桜花妖々録   作:秋風とも

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第壱部本編に登場するキャラクターと、それに関する簡単なあらすじを纏めてみました。第壱部のおさらいにでもご活用下さい。

また、それなりにネタバレ満載ですのでご注意下さい。


第壱部・キャラクターまとめ

 

魂魄妖夢

 

本作の主人公。

半人半霊の少女。白玉楼専属の庭師兼、西行寺幽々子の剣術指南役。生真面目で控え目な性格で、悩みごと等を一人で抱え込んでしまいがちな傾向がある。

 

白玉楼にて雑務を熟した後にうっかり居眠りをしてしまい、目を覚ますと見知らぬ場所に放り出されていた。半人半霊の特徴である『半霊』までも消失し、空を飛ぶどころか霊力を籠める事さえも出来なくなる程に弱体化してしまう。

右も左も分からぬ中、彼女は進一に助けられることで事無きを得る。しかし幻想郷の外の世界に放り出されていた事を知り、彼女はますます精神的に追い込まれる事となる。

 

その後、進一とその知り合いである秘封倶楽部の二人が進んで力添えを申し出る事となり、それ以降は四人で幻想郷への手掛かりを探す事となる。妖夢もまた秘封倶楽部へと一時的に加入し、彼女らとの絆を深めていった。進一の姉である夢美と、その助手であるちゆりの協力も得て、少しずつだが幻想郷へと近づいてゆく。

 

そんなある日。クリスマスパーティの為に買い出しに出掛けたはずの進一が、突如として行方を眩ませてしまう。その場に居合わせたメリーから状況を説明され、更に蓮子達から進一の“過去”を聞き出した事により妖夢は触発。居ても立っても居られなくなり、進一を救出する為に一人飛び出して行ってしまう。

その後、進一を誘拐した当事者の一人である三度笠を被った女性剣士と対面。戦闘の意思を確認した妖夢は、その女性剣士と激しい剣撃を交わす事となる。

しかし結果は惨敗。女性剣士は結局危害を加える事はなかったものの、その不甲斐なさに心を打ちひしがれて妖夢は酷く憔悴する事となってしまった。

 

剣士として、自分は主を守る立場であるはずなのに。それなのに恩人一人を守り切れないなんて、自分は剣士として失格だ。

そんな自己嫌悪に陥った彼女を救ったのは、他でもない岡崎進一だった。「何かあったら存分に頼ればいい」、「例え躓きそうになったとしても、後ろから支えてやる」と。そんな進一の言葉により妖夢の自己嫌悪は氷解し、再び立ち上がるだけの強い“想い”を得る事が出来た。

 

――やがて妖夢は、進一を明確に異性として意識し始める事となる。“想い”は密かな恋心へと姿を変え、妖夢の胸中を満たしてゆく。

 

しかし。恋心という儚い“想い”は、後に大きすぎる“迷い”を彼女の心に生じさせる事となる。

 

 

岡崎進一

 

本作オリジナルのキャラクター。もう一人の主人公。

京都のとある大学に通う男子大学生。岡崎夢美とは実の姉弟である。一見クールのようにも思えるが、意外と素直な性格。

 

大学からの帰り道にて右往左往する妖夢の姿を発見し、彼女を助け出す事となる。後述の『能力』により半人半霊としての妖夢の性質を見抜き、そして彼女が立たされている状況を聞いてからは妖夢への力添えを決意。秘封倶楽部にも協力を仰ぎ、四人で幻想郷への手掛かりを探す事となる。妖夢と共に、一時的に秘封倶楽部に加入する。

 

外の世界の住民でありながら、生きとし生けるものが持つ“生命”と呼ばれる存在を視覚出来る『眼』を持っている。いつでも見える訳ではなくある程度は制御出来るようだが、稀に暴発してしまう事もある様子。この『能力』により妖夢の不安定な“生命”を認識した事により、半人半霊の存在をすんなりと受け入れる事が出来るようになっている。

過去に進一は母親の“生命”が消える瞬間を『能力』で視てしまっており、それが原因で『能力』に対して軽いトラウマを持っている。蓮子達と出会った事によりその心持ちは幾分か解消されたが、それでも自らの『能力』をあまり好んでいない状態は変わらない。

 

クリスマスイブに三度笠の女性剣士及び古明地こいしの手により一時的に誘拐され、それが原因でこいし達との一悶着が発生する。『能力』の事を知っていたこいしに対して強い警戒心を抱いていたが、後の接触によりその考えを改める事となる。

 

クリスマスイブの一件以降、直向きに妖夢へ助力しようとする自らの心境に対し、「妖夢の事を妹のような存在だと思っているからだ」と解釈。しかし東京旅行の際にメリーからその認識を指摘され、自らの心境に疑問を持つ事となる。

熟考の末、自らの内に秘めた妖夢への恋心を自覚。その想いを彼女へ告白し、晴れて恋人同士となった。

 

――しかし、その直後。そんな彼らの前に、一つの真実が突き付けられる事となる。

魂魄妖夢は、単に外の世界へと放り出されてしまった訳ではない。八十年後の未来の世界に、タイムスリップしてしまっていたのである。

 

 

マエリベリー・ハーン

 

進一と同じ大学に通う女子大学生。愛称はメリー。

おとなしめな性格で、どちらかと言えばインドア派。読書が趣味。蓮子が立ち上げたオカルトサークル、秘封倶楽部の初期メンバーでもある。

 

外の世界に放り出された妖夢の為に、彼女もまた幻想郷への手掛かりを探す事となる。『結界の境界が見える程度の能力』を持っており、その『眼』を用いる事で結界やその解れを見つける事が出来る。基本的に秘封倶楽部は、そんな結界を暴く事を主な活動内容としている。

 

彼女の持つ『能力』には色々と謎が多く、メリー本人もその全貌を理解し切れていない。年明けにはあまりにもリアリティな夢に悩まされる事となり、進一達にも相談を持ち掛けている。その際に蓮子の心無い言葉を受けて激昂し、一時的に半ば絶好状態にも陥ってしまった。

その後は妖夢に背中を押されて蓮子との仲直りを決意。蓮子のもとへと向かうが、再会が叶う前に鏡に映った()()()()の自分に誘われ、夢の世界に引きずり込まれてしまう。

後に蓮子の活躍もあって彼女は救出されるが、この一連の騒動も彼女の持つ『能力』が原因だとされている。蓮子は「メリーの持つ能力が、結界を“見る”能力から“操る”能力に変異しているのではないか」と推測しているが、その真相は未だに不明である。

 

実は高所に苦手意識を持っている。蓮子にも隠していたようだが、東京旅行の際にバレてしまった。

また、意外と芯の強い一面も持っており、妖夢に対する自分の気持ちに気付けない進一を見かねて、彼にきっかけを与えるような事もしている。

 

 

宇佐見蓮子

 

進一と同じ大学に通う女子大学生。学校非公認のオカルトサークルである『秘封倶楽部』のリーダーであり、メリーの一番の親友でもある。

天真爛漫で明るい性格。その一方で豪快かつ無遠慮な一面も持っており、周囲を振り回す事もしばしば。時間に対して酷くルーズな少女でもあり、待ち合わせ時間にも大抵の場合は遅刻をする。メリー達も最近は彼女の遅刻癖に慣れてきてしまっているらしい。

 

好奇心が旺盛で、オカルト関連に目がない。秘封倶楽部の中での行動力も随一で、どこからともなく“非常識的”な噂話をよく搔き集めてくる。しかし好奇心に忠実過ぎる性格が仇となって、一度メリーとの関係に亀裂が入ってしまった事がある。リアリティな夢に悩まされるメリーに対し「うらやましい」と率直な感想を口にしてしまい、それがきっかけとなってメリーを傷つけてしまった。

その後、謝る機会も見つけられぬままメリーは夢の世界に引きずり込まれてしまう。目を覚まさない親友を目の当たりにして酷く憔悴する蓮子だったが、それでも持ち前の洞察力でメリーを助けられる一つの“可能性”を見つ出す。一か八かの賭けに出てメリーの夢の中に入り込む事に成功し、その夢の中からメリーを助け出す事にも成功している。その後、メリーとも和解する事が出来た。

 

東京旅行の際、秘封倶楽部の一行は彼女の実家に訪れる事となる。そこで見つけた一台の古いノートパソコン。その中に保存されていた13のテキストファイル。そこに記録されていたレポートの内容から、とある真実が明らかになる事となり――。

 

 

岡崎夢美

 

比較物理学を専攻する大学教授。岡崎進一の実の姉である。

十代で大学教授に就任した実績を持つ天才だが、どこか致命的に抜けている部分がある。ちゆりからも度々ポンコツ等と称されてしまっている通り、若干天然気味。

 

非統一魔法世界論を提唱している。魔力の研究に没入しており、自らの研究絡みになると周りが見えなくなる事がある。妖夢と初めて出会った際もその探究心が暴走し、非人道的な行為に及びそうになっている。

しかし決して悪人などではなく、寧ろ困っている人を放っておけないようなお人好しである。妖夢への協力も快く引き受けている。

 

やたらと進一の事を気に掛けており、お姉ちゃん風を吹かせたがる一面もある。

また、酒にもあまり強くない方で、酔い潰れると翌日の二日酔いが大変な事になるらしい。

 

当初は幻想郷の調査も遅々として進まず、殆ど八方塞がりのような状態であった。それでも秘封倶楽部とは違った観点から調査を進め、紆余曲折の末にいち早く真実に辿り着く。

魂魄妖夢のタイムトラベル。裏で手を引く人物の存在。そして散りばめられていた“違和感”の正体。その事実を目の当たりにした時、彼女は──。

 

 

北白河ちゆり

 

比較物理学を専攻する小柄な女性。岡崎夢美の助手である。

男勝りな性格で、口調もやや乱暴気味。しかし意外にも律儀な一面を多く持っており、天然気味な夢美よりも余程しっかりしているような印象を受ける事も多々ある。ただし、料理だけはどうしても苦手らしい。

 

夢美の助手として基本的に彼女のサポートに尽力しているが、時に暴走しがちな夢美を止める役割に回る事もある。しかしその手段がパイプ椅子でぶん殴る等、少々乱暴な一面も。

それでも夢美からは絶対的な信頼を寄せられており、良きパートナーとして彼女と常に行動を共にしている。

 

──しかし。

その正体は、霍青娥と裏で繋がる内通者。岡崎夢美の助手として振舞う一方で、ある種の監視役として常にその動向を観察。定期的に青娥へと情報を流していた。それに加え、夢美が幻想郷を発見してしまわぬよう、裏で手回しをして妨害していたのも彼女である。また、火焔猫燐の正体を知った上で居候として招き入れる事で、彼女の行動さえも監視下に置いていた。

 

なぜ、彼女は助手という役割を演じ続けていたのか。なぜ、長きに渡って夢美達を欺き続けていたのか。

その真意は、ちゆり本人にしか分からない。

 

 

三度笠の女性剣士

 

突如として妖夢の前に現れた謎の人物。

現代には似つかわしくない和装を身に纏い、目元まで隠れる程に三度笠を深く被っているのが特徴。腰には真剣を携えており、その剣術スキルは妖夢のそれを遥かに凌ぐ程である。人間離れした剣術も度々見せる事があり、少なくとも外の世界の住民である可能性は低い。

 

京都の街中で一瞬だけ妖夢の前に姿を現せた後、今度はこいしと共に進一との接触を図る。躊躇いを覚えつつも進一を計略に嵌め、一時的に無理矢理協力させた。その後、進一を追いかけてきた妖夢とも一戦を交えている。

 

その正体は()()()()の魂魄妖夢である。とある人物を見つける為に幻想郷から外の世界へと足を踏み入れた所、過去から連れて来られた自分自身と対面する事になる。

幻想郷の『異変』を自分自身に解決させる為、過去の自分に強くなる為のきっかけを植え付けようとしている。剣を交えたのもその為で、結果として妖夢は憔悴する事になってしまったが、それでも再び立ち上がって更なる力を得る事に成功している。

 

その後も彼女は本来の目的を達成する為に外の世界での活動を続けていた。けれどそんな中、行動を共にしていた古明地こいしが、霍青娥の手によって拉致監禁。人質に取られた事により、止む無く青娥の計画に協力する事となる。青娥の手により人払いが成された京都にて、再び過去の自分自身と戦った。

 

八十年間切羽詰まった時間を経てきた故に、彼女は恋という感情を理解できずにいる。その為、進一に対して恋心を抱く八十年前の自分に対して困惑を隠し切れずにいた。

岡崎進一への恋心と、西行寺幽々子への忠誠心。二つの感情との間で板挟みになって、剣筋に迷いを生じさせる。

そんな有様を目の当たりにした結果、彼女は「恋や愛など剣士には不要」などという結論に到達。その迷いごと自分自身を断ち斬る為、彼女は剣を振るう事になり──。

 

何でもかんでも一人で背負い込み、相談もせずに突っ走り気味になってしまう傾向がある。それ故にこいしやお燐にも余計な心配をかけてしまっている。

 

また、彼女が振るう剣は楼観剣でも白楼剣でもないようだが──。

 

 

古明地こいし

 

三度笠の女性剣士と行動を共にする少女。

姿形は幼い少女そのもので、性格も容姿相応。無邪気で人懐っこく、妖夢や進一にも懐いているかのような様子を見せている。けれどどこか掴み所のない印象も持ち合わせており、その真意は妖夢達も読み解けていない。

 

彼女の正体は人間ではなく、『無意識を操る程度の能力』を持つ覚妖怪。つまり幻想郷の住民である。けれど覚妖怪でありながら読心能力を放棄したらしく、今は他人の心を覗き見る事は出来ない様子。その代わりに得た『能力』はまさに強力無比で、無意識を操って一時的に進一を支配下に置く事にも成功している。

 

彼女の目的は外の世界に潜伏している霍青娥を見つけ出し、『異変』を解決する為の手掛かりを見つける事である。その為にはどんな手段も厭わないとも口にしており、現に青娥を見つける為に進一の『能力』を利用した事もある。けれどそれでも完全には非情に成り切れておらず、その本質は幼い少女に過ぎない。どんなに強がろうとも精神的には容姿相応の強さしか持ち合わせていない為、知らず知らずのうちに誰かとの温もりを求めてしまっている。

 

なぜか進一の『能力』を知っていたり、会ったばかりとは思えぬ程に彼とフレンドリーに接したりしている。その理由を進一が訊いても彼女は「企業秘密」などと誤魔化すだけで、頑なに真実を話そうとしない。

 

 

火焔猫燐

 

古明地こいしを追いかけて外の世界を訪れた少女。火車という妖怪である。

こいしの姉である古明地さとりのペットにあたる。また、魂魄妖夢とは友人同士の間柄である。

地底出身の妖怪だが温厚で人当りの良い性格をしており、真面目で責任感も強い。けれどその性格故にこいしやお空に振り回される事もしばしばあるようで、彼女も日々苦労している様子。

愛称はお燐。あまり本名で呼ばれるのを好んでいないようで、彼女本人もこの呼び名を積極的に勧めている。

 

元々はこいしを幻想郷へと連れ戻すつもりでいたが、彼女の決意を聞いた後はそのサポートに回る事となる。八十年前の過去から連れて来られた妖夢の事も気に掛けているようだが、その立場上、彼女は剣術鍛錬に付き合う事くらいしか出来ずにいる。

 

外の世界にいる間は完全な人間の姿に化け、ちゆりの部屋に居候している。料理がからっきしのちゆりに代わって炊事事情を担当しており、そこそこの腕前を持っているらしい。

人間に化けているがあまり人を化かす事が得意ではないようで、いつボロを出してしまってもおかしくない状況である。

 

こいしが青娥の手によって拉致監禁された際には夢美の力も借りてその捜索に乗り出すが、何も言わずに姿を消したこの時代の妖夢に対して不平と不安を抱いている。

 

 

霊烏路空

 

突如として現れた地獄鴉の少女。

愛称はお空。古明地さとりのペットにあたり、同様の立場にあるお燐とは親友同士である。

性格は非常に子供っぽく、純粋無垢で好奇心旺盛。その上おつむがかなり弱く、記憶力に関してはまさに鳥頭である。しかし戦闘能力に関してはお燐を遥かに凌ぐ程で、核融合を利用した豪快な弾幕を得意とする。

 

幻想郷で留守番をしていたはずだが、どういう訳かちゆりに先導されるような形でこいしの前に現れる。拉致監禁されていたこいしを救出した後に、今度はキョンシーと交戦していたお燐達の前にも助っ人の如く現れた。

 

なぜ彼女は外の世界へと訪れたのか。そもそもどうやって博麗大結界を超えて来たのか。それは現時点では判明していない。

 

 

霍青娥

 

京都内のとあるビルの一角にて町医者を営んでいる『先生』。そして何を隠そう、八十年前の妖夢をこの時代に放り出した張本人である。

常に飄々とした態度を見せており、腹の内が全く探れない不気味な印象の女性。目的の為なら手段を選ばない残忍さを持ち合わせており、身内を欺く事すら厭わない。

 

その正体は邪仙。目的は幻想郷を救う事だと口にしているが、それが真実なのかどうかは不明である。

八十年前の過去から子供の姿の妖夢を連れ出し、半霊を封じる呪いをかけた上で外の世界に放置している。妖夢を強く鍛え上げた上で『異変』を解決させようとしているらしく、その点だけを見ればこの時代の妖夢が抱く理想の一つとも一致する。けれど妖夢に協力を仰ぐつもりなど更々ないようで、寧ろ妖夢の行動を掌握しているかのような言動や行動を見せる事がある。とても彼女一人だけで成し遂げているとは思えないが──。

 

内通者としてちゆりを利用している一方、数多くのキョンシー達も同時に使役している。その中でも宮古芳香と呼ばれるキョンシーは彼女のお気に入りらしく、特に贔屓している様子。

また、様々な術にも精通しているようで、その真の実力は底が知れない。少なくとも京都全土を覆いつくす人払いの結界を張る程度なら容易らしく、有する霊力に関しても一線を画す程である。

 

彼女の真意は誰にも掴めない。今の彼女には仲間と呼べる存在は誰一人としておらず、本質的にはたった一人で暗躍している事となる。

『異変』とは何なのか。この時代の幻想郷では一体何が起きているのか。そんな中、霍青娥は一体何を成し遂げようとしているのか。

 

その真実に妖夢達が辿り着くのは、もう少し先の話。


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