神の守護者ーボンゴレ最強!?   作:神王龍

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夏風邪で投稿できませんでした。

今回は、ラルにツナ達が修行を頼みます。

それでは!イッツ、死ぬ気タイム!


標的91 修行の前に

三人称 side

 

ーアジトー

 

ラルはマントを羽織り、部屋を出ようとしていた。

そして部屋を出た瞬間、ツナと獄寺が膝をついて頭を下げながらこう言った。

「お、お願いです!この時代の戦い方の指導をしてください!」

「何の真似だ?」

「お、俺達、もっと強くならなくちゃいけなくて、

でも、あの、リングの使い方とか分からなくて、えーと…」

「リボーンの差金だな」

ツナの言葉を聞いたラルはそう言った。

「ピンポーン。

守護者を集めるには戦力アップは必要だかんな、お前以外適任者はいねぇんだ」

「断る、山本に頼むんだな」

「それがな、山本は見ての通りただの野球バカに戻っちまったんだ」

「ハハハッ、ども」

「てめぇらも土下座しやがれ」「「ん?俺も?」」

「当たりめぇだ!」

獄寺は竜司達にそう言った。

「「分かったよ…」」

二人は嫌々膝をついた。

「ったく…」「や、山本…二人共…」

「お前達と遊んでる暇はない。ここでじっとしていろ、少しは長生きできるだろうぜ」

「ちょっと待ってください!真剣なんです!リボーンに言われたからってわけじゃ…」

「もうやめましょう10代目、あんな女頼りにすることないっすよ。

大体あいつに指導者の素質があると思えないっす」

「その点はスペシャルだぞ、

ラル・ミルチはイタリア特殊部隊コムスビンで教官をやっていてな。

指導者としては俺も一目置いてるんだ。

なんたってアルコバレーノになる以前のコロネロを一人前に育て上げたのはあいつだからな」

獄寺の言葉にリボーンはそう答えた。

「コロネロを?」「育てた?」

「「……えぇぇぇぇえ!?」」

「あ、あのコロネロの教官!?」

「アルコバレーノを育てたんすか……」

「つうか、あんなに若いのに教官やってたの!?」

「それにコロネロのアルコバレーノ以前て生まれてないんじゃ?」

「と、とにかくリングでの戦い方を知ってるのはあの人しかいないんだ、止めなくちゃ!」

「うひゃひゃひゃ、ツナー見て見てー鉄砲いっぱい!」

「な!ランボ一体それどこから!?」

「んーと、ずーとずーと向こうの部屋。迷路みたいで面白いんだよ」

「頼むからじっとしててくれよ、今大事なお願いしてんだから」

「遊ぼうよーツナー」

「「「「きゃーっ!!!」」」」

「今度はなんだ?」「キッチンの方から、京子ちゃん達だ!」

「どうしたの?流しの下になにかいるんです!」

そこには黒い塊があった。

「んだこりゃ?」

獄寺がそう言うと、黒い塊が出てくる。

「いやー抜けましたー」

「あ、あなたは?」

「私、ボンゴレファミリー御用達、武器チューナーにして発明家のジャンニーニでございます」

「あ、武器をおかしくしちゃう!」「あの面白ぇおっさんだな!」

「いつまで乗ってんだ!」「これは失礼」

「お久しぶりです皆様、私もあれからすっかり立派になりまして、

今や超一流のメカアーティストに成長いたしました」

「んで、そのお前がなんでキッチンにいるんだよ」

「はい、このフロアの水周りは先日私が組み立てたのですが、

いろいろ部品が余ってしまってどこのかな、と」

「ほんとに腕確かなの!?」

ジャンニーニの持つ部品を見てツナがそう言った。

「ん?何度この匂い」

「あー!!」「はひっ!まっ黒焦げです!」

「ごめんなさい!火を消し忘れてた」

「京子、大丈夫!?」「へへーん火事ー火事火事ー」

「コラー!アホ牛うるせえぞ」

「こんな乳臭いままごと集団がこの先生き残れると思うか?」

「見込みはゼロだ、ボンゴレリングを持っていようが使い手があれでは勝てん。

俺には見込みのないようなガキを鍛えているような時間はないんだ」

「ミルフィオーレとの戦いで奴らがリングに火を灯したとしてもか?」

リボーンがそう言った。

「何を言っている?昨日今日で習得できることではない」

「だが、現に二人共炎を灯し、獄寺はボックスを開けている」

「ああ見えてあいつらは真剣だ」

「デタラメをいうな!できるわけがない!」

「お前、昔も年下のあいつに同じ事言ったぞ」

「出来るわけが無い、見込みはゼロだ、立ち去れってな」

「でも、お前は見たはずだ。ラル・ミルチ」

「本当に大事なものを守る時の、呪いすらも恐れぬ人の力を。

あれを繰り返しちゃいけねぇんだ」

リボーンはそう言い、ラルは何かを決めたような人の目をしていた。

「ごめんなさい、私、ぼーっとしてて」

「気にすることないよ、京子。俺なんかしょっちゅうだし」

「そうですよ、ハルもよくやります、ノープログレムです」

と、ツナが水をだそうとすると、

「と思ったら蛇口が外れた!」

「それは私の責任です」

グッ!

「聞け!最低限の戦闘と知識は俺が叩き込んでやる」

「え、じゃ、じゃあ、」

「日本に送られてきているのはミルフィオーレの中でもトップクラスの部隊だ」

「お前達の戦ったブラックスペルが全力で来たら一溜りもない、急ぐぞ」

「そういえば、そのブラックなんとかって?」

「もともとミルフィオーレは二つのファミリーが合併して出来たものだ」

「二つの?」

「今のボスは白蘭。

そしてその下にいる精鋭部隊はそれぞれ出身ファミリーにより白と黒の制服に分かれている。

白い制服はホワイトスペル、黒い制服はブラックスペル」

「そうだったんだ」

「うぉい!てめぇどういう風の吹き回しだ!急にベラベラと、あぁ!!?」

「ご、獄寺君…」「おい、なんでスクアーロ…?」

「心配はいらん、一度でもついて来れなくなった時点で見捨ててやる」

「鬼だ…」

ラルがそう言うと、ツナは泣きながらそう言った。

「最初の修行を始めるぞ。五人のうち誰でもいい、

一度も開いたことのないこのボックスを開口しろ」

「見せてみろ、お前らの覚悟を」

ラルはそう言いながら一つのボックスを見せていた。

 

side out

 




今回は、ラルがリボーンに説得?されました。

次回は、最初の試練です。

乞うご期待!

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