神の守護者ーボンゴレ最強!?   作:神王龍

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今回はXANUXUSが遂にリングを!

それでは!イッツ、死ぬ気タイム!


標的82 大空戦ー怒りの真相

三人称 side

 

「なぜリングを半分ずつ保管するのか、

そしてなぜボンゴレの正統後継者にしか授与されないのか分かりますか?

それはリング自身にも秘められた力があるからですよ」

「秘められた、力?」

(そうだ、9代目に氷漬けにされたXANUXUSは総本部の地下に厳重に幽閉されていた)

「ボスにかけられていた零地点突破が溶かされた床には、

七つの小さな焦げ跡が残されていたといいます。

誰がやったのかは定かではありませんがその系説は一つの仮説を立てるのに十分でした。」

そしてガイアの手にある八つのリングとツナの手にある大空のリングが光り出した。

それは大きくなり、死ぬ気の炎となった。

「思っと通りです!」

「!リングから炎が!」

ガイアは嬉しそうに言い、コロネロがそれを見て驚いていた。

「見ているがいい」

ガイアがそう言いながら凍らされたXANUXUSに近づく。

ボゥ!

さらにリングの炎がでかくなる。

「零地点突破の氷が…」「溶けていく」

シャマルたちが驚く。

「これだけではありませんよ七つの完全なるボンゴレリングが継承されし時、

リングは大いなる力を新たなるボンゴレの血(BLOOD OF VONGOLE)

授けると言われています。」

ボンゴレの血(BLOOD OF VONGOLE)?」

カキン!

ナイフが突然ツナの持っていたリングを盗っていく。

「!!」

「返してもらうぜ。しっしっし、これは正当後継者のリングだし」

「ベルフェゴール!」

「あいつも無事だったんだな」

バジルが叫び、シャマルがそう言った。

「ボンゴレリング、全部コンプ!」

「こっちも準備が出来ましたよ」

「お帰り、ボス」

「いよいよですよ!」

ベルとガイアが交互にそう言った。

「リングを、よこせ」

「もっちろん、これはあんな偽物じゃなくて九代目直系のボスにふさわしいからね」

「結局最初からこうなるってことが決まってたんですよ」

「ま、待て!」

「ツナ!」「ボス!しっかりしろ!」

翔太と竜司が駆けつけてくる。

「10代目!」「ツナ!」「ボス!」

後から来た獄寺達は驚いていた。

「しっしっし、どいつもこいつも新ボス誕生の立会ご苦労さん」

「受け継がれしボンゴレのしほうよ、若きボンゴレの血(BLOOD OF VONGOLE)に大いなる力を!」

ガイアがリングを嵌めていく。

そしてXANUXUSの指にも大空のリングが嵌められ、全てのリングが輝き出す。

「こ、これは!力だ!とめどなく力が溢れやがる!これがボンゴレ後継者の証!

つ、ついに叶ったぞ!これで俺はボンゴレ10代目に!」

が、XANUXUSは突然倒れる。

「ボス!」「どうしたんだ!ボス!」

「リングが…XANUXUSを…XANUXUSを拒んだんだ」

(9代目は……これを…これを俺に伝えようと…9代目はXANUXUSを…)

「お前何か知ってますね、リングが拒んだとはどういうことです?」

「さぞかし良い気味だろうな、そうだ俺と9代目はホントの親子なんかじゃねえ!」

XANUXUSが叫びながらそう言った。

それを聞いたベルやガイア、ツナの守護者たち(竜司と翔太以外)、

そして観覧席(リボーン以外)が驚いたのだった。

「XANUXUS…」「同情すんな!カスが!」

「XANUXUS…俺には分かるぞ」

『 お前の裏切られた悔しさと痛みが、俺には分かる』

「スクアーロ!」

「生きてやがったか…カス鮫。分かるだと?てめぇに俺の何が分かる?

知ったような口を聞くんじゃねえ!」

『 いや、分かる!俺は知っているぞ!』

「ふざけるな…なら言ってみろ!俺の何を知っているかを!」

スクアーロは全てを話した。

XANUXUSの生い立ち、9代目への怒りなどを全て話していた。

「それでゆりかごに繋がるんだな」

「これが俺の知ることのすべてだ」

「下らねえ、下らねぇぜ」

「9代目が…9代目が裏切られてもお前を殺さなかったのは、

最後までお前を受け入れようとしてたからじゃないのか?

9代目は誰よりお前を認めていたはずだよ」

「9代目はお前のことを本当の子供のように……。」

「うっせぇ!喜気色の悪い無償の愛など糞の役にも立つか!

俺がほしいのはボスの座だけだ!カスは俺を崇めてりゃあいい!

俺を讃えてりゃあいいんだ!」

「XANUXUS様、あなたにリングが適正か協議する必要があります」

「だ、黙れ!叶わねえなら叶えるまで!邪魔するやつは消し去ってやる!」

「XANUXUS様!」

「大賛成だ、ボス。やろうぜ」

「当初の予定通りですよ」

が、ボムがチェルベッロとベルたちの間に落ちる。

「どこまで腐ってやがんだ!やらせるかよ!」

「どいつも死にぞこないじゃん」

ベルがそう言うと、

「誰が死にぞこないだって?俺は…俺達は体力回復してんだよ!

隼人たちはともかく俺達まで死に損ない扱いするとは馬鹿なのか?」

「何?」

竜司が否定しながらも挑発する。

「やっと決着がつけられる」

そこに雲雀も現れる。

「傷だらけの身で何言ってんだか。しっしっし、こりゃ100%お前らあの世行きだな」

「てめぇ見えてねぇのか?2体7だ歩が悪いのはそっちだぜ?」

「2体7?なんのことです?君たちの相手はこの何10倍もの勢力だ。

総勢50名の生え抜きのヴァリアー隊が間もなくここに到着するのさ」

「何を言っている!」

「ボスは勝利後…今回の件に関わりのあるものを、

すべて片付ける要員を日本に呼んでおいたのですよ。

僕達幹部クラスの次に戦闘力の高い精鋭をね」

「今回の件に関わりのある全てのもの…?」

「まさか!」

 

ー病院近くー

「あそこか」「ああ、沢田綱吉関係者だ。全ての関係者の消去、それが今回の指令」

 

ー運動場ー

「お待ちください、対戦中の外部からの干渉を認めるわけには」

「知らねーよ」

「しかし!」

チェルベッロが前に出るとベルがナイフで切った。

「とうとうやりやがった」

「そっちがそのつもりなら俺達もツナ側で参戦するぜ。ここから出せ、コラ!」

「この場合、文句はないはずだ」

「拙者も戦います!」

コロネロ、ディーノ、バジルがそう言った。

「分かりました、それではヴァリアー側を失格とし観覧席の赤外線を解除します」

「行くぜコラ!」「待て!」

リボーンがそう言ってレオンをゴーグルに変える。

「解除されてねぇぞ」

「甘いですよ、細工しておきましたからあいつらはまとめて檻の中で消す予定ですからね」

ガイアがそう言った。

「何!?」「先手を打たれたか」

「どけ!ぶち破る!」

「無駄です、内部からの攻撃でも爆発する仕組みなのです」

チェルベッロはそう答えた。

「手も足も出ねえな」

リボーンがそう言った。

「こうなりゃ俺達だけでやるしかねえ!」

「骸?様?え、誰か、来る?」

「しっしっし、ナイスタイミーング。待ってたぜ」

「報告します……我々以外のヴァリアー隊、全滅!

…奴は強すぎます、鬼神の如き男がこちらに向かって…」

「剛蛇烈覇!」

そして突然ヴァリアー隊員を()()()()()()のだった。

 

side out

 




今回は、XANUXUSがリングを嵌めて拒まれました。

次回は遂にあの人登場!

乞うご期待!

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