夏休み編の最後、前にアンケートで夏休み編の次に多かった誘拐編です。
ではどうぞー!
--陽乃side--
旅行から数週間経った。その間にはいろんなことがあったが楽しかった。八幡はその間に材木座君と風鈴ちゃんとコミケ?に行ったらしいけど。八幡に誘われたが私はあまりそういうのは興味なかったから断った。それ以外は基本八幡と一緒だったかな。
あれ?私八幡のこと好きすぎない?でも八幡も私のこと好きだから問題ないけどね。小学5年生のときからアイコンタクトで会話できるし。まあ婚約していて今更だけど…。
そんなこんなで夏休みもあと2週間。夏休みの宿題は旅行行く前に終わっているしあとはのんびりと過ごす。今日は小町ちゃんと風鈴ちゃんと私でショッピングだ。私の可愛い天使、雪乃ちゃんは家でのんびりしている。なんかパンさんグッズあれば買ってこう。
そして私たちは服屋に来ている。
「これ陽姉に似合うと思う!」
「そう?あ、これは風鈴ちゃんに似合わない?」
「そうですか?あ、これは小町ちゃんに…」
私たちは3人でそれぞれに似合う服を見つけてすすめあっている。あ、そうそう最近小町ちゃんが私のこと『陽姉』と呼ぶようになった。こんな可愛い妹ができて私は幸せものだ。
服を一通り見終わった後はぶらぶらと歩いて何か気になったものがあったら入っていった。何軒かそうしているうちに風鈴ちゃんが何か見つけたようだ。
「あ、ここ。」
「ここって…ゲームセンター?風鈴ちゃんここ来たことあるの?」
「はい!義輝さんと2人で!」
「「へぇー」」ニヤニヤ
「は!」
「2人でね〜、本当に仲いいよね。」
「風鈴ちゃん、材木座さんのこと大好きだもんね!」
「はぅー///」カオマッカ
風鈴ちゃんは材木座君が助けてくれた後からもう恋する乙女そのものだ。実は風鈴ちゃんは男の人が苦手だ。親戚からあんな仕打ちを受けてていればそうなるのは仕方がない。しかし、材木座君と八幡、材木座君の両親や私の両親は大丈夫だそうだ。そして材木座君にはもうデレデレである。まあ私も八幡にはデレデレだけどね!
こうしてゲームセンターに行こうと言って入ろうとしたとき後ろからいきなり布で口を押さえられた。
「ん!?」
息ができない。見ると小町ちゃんと風鈴ちゃんも同じようにされている。そろそろ意識が…。助けてお母さん…。
助けて、はち………ま…ん…。
こうして私は意識を失った。
・・・・・・・
--八幡side--
今日は雪ノ下家に来ている。今、俺と冬乃さんはいつもどおり材木座の原稿を見ている。。ちなみに陽乃は小町と風鈴と出かけている。あ、そうそう。風鈴からも名前で呼んでほしいと言われたのでそうしている。雪乃は部屋でパンさんと戯れている。可愛い…。
そして俺と冬乃さんが感想を言い、材木座のガラスのハートが砕ける。これまたいつもどおり。しかし冬乃さんが言うにはものすごい速さで成長しているということ。あと前にこう言っていたな。
「材木座君は毎回何を言われようともしっかり聞いて次には直っているわ。これまで教えた人もいたけど最終的にはついてこれずに去っていたけど彼は違う。何回心が折れようともしっかりついて来てくれる。ふふ、教えがいがあるわ。」
と嬉しそうにしていた。
そして材木座が復活して3人で話していると都築さんが勢いよく部屋に入ってきた。
「奥様大変です!」
「何があったの?」
「陽乃お嬢様と小町様、風鈴様が誘拐されました!」
「は?」
「え?」
「へ?」
「「「はぁ〜〜〜〜!?」」」
こうして俺たちの和やかな空気は弾け飛んだ。