神の守護者ーボンゴレ最強!?   作:神王龍

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今回は、山本VS(バーサス)スクアーロです!

それでは!イッツ、死ぬ気タイム!


標的59 雨の守護者ー山本VSスクアーロ!

三人称 side

 

ー並中南棟ー

 

「とばすぜぇ!!!!」

スクアーロが叫びながら山本に向かって行く。

山本はそれを躱す。が、スクアーロの仕込み火薬が飛び出る。

 

「!そうだ、あの武器!刀の先から!」

「!仕込み火薬!」

ツナと獄寺がそう言う。

 

山本はそれを躱し、着地する。

「ほう避けたか。」

「あっぶねー、あんたに負けてから毎日やってたイメトレのおかげだな」

「イメトレだぁ?カスが!こいつもイメージが出来たか!」

スクアーロはそう言いながら走って飛んだ。

「?消えた…」

山本の後ろからスクアーロが出てきた!

カキンッ!

 

「なんだ今の!?」

「速い!」

ツナとバジルが驚く!

 

「この前の戦いが俺の力の全てだと思ったら、大間違いだ!」

そして仕込み火薬が山本を襲う!

 

「あの距離では…!」

「!」「山本!」

ディーノと獄寺が驚き、ツナが叫ぶ。

 

バッシャーン!

だが、大きな水しぶきが上がる。

 

「え?何だ?あの雲の形」

「山本のやつ抜いたな。これが、時雨蒼燕流守式七の型…」

「繁吹き雨!」

リボーンがそう言った。

 

「なんだと!?」

 

「す、すごい…ロン毛の爆風を躱したよ!」

「あれが山本の時雨蒼燕流、まだ荒さはあるがこの短時間でここまで」

「全くだぞ、この一週間山本が他の守護者の勝負の時以外、

ほとんど寝ずに稽古していたのを知っていたが、

いくら野球で鍛えた身体能力と反射神経があると言っても型を覚えるのと実戦で使うのとは

まるで次元が違うからな。

ましてや命がけの勝負だ、堅気の人間がいきなり臆する事なく戦えるとしたらよほどの馬鹿か、

生まれながらのヒットマンだぞ!」

リボーンがそう説明する。

「な!?山本がヒットマンて…何言ってんだよリボーン!」

「ま、どっちみち山本に目をつけた俺が一番すげえんじゃねえか?」

「結局自分の自慢話かよ!」

リボーンにツナがツッコむ。

「だが、これ以上時雨蒼燕流に頼るのは危険だ。」

「またディーノさんそんな事を…だって実際に技が効いたんですよ?」

 

ゔおぉぉおい!図に乗るなぁ!ひよっ子が!」

バババンッ!

(やっべ!塞がれた!)

「えーとこんな時は…こいつだ!」ズァァァァァ

山本はスクアーロの爆撃で塞がれるが刀を水につけ上に上げて水を巻き上げる。

ズァァァァ

そしてもう一度巻き上げる。

 

「な、なんだ?」

「時雨蒼燕流守式二の型…」

 

スクアーロが水を斬るが山本が居ない。

そして水のカーテンの後ろには山本が刀を前に構えしゃがんでいた。

(逆巻く雨)

「水の壁で姿をくらました上に、身を縮めて防御!あれでは当たりません!」

(これなら大丈夫!大丈夫だよ!)

「ほらディーノさん!やっぱり凄いよ!山本も時雨蒼燕流も!」

「だと良いんだがな」

ツナの言葉にそう答えるディーノ。

「スクアーロは喜んでいるように見える」

 

「ゔおぉぉおい!小僧!なぜ防御の後に打ち込んでこなかった?」

「愚かなアホが!俺に唯一傷を付ける事が出来た最後のチャンスを潰したんだぞ?」

スクアーロが山本にそう言った。

 

「え?最後のチャンス?」

バジルが疑問に思う。

「どうやらスクアーロさんは確信したようですね」

ガイアがそう言う。

「負け惜しみを言いおって、ハッタリに決まっている!」

 

その時山本が、

「ハハッ最後って随分言ってくれるな。言っとっけど時雨蒼燕流はこれだけじゃ無いんだぜ?」

と答えた。

 

「そうだぞ。時雨蒼燕流は守型四式、攻型四式の状況に応じた八つの型が存在するんだ」

リボーンがそう答える。

そして山本が右後ろに刀を構えた。

「山本が始めて前に出た!」

山本が刀を振るが、

「山本殿の手に刀が無い!」

そこには手だけがあり、刀が吸い込まれるように右下の手に落ちた。

「時雨蒼燕流攻式五の型…」

(五月雨!)

山本がそのまま横に斬りつけた。

バッシャーン

スクアーロが飛び水に落ちた。

 

「あ、い、今のは…」

「五月雨。一太刀のうちに刀の持ち手を持ち替え、

軌道とタイミングをずらす変幻自在の攻撃法だ」

リボーンが説明をする。

「ま、まぁまぁやるじゃねえか」

「すげえ山本!」

獄寺がいやいや言い、ツナが感心する。

「めでたい連中」

「ヴァリアーのボス候補になる事がどれ程か分かってないようですね」

それを見ていた、ベルとガイアが馬鹿にする。

 

「ゔおぉぉおい!効かねぇぞ?」

スクアーロが叫びながら水から出てくる。

「あり?」

 

「スクアーロは無傷だ」

「な、なんで!?間違いなく当たってたのに!」

「一瞬だ、山本の刀の軌道に合わせて一瞬身を引いたんだ」

「スクアーロはやられて倒れたんじゃない、自ら後ろに飛んだんだ!」

「だろうな、じゃないと無傷でいられないだろう」

ディーノの説明に竜司が同意する。

「そんなことって!」

「奴に動きを読まれていたとしか考えられねぇな」

「しかし、拙者の見る限り山本殿が持ち手を変えるモーションに

不自然さは見当たりませんでしたよ?」

リボーンの言葉にバジルが言う。

「じゃ、じゃあどうして…?」

 

「ゔおぉおい!お前の使う無敵の流派とやらはこんなものか?」

スクアーロの言葉に睨む山本。

(まずいな、やはり、恐れていた事が…)

(山本…)

「それとは別に、一つ腑に落ちないことがある。

貴様!何故今の一太刀に刃では無く峰を使った!」

スクアーロがそう山本に問う。

 

「峰打ち!?」

「そうだぞ。山本は今の攻撃の直前に刀の向きを回転させ、

刃の無い峰の方でスクアーロに斬りつけていたんだ」

驚くツナにリボーンが説明をする。

「あんな、凄い技の間にそんな事を…」

「そりゃ…そりゃあ俺はあんたに勝つためにやってんで命まで取る気はねぇからな」

「あの野球馬鹿!そんな甘っちょろいことを…!」

「山本…!」

山本の言葉に獄寺が呆れたように叫び、ツナは心配そうに名前を言う。

「ナンセンス」

「ふざけてますね」

 

「ゔおぉぉおい!ずいぶん舐めてくれたな!また自分の置かれた状況が分かってねぇようだ!」

「その生意気な口を聞けなくしてやる!」

スクアーロが山本に向かって走り、山本が水を巻き上げると自分もやりぶつけた。

 

「ロン毛も!」「同時に水柱を」

「これではお互いに視界が!」

「先に見つけた方が勝ちだな」

ディーノの言葉にリボーンがそう言った。

 

そして、スクアーロが山本の背後に立ち斬りつけた。

ザシュ!

「山本!」

「どうだ?痛いか?最後に絶望的なバッドニュースを教えてやる。」

「貴様の技は全て見切ってるぜ!」

「何故ならその時雨蒼燕流は昔捻り潰した流派だからなぁ!」

スクアーロの言葉に山本が驚きながら座り込んでしまった。

バシャンッ

 

side out

 




今回は、山本が時雨蒼燕流を使い、破られました…。

次回は、スクアーロが遂に…。

乞うご期待!

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