やはり俺の脳内選択肢は間違っている   作:@まきにき

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皆様こんばんわ、お久しぶりですm(._.)m投稿を全然することができず本当に申し訳ありません、これからはしっかりと少しずつですが更新していきたいと思います。


俺の悩みはミッションとショコラ

 

 

 

 

八幡「はぁ...なんでこんなことに」

 

俺は、昨日小町から今週の土曜日に寮に来ると言われ朝からショコラのことをどうやって説明したらいいのか考えていた。

 

ショコラ「八幡さん、何を考えているのか分かりませんが目が腐っていますよ?」

 

八幡「人ん家で居候させてもらってる身分で何でそこまで家主である俺を罵れるの?」

 

ショコラ「さぁ?それよりも八幡さん、私はお腹が空きました!」

 

八幡「いや知らねえし...てかもう学校行かなきゃいけない時間なんだが?」

 

ショコラ「それじゃあ、朝ごはんはどうすればいいんですか?」

 

八幡「俺は、学校行く前にコンビニ行ってパンでも買って食べるから問題ない」

 

ショコラ「私が餓死したらどうするんですか!!」

 

八幡「大丈夫だ問題ない」

 

ショコラ「いえいえ、そんなどこぞのテンプレみたいな言葉で誤魔化しても騙されませんよ!」

 

八幡「はぁ...分かった、それなら一緒にコンビニに買いに行くか?」

 

ショコラ「はい♪」

 

俺は、コンビニに向かって歩いているときに1つの疑問が浮かんできた、それはショコラがお金を持っているのかいないのか...だ、空から降ってきた、役に立たない記憶喪失のお荷物という俺の解釈が間違っていないなら恐らくは持っていないだろう、そうなると....。

 

八幡「な、なぁショコラさん」

 

ショコラ「何ですか?八幡さん」

 

八幡「念のため聞くがお前お金は、持っているのか?」

 

ショコラ「お金?何ですかそれは、美味しいんですか?」

 

八幡(予想以上だった...もはやお金すら知らないなんて、持ってるわけねえ...)

 

八幡「・・・たくさん持ってれば旨いもんがたくさん食えるな」

 

ショコラ「何ですか!その魔法の道具みたいな物は!?」

 

ショコラは、グイッと一気に俺との距離を積めてきて目をキラキラさせながら手を握ってくる、産まれてこのかた女子に免疫がない俺は、いや男子にもないが...まぁそんな俺に見た目は、可愛い女の子がこんなに体を密着させられたらどうなるか...うん、経験したことないので分かりません。

 

八幡「・・・持ってないのは分かったから落ち着け...それ以上近づかれたら即失神するレベルだから」

 

ショコラ「はい♪」

 

八幡(二人分の食費...か、元々俺は親の反対押しきって無理矢理この高校きてさらに、俺はあまり親に好かれてはいない、この目が腐っているのもあってか、この性格が気に入らないのかは知らんが見放されている、高校に通うための学費や一人分の食費を仕送りに送ってくれているので俺は満足しているが...簡潔に言うと仕送りだけだと金が足りなくなる...ってことか)

 

八幡「はぁ...」

 

俺は、これからのハードな残り2年ほどのことを考えて今日既に何度目か分からない溜め息をはきながらコンビニに向かって歩いている。

 

ショコラ「八幡さん、溜め息たくさんはいていますが何か悩みごとですか?相談くらいならのってあげますよ?」モグモグ

 

八幡「俺の悩みはお前だよ..てかさっきから何一人で食べてるのん?」

 

ショコラは、いつのまにやら両手の中に紙袋を抱えて、その中からコロッケを出して1つずつ食べていた。

 

ショコラ「ふぁにってホォロッケに決まってるじゃはふはふ、ないですか」

 

八幡「それで、何でコロッケ食べてるの?」

 

ショコラ「それはですね、先程の道を歩いているときに精肉店のおじさんが持っていきなっと袋を投げてくれたのでいただいちゃいました♪」

 

八幡「そういえば途中からお腹鳴ってなかったな」

 

ショコラ「はい♪美味しかったです♪」

 

八幡「てかお前それ、一人で食べたのか?」

 

ショコラ「はい♪」

 

八幡「はぁ...」

 

ショコラ「あ!見てください!八幡さん、コンビニが見えてきましたよ!」

 

八幡「あ、ああ...そうだな」

 

八幡(女の子と二人でコンビニとか来たことないから今さら、緊張してきた...リア充どもはいつもこんな感じを経験してるのか?俺だったら1日で耐えられなくなるレベル)

 

 

          コンビニ

 

 

 

八幡「適当に牛乳とおにぎりと今日は...あんパンでいいか」

 

ショコラ「八幡さん、すごいです!ここにあるお菓子全部食べていいんですか!!」

 

俺が朝ごはんと昼ごはんを選んでいるとショコラが涎を垂らしながらお菓子コーナーとにらめっこしていた。

 

八幡「駄目だ」

 

ショコラ「な、何ですか!!こんなにたくさんあるんですよ!これでは生殺しです!」

 

八幡「・・・生殺しって...ほらこれ買ってやるから少し落ち着けって」

 

俺はお菓子コーナーにあった、ポテチを手に取りショコラに言うと案外素直に聞き入れてくれ、ポテチを持って寮に戻っていった。

 

八幡「さて...やっとこれで学校にいける...てか時間ギリギリじゃえか.....あれ?何か忘れてるような」

 

Prr.prrr

 

八幡(ん?電話...誰からだ?)

 

八幡「はい、ひ「はいはーい神でーす♪」お前か...」

 

神「おっはよ~♪むしろグッとモーニング~♪」

 

八幡「・・・何のようですか?」

 

神「いやいや~なんか君、ミッションのこと忘れてるんじゃないかと思ってね~」

 

八幡「ん?ミッション....あっ」

 

神「は~い、ダウト~八幡君ダウトだよぉ~♪」

 

八幡(うぜぇ...)

 

神「いままで、いろんな人を見てきたけどミッションを忘れたなんて君が初めてだよ~」

 

八幡「少しいろいろあったもんで」

 

神「それってー君の妹ちゃんに女の子と一緒に住んでるってバレちゃったってことかなー?」

 

八幡「・・・」

 

神「あれあれ~?もしかして当たっちゃった?当たっちゃった?ごっめーん♪」

 

八幡「切りますよ?」

 

神「あ、うんーもう用ないし切っちゃっていいよ~♪」

 

八幡「くそっ」

 

ぴっ...プープープー

 

八幡(あの堕神いつか絶対殴る)

 

俺は昨日神からきたミッションをメールでもう一度確認した。

 

八幡(雪平を笑わせろってどうやんだよ...てか昨日もらったメールがメールBOXの一番上にあることについても悲しくなってくるな...)

 

     

 

          教室

 

 

 

謳歌「あ!ヒキッチー!おはよ~♪」

 

八幡「ああ」

 

謳歌「もう!ヒキッチー挨拶してるんだから挨拶しっかり返さないと!ほらもう一回!」

 

八幡「あ、ああ...お、おは「あらウジ虫野郎おはよう」雪平...」

 

謳歌「おーフラノッチもおはよー♪」

 

雪平「ええ、おはよう」

 

八幡(雪平を今日中に笑わせないと俺の人生は一生絶対選択肢によって死ぬまでずっと汚点に..)

 

雪平「あら、ウジ虫野郎何を考えているのか分からないけれど目が腐ってるわよ?」

 

八幡「お前のせいで悩んでんだよ..」

 

雪平「は?」

 

八幡「なあ?雪平」

 

雪平「何かしら?ウジ虫野郎」

 

八幡「とりあえず、昨日のウジ虫キャンディーがトラウマになっているのは分かったからその呼び方は辞めてくれ」

 

雪平「べ、別にトラウマになんてなっていないわよ」

 

八幡「いや完璧にトラウマになってるじゃねえか...」

 

雪平「だって...あんなもの食べさせられたら誰だってトラウマになっちゃうにきまってるじゃん...」ボソ

 

八幡「ん?なんだって?」

 

雪平「何でもないわ、それよりも何か用があったんじゃないかしら?」

 

俺は時間もないのもあり雪平はどういったことで笑うのか直接本人に聞いてみることにした。

 

八幡「ああ、その」

 

 

     キーンコーンカーンコーン

 

 

道楽先生「それじゃあー授業を始めるぞー皆席座れー」

 

八幡「あ、あの雪平」

 

雪平「授業が始まったのだし後にしてちょうだい」

 

八幡「・・・はい」

 

それから俺は雪平に聞くことが出来ぬまま放課後になってしまった。

 

八幡「やばい...やばいやばい、本当にやばい」

 

謳歌「んー?どうしたのーヒキッチ~?帰らないの?」

 

八幡「ああ、俺の人生のためにこれからどうすればいいのか真剣に考えているところだ」

 

謳歌「何それ、ヒキッチ本当に面白い~」

 

八幡「いや、全然面白くない状態なんだって...」

 

謳歌「それでー何にそんな困ってるの~?」

 

八幡「なぁ?遊王子」

 

謳歌「なになに?」

 

八幡「前に1度女の子を心の底から笑わせるのにはどうすればいいのかって聞いただろ?」

 

謳歌「あーあれも面白かったね~」

 

八幡「その笑わせたい相手ってのが雪平のことなんだよ」

 

謳歌「えー!フラノッチを笑わせたかったの?もしかしてフラノッチのこと好きとか?」

 

八幡「いや全然全く」

 

謳歌「じゃあ何でフラノッチのこと笑わせたかったの?」

 

八幡「笑わせたいというよりは、笑わせなきゃいけないんだよ」

 

謳歌「意味分からないけど?」

 

八幡「ああ、俺も自分で言っててお前と同じ状況だったら意味わかんないだろうな」

 

謳歌「ふーん」

 

八幡「それでもしよかったらなんだが...雪平を笑わせるのを手伝ってくれないか?」

 

謳歌「いいよ♪」

 

八幡「そうか、やっぱり駄目だよな....しょうがないなんとか...て、ええ?いいのか?」

 

謳歌「だって別に泣かしたい訳じゃないんでしょ?」

 

八幡「あ、ああまあな」

 

謳歌「それに」

 

八幡「それに?」

 

謳歌「なーんか面白そうだし♪」

 

八幡「・・・遊王子らしいな」

 

謳歌「ん?」

 

八幡「いや何でもねえよ...それとありがとな、助かる」

 

謳歌「ヒキッチが素直にお礼とか明日は雨かな~?」

 

八幡「酷くね?」

 

謳歌「あははは、冗談冗談♪それよりもどうやってフラノッチを笑わせるの?」

 

八幡「そこなんだよな...あいつが笑ってるとこなんて見たことないし」

 

謳歌「んーあっ!そうだ!いいこと思い付いたよ!」

 

八幡「嫌な予感がするんだが?」

 

謳歌「とりあえず、フラノッチの所に向かおう!」

 

八幡「いやでも、雪平もう帰っちまったんじゃねえか?」

 

謳歌「ううん、フラノッチって何故か放課後になると屋上に一人で行くんだよ」

 

八幡「へえー・・・何故だ?」

 

謳歌「さあ?そんなことよりも!それじゃあ屋上に行こう♪」

 

八幡「その前に、さっき思い付いた作戦を聞いてもいいか?」

 

謳歌「駄目♪」

 

八幡「・・・さいですか」

 

俺達はそのまま屋上の入り口までいくと遊王子 にフラノッチがいるか確認してくるからちょっと待っててねー!と言われ待ってると5分くらいして遊王子が入り口に戻ってきた。

 

謳歌「お待たせ♪」

 

八幡「いやそんなに待ってないし、それより雪平はいたのか?」

 

謳歌「勿論!いたよ♪それじゃあヒキッチ、いってらっしゃーい!」

 

八幡「いやいや、どうやって笑せるのか俺まだ知らないんだけど?」

 

謳歌「大丈夫!私がしっかりと、とらっ..下準備してきたから!」

 

八幡「ちょっと待て!お前今トラップっていいかけなかったか?」

 

謳歌「言ってない言ってない、ほらヒキッチ早くしないとフラノッチ帰っちゃうよ?」

 

八幡「・・・くっ」

 

俺はトラップがあることを知らされ尚且つ、そのトラップにかならず引っ掛からなければならないというまるで戦場のど真ん中に捨てられた兵士の気分にでもなりながら屋上の扉を開けると、予想していなかった状況に陥り頭が真っ白になり何も考えられなくなってしまった...雪平ふらのは確かに居た...があのいつも教室で顔の表情を滅多に変えない喜怒哀楽の少ない雪平ふらのが泣いていたのだ。

 

謳歌(フラノッチ泣いてたけど、だからヒキッチ、フラノッチを笑わせたいなんていったのかな?・・・でも、きっとヒキッチならなんとかしてくれるよね1年前私のことを助けてくれたみたいにきっと...)

 

八幡(え?ええ??まさかこれがトラップ?ちょっと難易度が高過ぎやしませんかね?遊王子さん?この状況で俺に雪平を笑わせろと?)

 

雪平「グス..またやっちゃったな、本当はちゃんと名前で呼んで仲良くしたいのに..どうして私は」

 

八幡(雪平?あれは本当に雪平...なのか?しゃべり方がいつもと全く違う、まるで別人みたいだ)

 

八幡「・・・雪平?」

 

雪平「っ!!!」ビクッ

 

八幡「え、えとその」

 

雪平「あ、あわわわ、ひ、ひき....ひきが」

 

八幡「お、おい雪平!?ちょっちょっとま....」

 

 

 

        ~~~~~~~~~

 

 

 

 

八幡「ん...あれ?俺寝てたのか?」

 

雪平「あらウジ虫野郎、目が覚めたのかしら?」

 

八幡「ん?雪平...俺なんでこんなとこに?」

 

雪平「それは、私が貴方の後頭部にコンクリートを打ち付けたからよ」

 

八幡「ゆ、雪平?お前いきなりなんてことしてくれたんだ?」

 

雪平「道楽先生からの直伝直近5分間の記憶を消すツボを少々」

 

八幡「痛っ...それで物凄く後頭部が痛いのか」

 

雪平「私のせいではないわ」 

 

八幡「いや完全にお前のせいだろ...まぁいいか、それじゃあ雪平、また明日な」

 

雪平「ええ」

 

八幡(にしても俺は何で屋上なんかに来たんだ?何か大事な事を忘れてるような...)

 

八幡「うおっ!!」

 

何故か入り口の所にバナナの皮が落ちていて考え事をしていたこともありもろに足をとられて転んでしまった。

 

八幡「痛っ...なんでこんなことにバナナの皮が...思い出した、雪平を笑わせろない...と?」

 

雪平「・・・ぷっ」

 

八幡「ん?」

 

雪平「あははは、ば、バナナの皮です、滑って転ぶなんて昭和か!」

 

八幡「あれ?うおおお!?メール?」

 

俺が携帯を開きメールを確認するとミッションクリアーという文字が書いてあった。

 

八幡「え?クリア出来たのか...というか」

 

雪平「あはははは」

 

八幡(雪平メチャクチャ笑ってるし....笑ってる雪平見るの初めてだけどやっぱり可愛いよな)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




雪平が徐々に俺がいるの雪ノ下雪乃みたいになってしまっているような気がしてきました....もう一度アニメ見直さなければ...それでは楽しんで読んでいただけると嬉しいです!

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