今回は材木座が主役!?
ではどうぞー!
ー材木座sideー
我は材木座義輝、剣豪将軍である。
我は今、師匠(冬乃さん)の元で日々教えを習っている。毎回それせいで我のガラスのハートが砕けるのだが…。さらに我のプログラミングやハッキングが師匠に認められて手伝いをしている。(学生なのでバイト扱い)
思えばあのときに八幡と陽乃殿に出会ってから我の人生は大きく変わったと思う。
我の原稿を見たものは皆我を馬鹿にした。
けれどもあの2人はしなかった。
我の夢を否定しなかったのだ。
いろいろとボロクソに言われたがしっかりと感想を言ってくれた。そのあと陽乃殿の家に行ったときは驚いたが。
そとあと師匠や雪乃殿、小町殿もガラスのハートが砕けたが皆ちゃんと言ってくれたのだ。
そして全員我のことを馬鹿にしなかった。我はうれしかった。
それからと言うもの師匠の家のを手伝いながら我は師匠や八幡、陽乃殿に見てもらいアドバイスをもらっている。(本人は気づいてないが急成長している。)
今日も師匠の家でアドバイス(途中で何回ガラスのハートが砕けたのかわからないが…)をしてもらい家に帰っていた。
ふと、見ると小学生の少女がふらふらと歩いていた。見ていて危なっかしい。そうするとその子が急に倒れた。我は何事か!?と思いその少女の元にかけて行った。
「ぬ!?お主大丈夫か!?」
「は、はい。み、水を…。」
「あい、わかった。」
たしか自動販売機が近くにあったはず。我は自動販売機を見つけ水を購入するとすぐにその子の元にかけて行った。
「ほら、水だぞ。」
「あ、ありがとう。」
少女は礼を言うと水を飲んだ。飲み終わったあとそのまま少女は気を失っていた。顔が赤かったのでおでこに手を当てるとすごい熱かった。
「ぬ?すごい熱ではないか!?」
顔を見るとすごくつらそうだった。
「とにかく救急車に連絡を。あと師匠達にも連絡を…。」
我は電話したあとに来た救急車に一緒に乗って病院に来た。
治療が終わった後に我は寝ている少女の病室にいた。時折うなされているようで我は頭を撫でていた。
「我がいるから安心せい。」
そう言うと少女は少し安心したのか落ち着いた。
そう思うと少女が寝言で
「手を…」
「手をつなぐのか?大丈夫だ。ここにいるからの。」
そのまま我は少女の手を握りながら寝てしまっていた。
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ー???sideー
私は町を彷徨っていた。いつも家に入れず顔も少し熱い。明日の朝までどこで過ごそう。
そののま歩いているうちに限界が来たのか倒れてしまった。立ち上がろうにも力が入らない。ああ、私死ぬのかな。小町ちゃんごめんね。
そんなときだった。
「ぬ!?お主大丈夫か!?」
顔を上げると1人の人が声をかけてきた。たぶん中学生だろう。この人もあの人たちと同じように私に声をかけるだけかけてその後捨てるのだろう。
そう思ったけれども言わずにはいられなかった。
「は、はい。み、水を…。」
「あい、わかった。」
そう言うとその人は行ってしまった。
ほらやっぱり…と思っていたらその人は本当に水を持って帰ってきてくれた。
「ほら水だぞ。」
「あ、ありがとう。」
私は水を礼を言ってから少し水を飲んだ。その後私は気を失ってしまった。
・・・
目が覚めたら知らない天井だった。周りを見渡すとここが病院なのがわかった。隣を見るとさっき水を持ってきた人が寝ていた。たぶんこの人がここまで連れてきてくれたのだろう。
ふと、手を見るとその人が私の手を握りしめていた。
なんで?と思ったがなんだか安心する。暖かい。そのまま私は再び眠りについた。