神の守護者ーボンゴレ最強!?   作:神王龍

118 / 128
今回は、戦闘です!

竜司は短いですが……

それでは!イッツ、死ぬ気タイム!


標的89 覚悟の炎

三人称 side

 

ー工場内ー

 

「やっぱりツッ君だー、良かったー」

京子が嬉しそうにそう言った。

「な、なんで十年前の京子が!一体どうなってんの!」

「みんなで探してたの、ツッ君達のこと。ん?十年前って?」

「そ、それはその、えーと」

「?」グイッ

京子が近づきながらそう言った。

(どうしよう、ここが十年後の世界って言っても話通じないよな)

「あれ?ここどこだろう?」

「い、いやここは」「おい」

太猿を見ると炎を飛ばしていた。

「京子、こっち!」

「どうゆう手品か知らねぇが、女の雰囲気が急に変わったな。

どちらにしろもうすぐ消えるんだ、関係ないか!」

そう言ってまた炎を飛ばす。

 

ー廃墟ー

「お、獄寺!何してんだ?こんなとこで」

獄寺のところでは獄寺以外のランボ、イーピン、ハル、山本は十年前の姿になっていた。

「はひっ!獄寺さん!探してたんですよ!」

「……嘘だろ、よりによってこんなやべえ時に!」

「あ?刀のやつのなりが変わった?まぁ、いいや。兄貴が戻る前にケリをつけさせてもらうぜ!」

野猿はそう言った。

「いいかお前らよく聞け!とにかく逃げるんだ!」「はひっ?」

「はひ?じゃねぇんだあほ女!」「あほってなんですか!」「これしか道はねぇんだ!」

「いいから走れ!じゃねぇと……は!」

獄寺が見ると野猿は飛ばそうとしていた。

「逃がさないねぇ!」ズドン!

「しまった……」

 

ー別の工場内ー

「翔太、お前は二人連れて先に戻ってろ」

「はいよ、んじゃお二人さん行きますよ」

「え?あっちょっと」「どこに行くの?」

そう言って翔太は二人を連れてアジトに戻る。

「ふぅー。あんまりこれは人に見られたくないからな」

「さて、始めるぞ小僧」

「始める?何をだ?」「戦闘をだ!」

「は?もう終わってるぜ、俺の勝ちだ」「何?」

「あんたの、背中、腹、両腕、両足にトランプついてんだろ。それを爆発させたら俺の勝ち」

バァン!!

竜司その言葉とともに爆発させた。

「こいつは変に体力消耗するからあんまり使わないし、仕込むのも面倒だからな」

そう言って工場を後にする。

 

ー工場内ー

ズドン!ズドン!ズドン!

ツナたちは逃げる。

「京子、こっち!」「きゃ!」

「は、少しは楽しませてくれるか」

「あ!」

ツナ達は行き止まりについてしまう。

「遊びは終わりだな、くらえ!」

「危ない!」ドンッ

京子を押し飛ばしてツナはもろに受けた。

「ツッ君!」「お嬢さん、次はあんただ。安心しろ、痛みを感じる間もない」

「さらばだ」キュイン

そう言って炎を飛ばす。

が、

スタッ!

「!?何!」

太猿の後ろに京子を抱えたツナがいた。

「ツッ、君?」

「ほぉ、その炎の色は大空の属性。

なかなかのレアだぜ小僧、だがたらたらと相手をしてやるつもりは無い。

向こうに雨の守護者っていうでけぇ獲物を待たせてるんでな」

太猿がそう言った。

「下がってろ」「はい…!」

ツナが正面に向かっていく。

「来るかよ!」

「ツッ君!?」

太猿の飛ばした炎を全て吸収していた。

「加速したのか、どうなっている?」

太猿が攻めるが当たらない。

そして、太猿がボックスを開ける。

すると背中から生えた針がツナに突き刺さる。

「ツ、ツッ君?ツッ君!!」

 

ー廃墟ー

獄寺達は攻撃を受けたが、獄寺がイーピンを庇っていた。

「イーピンしか、救えねぇとは」

「ぐっ」

「!ランボ!ハル!」

「あんの野球バカ、理由もわからず庇いやがったのか。へっ、まぁまぁやるじゃねぇか」

獄寺がそう言った。

「やりぃ!刀のやつもぶっ倒したぜ!」

「やろー!」「なんだァこいつ、ダイナマイトかよ!そんなもんでおいらに勝てるか!」

(やつの言う通りだ、ダイナマイトではがたつ相手じゃねぇ)

そう思いながら、リングを見つめて山本の言葉を思い出す。

「へっ、おめぇに言われたかねぇんだよ…。

俺はいつだってギンギンに覚悟はできてんだ!」

(後は炎だ!覚悟を炎に!炎に!)

「さぁ、終わりだ!」

(覚悟を炎に!)ボゥ!

ついに獄寺がリングに炎を灯す。

 

ー工場内ー

「そういやボンゴレの10代目もグローブに炎を灯したそうだな。

ま、今となってはどうでもいいことだがな」

太猿がそういう。

「ツッ君!」「来るな!」

「大丈夫、君は守ってみせる……俺の、命に変えても!」

そう言ってツナは立ち上がる。

「この感じ」

首にあるリングに火を灯す

(炎が変わった?ただでかくなったんじゃねぇ、純度の高い大空の炎になってやがる。

経験で分かる、あぁいうのはやべえ)

「怖気付いたか?」「っ!ふざけるな!」

そう言って、太猿はボックスを開け、炎の塊みたいなのを数個飛ばす。

「逃げ切れるものか!ダークスライサーはお前だけを貫くぞ」

「炎に反応するのか」

「その通りだ、お前のようなでかい炎のみを追尾し炎を吸収する度に加速する。

そしてしまいには、目標物の1.5倍の速度に達する回避は不可能だ」

「なら」ツナは太猿の後に回るがこれは失敗する。

「な、俺に向かってとでもいうと思ったか、使用者には絶対当たらんように出来ている」

「なら逃げるのはやめだ」

ツナがファーストエディションの構えをする。

「何!?ば、ばかな!ダークスライサーを凍らせただと!」

「不思議だ、体が軽い」

ツナと太猿は正面からぶつかりに行く。

 

ー廃墟ー

「こ、これが死ぬ気の炎か」

「あ?あの炎。オイラと同じ嵐の」

「これでこのボックスってのが開けられるはず」

(何が入ってんだ?大した武器なんだろうな)

「へっ、まるでパンドラの箱だ!だがやるしかねぇ!鬼が出るか、蛇が出るか」

ボックスを開けると、獄寺の腕にはドクロの武器がついていた。

「重!んだこりゃ!ど、ドクロ?いかすぜ」

「あ、あいつ!ボックス持ってやがったのか、妙なことされちゃまずい!速攻!」

「どうやって使うんだよこれ!こうか?な、弾を食わせろだ?俺は銃なんて使わねぇんだ!

弾丸なんか持ってねぇよ!」

「終わりだ!」

「ええい!こいつじゃだめか!」

獄寺は振り向きながらボムを入れて構える。

「で、でた!」

「ん?、なんだ今のは、いたくもかゆくもねぇぞ」

「へへっ、おどかしやがっ炎が!わわっ!落ちる落ちる!」

「しゃらくせぇ!テメェ炎を飛ばすとはふざけた真似を!」

「な!一瞬しか役に立ってねぇじゃねぇか!」

「おい、派手ななりしてこれだけかよ!なんとか言えよ!

そうか、今のはエネルギーが収束されてなかったのか。

つうことはこうやって口を絞れば」

「終わりだ!」

「果てろ!」

獄寺が振り向きざまに構えて放つ。

「うぉっしゃ!よし、こいつをフレイムアローとなずけよう」

獄寺は終わっていた。

 

ー工場内ー

「ばかな!炎を、凍らせるなど!これではまるで、噂に聞いたあの!ボンゴレ10代目!」

2人がすれ違うと同時にツナは太猿の足を凍らせていた。

「貴様、貴様何者だ!」

「ツッ君!」

ツナは太猿の降った鎌を手で止め凍らせていく。

「この!」

「行くぜ!」

ズドーン!

「!やったんすね、10代目!流石っす!」

山本たちが起き上がる。

「おい、大丈夫か!しっかりしろ!ハル、イーピン、アホ牛!」

「ん、んー?獄寺?」

「なんでお前らがこの時代に……おい!何があったかいえ!野球バカ!」

(ん?へっ!ボンゴレリングは持ってきやがったか。リング?)

獄寺は服の中からG文字の紙を取り出す。

「守護者は集合、ボンゴレリング……!そういうことかよ!」

 

ー工場内ー

シュードサッ

「ツッ君!」

「京子、良かったー守る事が出来、て」

「大丈夫、ツッ君!?ツッ君、しっかりして!ツッ君!ツッ君!」

ツナは気を失って京子にもたれかかっていた。

 

side out

 




今回はツナと獄寺がリングに火を灯しました!

次回は、アジトでの話です!

乞うご期待!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。