やはり俺の青春ラブコメはあっている。   作:ЖセイキチЖ

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1番書きたかった…
2人の子供について書くのがめっちゃ楽しみでした!


23. 2人の子供

「起きてください!パパ!」

 

人が気持ちよく寝てるのに何だよ…今日は休日なんだよ〜寝かせてくれよ〜。

 

「起きてください!朝ごはん出来てますよ!」

 

どうしても起きてほしいのか俺の上に乗っている娘は俺の体を優しく揺さぶる。

…この声は雪音だな。起きなければ。

 

「んー起きたぞ〜」

「遅いですよ!ママが怒ってます!」

 

この娘が言うママというのは紛れもなく俺の最愛の人雪ノ下雪乃だ。いや、今は比企谷雪乃か。

そして今俺の体の上に乗っている娘は最愛の人との間にできた娘。比企谷雪音(ひきがやゆきね)である。

本当に可愛い娘で、容姿は雪乃をそのまま縮小した感じだ。髪の毛も雪乃譲りだ。比企谷家の遺伝なのかアホ毛を受け継いでいる。嬉しいけど、俺の娘って感じがするけど…なくてもよかったかな?って思ってる。

 

雪乃が言うにはこれ以上怒ると雪乃に怒られるので急いで顔を洗って食卓につく。

 

「遅いよ!パパ!ママと私が頑張って作ったのに!」

「ごめんごめん」

「まぁ許してあげます」

「お、おう。すまんな」

 

今俺に説教をしたのは長女の雪菜(ゆきな)だ。非常に雪乃に似ていて、雪音と雪菜を並ばせると双子に見えるほどだ。唯一違うところといえば、1番似てはいけない目だろうか?本当にもったいない。まぁ俺と違って腐っているわけではなく、鋭いのだ。本当に。誰かさんの昔を思い出させるほどに…。あれ?なんか寒いな。夏なのに。

ちなみに、雪菜が長女で、雪音が次女だ。

 

「本当にあなたは遅いわね。しっかりして」

「休日だからいいだろ?久しぶりだし」

「仕方ないわね」

 

俺は今社畜として頑張っているのだ。昔は専業主夫が夢とか言っていたのに今は、雪乃、雪菜、雪音の笑顔が見れればいいと思っている。何十年もすれば人間は変わるものだな。

 

「さて今日はどうしましょうか?」

「家でゴロゴロする」

「そこは今も昔も変わらないのね…」

「当たり前だ。なるべく外には出たくない」

 

社畜としてからの休日は家にいる機会が多い。疲れを癒したいというのもあるし、家族全員でまったりするのも癒しの一つだ。

 

「パパ〜?連れてってくれないのですか?」

「どこか連れてってよ!」

 

雪菜と雪音は頼みごと…それ以外の時も俺に対してボディタッチが多い。最初は嬉しいと思っていたが、最近はファザコンじゃないかと疑っている。嬉しいよ?嬉しいけどホントヤバイって。

 

「八幡?なんでデレデレしているのかしら?実の娘に」

「い、いえ?そんなことはありませんよ?ほんとだよ?」

「なら何故そんなに慌てるのかしら…」

「娘にやきもち焼くなよ。1番はお前だけだ!」

「も、もう!八幡ったら…」

「「ずるい!私もそんな事言われたい!」」

「やっぱりファザコンだったか…」

「当たり前です!パパが1番大好きです!他の人なんてありえません」

「雪菜も!パパ以外なんてありえない!」

「あのなぁー…まぁいいや」

 

こんな事言ってくれるの本当に嬉しいことなのだ。2人がもっと幼かった時のことならな…。

残念ながら雪菜は中3、雪音は中1なのだ。初恋の相手ぐらい見つけてほしいと父親としては思っている。他の男と居ることを想像すると大変辛いのだが、2人が俺に対してボディタッチをすると雪乃の目が冷たくなるのだ。そのためという訳では無いが2人が信用できるような男性を連れてきてほしいなものだ。

…ナヨナヨしたやつは絶対に許さん!護れると判断できれば別だが…。

まぁとにかく!雪菜と雪音は俺のことを卒業してほしい!

 

「それで、どこに行きたいんだ?」

「連れてってくれるの?」

「可愛い娘のためだからな」

 

え?やっぱり娘に甘いって?

仕方ないぞ。ミニ雪乃は可愛い。これ絶対。

 

「やったぁ!」

「いぇーい!」

 

雪菜と雪音は嬉しさのあまり一緒にとびはねている。せっかくなんだから友達と遊びに行けばいいに…。

あいつらは俺と雪乃と違って友達入ると思うけどなぁ〜。

 

「やっぱり2人には甘いのね」

「そ、そんなことないって!」

 

雪乃が拗ねているので慰めるために優しくキスをした。

 

「い、今の行動に免じて信じてあげましょう」

「ふっ、相変わらず可愛いな。ほんとそういう所好きだぞ」

「あぅー//」

「羨ましい…」

「なにいってんだ」

 

2人にチョップをして目を覚まさせてやった。変なこと言ってたからな。

 

「ならショッピングモールにでも行くか。この前行った時におそろいのマグカップ欲しいって言ってただろ?」

「えぇ!行きましょう八幡」

「うん!早く行こうよ!」

「早く行きましょう!楽しみだねパパ!」

「そうだな!行くか!」

「「「うん!」」」

 

俺は雪乃と手を繋いで。雪菜は雪音と手を繋いで。

俺達家族は本当に幸せだ。これからもこの幸せが続くように俺も一生懸命頑張ろう。

 

心の中で決意をして俺達はショッピングモールに向かった。

 




後日談です!
書いてるのが楽しい!最高!

八色も書きたい…八色も書きたい…
書いちゃおうかな…

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