるのは嫌なのかな…。たしかにあーしも後輩からいろいろと言われるのもあれだしな。ダメならダメで教室に帰ろう…。
と、そのとき
「ほら、みんなでやったほうが楽しいしさ。そういうことでいいんじゃないの?」
なぜか葉山が話し合いに入ってきた。
「いや、なんでお前が話に入ってくるの?今はその1年と戸塚の話だろ。お前関係ないのに入ってくるなよ。それに俺たちは練習しているんだ。お前は帰れ。てか失せろ。」
そして葉山に言い返したのは比企谷先輩。結構有名だ。現生徒会長である雪ノ下先輩の彼氏らしい。さらにうわさによれば生徒会長と実質同じ権利をもってるとかないとか。
「じゃあこのテニスコートをかけて勝負をしませんか、ヒキタニ先輩?」
よくわかんないけど勝負することになったらしい。
「折角だし混合ダブルスでやりましょうよ。な、優美子。」
「え?は、うん…。」
急に言われてびっくりした。てかあーし?
その後雪ノ下先輩と雪ノ下さんが来て葉山にとてつもない殺気を放ったりして試合が開始された。
・・・・・・・・・・・・・
結果は敗北。あーしも乗る気ではないながらもテニスはテニスなので本気でやった。比企谷先輩と雪ノ下先輩はあーしのとこには取りやすいボールや厳しいところもいろいろあったが決して取れないところにはやってこなかった。こっちがとったポイントも全部あーしが打ち返したやつだ。
葉山には2人とも容赦がなくて葉山はやってる最中冷や汗を大量にかいていた。
乗る気ではなかったが久しぶりのテニスで楽しかった!テニスがやれて嬉しかった!
けど、迷惑かけたのは変わりない。ちゃんと謝らないと…
先輩たちがタオルや飲み物を誰かからもらったあとあーしは先輩のところへ行って謝った。
「あーし先輩にちゃんとあやまりたいし。あーしのせいで、あーしが言ったことでこんなことなっちゃったし・・・」
あーしの目から涙がポロポロこぼれる。あーしのせいでこんなことに…。あーしが来なければ、いなければ…
けれども比企谷先輩はそんなあーしにこう言った。
「いや、お前は悪くないだろ。戸塚の手伝いをしようと思ったんだろ。お前はいい事をしようとしたんだ。気にすんな。」
「…けど。」
「…んー、そうだな。明日からお前も手伝ってくれよ。そうすれば戸塚のためになるし。いいよな戸塚?」
「僕はいいよ!」
「…いいんですか?」
あーしのせいで迷惑かけたかもしれないのに。こんなあーしを許してくれるの…?
「ああ、良かったな。」ポンポン
比企谷先輩はそういうとあーしの頭をポンポンと撫でた。お父さん以外の男の人にされるのは初めてだったが全然嫌な気持ちはなかった。それよりももっとして欲しいとさえ思った。
はっ!その前に言うことがあるし!
「あ、ありがとうございます///」
あーしは少し照れながらそう言った。
こうしてあーしは明日から戸塚先輩の手伝いを一緒にすることになった。
…それにしても比企谷先輩の手なんかよかったなー。なにかお兄ちゃんみたいだし…。
あーしは先輩に撫でてもらったところを触りながらそう思った。
・・・・・・・・・・・・
その夜、あーしの携帯に1通のメールが届いた。その内容はというと…
「は?何これ…?」
そのメールにはこう書かれてあった。
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