ハイスクールD×Dの規格外   作:れいとん

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久々に書いたせいでキャラが大暴走! 許してください。


第四十話

<木場視点>

唐突に戦争は終わった。一誠さんがオーフィスを止めを刺す直前に、攻撃を止め、いきなり消え去ったのだ。……なぜ?

「なぜ、兵藤が止めを刺さなかったかは判らないが、この乱痴気騒ぎも、もう終わりだな」

「ええ、空間の割れ目も直に治っていくでしょう」

ティアマット殿の言葉にサーゼクスさまが相槌を打つ。

「それではな、ルシファー。タンニーン! 私は帰るからな」

「ああ、それではな」

タンニーンさまと会話しながら部屋をあとにするティアマット殿。

「俺たちもそろそろ往くとするわ」

アザゼル先生がそう言うとサーゼクスさまと先生を支えていたベネムネさまたちが苦い表情をする。

「アザゼル……」

「なんにも言うな。仕方のないことだ」

「だが……」

「どうしたと言うの?」

部長が二人の会話を疑問に思い、アザゼル先生に話しかける。

「あ~、なんつーか……」

アザゼル先生はバツが悪そうな表情をし、頭をガリガリと掻く。

「このバカは今回の件の責任を一人で取ろうとしているのよ」

ベネムネさまが嘆息しながらそう言う。

「ど、どういうことですか?」

僕が思わず聞き返してしまうと、ベネムネさまがため息を一つ吐く。

「今回の騒ぎは、元々は赤龍帝と白龍皇の殺し合いが原因だった。それだけならば問題なかったのだけれど、このバカとバラキエルは、あろうことかテロリストでもある白龍皇を助けようとし、赤龍帝に攻撃をしかけた。現赤龍帝の、兵藤一誠に敵対したんだ。堕天使含む三勢力と同盟を結んでいる勢力に兵藤一誠が攻め込んでくるかもしれない原因を作った。これが知られれば、最悪他の勢力が兵藤を恐れ、私たち堕天使を皆殺しにしようと攻めてくるかもしれない。そうなる前にこいつとバラキエルは責任を取ろうとしてんのさ」

ベネムネさまに続くようにアジュカさまが口を開く。

「元々、我々三勢力は、他の神話体系にかなり嫌われている。聖書の神の所為で信者を取られたというのもあるが、兵藤一誠とある程度交友があると言うのも原因の一つだ。彼等からしてみれば、我々は自分たちを簡単に巻き込む爆弾を突いている様なものだから」

「我々と同盟を拒否している勢力の中には、兵藤一誠と関わりを切ると言うのなら友好を結ぶと言っている勢力もある」

「どいつもこいつも、兵藤一誠という存在が怖いのさ。もし、兵藤と争うことになったら勝ち目なんてない。なんせ、十年前に何処の勢力も一度は兵藤に敗北しているんだからな」

それこそ、民間の伝承レベルまで神話を落とされた弱小勢力くらいしか、兵藤と戦わなかった所なんてないだろうな。先生は苦笑しながらそう言った。

……確かに、一誠さんと戦うのなんて愚の骨頂だろう。あの戦闘を見たあとじゃ、各勢力がどれだけ一誠さんを警戒しているのか、嫌でも理解できる。警戒しない方がおかしい。

「心配すんな。なんとかなるって」

そう言って、今度こそ部屋から出ていく先生。

「……さて、悪いが、リアス達もしばらくはこの施設に監禁させてもらうよ」

サーゼクスさまが、急にそう言った。

「どういうことですか!?」

いきなりのことに僕は慌てて訊き返す。

「キミたちも一誠くんに対して攻撃をしてしまったのだろう? もし、この事が知れたら、他の勢力はキミたちを処刑する様に要求してくるだろう」

確かにそうかもしれない。僕たちはアザゼル先生やバラキエルさんほど、重要な人物ではない。それなのに一誠さんの怒りを買ってしまうような行動をしてしまったのだ。僕たちを生贄にして自分たちの勢力を守ろうとする勢力なんていくらでもいるだろう。

「キミたちは先日のロキ、フェンリルとの戦闘の負傷により、この設備で治療を受けていた。……リアス達の関与が疑われたらそう通すつもりだ。最低でも一週間は此処に居てもらうよ」

そう言ってサーゼクスさまはチラリとヴァーリ達の方を見て、直ぐに僕たちの方を見直す。

「それじゃ、私たちは往くよ。リアス達が無事で本当によかった」

最後にそう言い、笑顔を僕たちに向けながら部屋を出ていくサーゼクスさま。

こうして僕たちグレモリー眷属とヴァーリ一味の奇妙な共同生活が始まった。

 

 

『どうしたんだ? 相棒』

ドライグが話しかけるが、一誠は答えようとしない。

『三日もボーっとしているなんて、相棒らしくもない』

一誠は答えない。こんな状況が、もう三日も続いている。

一誠は突然立ち上がると部屋から、いや、家から出、深夜の街を徘徊しようとする。

 

 

<???視点>

ううう。かれこれ三日もこんな状態です。オーフィス様に赤龍帝様の住居を教えていただいて来たのはいいのですが、未だに呼び鈴を押すことすらできません。どうすればいいのでしょうか?

私が呼び鈴の前でウロウロしていると、いきなり扉が開いて、中から人が出てきます。

「はうわぁ!?」

「ん?」

いきなり人が出てきたのでビックリしてしまいました。

「あ、あの……」

「誰?」

私が質問する前に質問されてしまいました。自分の家の前にウロウロしている不審者がいたら、私だって同じことを聞きます。

「私、ルフェイ・ペンドラゴンといいます!! あの、赤龍帝様ですよね?」

「そうだけど?」

私が不安そうに訊くと、赤龍帝様は直ぐに肯定してくれました。

「……で? 俺になんか用でもあんのか?」

「あのですね! 赤龍帝様に訊きたい事があって、お邪魔させていただきました!」

赤龍帝様は表情を変えることなく、私の質問を聞いてくれます。

「ヴァーリさま達が何処にいるか、知っていますか?」

「知らん。興味もない」

にべもなくそう言われてしまいました。

「赤龍帝様は、こんな時間に何処へ行かれるのですか?」

私は思わず、そう訊いてしまいました。

「コンビニ。あと、散歩」

「あの、私も付いて行ってもよろしいですか?」

私は思わずそう言ってました。

「別にかまわねぇけど」

「ありがとうございます!」

許可をもらえて私は嬉しくなりました。私、オーフィス様からお話を聞いてから、赤龍帝様に憧れています。サインを頼んだら、貰えるでしょうか?

しばらくして、コンビニに着きました。やっぱり日本のコンビニは品ぞろえがいいです。

赤龍帝様は無雑作にかごを取ると、お弁当コーナーに直行しました。

そのまま無雑作にお弁当をかごに放り投げると、次はお菓子をかごいっぱいになるまで入れていました。そのまま会計に行こうとした赤龍帝さまは、突然止まると、私の方を見つめてきました。

「……あの、どうかしましたか?」

「ルフェイ……だったよな? お前飯は作れるか?」

「……へ?」

「だから、飯を作れるかって聞いたんだ」

「作れますけど……」

「そうか……」

いきなりそんな事を聞いたかと思うと、赤龍帝様は、お弁当を元の場所に戻して、お菓子だけを買いました。

「行くぞ」

そう言って買い物袋を持ったまま、コンビニから出る赤龍帝様。私は慌てて、後を追います。

「あの……」

私が遠慮がちに話しかけると、赤龍帝様は歩くのを止めて、私の顔をのぞき込みます。……かなり恥ずかしいです。

「~~~~っ!!!?」

私は思わず、帽子を深く被り、自分の顔を隠してしまいました。

「どうした?」

「赤龍帝様は……」

「その赤龍帝様っての止めろ。兵藤一誠だ。兵藤でも一誠でも好きに呼べ」

私はその言葉を聞いて、思わず赤龍帝様を見上げていました。

「お名前で呼んでも、いいんですか?」

私は何とか、興奮を抑えながらそう訊きます。赤龍帝様はそれを肯定してくださいました。

「そ、それでは一誠さまと」

私はそう言ってから、顔が赤くなるのを抑えられません。

「それで、なんだ?」

「えっと、その……。オーフィスさまに協力してもらえませんか?」

私がそう訊くと、一誠さまは初めて表情が変わりました。少しばかり口を開けて、ぽかーんとした感じで私を見ています。

「俺が? オーフィスに?」

「はい! オーフィスさまは時々、寂そうな表情をします。昔からの知り合いである一誠さまが相手してくれれば、オーフィスさまも楽しいと思うんです! それに、オーフィスさまが一誠さまと話したいと言っていました」

「オーフィスが? なぜ?」

「この前、戦った時に、どうして止めを刺さなかったのか、気になっているそうです」

私がそう言うと、一誠さまは口を閉ざし、何か悩んでいます。そして、最後はバツの悪そうな表情をします。

「大した理由じゃねぇよ。自分自身、くだらねぇと思うような理由だからな。……まぁ、気まぐれだと思っといてくれ」

気まぐれ……ですか。

「協力してもらえませんか……」

私は少しばかり落ち込みます。一誠さまとお仲間になれるかもしれないと期待していましたから。

「正直、興味ねぇんだ。オーフィスがグレートレッドを排除しようが、『禍の団』が世界を滅ぼそうが……」

本当にどうでもいいと言った感じの一誠さま。

「あの、一誠さま。どうして、一誠さまは……」

そんなに寂しそうな表情をしているのですか?

私はそう訊こうとして、最後まで言葉を出すことができませんでした。いきなり、一誠さまに抱きしめられたからです。

「あああ、あの……」

突然の事に、私は顔を真っ赤にしながら、パニックになります。

ドガァンッ!

いきなり、巨大な爆発が私たちを襲いました。

 

 

「いきなり攻撃を仕掛けてくるなんて、いい度胸じゃねぇか」

「ふむ。やはり、現赤龍帝はこの程度じゃ、掠り傷一つ負わないか」

一誠はルフェイを抱きかかえたまま、空中に浮いている男性を睨みつける。

「い、いきなり何するんですか!?」

ルフェイが男性にそう問いかける。いきなり攻撃されたのだ。誰だって同じことを言う。

「関係ない部外者は引っ込んでいてもらおうか。我は赤龍帝に用があるのだよ」

一誠が庇わなければ、ルフェイは死んでいただろう。殺しかけた張本人のクセして、関係のない部外者と言う辺り、男性の理不尽さが伝わってくる。

「それで、用ってのはなんなんだ? ロキ」

一誠のその言葉を聞いて、ルフェイは驚愕する。悪神ロキ。北欧神話最大のトリックスター。アースガルズにかなりの厄介事を持ちこみながらも、それ以上に利をもたらした神。全世界でも上から数えた方が早い力を持つ神。それが現れたのだ、驚かない方がどうかしている。

「貴殿を屠りにきたんだよ。赤龍帝」

「…………はぁ?」

その言葉を一誠はすぐに理解できなかった。

(……今ロキはなんて言った? 俺を屠る? たかがロキ如き(・・・・・・・)が?)

「お前如きが俺を? 笑わせんな」

一誠はロキの事を鼻で笑う。やれるもんならやってみろと言わんばかりだ。

「どうして、一誠さまを狙うんですか?」

ルフェイは思わず、そう質問する。

「関係ない者は引っ込んでいろと言っただろ? まあ、いい」

一旦そこで言葉を切るロキは、次の瞬間憤怒の表情で一誠を睨みつける。

「貴様は前に、オーディンに対して、我々は弱者の負け犬と言ったそうだな? しかも、人間に寄生しなければ生きられない寄生虫だとも……。ふざけるな!! 人間のガキ如きが、我々を愚弄しやがって!!」

そう怒鳴った後、憤怒の表情を消すロキ。その顔にはいやらしい笑みが浮かんでいる。

「さあ! 出てこい!」

ロキが両腕を広げながら、声高らかに叫んだ瞬間、そこら中の空間が歪む。その中から、ものすごい量のドラゴンがでてくる。

「ミドガルズオルム? にしちゃぁ、ちいせぇな」

更に、ロキの周辺に三つの歪みが生まれ、中から三体の狼が出てくる。

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!

神喰狼(フェンリル)とその子供?」

一誠の見覚えのない狼は、フェンリルを一回り小さくしたような姿だ。

「ヤルンヴィドに住まう巨人族の女を狼に変えて、フェンリルと交わらせた。その結果生まれたのがこの二匹だ。親より多少スペックは劣るが、牙は健在だ。十分に神、そして貴殿を屠れるだろう! 如何に貴様とはいえ、これだけの数、質を相手に無傷とはいくまい!」

ロキとて、一誠に勝てるとは端から思っていない。それでも、負け犬と言われ我慢できないのだ。

「…………はぁ。お前、本気で言ってんのか? 高々この程度で俺を殺せるとでも思ってんのかよ」

そう呟いた、次の瞬間。

ズガァァァァァァンッッ!

夜空一体を爆風が襲った。そして、爆風が晴れると、そこには何も存在していなかった。

「バカな!? あれだけいたミドガルズオルムを一瞬で消し飛ばしただと!?」

四桁は存在した量産ミドガルズオルムは、一誠の一撃で全て消し飛んだのだ。

「クソッ! 行け! 我が息子よ!」

ロキの命令を聞き、フェンリルが一誠へと襲い掛かる。その速度は神速。普通の存在だったら、動いたことすら気づかずに、殺されているだろう。しかし……。

「駄犬風情がじゃれつくな」

一誠は無雑作にフェンリルを蹴り飛ばす。その蹴り一発を食らっただけで、フェンリルは戦闘不能になる。

「スコルッ! ハティッ!」

二匹の小型フェンリルが一誠へと襲い掛かる。

「邪魔」

一誠がそう呟いた瞬間、スコルとハティは真っ二つに切断され、絶命する。

ズガァァァァンッ!

ロキの特大級の魔術が一誠を襲う。

「やったか!?」

ロキがそう叫んだ瞬間……。

ズブッ!

いつの間にか背後に移動していた一誠に、槍で貫かれる。

「がっ……!?」

「はい、お疲れサマ。死んで来世からやり直せ」

一誠は槍を引き抜く。そして、膝を着き、倒れそうになるロキの首を躊躇なく斬り飛ばした。ロキの死体は、光の粒子となって夜空へと消えていった。

「やっぱり、神なんてこんなもんか」

世界のパワーバランスを崩すほどのことを仕出かして、そう言う。

一誠はロキの死体があった所を一瞥し、そのまま歩き始める。

「あの、あのままでいいんですか?」

慌てて一誠の横まで来たルフェイが、ある一か所を指さしてそう言う。そこには気絶したフェンリルがいた。

「……あ~、どうすっかなぁ。正直どうでもいいんだけど」

そう言って興味なさげにフェンリルを見る一誠。

(俺としてはこのままフェンリルを放っておいても良いんだけどな。けど、どうせ俺が始末することになるだろうしなぁ)

フェンリルをこのままにしておけば、町に被害が出るだろう。ここは三勢力の重要拠点なので、すぐさま天使、堕天使、悪魔のどれかがフェンリルを排除しようとするだろうが、この町にいる連中如きではフェンリルを排除することなんてできやしない。そうなると、結局一誠が出張ることになる。

このままフェンリルを屠るだけじゃおもしろくねぇしなと考える一誠は、ふとルフェイの方を見る。

「ルフェイ。お前、見ためからして魔法使いだよな?」

「は、はい。私、元は『黄金の夜明け団(ゴールデン・ドーン)』に所属していました。そこで近代魔術をはじめ、他の魔術組織で禁止になっている術式を習っていました」

ルフェイは見ため頼りないが、上級悪魔、下手したら最上級悪魔と戦えるほどの魔法使いである。一対一なら『雷の巫女』と呼ばれる姫島朱乃でも勝算は低い。

「あれやる。使い魔の契約くらいできんだろ?」

「…………へ?」

「だから、フェンリルをお前にやるよ。あの状態なら主従の契約でいけるだろ」

「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええ!?」

フェンリルは言うまでもなく、世界でもトップクラスの魔獣だ。一対一なら元龍王のタンニーンだって分が悪い。そんな魔物も気軽にやると言われ、しかも、主従の契約をしろと言う。世界中の魔法使いからしたら、涎を垂らしそうな程の状況である。

「ほら、さっさとしろよ」

「は、はい!」

ルフェイは慌ててフェンリルと契約しようとするが、失敗する。

「す、すみません。失敗しました」

そう申し訳なさそうに頭を下げるルフェイ。

一誠はフェンリルへと近づく。そして……。

「起きろ」

そのままフェンリルを蹴り起こした。

「キャゥン!?」

そして、目覚めるフェンリル。一誠を目の前にして、敵意をむき出しにして唸る。が、

ドゴォンッ!

一誠がフェンリルの鼻と目の間に足を乗せ、そのまま地面に押し付ける。

「今からルフェイと主従の契約をしろ。さもなければ此処でミンチだ」

「くぅ~ん」

フェンリルはそのまま一誠の圧力に屈する。

「いいぞ、ルフェイ」

どこか、呆然としながらもフェンリルと契約をするルフェイ。今度は成功した。

「帰るかぁ。行くぞ、ルフェイ」

一誠はそのまま、ルフェイとフェンリルを引き連れて、帰宅する。

 

 

「部屋は空いているところを好きに使っていいぞ。着替えはねぇようだから、明日買いに行くか」

そう言って、ルフェイに家の中を案内する一誠。

「地下にはプールもあるから好きに使え。キッチンはさっき案内したから分かるよな? 明日の朝から飯作ってくれ。それじゃ、お休み」

言いたい事だけ言って、そのまま自分の部屋へと行こうとする一誠。

「あの、どうしてこんなことになっているんですか?」

ルフェイからしたら、いきなり一誠の家に案内され、明日から食事を作れと言われたのだ。かなり、意味の分からない状況である。

「お前、料理できるんだろ?」

「はい」

「なら、問題ないな」

「ええ!?」

一誠の言葉は答えになっていない。

「どうも最近、飯が味気なくてな。あいつ等の影響かもしれねぇが……」

そう言って、少しばかり寂しげな表情をする一誠。その表情をみた瞬間、ルフェイは決意する。

「任せてください! 頑張って美味しいご飯をお作りしますから!」

そう言って、小さく握りこぶしを作りやる気を見せるルフェイ。

「……クッ」

その姿を見て、思わず笑う一誠。

「ど、どうして笑うんですか?」

いきなり笑いだした一誠を見て、何か笑われるような事をしたのかと慌てるルフェイ。

「いや、なんでもねぇ……」

一誠はルフェイの帽子を取ると、そのまま頭を撫で始める。

「ありがとな」

そう呟いた一誠の表情は、酷く穏やかだった。

 

 

(は~。一誠さま格好よかったな。それに、いい人そうだし。やっぱり、オーフィスさまと仲良くしてもらいたいです。そのためにも頑張ろう! ……一誠さまの好物って何だろ?)

そんな事を思いながら、ルフェイの兵藤家の一日は終了した。

 

 

ちなみにフェンリルは、一誠に家の中が汚れるとからと家に入れてもらえず、『番犬でもしてろ』という言葉を頂戴していたのである。




やっぱりルフェイかわいいなぁ。このまま行ったらルフェイがメインヒロインになるかもしれない。
まぁ、作者の好きなキャラがヒロインになるんだけどね!

放課後のラグナロクは今回で終了です。……ロスヴァイセさんどうしよう。

原作十巻以外にも、イッセーとサイラオーグが戦う巻て有りましたっけ? 何度読み直しても見つからない(汗)

PS
見つかりました! ありがとうございます!

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