神々に祝福されし者達【完結】   作:マイマイ

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単身フライアに乗り込み、ラケルと対峙するフィア。
しかし、彼はそこで自らの痛みと対面する。

ずっと蓋をし続け、目を合わせなかった痛みと………。


第3部捕喰165 ~蓋をしてきた痛み~

「ぐぁ………っ!?」

くぐもった悲鳴が、フィアの口から放たれる。

壁に勢いよく背中から叩きつけられ、肺から強制的に空気が吐き出された。

「ぐ、く………っ」

ズルズルと座り込んでしまいそうになるのを止めながら、フィアは上を見上げ――零號神機兵を睨みつける。

 

――戦いは、一方的なものであった。

 

零號神機兵は、確かに強い。

その巨体に相応しいパワーと、見た目からは想像もできないスピード。

胸部から放たれる砲撃に、腕から放たれる大型ブレードによる剣戟。

間違いなく強いと断言でき、プロトタイプでありながらその力は量産型の神機兵と大差ない。

……しかし、それでもフィアとまともに戦い合えば、零號神機兵は敗北を喫する。

それだけの力をフィアは持っている、神機使いとしての力量と戦闘経験、アラガミの力まで加算された彼の力ならば零號神機兵では勝てない……筈だった。

 

だというのに――戦況はまったくの真逆。

フィアの攻撃は届かず、零號神機兵の攻撃は軽々と彼の身体を吹き飛ばし確実なダメージを与えていた。

その事実は、他ならぬフィア自身に驚愕を与える。

楽に勝てる相手ではないと、フィアとてわかっていた。

だがこの状況はまったくの想定外、こんな筈はないと口にしてしまいそうなほどの無様な状態だ。

 

(……なんで、こんな……)

 

負けられない戦い、ここで負けてしまえばラケルを止める事はできない。

そうなればジュリウスにも会えなくなる、負けるわけにはいかないのだ。

――そう、フィアは誰よりもそれを知っている。

知っているというのに………。

 

(どうして、身体が……)

 

うまく、動かないのか。

アンノウン達との戦いの疲労があるわけではない、体内の偏食因子が不調を来たしたわけでもない。

コンディションは万全、いつもと同じく全力の力を出せるはずなのだ。

それなのに、まるで他人の身体を使っているかのように、ちぐはぐだった。

 

「っ、ぐぁ―――っ!?」

 

零號神機兵の右腕から放たれた大型ブレードが、フィアを襲う。

どうにか軌道を合わせ神機の刀身で受ける事ができたものの、足に力が入らず再び吹き飛ばされ壁に叩きつけられてしまった。

息が詰まる、意識が一瞬飛んだのか気がついたら地面に座り込んでいた。

背中だけでなく頭も打ったらしく、視界が霞んでいる。

それでも、フィアは近くに落ちているであろう神機を探そうと視線を動かし。

 

「――もう、いいのですよ。フィア」

ラケルの、自愛に満ちた声を耳に入れた。

 

「なにを………!」

「いいのですよフィア、もう……疲れたでしょう?」

「ふざけるな!! お前は生かしておけない、ここで必ず――」

「いいえ、それは無理なのです」

「僕は負けない、負けるわけにはいかないんだ!!」

 

 

「――()()()()()()()()()()が、戦えるわけがないでしょう?」

 

 

「―――――」

一体何を言っているのか、フィアは本気で理解できなかった。

けれど、その言葉を聞いた瞬間――彼の視界は一瞬でクリアになり、動きも止まった。

 

「フィア、あなたは戦いに来たわけではないの。あなたは……死にに来たのよ」

「……何を、言って……」

口が渇く、声が…上手く出ない。

ラケルの言葉は何の根拠のない戯言だ、耳を貸す意味はない。

 

「生きているのに、疲れたのでしょう? ――()()()()()を抱いたまま、自らを偽ったまま戦うのが恐くなったのでしょう?」

「………違う」

「なら、どうしてそんなに辛い顔になっているの? 本当はずっとずっと戦いたくないと思っていたのに、()()()()()()()()()()()()()()()

「………ちが、う」

 

声が、出ない。

ラケルの言葉が、まるで呪いのようにフィアへと纏わりつき、彼の身体から力が抜けていく。

目の前の障害を倒してラケルを止め、ジュリウスを救う。

そうすれば、またブラッドとしてみんなと一緒に過ごせる。

だというのに何故……身体から戦う意志が消えていってしまうのか。

 

「楽になってしまいなさい。直に世界は生まれ変わる、もう…頑張る必要はないのですよ?」

「…………」

「幸せを望む自分が許せないのでしょう? なら……選ぶ道はたった一つよ?」

優しい、暖かみすら感じられるラケルの声。

事実、今のラケルからはフィアに対する慈愛の精神しか感じられない。

それはまるで聖母の如し、優しさと美しさを兼ね備えたものに感じられた。

 

――神機を掴もうと伸ばされた手が、完全に止まる。

 

「……良い子ね、フィア」

嬉しそうに、慈しむように微笑みを見せるラケル。

「恐がる必要は無いわ。痛みすら感じないまま…あなたはジュリウスの贄となり、世界の一つになる」

「あ………」

零號神機兵が、右腕のブレードを振り上げている。

自らの死が目の前に迫っている、それを理解しながらもフィアはただ黙って零號神機兵を見つめる事しかできない。

 

(僕、は………)

 

既に、フィアの身体に生きる力は残されていなかった。

たったあれだけの言葉を聴いただけで、彼の身体から生きる意志が失われたのだ。

しかしそれは致し方ない事なのかもしれない、それだけの重みを含んだものだったのだ、ラケルの放った言葉は。

彼という存在を、フィア・エグフィードという少年の全てを理解した言葉だった。

 

「――さようならフィア、私も…すぐにそちらに向かいますからね?」

 

にっこりと微笑んだまま、ラケルは無慈悲な言葉を口にする。

瞬間、零號神機兵は唸り声のようなものを上げながら振り上げていた右腕をフィアに向けて振り下ろした。

フィアに迫る大型ブレード、質量を含んだそれは彼の身体など文字通り粉々に叩き潰すだろう。

……それで終わりだ、フィア・エグフィードは最期の最期で生きる人形となって自ら命を投げ捨てる選択を選び。

 

 

――けれど、彼の物語の終わりを望まぬ者達も存在していた。

 

 

「グォォ………ッ」

「――――」

 

最初にフィアの耳に届いたのは、爆撃めいた音。

それと同時に零號神機兵に叩き込まれたのは、貫通力に優れた銃撃だった。

何処か苦しげな声を上げながら零號神機兵は大きく仰け反り、フィアに対して放っていた一撃は不発に終わる。

その光景をフィアは呆然と見つめ、一方ラケルは微笑みを絶やさぬまま、けれど僅かに怒りのような色を笑みの中に抱きつつ――彼女にとっての“異物達”を招き入れた。

 

「――ようこそ、ブラッドのみんな」

 

保管庫の入口付近、そこにはブラッドの皆が神機を持って身構えていた。

その中でシエルだけが神機を銃形態のままにしていた、どうやら先程の一撃は彼女が放ったものらしい。

ラケルは上記の言葉でブラッド達を歓迎したが、当のブラッド達はラケルの言葉を無視してフィアの元へと駆け寄る。

 

「フィア、大丈夫!?」

「無事か!?」

「おい、しっかりしろフィア!!」

上からナナ、ギル、ロミオの順でフィアを心配する声が放たれる。

だが、フィアからの反応は無い、ただ呆然と虚空を見つめるその姿はまるで糸の切れた操り人形のように無機質なものに見えた。

 

「フィア、どうしたんだよ!?」

「…………」

「……ラケル、テメエ…フィアに何をしやがった!!」

怒りと憎しみ、更には殺意すら込めた視線でラケルを睨むギル。

それを真っ向から受けながら、ラケルは静かにギルの問いに答えを返した。

 

「私は何も、ただフィアの小さな願いを叶えようとしただけですよ?」

「答えになってねえ、ふざけてないでちゃんと答えやがれ!!」

「ギル、あまり大声を張り上げてはいけませんよ? ジュリウスもまだ眠ったままなのですから」

「っ、ふざけやがって………!」

 

ギルの瞳に、一層の怒りが込められていく。

神機を握る手にも力が入り、柄の部分が僅かに軋みを上げるほどだ。

 

「みんな、もうフィアを休ませてあげなさい。この子は……もうこの世界で生きていたくないのですから」

「な、何言ってるのラケル先生!?」

彼女の言葉に、ナナは混乱しつつもフィアを庇うように前に出る。

「この子はずっと苦しんできたの、悲しみと憎しみと後悔を背負い続けて……もう疲れ果ててしまったのよ、だから楽にさせてあげないと」

「………ラケル博士、それは一体どういう意味ですか?」

 

静かに、冷静な口調でラケルに質問をしたのは、銃口を零號神機兵に向けたまま身構えるシエルであった。

ただひたすらに冷静に、いつもの態度と口調を崩さないまま、シエルはラケルの言葉の真意を知るために問いかける。

そこに一片の怒りもラケルに対する憎しみも存在しない、その態度にラケルは僅かに感嘆の吐息を漏らした。

今のシエルは昔の彼女ではない、仲間を大切に思い、何よりもフィアを守るという点では誰よりもその思いは強い。

そんな守るべき彼が傷つけられても、己を見失わずに居る彼女に感心するのは当然だったのかもしれない。

 

「シエル、あなたはフィアの過去を知っているのでしょう? ならば…この言葉の意味を理解できる筈だと思うのだけれど……」

「……知っています。ですがフィアさんは失ってしまった命達の為に自分の全てを投げ打ってでも今を生きている人達を救おうとしています、だというのに楽になりたいなどというのは」

「矛盾している? いいえ、そもそもそういった認識が間違いなのですよシエル、だって……フィアは最初から死にたかったのですから」

 

その言葉は、ブラッド全員の思考と動きを停止させた。

続いて彼女達が頭に浮かべたのは、戸惑いと疑問。

彼が死にたがっている? あの悲惨な過去の影響で?

それは間違いだ、瞬時に否定の意を浮かべたのはシエルとナナであった。

彼はずっとあの地獄の中で零れ落ちた命達の為に、生き続けていた筈だ。

自分にとって全てと言えた少女に誓いを建て、人として抱いてはならぬ誓いを果たそうと自己犠牲に走ってきた。

そんな彼が最初から、何もかも投げ出して自ら命を絶ちたいと思っていた、そんな言葉を聞いて納得できないのは道理と言えよう。

………だが、彼女達は知らないのだ。

フィアの中に芽生えた闇は、異常で矛盾に満ち、常人では決して理解できないという事を。

 

「――この子は地獄の中で生き続けてきました、父であるグリード・エグフィードの実験によって人間ではなくなった子供達を喰らい、成長し、自らを人では無くす。

 ただの子供に耐えられる筈が無かった、だから彼はずっとずっと……死んで楽になりたかった。でもある少女の存在が……マリア・ドレイクの存在がそれを許さなかった」

「マリア……ドレイク!?」

「ドレイクって……」

「ええ。想像の通りルーク・ドレイクの本当の娘、彼女も周りの子供達と共にグリードの実験体として囚われていた。でも彼女は…グリードにとって光となり、彼に生きる希望を与えていった」

 

彼女はあのような地獄の中でも、逞しく、優しく、暖かな聖女の如し神々しさを持っていた。

彼女と出会い、彼女と触れ合い…フィアはもう一度生きようという思いを抱く事ができた。

たとえ自分が許されない存在に堕ちていようとも、彼女が生きる事を望んでくれた。

その時に彼は狂った誓いを建てた、シエル達が認識している彼の異常がそこで生まれたのだ。

しかし……彼の異常はそれだけではなかったのだ。

 

「でも、マリア・ドレイクも他の子供達と同じくグリードの実験で異形の怪物へと堕ち、その肉体はフィアによって食い尽くされた。

 ここまで言えばわかるでしょう? 生きる意味そのものであったマリアを自ら喰らったフィアが、今度は自らを呪うようになったという事を」

「…………」

 

呆然としたまま、ラケルの話を聞いていたフィアは、もう彼女の言葉を否定する事はできないでいた。

それと同時に、彼は自らの本当の願いに気がつく。

そうだ、自分はずっと死にたいと思っていた、マリアを失ったあの時から再びそう思うようになっていたのだ。

でも死ねなかった、死ぬのが……恐かったから。

死にたくないと泣き叫ぶ異形の生物となった子供達を見て、フィアは人一倍“死”に対する恐怖心を増大させていた。

だから彼は自らを強く呪いながらも、死ぬ事を選べなかった。

 

死にたいのに死ねない、心が死を望んでいるのに恐怖心がそれを拒み続けた。

自己矛盾に陥り、そんな彼は逃げ道を作った。

それこそがあの狂った誓い、自らが喰らってしまった子供達の命に報いるためにも、今生きている人達を守ろうとこの身を捧げるという誓い。

……本当はそんな事願ってもいないのに、本当の望みを叶えられないからフィアは自らを偽った。

戦って戦って戦い続けて……その先に死が待っていると信じて、彼はずっとずっと自分を偽ってきたのだ。

いつしかその偽りは彼の中で現実のものとなり、今までのフィア・エグフィードはこうして誕生し……更に彼は人としての幸せを望んだ。

だが、それもここまで、ラケルの言葉で自分の本当の望みを思い出した彼は今度こそ“死”を選ぶ。

 

恐怖心は当然まだ彼の中に存在する、でもそれ以上に……彼は疲れたのだ。

偽りの誓いを抱いたまま戦って戦って…彼の精神は限界をとうに超えていた。

磨耗しきった彼にもう余分な感情は残されていない、だからもうこのまま―――

 

 

「―――もう、お話は終わりですか? ラケル先生」

 

 

少女の声が、静かに、鋭く場に響く。

その声は今にも消え入りそうなフィアの耳にも届き、彼は視線を少女、シエルへと向けた。

 

「お話は終わりですね? なら……もうこれ以上話す事はありません」

「……シエル、もしかして貴女、フィアを生かそうというの? それは可哀想でしょう?」

「可哀想? いいえ、たとえどんな理由があろうとも、自分から命を絶とうとするのは……決して許されない事です」

 

厳しい口調、まるでフィアを責めるような物言いでシエルは言う。

彼女の態度にブラッド達は驚き、フィアもまたシエルの言葉に驚愕していた。

そんな彼に視線を向けるシエル、その表情は悲しみと…ほんの僅かな怒りの色が滲み出ている。

 

「――フィアさん、貴方は本当にこんな所で終わっていいと思っているのですか?」

「…………」

 

シエルの視線が、フィアの心を射抜くように向けられる。

いつもと違う彼女の態度に困惑し、怯え、でも同時に…怒りを覚えた。

もう楽になりたいのだ、全てを忘れてこの世界を去りたいのだ。

今まで頑張ってきた、偽りの誓いを建ててまで戦ってきた。

臆病者と思いたいのなら思えばいい、身勝手だと罵りたければ罵ればいい。

 

「私は、貴方に生きていてほしいと思っています。傍に……いてほしいと願っています」

「……もう、疲れたんだ。だから、もう」

「――生きることから逃げてしまえば、今までフィアさんが歩んできた全てを否定する事になります。本当にそれでいいのですか?」

 

そんな事、シエルは認めたくなかった。

これは彼女のエゴ、フィアの思いを無視した身勝手な願いかもしれない。

ただそれでも――それでも、彼女はフィアに生きてほしいと心から願ってしまう。

この無慈悲な世界でも必死に生きて、幸せになってほしいと…幸せにしたいと願っているのだ。

 

「僕は、ずっと死にたかった……生きていたくなかった、でも死ぬのが恐くて、死にたいのに死にたくないと思ってしまって……なら戦って死のうと思った。

 だけどそれもできなくて、疲れて、でも死ねなくて、死にたいのに……幸せになりたくて」

 

何を言っているのか、フィア自身もわからなくなっていた。

もうフィアは自分の心がわからない、自分がどうしたいのか…何をしたいのか、理解できないでいた。

だから、もう死んで楽になれば…悩む必要も苦しむ意味も無くなるから……。

 

「――幸せに、なりたいと思ってくれたんですか?」

「許されない。そんな事は認められない、死にたがりで、みんなの優しさを踏み躙って、命を粗末にして、そんな僕がどうして」

「…………」

「わからない、もうわからない。僕は何をしたいのか…ならもういい、死ねば楽になる、僕という存在を無くしてしまえばこんな苦しみなんて」

 

無くなってくれる、なら……それでいいではないか。

上記の言葉を口にしようとして、フィアはもう何も言えなくなってしまった。

柔らかく暖かな感触が、シエルに抱きしめられているという状況が、彼の口から言葉を放つという事を止めさせた。

 

「私が居ます。たとえ世界中の人間が貴方の存在を認めなくても、私が…ずっと傍に居ます」

「―――シエ、ル」

「幸せになっていいんです。フィアさんはずっと自分自身を責め続けながらも戦ってきました、貴方が居たから救われた命は数え切れないほど存在しています。

 貴方はいつも誰かの為に戦って、助けて、支えてきたんです。そんな貴方がどうして幸せになってはいけないというのですか? どうして……死ななければならないというのですか?」

 

痛いくらいの力でフィアの身体を抱きしめながら、シエルは己が感情を言葉にする。

……この行為は、間違っているかもしれない。

このまま彼を楽にさせた方が、正しい選択なのかもしれない。

己を呪い、責め、死を願い、それでも戦った彼は、きっとこの先も別の痛みに襲われるだろう。

生きている限り、それが彼から離れていく事は決してない。

だから――彼を生かすという選択は、他ならぬ彼自身を苦しめるかもしれない。

 

――それでも、シエルがどうしてもフィアに生きていてほしいと願ったのはただ一つ。

 

「―――好き、です。貴方の事が好きだから……これからも、生きていてほしいんです」

「―――――」

 

それは、幼いフィアにもわかる、愛の告白。

予想などできる筈のないその言葉を受けて、フィアの目は限界近くまで見開かれる。

一方、シエルは己が想いをこんな形で、それもあっさりと伝えた事に驚きつつも、心はひどく穏やかになっていた。

恥じらいも後悔も無く、ただこの場で彼に想いを伝えられた事が嬉しく、誇らしいとさえ思っていた。

想いの伝え、彼女の中でますますフィアの存在が大きくなっていく。

そして改めて思った、このまま彼を失いたくない、と。

上司であり、仲間であり、想い人である彼を……離したくないと心から願った。

 

――機械音が含まれた生物の雄叫びが、場に響き渡る。

 

シエルの視線がそちらに向けられると同時に、零號神機兵が動きを見せた。

先程と同じように右腕を大きく振り上げ、そこから出現した大型ブレードが2人を狙う。

それを見た瞬間、シエルの心に冷たい殺意が一気に芽を出した。

また彼を苦しめるのか、目の前の零號神機兵に対し絶殺の意志を向けながらシエルは彼を抱きしめたまま神機の銃口を向けて。

 

 

 

――閃光が、零號神機兵の巨大な右腕を根元から斬り裂いた。

 

 

 

 

To.Be.Continued...




全然執筆が進まない……誰か助けてーーっ!!!
こんなんでも、少しでも楽しんでいただければ幸いに思います。

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