いよいよ八幡たちの旅行が始まります!ではご覧ください!
そして旅行当日俺たちは都築さんの運転で羽田空港に来ていた。
ちなみにメンバーは、俺・陽乃・小町・雪乃・材木座・めぐり・風野・冬乃さん・春輝さんだ。というか冬乃さんと春輝さん何で旅行行く時間があるんだろう?忙しいはずなのに…。
「八幡楽しみだね!」
「そうだな。」
「義輝さん飛行機ですよ!私初めて乗ります!」クイクイ
「う、うむ。我も初めてだ。というか風鈴殿袖を引っ張らないで…。」ボソッ
「?何か言いましたか?」
「い、いや!なんでもないぞ!」
「そうですか。あ、まだ時間あるしこっち行ってみましょうよ!」クイクイ
「だから引っ張らないで〜」
そしていよいよ出発時間になり飛行機が動き出した。
「じゃあみんなしっかりシートベルトしてる?」
「してるよ。」
「陽さん楽しみだね〜。」
「そうだね。」
「わあ!飛行機が動いてますよ!」
「ふむ、そうだな。」
初めて飛行機乗る組ははしゃいでいた。そのときに春輝さんがこんなことをいった。
「そうそう八幡君たちは大丈夫だと思うけど、義輝君たちは気をつけてね。」
「「「?」」」
「舌噛まないように…。」
「「「へ?」」」
そして飛行機が離陸し始めていっきに速度を上げた。
「は、陽さん。こ、これ大丈夫なの?」
「めぐり喋らない方がいいわよ。舌噛むし…」
「よ、義輝さん…なんかちょっと恐いです。」ギュッ
「だ、大丈夫だ。たぶん…。」
「お兄ちゃん楽しみだね!」
「ああ。」
こうして俺たちの乗せた飛行機は旅立った。
・・・・・・
--2時間後--
「着いたね…」
「ああ…」
「「北海道に!」」
そう、俺たちの旅行先は北海道だ。
北海道に行くには飛行機で行くか鈍行で行く2つがある。さらに俺たちが高校生ぐらいの時には函館まで新幹線が通るらしい。そのかわり寝台列車がなくなるらしいが。
「ではみんないきましょうか。」
「「「「「「「おー!」」」」」」」
そしてみんな都築の待つ車に乗って行った。
「お母さん最初はどこに行くの?」
「そうね…、あなたどうする?」
「ん?そろそろ昼だしあそこで昼食でいいんじゃないか?」
「ええ、じゃあ都築運転お願いね。」
「わかりました。」
「どこにいくだろうね〜。」
「ふふ、着いてからのお楽しみよ。」
こうして話しているうちにどこかに着いた。
「ここは?」
小町が冬乃さんに聞いてみた。
「ここは千歳道産市場よ。」
「道産市場?」
「ここで昼食をとるの?」
「まあ入って見ればわかるわ。」
俺たちは中に入り2階に上がっていった。
「予約していた雪ノ下ですが。」
「雪ノ下様ですね。お待ちしておりました、ではこちらへ。」
そこにはすでに料理が置いてあった。
「さあみんな席に着いて。」
「お母さんこれは?」
「石狩鍋よ。」
『石狩鍋』
石狩鍋とは、鮭を主材料とし味噌で調味した日本の鍋料理であり、北海道の郷土料理である。名称は、鮭が産卵時に遡上する石狩川にちなむそうだ。
「義兄さんこれおいしいわね。」
「ああ、汁もなかなか。」
「おいしいー!」
「ふぅー、ふぅー。」
「ふむふむ、これはうまいの。」
「おいしいです!」
みんな思い思いに食べていた。
「ふふ、よかったわ。」
「うんうん、おいしくて何よりだ。」
「八幡あーん!」
「あーん」パクッ
「おいしい?」
「ああ、うまいぞ。」
「よかった!」ニコッ
「よ、義輝さん!」
「ひゃい!?」
「あ、あーん。」
「へ?」
「ダメですか…?」ウルウル
「だ、ダメではないぞ。」
「じゃあ、あーん!」
「あ、あーん。」パクッ
「ど、どうですか?」
「ふ、ふむ。う、美味いぞ。」
「よかったです!」ニコッ
こうして俺たちの旅行は順調にスタートした。
--その頃--
「夏休みだし、雪乃ちゃんのとこに行ってみよう。」
1人の男が雪ノ下家に向かっていた。