川崎編が終わりもう少しで夏休み編に突入!?
…するかもしれません。これからもよろしくです。ではどうぞー!
川崎の件や期末テストなどが終わり今日は6月17日日曜日。俺は起きて飯を食いながら新聞を読んでいた。すると、1つのチラシが目に入った。
これは……!
「こ、小町!これ見ろこれ!東京ワンニャンショーが今年もやってくるぞ!」
「ほんとにっ!やったぁ!流石お兄ちゃん!」
「だろ!」
「うんうん!お兄ちゃんいつもよりもさらにかっこいい!」
そう、東京ワンニャンショー。うちの猫『カマクラ』ともここで出会った。小町が好きで毎年のようにいっている。そしてここで必ずやってくる人がいる。
バタバタ
ほらやってきた。
「に、義兄さん!?東京ワンニャンショーがやってきたわ!さっそく行きましょう!」
そう、雪乃だ。東京ワンニャンショーのあるときは俺と小町、雪乃の3人で基本的にいっている。ていうかいつも思うけどどうやって嗅ぎつけてくるんだ?不思議でならない。
と、そこで母親が眠そうにやってきた。
「......うるさい。バカ兄妹。くたばれ。」ギロッ
「「「す、すいません......」 」」
「あ、雪乃ちゃんはいいのよ。私が言ってるのはこの馬鹿ども2人だから。」
「あ、はい…。」
相変わらず雪乃には甘い母ちゃんである。
「あんた。出かけんのはいいけど、車に気をつけんのよ。小町と雪乃ちゃんが怪我しないように見てなよ。」
「わかってるよ。俺が小町と雪乃を危険な目に合わせるわけないだろ?」
「お、お兄ちゃん......///」ウルウル
「に、義兄さん……///」ウルウル
「はぁ......、バカだね。あんたの心配をしてんの。」
「......えっ」ウルッ
「か、母ちゃん......」ウルルッ
まさか母ちゃん俺のこと思って……
「本当、心配だわ。小町や雪乃ちゃんに怪我させたら、あんた、お父さんに殺されるよ」
「お、親父ェ......」
少しでも思った俺が馬鹿だった。
「今回はバスで行くからバス代ちょうだい!」
「往復でいくらだっけ?」
「えっと......。」
小町が考えている間に雪乃が言う。
「300円です。」
「あいあい。900円と昼食代3000円ね。」
母親は雪乃にお金を渡す。てか、昼食1人千円って母ちゃん太っ腹!
「母ちゃん昼食1000って太っ腹だな。」
「ん?ああ、大丈夫。それあの人の小遣いからこっそり抜いておいたやつだから。無駄に使われるよりあんたらの方が使うならいいでしょ?」
親父ェ……、さすがに哀れだと思う。同情はしないがな!
「じゃあ、私は眠いからもうひと眠りしてくるわ。おやすみ〜。」
「おやすみー。」
「おやすみー。」
「おやすみなさい。」
そうして母ちゃんは寝室というエデンに帰っていった。そういえばエデンというと『ドラゴン◯エストⅦ』のタイトルにあったなー。ス◯イムでてくるまで2時間かかるとは思わなかったが…。
と、そこで雪乃がちょいちょいっと袖を引っ張ってきた。可愛い。
「どうした?」
「これなんだけど…。」
そういいつつ見せてきたのは携帯だった。
「どこ見れば良いんだ?」
「これは由比ヶ浜さんのメールアドレスよ。」
「それがどうしたんだ?」
「たぶんだけど…由比ヶ浜さんのアドレスの末尾の数字…これは誕生日だと思うわ。」
えー、由比ヶ浜のやつメールアドレスに誕生日いれてるの?大丈夫か?
で、何々…0618か。と、すると6月18日か。今日は17日だから…って明日じゃねぇか!?
「だからプレゼントを買いたいのだけどいいかしら?」
「別にいいぞ。てかいきなりどうした?」
「だって…、は、初めての友達だから…。大切にしたいのよ…。」
「そうか、じゃあプレゼントも見ながら行くか。」
「ええ、ありがとう義兄さん…。」
「ではでは東京ワンニャンショーと結衣さんのプレゼントを買いにレッツゴー!」
「「おー!」」
こうして俺たちは出かけたのだった。