神の守護者ーボンゴレ最強!?   作:神王龍

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標的31 今度は屋台!? また稼ぐのか…

−夕方−

 

ー並盛神社の参道ー

 

ツナ&竜司 side

 

「美味しそうな屋台いっぱい!ランボさん食べ放題!」

「イーピンも露店歓迎!」

「おい!1人300円までだからな!」

(海から帰ってきたら、ランボたちのお守りか…お祭りも京子と来たかったなー)

「おお!すげえ」

(ん?射的?)トンットンッ

「リボーン!」

「よいしょっと」ポンッパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンッ

グラグラカタンッ

「とっとと決めろよ」

「昨日は引ったくり犯に売り上げ取られるし、俺はどうしたらいいんだー!」

「あんたの所もやられたのかい!?私の所もだよ!」

「おばさんの所もかー!」

(気の毒すぎ!?)

「イーピン決めた!」

「欲しいのあった!こっち!」

「チョコバナナか…」

「一本ください!」

「はいよ!うちは頼まれてからフランス製のチョコを塗るからね」

「ベルギー製だっつってんだろが!」

「へぇーこだわりの店かー」

「ほらよ!」「獄寺君と山本に翔太と竜司!?」

「10代目」「まってたぜツナ」

「よぉ〜ツナ〜」「…ツナか」

「脅かしっこ無しですよー」

「それはこっちのセリフだよ!」

「何してんの?」

「聞いてないんすか?10代目」

「…聞いてない」

「話したら来ないからな」

「リボーン!それにフウ太も!」

「今回は特別に町内会から店を出す権利を貰ってやったぞ?」

「僕のランキングによると、ここ5年間屋台で一番売れるのはチョコバナナなんだー」

「おーよく頑張ったなーフウ太」ナデナデ

「竜司兄、ありがと!」

(日に日にフウ太が竜司に懐いてる気がする)

「目標売り上げはバナナ500本です」

「頑張りましょう!10代目!」

「ええ!?」(とほほ。でも、まぁ俺がやらないわけには行かないよね)

「あっ、そうそう所場代は用意しておけよ?」

「所場代?」

「ここらを取り締まっている連中に金を払うのが並盛の伝統らしいっす」

「5万」「雲雀さん!?」

「てめぇ何しに来やがった!」

「まさか!」「所場代って風紀委員に!?」

「活動費だよ、払えないなら屋台を潰す」

「払います払います!」

「確かに…」

(うちの風紀委員地元最強!?)

「「「チョコバナナ下さ〜い」」」

「京子にハルに黒川!?」

「花〜助けてくれ〜竜司が()()を出来なくてテンション低い〜」

「ええ!?またなの!?」

「凄〜いお店してるんだ!」

「うん!まぁ」

(京子、浴衣姿似合ってるなぁ〜」

「あ、ありがと!///」

「また聞こえてたの!?」

「う、うん////」「初々しい…」

「花も似合ってるぞ」「ありがとね♪」

「今日はテンション高いなー」

「でもちょっと残念です、皆で花火でも観ようって言ってたんで」

「そうだね〜…」

「ほらよ」

「じゃあお店頑張って下さい!」

「ツナ兄、僕もお神輿持ってくるね」

「じゃあ一緒に行く?」「うわぁ良いの?」「ツッ君またね」「う、うん」

「竜兄、最後に撫でて〜」「はいよ」ナデナデ

「ん〜、ありがと!竜兄またね!」

「おうまたなー」

(本物の兄弟みたいだ!)

(京子と花火二人きりで見に行きたかったなー)

「これ全部売っちゃえば俺たちも花火見に行けんじゃん!」

「まあな」「ね、ねぇ。頑張って早く終わらせちゃわない?」

「10代目のお望みとあらば」

「そうだな」

 

「買えやコラ!こっち来い!」

(獄寺君が張り切るほど客が遠のいてく)

「はい、チョコバナナ二つね」

「お兄ちゃんにありがとって」

「ありがとう!」

(それに引き換え山本流石!)

「いい返事だ、ご褒美にもう一本やるよ」

(それじゃあ売り上げ伸びねぇ!)

「ほらチョコバナナ一つだ」

「あ、ありがと!」

(イチャコラしてんじゃねぇ!)

フゥー「はい!チョコバナナ3つね!」ニコッ

「「「ありがとう////」」」

(出た!竜司の営業スマイル!)

「てめぇら味わって食ってんだよ!」

「良い顔だもう一本」

(だめだ。これじゃあ花火にも間に合わないし、修理代も稼げない!)

「もう、見てらんないよ!」

「大人イーピン!」

「アルバイトですか?」

「イーピンも浴衣で出前?」

「はい、川平のおじさんに五目ラーメン届けた帰りなんです」

「へぇー浴衣姿似合うね」

「もう、沢田さんたら、川平のおじさんの娘さんにお借りしたんです」

「それに何にも塗ってないバナナ並べてても売れませんよ」

「はい、チョコ塗ったのも展示しましょう」

「流石イーピンだな」

「商品は見た目が大事ですから」

「うーんあとはふうすいかな」(中華なネタ来たー!)

(こんなんでお客さん来るの!?)

「チョコバナナ1つくれー」

「こっちは3つだー」

「うぃーチョコバナナ」

「3つね!はいよ!」

「はい!少々お待ちを」

ガヤガヤガヤガヤ

「ファミリーの結束だな」

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「後一箱で完売っす」

「これなら花火までに間に合うぞー!」

「悪りぃんだけど5分ほど外していいか?」

「ん?どうして?」

「毎年屋台の的当てしてんだけど、それやんねぇと祭りきたって感じしなくてさ」

(この人もきっと屋台泣かせだ〜)

「いいよ、今人少ないから」

「すんません自分もトイレに行ってきます」

「うん大丈夫任しといて」

「俺もいるから大丈夫」

「でもやったぞ!これで浴衣の京子と花火が観れる〜」

「売り上げの引ったくりが出た〜!」「おい!翔太追いかけるぞ」

「おう!」

「こら〜待てー」

「売り上げ返せー!」

side change

三人称 side

 

神社の階段を上りきると三人組の先輩たちがいた。

「引っかかったな」

「ライフセーバーの先輩!?」

「引ったくりは俺たちの副業で、夏は稼ぎどきなんだわ」

「でもこの金だけじゃあ気が晴れねぇんだよ!」

ツナはいつの間にか後ろを囲まれていた。

「うゎあ!」(花火どころか絶体絶命だ)

「イーピン!ランボ!」

「ぐわっ!」「「俺たちもだよ」」

「竜司!翔太!」

「ぐわっ!」「ええ?」

「うまそうな群れを見つけたと思ったら、追跡中のひったくり犯を大量捕獲」

「雲雀さん!」「恭弥も来たのか」

「んだ?こいつは」

「並中の風紀委員だ」

(まさか雲雀さん俺を助けに?)

「集金の手間が省けるよ」

(またこの人自分のことばっかり〜)

「加減は要らねえ!やっちまえ!」

「それはこっちの台詞だよ…虫の居所が悪くて丁度良い相手を探していたんだ」

「俺もだ!」

「雲雀さん達でもこの数はやばいんじゃ…」

「だったらお前も戦え!」バァンッ

 

「リ・ボーーーン!!!死ぬ気で喧嘩!!!」

 

「オラァ!来やがれぇ!」

「余計だな」

「たかが中坊四人だ!一気に仕掛けろ!」

ドカンッ

「10代目!」「助っ人登場!」

「雲雀との共同戦線だな」

「冗談じゃ無い、引ったくった金は僕が貰う」

「やらん!!」「当然っす」「おう!」

「やらねぇよ」「今回は流石にな」

「なに自分達だけで盛り上がってやがる!」

「かかれー!!」

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「つ、強すぎる…」

「お前ら、本当に、中坊、か」

「これは貰っていくよ」

「この金は渡さねぇ!」

シュゥー「うわぁ!このお金は皆で集めたお金なんです」

「絶対渡せません!」

「そうだ!てめえなんかにやれるか!」

「そう言うこった!」

「貸しにしておいてあげるよ…」

「やりました!修理代は守りました」

「でも、花火はもう間に合わないね」

「ツッ君ー」「ツナさーん」「竜司兄ー」

(一人だけ竜司を呼んでる!?)

「京子!どうしてここへ?」「おーフウ太。どうした?」ナデナデ

「俺が、呼んだんだぞ?」

「リボーンお前!」

「僕のランキングによるとね!ここは花火の隠れスポットNo.1なんだ〜。竜司お兄ちゃん、ツナ兄」

(めちゃくちゃ甘えてる〜!?)

ヒュ〜バーンッ ヒュ〜〜バーーーン

バーンバーンバーーン

 

《みんなで見たこの日の花火は、最高に綺麗だった!》

 

side out

 




今回は雲雀とツナ達が共闘しました。

次回!ツナ達の家庭の事情が分かる!?

乞うご期待!!

活動報告にて皆さんのやってほしいリクエスト募集してまーす!
何かある方はコメントで!

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