神の守護者ーボンゴレ最強!?   作:神王龍

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今回は、争奪戦の後です!

それでは!イッツ、死ぬ気タイム!


標的84 その後

三人称 side

 

ツナは自分の部屋で目を覚ます。

「そうか、終わったんだ。夢じゃない」

そしてツナは背伸びをしようとするが

ズキン!

「痛てて!体中ガタガタだよ」

 

「ぐひゃひゃひゃ、みんなランボさんのお陰だもんね!」

「ランボはしゃぎすぎ!」

(そっか、今日は休みか)

「あっ」「世話になってるぞ」

ランチアがリビングでランボたちと遊んでいた。

「ランチアさん!き、昨日はありがとうございました。て言うか、どうして?」

「その話は後でな」

「ツナ兄、おはよ」

「やーいツナのお寝坊、もうおやつの時間だぞー」

ランボたちと話した後、リボーンがこう言う。

「ツナも着替えなさいよ」「出掛けるぞ」

「え?出掛けるってどこに?」

「パーティーだ」「パーティ?」

リボーンの返事に聞き返すツナ。

「ぎゃはははは!パーチィーパーチィ!ランボさんパーティ大好きだもんね!」

「皆で宴会!皆で宴会!」

「昨日何があったかもう忘れちゃったの?おめでたい事があったでしょ?」

「え?昨日って…」

(まさか、なんで母さんがリング争奪戦の事を…)

などと考えるツナ。

「ランボ君が退院したでしょ?」

「あ、そ、そっちか」

ツナが安心する。

「山本ん家集合だからな」

「え?山本ん家?」

 

ー山本家ー

 

「え、えーとこんにちは」

ガララララッ

パパパパァン!

「ヘイ、いらっしゃい!ツナ君御一行!」

「ツッ君」「ツナさん!」

「10代目!」「よ、来たな」「うぃーっす、ツナ」

「遅ぇぞ、ボス」

京子たちが明るく迎えた。

「皆…」「全員お揃いだね。竜司お兄ちゃん!」

「おー、フウ太。元気にしてたか?」

二人がまた兄弟みたいにする。

「ツナさん!お相撲大会優勝おめでとうございます!」

(みんなには相撲大会って言ってあったんだ)

「今日は貸切だ!さぁ、じゃんじゃん食べて盛り上がってくれぃ!」

剛がそう言った。

「10代目!表向きはアホ牛の退院祝いと相撲大会の優勝祝っすけど、

間違いなく今日は祝勝会っすからリング争奪戦の。」

「やりましたね」

そう言って獄寺はツナにリングを見せる。

「だな」「うむ」「そりゃなー」「うし!」

山本たちもリングを見せる。

「んなー!?皆、ボンゴレリングを!?」

「雲雀とクロームにも行ってるはずだぞ、ほれお前のだ。」

リボーンはそう言ってツナに箱の中のリングを見せる。

「うわぁ!それ燃えるから!」

「燃えねぇぞ、XANUXUSを溶かして以来大人しいもんだ」

リボーンがそう言うが、

「どっちみち要らないって!そんなの物騒なもん」

ツナは断る。

「お前、XANUXUSに10代目になるのは俺だって言ってたじゃねえか」

「言ってないって!俺はXANUXUSに10代目にはさせないって言ったの!」

「往生際の悪いやつだな、ツナ」

リボーンとツナが言い合っているとディーノが来る。

「だっ、だってディーノさん」

「9代目の事だがな、無事一命を取り留めた」

「ほ、ほんとですか!?そっか、良かった」

「ま、そういう事だし今すぐお前が10代目になる訳じゃないぜ、安心しろ」

「え?いやだからって…」

「あんなちびもやる気なのにか?」

ディーノのいう方向を見ると、

「この指輪ね、ゴミ箱に落ちてたの」

ランボがそう京子とハルに言っていた。

(嘘付けー!)

「アホ牛のヤツ、締めてやろうか!」

「まぁまぁ今回はランボも頑張ってたじゃねぇか」

「ったく、まぁいいっす。10代目!

んじゃ今日は未来のファミリーについて熱く語りじゃんじゃん盛り上がりましょう!」

「ぱんぱかぱぁん。それでは、表彰式を始めたいと思いまーす」

「表彰式?」

「ツッ君の相撲大会優勝を記念して」「京子ちゃんとふたりで作りました!」

「ジャーンこれです。」「チャンピョンベルト?」

「おめでとうツッ君、今日はそのお祝いも兼ねてるんだからね」

「あ、ありがとう」

「いいなー、ツナ」

「ランボちゃんの退院祝いもありますよ」

「やったね!」

「おもちゃいっぱい!」

「全部おいらのもんだろもんねー」

ランボたちが騒いでいる中、

「ツッ君、本当におめでとう!良かったね!」

「あ、ありがとう」

「詳しい事教えて貰ってもいい?」

「そ、そのなんて言うか…そうだ!もらったお守り…」

突然ビアンキがツナの前に料理を出す。

「デレデレしてる暇があったら食べなさい」

「何故にポイズンクッキング!?」

「姉貴!?不意打ちだ!何処に隠れてたん……」バタン

「久しぶりに私に会えてそんなに嬉しいの?隼人」

「あーあ隼人、俺は男は見ないぞ。それよりビアンキちゃーん!」

「うるさい!」

「おいおい、嬢ちゃんの料理は内に持ち込まないでくれって言ったろ?」

「ひゃひゃひゃひゃ、これランボさんの方が似合ってるんだもんね」

「ダメだよランボ、それはツナ兄のなんだから」

「うっさいわぼーけ!」

(全く、元気になった途端うざいったら)

「はい、お兄ちゃん」

「すまんな京子」

「えへへ、そうなんですかー」

「それでね♪」

(花が機嫌良さそうだ…)

楽しそうに話す花をみてそう思う翔太。

「へーこの鳥がファルコか」

ランチアとバジルは頷き寿司屋を出ていく。

 

ー道ー

「待って、待ってよ二人共!」

「沢田殿!リボーンさん!」

「ボンゴレか」

「何も言わないでイタリアに帰っちゃうなんて」

「すみません、急な招集がかかったんです。

皆さん楽しそうにしていらっしゃったので」

「俺は湿っぽいのは苦手でな」

ふたりはそう答える。

「あれ?ランチアさん、あのおっきな鉄球は?」

「蛇鋼球か?あれはいろんな検問に引っかかるんでな、運び屋に任せてある。」

ツナの問にランチアはそう答えた。

「そ、そうなんだ」

「ランチア、クロームに聞いたんだがお前が骸に呼ばれてきたってのは本当か?」

「いいや、骸とはあれ以来一切接触はない。俺はすぐに牢獄を出られたからな。

ただ、大空線の直前に妙な虫の知らせがあったのは事実だ。

やつに長時間憑依されていたためにほかの奴よりも、

奴の考えを感じ取りやすくなってたとしたら皮肉だな」

「ランチアさん…」

「気にするな、骸を許す気は無いがこれでお前の役に立てたのなら本望だ」

「また、亡くなられたファミリーの家をまわる旅ですか?」

「ああ、一生かけて償うことしか俺には出来んのでな」

「そうだ、こいつをお前にやろう、俺のボスの肩身だ。

ボンゴレリングほど立派なもんじゃねぇがな」

そう言ってランチアはリングをツナに渡す。

「な!そ、そんな大事なもの!」

「遠慮はいらん、これは俺の意思だ」

「これは拙者からです、沢田殿に合うかわかりませんがもしもの時使ってください。

見送りはここまでで結構ですよ」

バジルはそう言ってツナに何かを渡す。

「ああ」「みなさんのところに戻ってあげてください」

「ランボさんもピクニックに行くんだもんね!」

「こら!ピクニックじゃないって!イタリアに帰るんだよ」

「イタリア?」

「それでは」

「バイバーイ」

「ったくランボは」「ほんとうぜぇな、所ではバジルから何貰ったんだ?」

「え?そういえば…死ぬ気丸だ!」

ツナが中を見ると死ぬ気丸が入っていた。

「ツナ!」

ランボがツナをこかして上に乗りはしゃぎ出す。

「ッチ!剛蛇烈覇!」

リボーンがレオンを鉄球に変えてランボを飛ばした。

そしてランボが仕返しに大量の爆弾をリボーンに投げるが、

リボーンが避けてツナが吹き飛んでいく。

 

ー山本家ー

「結局なんにも食えなかった」

「またいつでも来なよ、おまけしてやっから」

「感激ですぅー」

「じゃまた学校でな」

「うん、あれ?ツッ君は?」

「そういえばさっきから」

「おーい、ここだよぉー」

「そんな所で何やってんすか10代目!」

「ほっほっほ、まだまだ修行が足らんの」

 

side change

 

ー沢田家ー

 

ツナ side

 

という訳で、みんなハチャメチャだったけど昨日までの戦いが嘘みたいだった。

 

XANUXUSたちの処分は九代目と父さんたちで話し合うって聞いたよ。

 

て言うか…

 

「なんで父さんに手紙書かなきゃいけないんだよ!」

「作文の練習だぞ俺が家庭教師だって忘れたのか?」

「それに家光のやつ、入院先で奈々、奈々うるせえらしいからな」

「じゃあ母さんに書かせろよ!」

「どっちみち、争奪戦中溜まった宿題やんねえとな」

「多いだろ…どう見てもこれ」

「今どきマフィアも勉強できねぇと生きてけねぇんだって」

「だから、マフィアになんかならないって!」

「うるせぇな、ちっとは成長しやがれ!」

「また、俺との地獄の日々に逆戻りだな」

「自分で言うな!自分で!」

「んじゃ、全部終わるまで寝るんじゃねえぞ」

「自分は寝るのかよ!?ずるいぞリボーン!もう寝たのかよ!聞けよ!」

 

side out

 




今回は、祝勝会でした!

次回からは日常編です。

乞うご期待!

感想欄で、六弔花と真六弔花の神と宇宙のメンバーの名前を募集します。

何かいい名前がありましたら性別と容姿も一緒に教えていただければ嬉しいです。

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