神の守護者ーボンゴレ最強!?   作:神王龍

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今回は、ランボの20年後が出てきます!

それでは!
「目の前で大事な仲間を失ったら…死んでも死に切れねぇ!」


標的51 雷の守護者ー20年後の雷撃!

三人称 side

 

ー並中屋上ー

 

「ぐわぁぁぁ」ビリビリビリビリ!

バタン

レヴィのレヴィ・ボルタをもろに受けた大人ランボは倒れた。

「ランボ!しっかり!」

ツナが声をかけるが返事をしない。

「覚悟しろ。徹底的にやってやるからな」

「斬り刻んで焼肉にしてやる!」

レヴィが飛んで攻撃を仕掛ける!

「ランボ!避けて!」ドガンッ

「うぇへ痛いよぉ〜」

避けた、のでは無くランボが泣きながら走って、どっかに行く。

「アホ牛、本当に逃げやがった…」

獄寺が呆れた。

「逃がさん!」

レヴィが追うが、ランボは勢いで1()0()()()()()()()()()()()()()

「あれは!子供ランボの10年バズーカ!」

ツナが驚き、リボーンがニヤつく。

ドカンッ

「10年後のアホ牛が更に10年バズーカを使ったとすると…」

「どうなっちゃうの?」

獄寺とツナが疑問に思う。

「なんだ?この只ならぬ威圧感は」

ガイアが威圧を感じ、金髪はヘラヘラしてた顔が一気に変わった。

「あいつも沢田の知り合いか?」

「あ、ああ多分」

了平と山本も疑問を感じる。

「ま、まさか!あれは…20年後のランボ!?」

10年バズーカの場所に立っていたのは、

20年後のランボで空中から落ちてきたリングをキャッチする。

「やれやれ、この現象…夢でないとすれば随分久しぶりに10年バズーカで過去に来たようだ」

20年後ランボはそう言った。

「本当に…アホ牛か?」

「なんだかランボ頼もしいよ!」

獄寺とツナが驚いたように言う。

「あなた達にまた会えるとは、懐かしい、なんて懐かしい面々」

「ランボ…」

ランボが嬉しそうに言い、ツナは悲しそうに言う。

「泣きそうだが、感傷に浸っている場合では無さそうだな。

野蛮そうなのがひどく睨んでいる」

「お前が誰だろうと消すだけだ。」

ランボがレヴィの事を言うとレヴィは返事をするかのように答えた。

「昔の俺は相当手こずったようだが、俺はそうはいかないぜ?」

「ほざけ!」

ランボの言葉に戦闘準備をするレヴィ。

「やばい!またあの技だ!ランボ、早く逃げて!」

「レヴィ・ボルタ!」

ツナの心配をよそにレヴィが技を繰り出す。

「パラボラを開かせちゃったらもう終わりだね」

「レヴィ・ボルタには死角はありません。

雷を吸収したパラボラは互いを補い獲物を撃ちます。」

またガイアと金髪が言う。

「何ぐずぐずしてんだ!」

獄寺が叫ぶ。

「あれを回避するのは不可能ですね。

7つのパラボラに蓄えられた電流は中心に向かって一気に放出される。

まさに一撃必殺、レヴィさんはこの技でヴァリアーの幹部9人に選ばれました。

勝負はつきましたよ」

ガイアが説明をする。

(死ね!)

「ランボ!」

「避雷針にも雷が!」

避雷針とレヴィ・ボルタの電撃をランボが襲う!

「レヴィ・ボルタに加えてエレットゥリコ・サーキットの電撃も浴びました、

ダメージは何倍にも跳ね上がるはずです。黒焦げですね」

ガイアは追加で説明をした。

「やべえ!電気の逃げ道がねえ!」

獄寺がそう言って叫んだ。

「奴は死んだ、この電光をボスに見せたかった。」

レヴィは捨て台詞を吐いていた。だが、

「やれやれ、何処に行く」

ランボの声がした。

「何!?」

「見な。エレットゥリコ・リバース!」ビリビリビリ!

そう言ってランボは右手に溜めた電気で地面を殴り、

放出した。

「あれだけの電気を地面に…?」

「電気は俺にとっちゃ仔猫ちゃんみてえなもんだ」

レヴィの疑問にランボが答える。

「俺は完璧なエレットゥリコ・クオイオを完成させてるのさ」

「凄い!これが20年後のランボ!?」

「まさに避雷針だな」

驚くツナ、例えるリボーン。

「俺の見込み以上だったな」

「父さん!?」「お父様」

突然の家光の声に、驚くツナと獄寺。

(驚くのかよ…)

「遠い将来開花するかもしれない雷の守護者の資質にかけてみたんだ」

「すげえな」「よく分からんが圧倒してるぞ!」

「不味いな…」「ん?何がだ?」

了平と山本が褒める中竜司と翔太は会話をしていた。

「そろそろ時間が切れる」「まさか!じゃあ…」

「行け!アホ牛!負けたら承知しねぇぞ!」

「あなたたちに喜ばれると照れる」

獄寺たちの言葉にランボが照れていた。

そして地面に落ちていた。ボロボロのツノを見る。

「何としてでもお前は消す!」

「やれやれ…」

そう言いながらツノを拾うランボ。

「心臓に直接電撃を喰らえ!」ビリビリビリ!

スカッガキンッ!

「ずっと探していたのにこんな所にあったとはな」

「今の攻撃でニスが剥がれまた顔を出してしまったか」

「幼少の頃獄寺氏に書かれた屈辱的な文字が」

その手にあったツノのニスが剥がれて獄寺が書いた、『アホ牛』が顔を出していた。

「あれは!俺がさっき書いた」

「どうゆう事?」

「あれは20年後のランボのツノだ」

ボヴィーノファミリーのボスが俺に持たせてくれたんだよ」

「俺がそれを10年後のランボに渡した。20年後のランボを呼ぶヒントとしてな。

まっ気付きはしなかったみたいだが。結果オーライってヤツだ」

家光が説明をしている間にランボがツノを変えていた。

「やはりスペアのツノよりしっくり来る。これで俺も思い切りできそうだ」

「うおお!次は逃がさん!」ビリビリビリ!

「逃げるつもりはないさ、サンダーセット」

大量の雷がランボに落ちる!

「なんかすげえな」

「極限だぞ?」

山本たちが讃える。

「喰らえ!エレットゥリコ・コルナータ!」

「愚かな、その技は見切ったぞ」

レヴィがそう言った。

「えっ!?」

「致命的な弱点があるからな」

「ツノに当たらなければ効果はありませんしね」

「あのリーチの短さは命取りだよ」

またヴァリアーの二人が言う。

ランボが走る!

「串刺しになれえ!」

レヴィが傘で迎え撃つ!

「ふっ昔の話さ」

そう言うとツノからの雷が伸びた。

「電撃が伸びた!?」

ツナは驚いた。

ランボがどんどんレヴィを押していく!

「年季が違う、出直して来い」

「そんなば、馬鹿な」

「剣を引け。これ以上やるとお前の命が…」ポワン

20年後ランボが消え、子供ランボが戻ってくる。

そして、ツノに溜まっていた電撃がランボを襲う!

「いぎゃぎゃぎきゃ!!!」

「アホ牛!」

「なんで!?20年後のランボが来てから少ししか経ってないのに!」

獄寺が呼び、ツナが慌てる。

「どうやらバズーカの効果は最初の一発が当たってから5分間のようだな」

「そうゆう事だ。時間はそのままだったんだよ」

「やっぱりか…」

リボーン、竜司、翔太が口々にそう言った。

「という事は合わせて5分!?」

「ランボ!」

「ランボさんは目が回ってるもんねー」

「やはり雷の守護者に相応しいのはお前ではなく俺だ!」

「貴様のようなやつはいらない!」

「消えて…無くなってしまえ!」

「ランボ!危ない!」

「いかん!」「あんにゃろ!」

「待て!」

ランボの元に行こうとする山本たちをリボーンが止める。

「手を出せば失格になるぞ」

「その通りです」

「エレットゥリコ・サーキットに一歩でも入れば失格とみなし」

「「リングを没収します」」

「手を出せないなんて絶体絶命だよ!リボーン!何とかしてよ!」

「見守るしかねぇだろうな」

ツナの言葉にリボーンが答える。

「で、でも…」

「消えろ!」ビリビリビリ!!

「エグい最後を見れそうですね」

「ゔぉぉおい!とっとと焼け!」

ヴァリアーのスクアーロとガイアがそう言っていた。

「これで終わりだ」

「やめろ!」

「何処に行くんだ?」

レヴィを止めようとするツナをにリボーンが聞く。

「失格になるぞ?」

「分かってる…でも…俺、ランボを守らなきゃ!」

「フッしょうがねぇやつだな」

ツナの覚悟にリボーンが嬉しそうにニヤッとする。

「流石、ボス」「ツナいいこと言うねえ〜」

「終わりだ!貴様の細胞一つ一つを焼き尽くす!」

「やめろ!」

「死ね!」

ドンッグラッ

「な、なに!?…チッ」

突然避雷針が倒れ、ランボを助けた。

「目の前で大事な仲間を失ったら…死んでも死に切れねぇ!」

そこにはグローブに死ぬ気の炎を灯したハイパー死ぬ気モードのツナがいた。

ヴァリアー全員が驚いていた。

「ハイパー化か」

「なんだ!?あの炎は」

「誰だあれは」

「まさか、ツナ?」

「ああ、間違いねえ。あれは10代目だ!」

「だな!ありゃツナだ」

「うむ、あんなことが出来るのは沢田しかおらん」

「あれが竜司の言ってたハイパー化かすげえな」

「だろ?俺はあの状態のツナと一緒に戦ったんだぜ?」

山本たちが納得し、竜司と翔太は黒曜での戦いのことを言っていた。

「なるほど、エレットゥリコ・サーキット胴体は金属でできていて熱を伝導させ、

避雷針のくびれに伝わり溶解して重さに耐え切れず倒れたと。」

「でも聞いてなかったぜ?スクアーロ?あんな馬鹿でかい炎を出せる奴がいるなんて」

ガイアが開解説し、金髪がスクアーロに聞いた。

(どうなってんだ?あのガキ?この前とはまるで別人だ何をしやがった?)

(家光の仕業か?)

「いくら大事だって言われても、ボンゴレだとか、

時期ボスの座だとかそんなもののために俺は戦えない。」

でも友達が、仲間が傷つくのは嫌なんだ!」

「ほざくな!」

「XANXUS!」

「なんだその目は、まさかお前本気で俺を倒して後継者になれると思っているのか?」

「そんなことは思ってないよ!」

「俺はただ、この戦いで誰一人仲間を失いたくないんだ!」

「そうか、てめえ…」

XANXUSが手に炎を灯す。

「XANXUS様いけません!ここで手を上げてはリング争奪戦の意味が、

手をお納め下さい!」

「うっせえ」

止めようとしたチェルベッロの一人が炎で吹き飛ばされる。

「俺はキレちゃいねえ」

「むしろ楽しくなってきたぜ」

XANXUSはそう言った。

「こいつはレアだ」

「いつから見てないですかね?ボスの笑顔」

「8年ぶりだ」

「やっと分かったぞ一時でも親父が貴様を選んだわけが。

その腐った戯言といい、軟弱な炎といい、お前とあの老ぼれはよく似ている。」

「こいつは悲劇、いや喜劇が生まれそうだな!」

XANXUSはそう言った。

「おい女。続けろ」

「はっ。では、勝負の結果を発表します。今回の試合は沢田氏の妨害により、

レヴィアタンの勝利とし、雷のリング、

並びに大空のリングはヴァリアー側のものとなります」

「フィールドの破損は勝負への妨害とみなし失格とするのは当然です」

「ルールを決めるのは私達ですので」

ブチッ

「ああ」

「XANXUS様リングを」

ツナのリングを奪い、チェルベッロはXANXUSに雷と大空のリングを渡す。

「これがここにあるのは当然のことだ」

「俺以外にボンゴレのボスが考えられるか?」

「他のリングなどどうでもいい」

「これでボンゴレの名の下お前らをいつでも闇に葬れる」

「だがあの老ぼれが一度は後継者に選んだお前をただ消したのではつまらなくなった。」

「お前を葬るのはリング争奪戦で本当の絶望を味あわせてからだ」

「あの老ぼれのようにな」

「XANXUS!貴様9代目に何をした!」

「それを調べるのがお前の仕事だろう?門外顧問」

「喜べ偽者ども、お前らにはチャンスをやる。残りのバトルも全て行い、

万が一お前らが勝ち越すようなことがあれば、

ボンゴレリングもボスの地位も全てくれてやる」

「だが負けたらお前の大切なものは全て消える」

「せいぜい見せてみろあの老ぼれが惚れ込んだ力を」

XANXUSが一通りしゃべり終わるとこういった。

「女。良いぞ」「はい。」

「では、明晩の対戦カードを発表します」

「明日の対戦は宇宙の守護者の対決です」

「良いじゃん、楽しませろよぉ〜?」

「次は、日暮か」「お前なら大丈夫だな」

「翔太準備はできてんだろ?頑張れよ」

「おう!任せとけ!」

山本たちが翔太を応援する。

「サンか…悪くねえ」

「ボス、雷のリングだ収めてくれ」

「いらねえ。レヴィ次に醜態をさらしてみろ…」「…死にます」

そうしてヴァリアーは去っていった。

 

side out

 




今回は、20年後ランボが出て来ましたが、

ランボに戻って負けちゃいましたね。

次回は、翔太の戦い前夜です。

乞うご期待!

活動報告にてリクエスト募集中です!

何か案がありましたらコメントをお書き頂けると嬉しいです

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