神の守護者ーボンゴレ最強!?   作:神王龍

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今回は、いよいよツナ達が並中に集合します!

それでは!イッツ、死ぬ気タイム!


標的71 大空戦ー集い出す仲間

三人称 side

 

ー中川外科病院ー

 

「ランボ、快眠中!安心、大丈夫!」

イーピンがそう言った。

「うん、いつもありがとな」

「イーピンにお任せ」

「昼に一度、意識を取り戻したらしいぞ」

リボーンがツナにそう言った。

「相当うざかったって話だけどな」

「良かった、一安心だよ」

「だが、まだまだ安静が必要らしいぞ」

ツナの言葉にリボーンがそう言った。

「ん、んんーツナのしっこ漏らし〜フハ!馬鹿ツナ〜アホツナ〜ダメツナ〜」

「な!?本当に寝言だろうな!?」

「たかが寝言で心を乱すなんてまだまだだな」

ランボの寝言に取り乱すツナを見てリボーンがそう言った。

「リボーンは今日から俺っちのツノ磨き係にしてやるよ〜」

「例え寝言でも許せねえな、強制的に黙らせてやる」

ランボの寝言に今度はリボーンがレオンを10tハンマーに変形させて殴ろうとする。

「おい、リボーンただの寝言だって!」

「ハイヤー!暴力反対!ランボ、安静、必要!」

ツナとイーピンがしがみついて殴らせないようにする。

「尻尾頭〜」

「ダメだよイーピン!」

「ハイヤー!」バコン!

「牛が、光った…」

ツナがイーピンを止めようとするが時すでに遅し、

イーピンはランボを殴っていた。

「寝言でも、許せない!」

「でも、それだけ回復に向かってるってことだよな」

「ママンたちが交代で看病しているから安心だしな」

ツナとリボーンが言う。

「あの、9代目、だけど…」

「ここにはいねぇぞ」

「じゃあ…やっぱり…」

「まだ死んではいない。最後の望みを託してディーノが設備のいいところへ運んだんだ」

「ディーノさんが?」

リボーンの説明にそう聞くツナ。

「油断を許さねえ状態だ。」

リボーンは声を小さくして言う。

「それより、お前に新兵器ができてるぞ」

「新兵器?」

話題を変え、ツナを連れて行くリボーン。

「来い、こっちだ」

「バトル用のマフィアスーツだ!」

「はぁ?」

「レオンの体内で生成された糸で織った特別製だぞ!死ぬ気の炎でも簡単には燃えねぇんだ」

「つうか!マフィアスーツって!マフィアの格好すんのかよ!?」

リボーンの言葉に対し慌て出すツナ。

「安心しろ、見た目は並中の制服と一緒だ」

「良かったまともだ」

安心するツナ。ちょr…分かりやすい奴だ。

「見ろ、そいつを作ってレオンはすっかりやつれちまった」

「ありがとな、レオン」

そう言ってツナはレオンを撫でる。

レオンは舌でツナの指を舐める。

「あっはは、くすぐったいよ」

そしておまけの機能もつけといたぞ」

「おまけ?」「ああ、そいつに着替えたら行くぞ」

「リング争奪戦、最後の戦いに」

リボーンはツナにそう言った。

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ー夜道ー

「よぉ」

「ういっす」

獄寺と山本が言う。

「…行くか」「ああ」「行こう」

今度は了平も言った。

「皆さん!」

「ツナ達と一緒に来るんじゃなかったのか?」

「いえ、イタリアにいる仲間と交信してて」

バジルが走ってきて山本たちに言った。

「で、どうだった?」

「ディーノ殿の話ではまだ親方様達はボンゴレ本部を出られずにいる」

山本が聞くとバジルが悲しそうに答えた。

「跳ね馬も手ぇ出せねぇし、何が起きても周りは頼りにできねぇな」

「なぁに、ツナが勝つさ!」

「ったりめぇだ!第一10代目以外にボンゴレのボスが務まる奴なんていねぇ!」

「あ、あの。ディーノ殿から聞いた話なのですが、

ゆりかご以前ボンゴレの次期ボス候補は沢田殿も含め五人いたらしいです」

「五人?」「ツナの他に四人」

了平と山本が驚く。

「はい、その中でも年長の三人には誰もがボスの器に、十分な才能に恵まれていましたが、

9代目と門外顧問を除く上層部の全員が支持をしたのが、XANXUSだったそうです。

それほどXANXUSのボスとしての資質は圧倒的だと」

バジルが続きを話した。

「おい、その恵まれた三人に10代目は?」

「入っていません」

獄寺の問いに申し訳なさそうに答えるバジル。

「なるほどな。」

「ま、なくわねぇ話だろうな。いいか新入り、

10代目ってお人は凄すぎて分かるやつにしか分からねぇのさ」

「ツナはそんなに分かりにくくはねえだろ?

どっちかっつうとあいつの凄さって分かりやすすぎて見過ごしちまうんじゃね?」

「意味分かんねえんだよ!野球馬鹿が!」

「と言うかそもそも沢田は凄いのか分からんときがある。」

「だが、そこが奴の並だが並ではない所だ!」

「てめーらこんがらがること言うんじゃねえ!」

三人が言い合いをする。

「言ってる事は三人とも間違ってねぇよ」

「そうそうあいつはすげえ時と凄くない時があるからな」

「…やっぱり馬鹿は馬鹿だな」

二人は三人と合流する。

「ええ!?」

「おっす、竜司に日暮」

「おー会えるとはな!竜司、日暮!」

「竜司に日暮じゃねえか」

「俺らも合流してな」

(拙者と同じだ。そうか、この方達はずっと以前から沢田殿の非凡な平凡さに気付いているんだ)

ピカーン!

「なんだ!?」タッタッタッタッ

「並中の方向だ!」タッタッタッタッ

「中庭だぞ」タッタッタッタッ

「急ごうぜ!」タッタッタッタッ

竜司たちは並中に向かって走り出す。

ー並中ー

学校に入ると煙が充満していた。

「何!?」

「なんだ!?」

「XANXUS!!」

「どうなっている!?」

「奴の仕業か!」

山本たちが口々にそう言う。

「向こうも体調は良いみてぇだな」

リボーンがそう言った。

「10代目!」「「ツナ!」」

「XANXUS…!」

「来たか、カス…!」

二人は睨み合った。

 

side out

 




今回は、XANXUSとツナが睨み合いました!

次回は、戦いが始まります!

乞うご期待!

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