神の守護者ーボンゴレ最強!?   作:神王龍

106 / 128
今回は、ツナが死ぬ気の零地点突破・改を使います!

それでは!イッツ、死ぬ気タイム!


標的78 大空戦ー零地点突破・改

三人称 side

 

「零地点突破・改?」

「構えが、変わった!」

「一体何をする気だ、コラ!」

シャマルとバジルとコロネロがそう言った。

「まだ零地点突破と抜かしやがるか?」

XANXUSがそう言う。

「このカスが!何度ハッタリをかませば気がすむ!

本物の零地点突破にそんな構えはねえ!」

XANXUSがそう宣言する。

「またあいつ…零地点突破は初代しか使えなかった技、根拠も無いくせに!」

「まさかな…」

「?どうした、コラ」

「…」

リボーンが考え込む。

「沢田殿奴の方こそハッタリです!本物も偽物も知るはずありません!」

バジルがそう言った。

 

「お前が何と言おうが、俺は…俺は俺の零地点突破を貫くだけだ。」

「まったく小賢しいカスだ。二度とその技の名を言えぬようカッ消してやる。

次元の差を思い知れ!」

ドカッ!

「ぐわぁ!」

XANXUSは横からツナを蹴飛ばす。

ツナはそのまま無防備で飛んでいく。

「いかん!」

「あれでは防御が!」

シャマルとバジルが慌てるように叫ぶ。

「消え失せろ!」

XANXUSが真上から炎をツナに放つ。

ドカーン!

「沢田殿!」

「やべえぞ!コラ!」

バジルとコロネロが叫ぶ。

「し、死ぬ気の炎が…」

ボゥ!

「よし!」

「起ち上がれ!コラ!」

シャマルが喜び、コロネロがそう言う。

「よく残ったと言いてぇがやはりダメージを吸収しきれてねぇ。

何が改だ、話にならんな。

炎の蕾(ボッチョーロ・ディ・フィアンマ)!」

XANXUSが飛びながら炎を撃つ。

「ああ?どうした?もう飛ぶ力すら残っていないのか!?」

「さ、沢田殿が…」

「あいつ、なぶり殺す気だ。」

「ボッチョーロ・ディ・フィアンマ、炎の蕾か。

あの攻撃はそんな生易しいもんじゃねぇぞ!コラ!」

コロネロたちが口々にそう言った。

「絶望を味わえ!クソもどきが!」

(!?この絶望的状況で、あの面、あの目…同じだ。

あの時の老ぼれと。ふざけやがって、カスが!)

「どいつもこいつもカスの分際で!俺に楯突くんじゃねえ!

決別の一撃!コルポ・ダッティオ!」

「やべえ!」

「トドメを刺す気だ!」

「逃げてください!沢田殿!」

コロネロたちがそう叫ぶ。

そしてツナに直撃する。

「そんな…」

「これはきついぴょん…!」

バジルが青ざめて犬は苦しそうな顔をしている。

「永遠に散ってやがれ!どカスが!」

「沢田殿…」

 

「そ、そんな…そんな馬鹿な。10代目が…」

「沢田…」

「なんだ…?今の音は…まさか!…ツナ…!」

「10代目…!いやそんなはずはねぇ!10代目がやられるなんて絶対ありえねぇ!」

「負けるはずがねぇな…ツナが!」

「カウント9で立てばいいんだ、沢田…!」

獄寺と山本と了平がそれぞれの場所でそう言っていた。

「ツナ、頑張れよ。俺も、頑張るからよ…!」

と翔太が。

「俺は翔太を助けに行く。だからお前は、ボスは頑張ってくれ!」

竜司はそう言いながら、廊下を走っていく。

 

「勝利は我が手に!」

ボゥ!

「次は、俺の番だ。XANXUS」

「何!?」

ツナはそう言ってXANXUSに向かって飛んでいく。

XANXUSは上へ逃げるが、

「死に損ないが!」

ツナはすぐそこにいた。

そしてツナは空中で回転して顎を蹴り上げた。

「XANXUSのスピードに」「追いついている!」

「この野郎!」

近づいてくるXANXUSにツナは左手を振り、炎を巻く。

そしてXANXUSの背後に回り込み、右手の甲で首を攻撃する。

「一体どうなってんだ!?まるで動きが違う!」

「死ぬ気の零地点突破・改!」

コロネロが驚き、リボーンはそう言った。

「おのれ!」

「XANXUSは炎を撃とうとする。

するとツナは改の構えをする。

喰らえ!炎の鉄槌!マルテーロ・ディ・フィアンマ!」

ツナに直撃する。

だが、ツナを炎が覆っており、それを全てツナは吸収した。

「なるほど、それで改なんだな」

「どういう事だ?コラ」

リボーンの言葉にそう聞くコロネロ。

「ツナのやつ、XANXUSの炎を吸収するだけでなく自分の力に変えてるんだ。極めたな、ツナ」

リボーンはそう言った。

「こんな、事が…!こんな事があるわけがねえ!」

ツナが急接近し、XANXUSを銃ごと攻撃する。

そして、XANXUSの顔を殴り吹き飛ばす。

 

その頃、山本を誰かが助けていた。

「いや、参った。サンキュー助かったぜ。」

「校内で死なれると風紀が乱れるんだ。死ぬなら外へ行ってもらう。」

「なんだそりゃ?」

フラッ

「おい!大丈夫か!」

山本を助けたのは雲雀だった。

「何のことだい?まだ、校内の掃除は終わっちゃいない。」

「分かってる。交代だ。こっからは俺が引き受けた。」

山本がそう言った。

獄寺は了平に解毒剤を注入していた。

「すまんな、タコヘッド」

「しばらくふらつくぜ」

「ああ」

「俺は先に行って他の連中を助けに行く。アホ牛を預かってくれ」

「任せろ、あっそうだ。それなら俺たちのリングも持って行け。

お前が先に沢田に会う確率が高い。」

「わーった!」

「それと、ルッスーリアも助けてやりたいのだが。」

「しょうがねぇなぁ、10代目もそうするだろうしな」

「サンキュータコヘッド」

「んなー!?助けんのやめんぞ!?」

 

 

そして竜司も、

「翔太、解毒剤だ。」

そう言って翔太に解毒剤を注入していた。

「サンキュー…」

「お前は後から来い、来るなら体育館だ。まぁ動けないか」

「ああ、このリングを頼む。それとサンも助けてやってほしい。」

「良いぜ」

「ありがとう、強い人」

「お前、翔太に似てるんだな」

「なんだと!?」

そしてすべての守護者が解毒された。

 

「おの…れ」

XANXUSは起き上がってそう言った。

(この俺が、まがい物の零地点突破ごときに!)

「あんな、カスごときに!」

XANXUSから突然煙が出る。

そして顔のやけどの跡が広がっていく。

「クソが!クソが…このカス野郎が!」

「怒りと憎しみ…この二つが、XANXUSを支えるエネルギーなんだな」

「それって!」

「ああ、ツナと正反対ってことだな」

リボーンがそう言った。

 

「参ったな。傷口が開きやがった。」

山本は廊下を走って外の渡り廊下に出る。

「てめぇ誰だ!」

「遅かったな」

「獄寺、竜司!」

「や、山本!竜司!?無事だったか」

獄寺と山本が驚き、竜司は普通に出迎える。

「ああ、雲雀が校内で死人出したくねぇって助けてくれた。」

「お前もかよ…あいつ、俺たちに貸し作ってなに企んでんだ?不気味だ」

「お前らどんまい、俺は幸い奪ったからなー」

二人は雲雀に助けてもらったことを話し、竜司はそう言っていた。

「だけどあいつも相当やられてて、動けそうにねぇ」

「雲雀が?」「恭弥が、か」

「リングは預かってきた。あと助けてねぇのは誰だ?」

「アホ牛と芝生頭は無事だぜ」

「なら俺の持ってる、宇宙と凪たちが持ってる霧で揃うな」

「あの子か」

「ああ、体育館で俺たちを待ってるはずだ」

竜司達はそう会話していた。

 

「よくもカスの分際で!ゆるさねぇ!」

「ざ、XANXUSの顔が!」

「古傷」

シャマルとバジルがそう言った。

「捻りつぶす!」

XANXUSがそう言うと、XANXUSからドス黒い何かが吹き出てくる。

「なんて奴だ。ここにきてさらに炎が増幅してやがる。」

「奴の実力は底なしか?」

「あれは怒りだ」

「!?」

突然後ろから声がする。

「こ、この声は…スクアーロ!」

「間に合ったようだな」

バジルたちが驚く中、ディーノはそう言っていた。

「XANXUSのあれほどの怒り、見たことがねえ」

 

「獄寺、大丈夫かよ?」

「ああ?」

「お前顔色悪いぜ?」

山本がそう聞く。

「テメェ人の事言えねぇだろ、傷口ずっと抑えて、ヘロヘロじゃねーか」

「二人はボロボロか、俺もなんだがな」

「ったく」

ガラララ

「!?」

「凪!?バイパー!?」

竜司が必死に叫ぶ。

「こっちこっち」

「待ってましたよ、神王!」

そこには倒れたはずのガイアとベルフェゴールが凪とバイパーを縛っていた。

「お前達の持つリングを渡してもらおうか?さもないと…しっしっし」

ベルはそう言って笑っていた。

 

side out

 




今回は、ツナが死ぬ気の零地点突破・改を使いました。

それでXANXUSが怒りを爆発させましたね。

そして、クローム達が捕まってしまいました…。

次回は、体育館で駆け引きされます!

乞うご期待!

活動報告にてリクエスト募集中です!

何か案がありましたらコメントをお書き頂ければ幸いです!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。