今回は嫁度対決のクイズ編!
いろいろな解答が…?
ではどうぞー!
由比ヶ浜の料理?(あれを料理とは言わない!)を食べて気絶してから1時間後。
俺たちはなんとか意識が戻った。
「大丈夫八幡…?」
「義兄さん私が分かる…?」
「お兄ちゃん生きてるよね…?」
「ああ、なんとかな…。」
「よかった…、よかったよ…。」ポロポロ
「義兄さんが無事でよかったわ…。」ポロポロ
「お兄ちゃんが生きててよかった…。」ポロポロ
「ああ、大丈夫だから安心しろ。」ナデナデ
「「「うん…」」」グスッ
周りを見渡すと戸塚と材木座も目が覚めたようだ。
「義輝さん大丈夫…ですか?」
「あ、ああ…。」
「よかった…本当によかった…。」ポロポロ
「心配かけたの…」ナデナデ
「戸塚さん大丈夫ですか?」
「うん…なんとかね。」
「ならよかったです…」ホッ
「心配してくれてありがとね小町ちゃん。」
それぞれなんとか立ち上がる。てか…
「俺、三途の川見えたんだけど…」
「我も…」
「僕も見えた…」
「「「生きててよかった…」」」
本当にそう思う。危なかったなー。
その後30分俺たちは休憩してから次の対決へと続いた。
・・・・・・・・・・・・・
「さぁ、いろいろとハプニングがありましたが続いてはお嫁クイズ『こんなときどうする?』です!」
場所は変わって奉仕部の部室。次の対決がクイズだからなのか、よくクイズ番組で見る舞台セットが準備された。やってくれたのはファンクラブのみんなだ。
やってくれたやつには頭をナデナデして欲しいといわれたのでやってやった。そういえば三浦もいた気がするが気のせいか?
まあ、いいんだけどね。
「これから皆さんには嫁度検定問題を出していきます。皆さんは嫁の立場に立ってお答えを書いてください!って、あれ?お兄ちゃんもやるの?」
「俺も一応専業主夫を目指す身だからな。」
「うわ…ヒッキー先輩…。」
「八幡ー、頑張って!」
「おう!」
「お兄ちゃんはなんだかんだ言って働きそうだけどな…。まあ、いっか!では問題!」
「『お姑さんに掃除の仕方で文句を言われた。こんなときどうする?』お答えをフリップにどうぞ!」
フリップどっから持ってきたんだ?気にしたら負けな気がするけど。
カキカキ
カキカキ
カキカキ
カキカキ
カキカキ
カキカキ
書き終えたのを確認して小町が口を開く。
「では解答をお見せください!」
「ごめんなさいしてやり直す。」
「自分の掃除の仕方の合理性を一から説明する。」
「特に言われてないので問題なし。」
「お義母さんにやり方を教えてもらいます。」
「拳で語る。」
「どうしようもない。」
由比ヶ浜、雪乃、陽乃、風鈴、平塚先生、俺の順番でフリップを出した。
てか、平塚先生何書いてるの?
「ふむふむ…皆さん個性的なお答えですね。とりあえず平塚先生はペケで」
だよねー。
「てか陽姉とお兄ちゃんの解答は…」
「私はすでにいろいろやってるし、仲良いしね。」
「冬乃さんだからどうしようもないしな。」
うん、本当にどうしようもないからな。
「あはは…」
「それで小町ちゃん正解は?」
「小町的模範回答はこちら!『実母に愚痴ってまた明日から頑張る。』」
「妙にリアルな解答だ!?」
これでいいのか?
「どんどんいきましょ〜。続いての問題はこちら!『今日は結婚記念日!でも旦那は完全に忘れてて、記念日終了。さぁあなたならどうする?』あ、お兄ちゃんの場合は奥さんね。」
これガチじゃん…。大丈夫か?そう思いながらフリップに書く。
カキカキ
カキカキ
カキカキ
カキカキ
カキカキ
カキカキ
「ではお答えドン!」
「次の日に祝う!」
「本人が思い出すまで家事をしない、会話しない。」
「八幡が忘れるはずがないから特に問題ない。」
「義輝さんなら覚えててくれます!」
「謝るまでメールを送る。」
「陽乃が覚えてないはずがない。」
てか…
「平塚先生…。」
「だって!大事な大事な結婚記念日を忘れたんだぞ⁉ちゃんと忘れてないかチェックしなきゃ!」
だからって重い…重いよそんなんだから結婚出来ないと思う…。
「結衣さんはいい感じですね!お兄ちゃんと陽姉は相変わらずですね…。あと風鈴ちゃんもなかなか…。というわけで小町的正解はこちら!『素直にどこか行こうと誘う』」
すると他の女性陣はおぉっと湧いた。
確かにまともだな。平塚先生と比べると特に。
「次はこれ!『旦那が家事の手伝いをしてくれない。こんなときどうしますか?』では解答始め!」
カキカキ
カキカキ
カキカキ
カキカキ
カキカキ
カキカキ
「では解答オープン!」
「お願いする。」
「罰を与える」
「なんだかんだ言いつつも八幡なら手伝ってくれるから特にいい。」
「頼みます。」
「目で訴える。」
「特になにも言わない。」
「おー、いろいろありますねー。ん?お兄ちゃん何それ?」
「ん…、だってせっかく仕事で疲れてるのに無理に手伝わせるのもあれだろ?だから何も言わないんだけど…。それぐらいなら俺がやったほうがいいだろ?」
「八幡…。」ウルウル
「さすが義兄さんだわ。そこらの屑とは天と地ぐらい違うわ。」
「なるほどなるほど…。では解答はこちら!『お小遣いを減らす。』」
「さっきから小町ちゃんの解答がピンポイントすぎる!?」
「…とここまで見てきて審査員の戸塚さんと材木座さん的にはどんな感じでしょうかね?」
「確かに記念日は忘れちゃダメだよね。」
「ふむ、改めて風鈴殿が可愛すぎて我死にそう…。」
「義輝さん…///」
「はーい、ありがとうございます。ではでは、最終問題ですよ〜『最近、主人の帰りが遅い…もしや、浮気?』こんなときどうする?さぁお答えをどうぞ!」
カキカキ
カキカキ
カキカキ
カキカキ
カキカキ
カキカキ
「そこまで〜。ではお答えを一斉にどうぞ!」
「困る。」
「追い詰める。」
「八幡が浮気するはずがない。」
「義輝さんが浮気なんかするわけないです。」
「鉄拳制裁。」
「陽乃が浮気なんかするわけない。」
色々だな。というか…
「雪乃追い詰めるって何?」
言うと雪乃がきょとんとした顔で首を捻る。
可愛いんだけどさ…。
「あら、問い詰めるの間違いだったかしら。けれど、似たようなものよね。」
そしてにっこり笑った。
「「「「「「うわ…。」」」」」」
全員引いてるよ…
「みんななかなかいい答えですね。小町的正解はこちら『信じる』これ小町的にポイント高い!」
「「「「「おー…。」」」」」
「ではでは次は最後の対決です!」
小町が声を張り上げ、ついにドキドキ嫁度対決の最終決戦の火ぶたが切って落とされた。