それでは！イッツ、死ぬ気タイム！
三人称 side
ー並中廊下ー
「お待たせしました、10代目！獄寺隼人行けます！」
「獄寺君！」
そこには獄寺の姿があった。
「タコヘッド！」
「約束の時間に間に合いましたので勝負への参加を認めます」
チェルベッロがそう宣言する。
「よし」「良かった、不戦敗だけは避けられました。」
「遅えっての」
「本当に遅かったな」
「焦らせやがって寝坊か？」
「んなわけねぇだろう、遅れてすみません。10代目」
「色々と準備に手間取りまして」
「そうだったんだ」
「これで抜かりはありません！お任せください！」
「うん。でも…」
ツナはヴァリアーを見る。
「恐れをなして逃げ出したかと思ったぜ！」
「逃げれば良かったと思うでしょうね。何しろ相手は、ベルさんですから」
（相手はヴァリアーの中で一番の天才。獄寺君、大丈夫かな）
「戦闘フィールドの説明をします。今宵のフィールドは校舎の三階全てです」
「もちろん、この棟と繋がる西棟も含まれ、
廊下だけでなくこの階にある全ての教室を使います」
「ただし、」ビュービュー
「今の何！？」
「フィールドのあらゆる場所にこのようなハリケーンタービンを仕掛けてあります」
「ハリケーンタービン？」
「これには四つの吹き出し口があり、ランダムに超巨大な突風を発生させる装置です」
チェルベッロが説明をする。
「まさしく嵐のフィールドということですね」
「そして今回は、勝負に時間制限を設けます」
「試合から15分後にどちらかがリングを完成し、
所持しなければハリケーンタービンにつけられた
爆弾が瞬時爆発し、この階を完全に破壊します」
「そ、そんな！じゃあ、勝負がつかなければ、二人とも…」
「死ぬでしょう」
「二人とも守護者には相応しくないということです」
「最悪嵐のリングごと爆発してもいいって事だ。
守護者のリングをどうでもいいと考えるのはあいつかもな」
「やはりやつは本気になったみてえだな」
「自分の仲間だって危ないのに…」
「デスマッチかよ、面白えじゃねえか」
「こりゃまた派手にやったな」
「怪我人はいねぇか？」
「シャ、シャマル！」
「シャマルだと？」
「トライデントシャマル」
「噂では2世代前のヴァリアーにスカウトされ、それを断った程の男」
「何してんだよ、おめえは！」
「大きな音がしたからなー、怪我人はいねえかと思って駆けつけたのよ」
「お前の勝負の冷やかしもかねてな」
「どっこいしょと」
「てことで俺こっちにつくからよろしくな」
「へぇーシャマルがあいつらと、ね」
「ディーノにコロネロにシャマル」
「これほどの人材がなぜ集まる？」
「一体どうなってやがんだ！まさかこれもあのアルコバレーノのガキの…」
「まぁ、でもこれで楽しめそうじゃん、今日の勝負の相手」
「よし！それでは勝負の前にいつもの行くぞ！」
「ちょちょっと待て！」
「要らねーよんな恥ずかしいもん」
「俺の勝負に円陣なんていらねえ！」
「そう言わずにやらない？獄寺君」
「なんて言うかさ、上手く言えないけどこの勝負は皆繋がってるって言うか」
「誰一人欠けて欲しくないから、しっかり団結した方がいいって言うか」
「10代目…そこまでファミリーの事を…自分分かってませんでした！」
「やりましょう！やらせてください！」
「う、うんやろっか」
「はい！」
「いいねー団結って」
「俺もやるぜ！」
「よーし行くぜ」
「獄寺ファイトッ！」
「「「「「「おー！！！」」」」」」
6人の団結が高まったのだった…。
「おーおー若いってのは恥ずかしいねえ」
「それでは両者、中央へ」
「10代目、右腕に恥じぬよう頑張ってきます」
「う、うん。でも無理はしないで」
「今回のフィールドは広範囲な為、
各部屋に取り付けたカメラで観覧席で勝負を中継します」
「また勝負が妨害されぬよう観覧席とフィールドの間に
赤外線感知式レーザーを設置しました。」
「俺たちもここから動けねぇな」
「ランボの時みたいなことはするなってことだろう」
「それぞれの嵐のハーフボンゴレリングを確認しました。」
「お前爆弾使うんだって？」
「ってみりゃわかるか」
「肩に力が入り過ぎじゃね？」トン
ギロッ「怖いね」
（絶対まけられねぇ！天才だろうが。10代目…
あの方以外にボンゴレのボスに相応しい人はいないって事を俺が勝って証明して見せる！」
「それでは、嵐のリングベルフェゴール
side out
今回は、仲間の団結かな？
次回は、バトルの途中からです！
乞うご期待！
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何か案がありましたらコメントをお書き頂ければ幸いです！