前回の小町が戸塚にお礼を言ったわけとは!?これで明らかになります!ではどうぞー!
小町が戸塚を見て目を見開き固まったと思ったらなぜかお礼を言った。うん、わからん!
「え、えっと小町?戸塚と知り合いなのか?それと助けられたって…。」
「うん、前に風鈴ちゃんと遊んで家に帰るときにナンパにあってね。で、そのとき腕を引っ張られて無理矢理連れてかれそうになったの…。」
「「あ?誰だ(よ)そいつ、叩き潰さないと気が済まない。俺(私)の可愛い妹(義妹)に手を出しといてただで済むと思うなよ…。」」
俺と陽乃からドス黒い殺気が漏れ出してきた。
「ま、待って!お兄ちゃんと陽姉落ち着いて!小町は大丈夫だから!」
そう言われ俺と陽乃は殺気を引っ込める。
「で、連れてかれそうだったときに誰かが小町の掴んでた男の人にボールを当てて、それで逃げられたの。そのときはわからなかったけど助けてくれたのが…。」
「戸塚先輩ってことね。」
と、雪乃がしめる。
「そうだったのか…。小町を助けてくれてありがとな戸塚。俺からも礼を言う。」
戸塚が助けてくれていなかったら小町がどうなっていたかわからない。本当に助かった…。やっぱり戸塚は天使だ。
「ううん。当然のことをしただけだよ。さすがに困っている子をほっとけないしね。…でもあの子が小町ちゃんだったのか。さすがは八幡の妹だけあって可愛いね。」ニコッ
「そうだろそうだろ!小町は可愛い!」
「うゎ…ヒッキー先輩シスコンだ。」
「シスコンで何が悪い。」
「か、可愛いなんて///そ、そんなことないですよ///」
あ、小町照れてる。可愛い…。あれ?そういえば相談があるっていってなかったっけ?
「で、小町相談って?」
「…ふぇ?…あー!そうだった!えっと大志君の話なんだけどね?」
と、小町が言うと隣のやつが少し礼をした。
「どうも、川崎大志っす。」
「小町、こいつは彼氏か?彼氏なら俺の手で地獄を見せないといけないから…。」
「いやいや違うから。大志君はお友達だよ、お友達。霊長類ヒト科オトモダチだから。」
「「「「「「「「うゎ…。」」」」」」」」
俺たちは軽く引いた。さすがに言い過ぎじゃない小町ちゃん?男として少しは同情するぞ…。
「そ、そうか…。コホッン、で?相談ってなんかあるのか?」
「え、あ、はい。姉ちゃんが皆さんと同じ総武高っす。名前、川崎沙希って言うんですけど。」
「あ、うちのクラスの川崎さんでしょ?」
「で、大志君のお姉さんが最近帰りが遅くて心配してるんだって。大志君が聞いても『あんたには関係ない』って言われるらしいんだ。」
「ちなみに何時くらいに帰ってくるの〜?」
「朝の5時くらいっす。」
「それって朝じゃん、マジウケる!」
「いや、ウケねえよ…。」
てか5時までって遅すぎない?
ふと、横を見ると…
「義輝さん何食べます?」
「ふむ…我はこれだな!」
「なるほど、でもこれも食べたいし…。あ、私これにするんで半分ずつでもいいですか?」
「構わんが。」
「やったー!義輝さん大好きです!」ダキッ
普通にいちゃいちゃしてた。もうほっとこう。
「で、うちに『エンジェル』って店から電話かかってきたんすよ。たぶんバイト先からなんですけどそれでどうすればいいのかなって。」
「じゃあそこに行って川崎さんに言えば良くない?」
「けれどそこをやめたからって、また別のバイトに行く可能性もあるわ。」
由比ヶ浜の意見に雪乃が指摘する。
「お兄ちゃん、どうすればいいかな?」
「ふむ、まだ何とも言えんが調べてみるだけみるか。」
「お願いします、お兄さん!」
「お兄さんと呼ぶな。俺を兄と呼んでいいのは小町と雪乃だけだ。」
「「えへへ〜。」」
そう俺が言うと小町と雪乃は嬉しそうだ。もう2人とも可愛いすぎない?
「じゃあ何と呼べば?」
「そうだな…、比企谷のお兄さんは長いしな。…特別にお兄さんで許してやる。」
「ありがとうございます!」
その後、 みんなで話し合って明日から川崎沙希更生作戦を開始することになった。