神の守護者ーボンゴレ最強!?   作:神王龍

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今回はアジトでの出来事です。

それでは!イッツ、死ぬ気タイム!


標的90 過去への手掛かり

三人称 side

 

ーアジトー

ツナはベットで横たわり、山本達はリボーンに、部屋へ呼ばれていた。

「ん?よく来たなお前達」

「小僧」「リボーンちゃん」「?」

「色々驚いただろう、追い討ちかけるつもりはねぇが、

今からここで起こっていることを教えてやる。

心して聞いてくれ」

 

ー医療室ー

ツナの近くには獄寺がいた。

「っ!」「しっかりしてください10代目!くそっ、あのヒゲ野郎め」

「!危ない!」ガバッ!

ツナがはね起きる。

「10代目!お怪我してるんです。無理しちゃダメっす」

「獄寺君、ここは?」「アジトっす」

「10代目は敵を倒してすぐに気を失ったんです」

「!皆は!?」「大丈夫です、全員無事っすよ」

「き、きたんだよ京子が!十年後の京子といれかわっちゃったんだ!」

「ねぇ獄寺君!」

そう言って焦るツナ。

「その事なんですが、笹川だけじゃないんす。ハルにイーピン、アホ牛、それに山本も。

それと、黒川とバイパーまで」

「そ、そんな!みんなも十年前から?ど、どうして!」

「そ、それがいまいちわからなくて。

どいつも十年バズーカでこっちに飛び込んできたらしいんですが」

「だめだよ!みんなこんなところにいちゃダメだ!

こんなところにいたらみんなあいつらに狙われちゃうよ!」

「10代目!落ち着いてください!」

その時ハルたちが入ってくる。

「嫌ですこんなの十年後の世界が、こんなデストロイなんて……」

「ハル……」

「ハルちゃん」

(京子も、顔が真っ青だ)

「ツッ君……」「ツナさん!ハルは平和な並盛に帰りたいです!」ガシッ

ハルはツナに泣きつく。

「私もこんなのが十年後なのは嫌だ……」

「ぼ、僕も…」

花とバイパーですらも悲しい顔をしていた。

「ハル、京子、花、バイパー。こいつを飲め、特製ハーブティーだぞ」

「ありがとう、リボーン君」「いい香りです」

「ありがとう」「今は、感謝するよ、リボーン」

「それと、さっき話したお前達に任せたいことだ、読んどいてくれ」

「リボーン!」

「お、もう立てるようになったか」

「俺……!」

「分かってるぞ、ツナ達と話をする。京子達は席を外してくれ」

「行こう、みんな」「「「はい『うん』」」」

「京子達には今やばいということだけ伝えたぞ。

マフィアのことやボンゴレの事は一切話してないからな」

「かえさなきゃ……みんなをこんなところにいさせられない!なんとしても返さなきゃ!

もう生き延びれとかそんな問題じゃないよ!そんな問題じゃ!」

「お、おいツナ!」「落ち着いてください10代目」

「だいぶ錯乱してるな」

リボーンがそう言った。

「ち、違うよ!もう守護者を集めるとかのんびりしてる場合じゃないって言ってんだよ」

「そうやっていちいち興奮するのがそうなんだ、

それに守護者を集めるのはどのみち避けて通れねぇぞ」

「な、なんでだよ!もうその根拠の無い話はたくさんだよ!」

「根拠はあるぞ」「そうなんっす、10代目!見つけたんっすよ過去に戻る方法を」

「過去に戻る方法?ほんとなの?獄寺君!」

ツナがそう聞く。

「ヒントはこいつにあったんです」「これは、G文字の」

「ええ、とにかくもう一度読んでみますんで聞いてください」

「守護者は集合、ボンゴレリングにて白蘭を退け、

写真のメガネの男消すべし。すべて元に戻る。以上です」

「でも今の話写真の男消すって」

「ええ、最初に10代目が十年後の俺から聞いたことと重なってる。

なので俺も十年後の俺への司令書だと思って気にもとめてなかったんです。

ですが、今朝知った情報によるとこの時代にはないものの名前が、

この手紙には出てくるんです」

獄寺がそう説明した。

「この時代にはないものって……!ボンゴレリング!?」

「なるほどな」

ツナと竜司がそう言った。

「そうだ、よく気がついたな」

「さらにこの手紙にはメガネの男を消せなんてどこにも書いていない。

むしろ退けるべき白蘭がいるのはこの時代です」

「分かるか?この時代にいてリングを持つもの、

つまり過去から来たお前達に向けて書かれてたんだ」

「そして、文面通りならば守護者を集めてメガネの男を消せばすべては元に戻る。

過去に帰れるととれる」

「か、過去に帰れる?」(戻れるんだ!京子たちも俺達も!)

「幸いなことにこのメガネの男の目星はついてるぞ。

ラル・ミルチが知っていてな、ミルフィオーレの隊長で入江正一って言うらしい」

「この入江正一が、過去に帰るための秘密を握ってるんだろな」

「で、でも!その手紙を信じていいのかどうか」

ツナがそう言うと獄寺がこう言う。

「10代目!信じてください!俺は10年、

いや100年たっても10代目を惑わせるような手紙を所持するつもりはありません!」

「獄寺君…で、でも!そんな事言った」「まぁツナ。落ち着けって」

「や、山本」「ひとりで背負い込むんじゃねーよ。みんなで解決してけばいいじゃねぇか」

「そうそう、山本の言う通りだぜ、ツナ!」「あぁ、同感だ」

「山本……お父さんのこと……」

「俺はここに来れてよかったぜ。

なぁツナ、自分たちの手でケリをつけて俺達の未来を変えようぜ」「山本……!」

「こらテメェ、カッコつけんな!俺の言おうとしたことを」

「俺は右腕だからな」

「だとー!勝負すっか!?10代目の右腕を名乗っていいのは俺だけだ!」

「ちょ、2人共!」

「おいおい……」

そうして、ツナ達は修行に移ろうとし始める。

 

side out

 




今回は入江正一の名前が出てきました!

次回は、修行に移ります。

乞うご期待!

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