やはり俺の脳内選択肢は間違っている   作:@まきにき

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リアルがあまりに忙しいので少しずつになってしまっています....。




やはり俺の部屋に妹と美少女がいるのは間違っている2

 

 

いきなり、小町が訪ねてきたときはどうなるかと思ったがショコラとも打ち解けてくれ今は朝御飯を作ってくれている。

 

ショコラ「楽しみですね、八幡さん!!何が出来上がるんでしょうか!」

 

ショコラは小町の料理を速く食べたいらしくヨダレを垂らしながら俺に聞いてくる。

 

小町「ショコラさん、まだ出来上がらないので駄目ですよ、でも味は保証します♪」

 

うわー我が妹ながらあざとい、てか恐らく作ってる料理も大体検討がついてるし、そのチョイスもあざとい。

俺が実の妹のあざとさに若干引きかけているとショコラが此方に目を輝かせながら向かってきた。

 

ショコラ「八幡さん!八幡さん!」

 

八幡「なんだ?」

 

ショコラ「小町さんの作っているもの分かりますか?」

 

八幡「まぁ、そりゃーな」

 

一緒に住んでた時はよく作ってもらっていたし、母親が俺に直接何かを作ってくれたなんてこと昔過ぎて忘れたので俺のお袋の味は小町が今回作ってくれているおかずにあたる。

 

ショコラ「私気になります!」

 

八幡「お前俺の部屋の予約したアニメ勝手に見たのかよ....お前がやっても全然教えてあげたいって思えんから諦めろ」

 

ショコラ「えー...もういいです、今日私が八幡さんの部屋のベットの下で大きなぬいぐるみをたまたま見つけてそのなかに入っていた大量のえぐふぉ」

 

俺はそこまで聞くとショコラの口を慌てて両手で塞いだ。

小町を一瞥すると別段変わったことなく料理を作っていたのを見てホッと胸を撫で下ろしていると俺の手をショコラが何回もタップしているのに気づいた。

 

八幡「あ、悪い」

 

ショコラ「ぷはぁー!!はぁはぁ....悪いじゃないですよ!一瞬生死の境をさまよいましたよ!三途の川から、おばあさんが手を降ってるのが見えてあと少しで渡っちゃうとこだったじゃないですか!」

 

八幡「いやでも、今回はお前も悪いだろ!」

 

ショコラ「私も?・・・あ」

 

ん?あ?

 

ショコラ「八幡さん♪」にこっ

 

俺の身体中から冷たいひんやりとした汗が流れだし今の現状を把握した。

 

八幡「な、なんだよ....」

 

ショコラ「こまぐぼ...」

 

俺はショコラが今からやるであろうことが分かったのでとりあえずもう一度両手で口を塞いだ。

でも何故バレたんだ?あの隠し場所ならなかなか見つからないって昨日のアニメで....。

俺は、そっとショコラの口から手を離して耳元で聞く。

 

八幡「お前昨日いつから俺の部屋にいた?」

 

ショコラ「はぁはぁ...ずっと隣にいましたよ?」

 

八幡「俺がアニメ見てるときも?」

 

ショコラ「はい♪」

 

失敗した...まさかアニメに集中しすぎてショコラの存在に気づかなかったなんて...いや待て待て流石にあり得ないだろ、気づくだろ普通、いくら部屋暗くしながらイヤホンつけてたって...うん気づけないわ。

 

八幡「あとでお菓子やるから小町には内緒にしてくれ...」

 

ショコラ「本当ですか!八幡さん大好きです♪」

 

ショコラは、先程までとはうってかわり笑顔で俺に抱きついてきた。

俺はそのまま停止した、別にショコラの胸が当たってるだとか良い匂いがするからいままでボッチだった俺には刺激が強すぎたという訳ではない、では何故俺の体が制止したか、それは料理を終えた小町が目の前にいたからだ。

 

八幡「こ、小町これは」

 

俺がこの状況の言い訳を、いやそもそも小町が勘違いしているだけなのだが、その間違った解釈を正そうと口を開こうとしたが、それよりも速く小町により俺の言葉は遮られた。

 

小町「お兄ちゃん...これは一体」

 

八幡「ち、違うんだ小町、これは」

 

小町「や、やっぱり二人は付き合っているんですね!」

 

八幡「い、いやちょっと待ってください、小町さん?こいつはお菓子を貰えると聞いて喜んでいるだけだから!」

 

小町「もおー!お兄ちゃん、そんな嘘つかなくても大丈夫だよ~小町には全部分かってるから♪」

 

八幡「そ、そうか...」

 

小町がこの状況を冗談だと最初から分かっていたのだと勝手に解釈し安心して胸を撫で下ろしていると胸を逆撫でされるような言葉が返ってきた。

 

小町「それで~お兄ちゃん、いつから付き合ってるの?」

 

八幡「だから付き合って」

 

[選べ!!]

 

八幡「は?...」

 

俺が小町に弁明しようとしてると頭のなかに絶対選肢の声が響いた。

 

小町「どしたの?お兄ちゃん?」

 

俺の反応で少し違和感を覚えたのか首を少し傾けて小町が此方を見てくるが今は、そんなことを気にしている場合ではないのだ、この状況で絶対選択肢が来たということは十中八九良くない選択肢が今からでて俺が困ることになるのは分かっているからだ、まぁ考えてみれば録な選択肢などいままで無かったのだが...ん?なかなか選択肢が出ないって?これが走馬灯と言うものであろう、うん、俺は今公開処刑される犯罪者の気分だ。

 

[1.ショコラは、俺の嫁で既に一緒に夜を過ごした関係だと言う。

2.こいつは、俺のペットなんだ...悪いな小町、お兄ちゃんもう戻れない...となんか切なそうに言う。

3.俺が好きなのは妹の小町だけだー!と言う。]

 

なんて...なんて質の悪い選択肢だ...。だが選択肢が3まであるのは初めてだな、まぁこの3がなければ俺の人生は確実に死んでな。

 

八幡「お、俺が好きなのは小町だけだぁーー!」

 

ここで、少し冷静になって今の現状をプレイバックしてみよう。

 

自宅に同い年?の女の子と妹、そして女の子には抱きつかれており、妹にはその光景を目撃されてしまった。うん、カオスだな、軽く発狂もんだこれ...はぁ、今頃本当なら家でゆっくりマッカンを飲みながら予約しておいた、プリキュアを1日観賞しようと思っていたのに...どうしてこうなったのかわかる人がいたら教えてもらいたい。

 

ショコラ「八幡さん、酷いです!私との事は...遊びだったんですか!」

 

俺が小町に告白(絶対選択肢のせいで)しているとショコラが恐らく悪ふざけでとんでもない地雷を投下してきた。

 

八幡「なっ!!ショコラ、おま...」

 

俺はそれ以上の言葉を発することは出来なかった、それは小町が下を向いてプルプルと震えていたからだ。

 

小町「は、はふはふ...」

 

小町は何を言っているのか声が小さすぎて分からなかったが急に下を向いて黙り混んでしまった、小町が心配になり、抱きついているショコラをどかし小町に声をかける。

 

八幡「こ、小町?」

 

小町「ふぇ!?」

 

小町は俺に呼ばれてビックリしたらしく頭を上に上げると小町の顔は、真っ赤になっていた。

 

八幡「お、おい、小町どうした?顔真っ赤だぞ?熱でもあるんじゃ...」

 

俺は心配になり小町のおでこに手を当てると、赤かった顔は耳まで真っ赤になり俺の手を払い除けて2階に走っていってしまった。

 

俺はそのあとどうしたらいいのか分からず台所で小町が作ってくれていたであろう料理の火を止めて冷蔵庫からマッカンを2本出すのだった。

 

 

 

 

 

 


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