チェーンメールが終わり次はサキサキ編です!ということは…ついに誰かと誰かが再会する!?ではどうぞー!
由比ヶ浜のクラスのチェーンメール事件が収まった次の日の朝。俺は特にやることがないので机でぼーっとしていた。
と、そのとき目の前で手が動いているのに気がついた。誰だろうと思い目線で追っているとそれは戸塚だった。
「おはよう!」
うーん、何この天使?本当に男の子?
「おう、どうした?」
「あ、うん。職場見学のグループもう決めた?」
「いや、まだだが。…てかよく考えたら俺って男子の友達って材木座ぐらいしかいなくね?」
「僕も男の子なんだけど…。」
「あ、彩加ももちろん友達だぞ!」
しまったー!ノリで下の名前で呼んじゃったー!が、戸塚の反応はと言うと
「…嬉しい…な。」
え?
「初めて名前で呼んでくれたね。」ニコッ
やばい。陽乃と出会わずに戸塚が女だった場合戸塚ルートに入りそうでやばい。でも戸塚は天使だが、陽乃は女神。これは違わない。
「あ、僕もヒッキーって呼んでいい?」
「それはやだ。」
だって命名アホの子だよ?ダメでしょ。
「あ、じゃあ…八幡。」
と、戸塚が名前で俺のことを…
「もう3回呼んで!」
「八幡。」
「八幡?」
「八幡!」
うん、いいな。これは新鮮だな。
「もう、聞いてるの!」
「あ、悪い。で、何の話だっけ?」
「あ、うん。職場見学のグループの話だよ。僕もまだグループ決まってないんだ。」
「そうだったな。…まだグループ決まってないなら一緒に行くか?」
「うん!」
「じゃあ、俺と戸塚と材木座でいいな。」
「うん!じゃあ書いてくるよ!」
戸塚がそう言って黒板に書きに行ったときに材木座が来た。
「ハチえもーん、我に勉強教えてください!」
いつもパターンだな。そこで戸塚も帰ってきた。
「勉強会やるの?僕も行ってもいいかな?」
「おう、いいぞ。いつやるかはまだわからんが。」
「うん!」
そんなこんなで時間が過ぎて放課後の奉仕部。
気になったことがあるので雪乃に聞いてみた。
「なあ、雪乃。テスト期間中って部活はどうするんだ?」
「そうね、さすがにその期間にはできないから休みにするわ。」
「うへぇ…テストか…。」
「そんなにやばいのか?」
「うー、やばい。」
「ではテストまでもあと少しだし部活は休みにしましょう。あと由比ヶ浜さん部員に赤点を取らせないためにも私が教えるわ。」
「本当?ありがとうゆきのんー!」
「ちょっと…抱きつかないで…。」
うん、百合百合してるな。
「義兄さんはどうするの?」
「んー?材木座と戸塚に頼まれたからそっち行く。」
「えっ!?もしかしてヒッキー先輩って頭いいの?」
「義兄さんは学年1位か2位しか取ったことがないわ。あとは姉さんね。」
「うそー!?」
えー、逆に頭悪そうに見てるの?
「じゃあ明日からテストまでは部活はなしということで。」
こうしてテストまでは奉仕部は休みになった。
・・・・・・・・・・
「八幡ここは?」
「ここはこうすれば解きやすいぞ。」
「あ、本当だ。ありがとう!」
「ハチえもんー、ここはどうだ?」
「ん?ここはこうだな。」
「すまんな!」
俺たちはファミレスで勉強していた。
その後に
「あー!ヒッキー先輩だ!」
「義兄さんもここにいたのね。」
雪乃と由比ヶ浜が来たり
「あー、八幡!」ダキッ
「おっす!」
「みんないるね〜。」
陽乃、めぐり、かおりまで来てけっこう増えた。
そのあとは俺と陽乃、雪乃が主となって教えていた。しばらくしてお店のドアが開くと小町、風鈴、その他が入ってきた。
「あ、お兄ちゃんだー!」
「あ、義輝さん!」
「どした、こんなところで?」
「いやー、友達から相談受けてさ。」
そう小町が言うと隣の男が俺たちに向かって一礼した。
・・・・・
「どうも!比企谷小町です!兄がいつもお世話になっています!」
「初めまして…ではないよね。由比ヶ浜結衣です。お兄さんのおかげで助かりました。ありがとう。」ペコリ
「…ん?あー!お菓子の人だ!お菓子美味しかったです!」
「え?小町ちゃん、それお兄ちゃん知らないよ。俺食べてない?」
「小町がそんなことするわけないじゃん。お父さんが食べようとしてたけど小町とお母さんで1つ隠しといて後でお兄ちゃんにあげたよ。ほら、高級そうなお菓子あったじゃん?あれだよ。」
「あー、あれか。さすが小町だな。」ナデナデ
「〜〜〜〜♪」
うん、さすがは俺の妹。そして親父許さん!
「あ、風野風鈴です。よろしくお願いします。」
「うん、よろしくね!」
「ちなみに材木座の彼女な。」
「えー!?本当に?」
「あ、はい…。義輝さんのか、彼女です///」
「うそだー!?」
由比ヶ浜が騒いでいるが気にしない。
「えっと、戸塚彩加です。八幡のクラスメートで友達です。」
「あ、どう…」
「小町?」
戸塚にあいさつするところで小町は急に黙ってしまった。しかも目を見開いて。
「小町ちゃんどうしたの?」
「小町さん?」
「小町ちゃん?」
「ん〜?」
それぞれ言葉を書けるが反応がない。
と、そこで…
「ま…」
「「「「「「「ま?」」」」」」」
「前は危ないところを助けてくださりありがとうございました!」ペコッ
「「「「「「「「え…」」」」」」」」
いきなり小町が戸塚に向かってお礼を言いだし、よくわかっていない俺たちはただただ驚いていた。