黒き悪徳を為す王として   作:望夢

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連日会議疲れで書く暇がなかったぜ。ニトロにlightがごちゃ混ぜごった煮状態だけどもう突っ走るだけだと思ってる。


世界を紡ぐものたち

 

 燃え盛る街並み。闇の時代を告げる様に、破壊と殺戮、涙と悲鳴が新たなる戦いの狼煙となった。

 

「世界はいつでも残酷だ。ただ、その残酷である世界の中でどう生きるかが人の持てる力を量る指標となる」

 

 光の魔王のいう人の輝きが試される。そんな世界が今、眼下に広がっていた。

 

白き天使(メタトロン)、貴公も運命と袂を別つ者となるか?」

 

 量産型破壊ロボの大進撃。爆撃される摩天楼。Cの召喚。整えられる舞台は整えた。あとは世界の天祐に流れを任せるだけだ。

 

 天空を裂き、破壊の波を切り裂く白き閃光。

 

 眩い光とは言い難い。今はまだその輝きは真の始まりを迎えてはいない。それでも抗う者として、ひとりでも多くのものを守ろうとその手の閃光刃(ビームセイバー)を振るう。

 

 数の多さから迎撃で手一杯だろうが、それでも懸命に数を減らそうとしている。

 

「そして――」

 

 圧倒的大質量の気配。天空を割って現れる刃金の救世主。

 

 2体の魔を断つ剣が顕現する。

 

 二挺の拳銃を構え、吐き出す弾丸は一撃で複数の破壊ロボを蹴散らしていく。その光景は正しく、正しく邪悪に挑む勇者たち。鋼鉄の刃金を纏い、白き勇者たちは天を目指して駆け上がっていく。

 

「久しく忘れていたな。やはりこの感覚はいつ感じようとも病みつきになる」

 

 その金色の瞳を燦々と輝かせながら、ペルデュラボー――マスターテリオンは夢幻心母の上で勇者たちを見下ろしていた。

 

「シャンタク鳥の翼か。これで、『アル・アジフ』も完全になったか」

 

 デモンベインの背に、竜の鱗の様に重なっている鋼鉄の翼。飛行ユニット・シャンタクも、アル・アジフから失われている頁だ。

 

「ですが波長がズレています。恐らくは写本かと」

 

 ペルデュラボーは感じていたが、同じ魔導という存在故にエセルドレーダはより強く感じられたのだろう。

 

 向こう側には永劫の召喚式以外を完璧に網羅した最も本物に近い写本がある以上、決戦に備えて覇道がそういった準備をしないはずもない。

 

 たとえ写本から複写した頁でも大本はアル・アジフの記述なのだ。馴染むまで時間はかからないだろう。

 

「高エネルギー反応、急速接近」

 

「役者は揃ったか」

 

 破壊ロボを蹴散らしながら黒い閃光が空をメタトロンへ向かって突き進んでいく。

 

 それは復讐者。黒き堕天使(サンダルフォン)

 

「ほう」

 

 その内から溢れる、感じる魔力の中に見知ったものを感じた。

 

「マスター」

 

「まて、エセルドレーダ。良い余興が見れるやも知れんぞ」

 

 動きだそうとする魔導書を制する。黒き天使から感じる波動を我慢ならないのだろう。

 

 魂は受け継いでいても、愛を注がれ、そして愛を紡いだ相手は黒き王。人として魔導書を愛した人間。人間として魔人を愛した人。故に背徳の獣と黒き狗は互いに主従関係にありながらそれで完結した存在ではなく同じ存在を愛することでより強い絆を紡ぐ事が出来た。

 

 たとえこの身が滅びようとも、救いたい人が居る。それが二人の共通意識。 

 

 それが戦う理由。契約は交わされた。故にあとは特異点を生じさせて挑むのみ。

 

「大十字九郎はどうだろうな」

 

「至れなければ、その時は我等が挑むのみですマスター」

 

 光の英雄への挑戦権。今この場に居る白き天使以外の皆は光の英雄に挑む者たちだ。

 

 私闘、大義、あるいは救済。あるいは――。

 

「クライマックスだ。共にこの歌劇を踊ろうではないか。踊り明かせよ勇者たち、背徳の獣は此処に居るぞ!」

 

 両腕を広げて役者の様に大振りで言葉を紡ぐペルデュラボー。マスターテリオンとして、世界の大敵として、今の自分は此処に在るとおおらかに叫ぶ。

 

 それは宣誓。黒き悪徳を成す王として、世界に向けた懇願。

 

 悪の敵よ、どうか聞いておくれ。光の英雄よ、討つべき邪悪は此処に在る。だから――。

 

「お願いだよ兄さん。僕を置いていかないで。僕を独りにしないで。兄さんが居ないと寂しいと感じてしまうほど、兄さんはもう僕の一部なんだ」

 

 その金色の瞳は、何処までも、何処までも遠くを見詰めていた。世界の何処かに居るたったひとりの肉親。たったひとりの兄弟へ向けて、黒き悪徳を成す王は悲嘆した。

 

「そう、埋葬の華に誓って(ぼく)は世界を(こわ)すものなり」

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

 第13封鎖区画より現れた謎の飛行物体。歪な形をしているがそれは球体状の物体だった。

 

 ブラックロッジの有する移動要塞――夢幻心母。

 

 その夢幻心母の浮上が意味するところはCの召喚だ。

 

 だがそれには本来ならば高位の魔導書と魔術師を必要とする大掛かりな儀式だった。しかしクロウがアンチクロスを全員葬ってしまった為、ペルデュラボーは別の方法を実行した。

 

 ブラックロッジの信徒を贄に、深きものどもの祝詞と嘆願は死せるクトゥルーを甦らせる。

 

 しかしそれでは足りないのだ。贄が、血が、魂が。ではどうするのか。

 

 居るではないか、眼下に広がっていた。そこに在る命を捧げろ。

 

 それは怪談。或いは奇談。または都市伝説。

 

 そういった常識人は鼻で笑うような奇妙な物語の出来事の様に、しかし確かに存在する世界の闇が、表の現実を冒しにやって来た。

 

「クッソ、なんなんだよこりゃあ!」

 

 悪態を吐きながら九朗はまた1体の魚人をバルザイの偃月刀で捌き降ろした。

 

 バルザイの偃月刀を投げつけ、近場の敵を切り裂きながら両手に黒と銀の魔銃を握る。これがどういったものかはエンネアから直接聞いている。魔術理論で造られた武器。呪法兵装であり、銃という機械(マキーナ)が魔術理論を組み込まれて完成した云わばこの銃それも機械神(デウスマキナ)

 

 まるで自分が握るために造られたかの様に手に馴染む二挺の魔銃を向けるのは死骸を貪る悪鬼。

 

「クトゥグア、イタクァ――!!」

 

 あの暴れじゃじゃ馬だったクトゥグアの力も完全制御出来ている。だがそれでも被害を食い止められない。

 

 無限に沸き続ける異形の存在に街はパニックシティと化している。

 

 普通だったらこのアーカムシティの住人は避難に慣れっこだ。どこぞのキ○ガイ博士が毎週発行される週刊誌の一面を飾られに来てるんじゃないかってくらい週一で破壊ロボを乗り回して暴れまわっていて皆避難する事が習慣着いている。

 

 なのに今、街はおかしい。なぜなら――()()()()()()()()()()()()のだ。

 

 そこに人種も性別も年齢も関係なく、誰もが誰かの為に戦い逆に被害が拡大しているのだ。

 

 銃を持つ者はまだ良いだろう。だが中には鉄パイプや木製のバット。包丁やカッターナイフ、果てにはハサミ、子供なら玩具の剣を手に持って戦おうとしているのだ。

 

 そんな異常な光景は無意識で行われて広がっているのだ。なにしろ意識して逃げろと言えば住人たちは蟻の子を散らす様に逃げ始めるのだから。

 

「何かの魔術だってのか……」

 

 こんな異常事態を引き起こせるのはそれこそ魔術以外にはないだろう。

 

「否、これは魔術でも催眠でもない。字祷子(アザトース)が乱れておる。だがなんなのだこれは」

 

 そしてその異常は少ないとはいえ自分も影響されている。

 

 どんなに悲惨でも、酷くても、それを見て先ず沸き上がるのは怒りだ。生命を奪う邪悪に対する怒りだ。

 

 言ってはなんだが、確かに怒りは抱くものの、こんな雑魚に対する怒りがマスターテリオンに向ける怒りに比する程の怒りと憎悪を抱くのだ。

 

「感情を抑えろ。どうやら邪悪に抗う思いを利用されているらしい」

 

「なんだって!?」

 

 腕を組むチビアル――いや、その腕はなにかを抑える様に組まれ、昂るなにかを必死で我慢している様に見えた。

 

「彼女は邪悪を討ち果たす為に産まれた。その存在意義を抑え込んでいるのだ。並大抵の胆力ではない」

 

「覇道のじいさん」

 

 覇道鋼造もまた、昂る想いを理性で制御しているが、本人から感じる覇気は正しく覇道の名に相応しい程のものを感じさせる。

 

「大十字君、時間との勝負だ。これ以上酷くなる前にアレを――夢幻心母を落とす」

 

「酷くなる前にって」

 

「邪悪があるからこの昂りは徐々に増し、やがて邪悪を滅ぼすために人は世界を亡ぼすことさえするだろう。世界がなければ邪悪もクソもない。究極的な解決方法を」

 

 覇道鋼造の言葉に息を呑む九郎。そんなデタラメな事を考えるバカがいてたまるかと思って――。

 

「ッ――――」

 

 脳裡を過ぎる黄昏の黄金の暉。それは玉座。それは揺り籠。真っ暗なその場所にただぽつんと浮かんでいるそこに深く身体を預けて眠っているのはひとりの――。

 

「驚いたな。外の世界を識り、故に肥大化した認識力がこの場所を知覚したか」

 

「マスター……テリオン……」

 

 赤い瞳に黒く闇を融かした様な深淵を纏う髪をサイドで纏めていた姿から、黒い軍服と白い外套を身に纏ってその身体には黄金で編み上げた髪を靡かせる英雄へと変神(へんしん)を遂げた魔人(にんげん)

 

「今はその名は相応しくないが、お前との縁だ。甘んじて受けよう」

 

 エンネアの話を聞いてから目の前の少年が何をしたいのか、したかったのかを聞かされた時、すべての非道を赦してしまいそうになった。ただ明日を家族と一緒に暮らしたいだけの、そんな人が誰もが思う願いすらまともに叶えることが出来ない立場をやらされたただの人間に刃を向けられるのかと。

 

「何を迷う。何故迷う。ただ世界を毀す敵を斬ればいい」

 

「そんな簡単に出来るわけないだろう。だってお前は」

 

「無理矢理悪徳を成す王になったと?」

 

 エンネアの話じゃ、途方もない時間を、文字通り世界を超えて戦った。した悪徳は拭えないとしても。

 

「もうお前は違うんだろう? なら、今までのことなんて俺は知らねぇし。確かに俺とお前は最悪な出逢い方をしちまったけどよ、そういう願いくらい叶えたっていいじゃないか」

 

 そんな俺の言葉を鳩が豆鉄砲を食らった様な顔をして聞いたマスターテリオン。

 

 そんな白き王の言葉を聞いたクロウは、しかしながら険しい顔を白き王に向けた。

 

「ひとつ教えよう。おれの目的はこの狂った因果を破壊し是正すること。故にこの世界を毀す必要がある」

 

「他に方法はないのか…」

 

 夢の力の再現とて限界はある。エンネアの楔は切ることは出来たが、根本的な因果はやはり世界を正さなければ切ることが出来ないのだ。

 

「もとより魔王。英雄になれども本質は変わらない。世界を毀し再世(さいせい)することこそ本懐。悲願成就の為に、踏破した生命に報いる為に、おれは夜道を照らす光になる」

 

 その黄金が輝き始め、熱を帯び、黄昏の黄金を纏う。

 

「祝福の華に誓って、我は明日を拓く者也り」

 

 その手に黄金の捻れ禍った神剣を握っていた。

 

「白き王よ。自らの明日を拓きたいのならば、我が屍を超えて往け!」

 

 光の英雄が紡ぐものは新世界の明日に訪れるものであり、白き王の紡ぐものは旧世界の明日に訪れるもの。

 

 互いの終点は致命的なまでに入り交じる事はないのだ。

 

 それを白き王は遣る瀬無い想いを噛み締めながら再度、問う。

 

「本当に、どうにもならないのか?」

 

 黒き王でもなく、魔王でもない今の光の英雄ならば聞き入れてくれるのではないかと切に願う白き王の言葉は然りとて英雄には届かない。

 

「己に譲れないものがあるのなら、己の力で守って魅せろ。己の輝きで世界を守って魅せろ。大十字九郎」

 

 お前なら出来る。必ず成し遂げられる。そう信じて疑わない視線を向けられて、その視線を放つ碧眼は清らかで荘厳な覚悟を宿していた。

 

 その背にあるものを九郎は知らない。その覚悟の根底を九郎は知らない。その身が踏破した屍の数を九郎は知らない。築き上げた愛を知らない。積み上げた悪徳を知らない。その深淵を知らなければ、その反転である高みも見えない。

 

「心しろ。深淵を覗くとき、深淵(向こう)もまた此方を覗いているのだと」

 

「まっ――」

 

 瞬きした覚えもないのに、テレビのカットの切り替えの様に景色が変わったのを知覚できなかった。

 

 瓦礫の積まれた景色しかない。空には穢れた黒い太陽が昇っている。

 

 風は生暖かく、腐臭を運ぶ。あまり長居はしたくはない。そんな空間で九郎は佇んでいた。

 

「なんだよ……ここ…」

 

 まるで世界その物が死んでしまったかの様な錯覚を受ける。

 

 むせ返る程の血の臭い。そして粘つく程の空気の重さ。

 

 一歩を踏み出しただけでも肌を突き刺すような死の気配。それでも九郎は歩みを止めない。なにしろ歩く以外に今の自分に出来る事はないのだから。

 

「おわっ!?」

 

 なにかに足を滑らせて尻餅を着く九郎。それは管状のなにか。それを視線で追うと、道化師の死体。

 

「ッ、アンチクロス!」

 

 思わず身構えたが、襲ってくる気配はない。いくら切り刻んでも死ななかった腐乱死体が死んでいる。そうわかる程の死の気配がある。

 

 それだけではない。そこから視線を上げれば、そこには見知った顔すら地に伏していた。

 

「執事さん…、ライカさん……アリスン、ジョージ、コリン……姫さん…」

 

 九郎の世界そのものとも言える日常を支える人々。そのすべてが瓦礫の山に横たわっていた。

 

「クッ」

 

 そんな死の静寂だけの世界でなにかが激突した。

 

「デモンベイン!!」

 

 デモンベインが戦っていた。世界の邪悪と戦っていた。

 

 傷だらけになっても戦って戦って戦って、戦ってしまった果てにはなにも残ることはなく、すべての邪悪を滅ぼすために戦い続けた先に明日はない。

 

「デモンベインが戦い続けたら、世界がおわっちまうって言うのかよ」

 

「許容限界の問題だよ。邪神を倒すために強くなりすぎた力にセカイが耐えられずに無に還る。死闘、苦闘、悲嘆、苦痛、想い、願い、祈り、決意。何も残りはしない」

 

 誰でもない。見たことのない女の子が――マギウスでもない今の自分でも感じられるよろしくない気配を放つ少女に九郎は身構える。

 

「世界は敗北を重ねてきた。多くの生命を踏破して、結界となる宇宙を自身で築き上げてきた。彼は世界の屍を紡いで明日を拓く剣とした。原罪の果てに正邪の果てを往くもの。彼はこの世界の黄昏の黄金となった」

 

「黄昏の黄金……?」

 

 デモンベインが黄金の光に貫かれて崩れ落ちる。

 

 右腕を断たれ、そして世界は廻る。

 

「それでも優しいもんさ。魔人でも彼は人の心を失う事は決してない。人の心を失ったら人の(かがやき)がわからなくなってしまうから。それでもカミサマだって忘れてしまう様な時間を人間(ヒト)の心が壊れずにいられると思うかい?」

 

 慈しむ様に、愛する様に、そして哀れむ様に彼女はすべてを視てきたかの様に語る。

 

「お前はいったいなんなんだ……」

 

「…きし、きしし。世界を(ころ)す英雄よ。どうかあなたの原初(ねいろ)を魅せておくれ」

 

「色が見たいのか? ならばこの光を目に焼きつけて果てるが良い」

 

 地面ごと少女の身体がバラバラに砕け散る。

 

 しかし何事もない様に身体を再生した。

 

「再生とは訳が違う。因果の逆転、自身の身体が滅びる前に戻した。時の逆巻きとは、神の領域の話だな」

 

「きしし。そういうあなたもまた、神の如き権能を振るうものだろう。夢見る魔王」

 

 顕れたのは黒い軍服に白い外套を纏った黒髪のひとりの男だった。印を切り、右手を天に掲げた。

 

「リトルボォォォーイ!!」

 

 なにもない場所に顕れた一発の爆弾がすべてを吹き飛ばした。世界を丸ごと吹き飛ばした閃光熱量(アトミックブラスト)は容赦なく少女を焼くが、やはり彼女は何事もなかった様に何処からか現れる。

 

「ひっどいなぁ。親が子どものお遊戯会を邪魔しちゃいけないと思うなぁ」 

 

「なぁに。心配しなくても弁えているさ。故にだ、もっと俺に輝きを魅せろ大十字九郎。我が眷属(むすこ)は俺に似てそういったもがきあがき立ち上がる光景が好きなのだ」

 

 そして再び天に手を掲げた。しかし爆弾が降ってくることはない。ただ天空に描かれた魔法陣から途方もない気配の顕現を感じる。

 

「これは白き王と正邪の果てを往くものの物語だ。部外者は疾く退場と行こうじゃないか」

 

「それはあなたもだろう。夢見る魔王どの」

 

「あぁ、故に諸共に特等席での観覧と洒落込もう」

 

 そして魔法陣から光が爆裂した。宇宙誕生の光など非にはならないそれは破壊の光だ。

 

「――終段・顕象ォォ!!――」

 

「きし、きししししし。参ったな。そりゃ反則じゃないか?」

 

「夢はすべての人間が等しく持つものだ。それがたとえ神であれ元が人ならば夢を伝い喚び出すことも可能だ」

 

 そこに顕れたのは黄金に輝く魔を断つ刃。祈りの空より来るもの。切なる叫びに応えるもの。迷える人の夜道を照らすもの。

 

「さあ、祝福を、喝采を! 明日を拓き紡ぐ者たちに輝きあれ!! 万歳、万歳、おおおぉぉォッ、万歳ァィ!!」

 

 五芒星の輝きを背に光に融けていく男と少女。そして世界もなにもかもが白い闇に包まれていく。

 

 あらやる邪悪を討ち果たす、宇宙の善なる存在。

 

 ――■■。

 

 

 

 

to be continued…


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