アンケートで多かった夏休み編やる前に期末テストを入れました。
ではどうぞ!
風野のことがあってからしばらく経った。風野も材木座の家で暮らすのも慣れてきて最近では名前呼びあっているが。
そんなこんなで7月になり夏休みも近づいてきた。そう1学期の終わりが近づいてきている。
ということは…
「八幡ー。」
「んー?」
「期末テスト2週間前だねー。」
「そうだなー。」
そう期末テストである。
小学校ではそれぞれの小テストがたまにあるぐらいだか中学校は違う。中学校は学期に2回、中間テストと期末テストがある。(ただし3学期の場合は学年末テストといって1回だけだが。)
これが終われば夏休み。俺と陽乃はのんびりと考えていた。そのとき
「おい、ヒキタニくん!」
1人の男子が俺に話しかけてきた。
「だれだ?」ヒソヒソ
「玉縄君だよ、同じクラスの。」ヒソヒソ
「へえー。」ヒソヒソ
その玉縄?が何で俺に話しかけてきたんだ?
「で?俺になんかようか?」
「僕と期末テストの点数で勝負だ!」
「なんで?」
「そして僕が勝ったら雪ノ下さんから離れてもらう!」
「いや人の話聞けよ…。」
「じゃあ楽しみにしてるよ!またね雪ノ下さん。」
そこまで言うと玉縄は去って行った。
「なんだったんだ?」
「さあ?で、どうするの八幡?」
「めんどくさい。ほっといてもいいが…、後で揉めるのもやだしな。それに陽乃を渡すわけにもいかん。」
「っ〜///私も八幡以外とは考えられないしね!」
「まあ任せろ。」
「うん!」
2人は普通にイチャついてた。
その日の放課後帰ろうとすると材木座とめぐりに捕まった。
「ハチえもん〜。」
「陽さん〜。」
「「勉強教えて!」」
聞くと2人は中間テストがあまり良くなかったらしい。
そこで俺の家で勉強会をやることになった。材木座は国語や社会などの文系関係(ただし社会は自分の中二病設定のはものすごくできる。)、めぐりは数学、理科などの理系関係が苦手らしい。俺が材木座に教え陽乃がめぐりに教える形になった。
「ははは!我にこの問題の解き方を教えよ八幡!」
「マジメにやらんと教えんぞ…。」
「すみません…、ここの問題教えて下さい。」
「初めからそうしろよ…。あー、この問題はな…」
「陽さん〜、この問題はどうやって解くの〜。」
「んー?この問題はこの公式を使って…。」
「本当だー!ありがとう陽さん〜!」
「ほら次の問題行くよ。」
こんな感じ勉強会は進んだ。
ちなみに俺と陽乃は苦手科目はないがしいて言えば俺が理系関係、陽乃が文系関係が苦手だ。だから材木座とめぐりが帰った後に2人でみっちりやっていた。
その頃小学生組は…
「いけ!ピ○ト!雪乃ちゃんと風鈴ちゃんを倒すよ!」
「いきなさいピ○チュウ!小町ちゃんと風鈴ちゃんには負けないわよ!」
「ゼ○ダ頑張れ!雪乃ちゃんと小町ちゃんに勝つよ!」
普通にス○ブラをしていた。俺たちがリビングで勉強会をしているので小町の部屋でやっている。比企谷家はなぜか2台TVがあるからだ。リビングと小町の部屋の2つ。まあ部屋来てまでTV使わないからいいけどね。その騒ぐ音がいいかんじに心地よくて俺たちはとてもはかどった。
2週間後期末テストの日
「負けないよヒキタニ君。」
「いやまず勝負する意味がわからん。それに俺は比企谷だ。」
そしてテストが始まった。
・・・
テスト返却の日
うちの中学校では順位が廊下に発表される。結果は…
「やったー!八幡と同じ順位だよ!」
ダキツキ
「そうだな。」
俺と陽乃は同率1位。ちなみに玉縄はというと…
「」ボウゼン
呆然としていた。なぜなら…
「やったぞ八幡!3位だ!」
「私も3位だよ〜ありがとう陽さん!」
そう材木座とめぐりが3位だからだ。俺と陽乃が教えていたからか2人とも順位がめちゃくちゃ上がった。
1位 比企谷八幡
雪ノ下陽乃
3位 材木座義輝
城廻めぐり
5位 玉縄
・・・・・
玉縄は何も言うこともなく去って行った。こうして玉縄が一方的に仕掛けた勝負は俺の圧勝で終わった。
ちなみに勉強会はこれを機に毎回やることになったとさ。