やはり俺の脳内選択肢は間違っている   作:@まきにき

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出来れば、周に1か2のペースで更新していきたいと思います、あまっち出てこないので、ファンの方すいません。


俺の脳内選択肢は唐突に始まる

 

俺の名前は、比企谷八幡生まれは、千葉しかし、俺は今茨城の晴光学園高校に通っている、高校2年生だ、何故わざわざ、茨城まで来たのかと言うとそれには、理由がある、それは俺が、千葉の小学校に通っていた時まで遡らなければならない。

 

俺は、小学校の頃から、ボッチだった、人と話すことが苦手で、相手と話すときは、相手が何を考えているかを相手の、目の動きや、僅かな話し方で、相手の考えている裏を読もうとしてきた。

 

その結果....俺は、嘘を簡単に見分けてしまっていた、偽りの関係、それが何よりも俺は嫌だった、だから拒絶した、クラスの奴等をそして、俺は1人になっていた。

 

1人になる、それ事態は別に構わない、しかし、1人でいることで、自分が下だということを周りから言われているみたいで嫌だった、だから俺は、読書にはしった、読書をしていれば、1人で、いてもおかしくはないからだ。

 

しばらく、本を読んでいると、本を読むことに慣れて、もっと読みたくなった俺は、およそ小学生は、読みそうもない、字ばかりの厚い小説を読むようになった、俺は、小説を読んでいる時間が何よりも好きだった、時間を忘れられる、今の自分の現状を一時的にとはいえ、忘れることができたからだ。

 

俺が、一人でいることにも慣れてきた時、担任の先生が、俺に言ってきた「本ばかり、読んでいないで、クラスの子達と遊びなさい」俺は、何故、クラスの奴等と遊ばなきゃいけないのか分からなかった、だから、先生から言われた言葉を真っ直ぐに否定した....だが、何を言っても、大人の言うことを聞きなさいや、少し難しい言葉を言われて、従うことしか出来なかった、そんな自分が、俺は嫌だった。

 

だから、俺は、先生達に何を言われても言い返せるだけの、知識を得るために、国語を勉強した、知識を頭に詰め込んだ、すると、色々な事が分かった。

 

人は、皆平等と先生は言うけれど、それは違う、頑張れば君だって出来る、最初は皆同じなんだから...しかしだ、子供は、親を選ぶことは出来ない、お金持ちの家や、貧乏な家、はたまた、頭の良い親、頭の悪い親、これだけでは、収まらないくらいの、平等とはとても言えない違いがあるのに、何故平等と言うのか、それは..誰が聞いても耳障りが良く、否定されないことで、前に進もうと思えるからだ。

 

だが、ちょっと待ってくれ、確かにやる気は大事だと俺も思う、でも...だ、やる気だけでは何も変わらない、変えることは出来ない、俺は、その日、初めて先生を言い負かした。

 

そして中学校に上がった俺は、小学校の時には、持ち得なかった感情が芽生え始めた.....それは、恋だった。

 

簡潔に言うと、俺には、恋が何なのか、良くわからない、小説では、たくさん読んだ、知識もたくさん、頭にいれた、でもわからない、だから、今思えば、たぶん、自分が分からなかったことに、興味が湧き、経験したかったのだ。

 

しかし、中学校と言う場所は、小学校からそのまま、上がってくる人が大半を閉めている、つまり、所謂、グループが既に形成されているのだ、その中に、入っていこうとしても、弾き出されるのが、落ちだ、だから俺は、最初で最後のチャンスにかけることにした。

 

それは、小説の中でもよく話としてでてきた、携帯の、連絡先交換タイムだ、大抵始業式が終わったあとに、交換するのだ。

 

俺も、そのチャンスを活かして、数人のクラスの奴等とメールアドレスの交換をした。

 

メールアドレスを、教えてもらった日は、家に帰っても、なかなか落ち着くことは出来ず、ハラハラドキドキしていた、そこで、俺はある女の子に、メールをしてみることにした、特に気の聞いた内容でもない、ただ、メールをしてみたくて、どうでもいい、内容をこぎ着けてその子にメールをした。

 

俺は、その日ワクワクドキドキしながら、一睡もしないで返信を待った...しかし、返信が来たのは、翌日の朝7時だった、内容は、ごめーん、寝てたの1文だけ、昨日その子にメールを送ったのは、午後7時、まだその時は、健康的な子なんだなと、無理矢理自分を納得させて、学校に行った。

 

俺は、いつも通り、クラスに入ると誰とも話をせずに、自分の席に座って寝たフリを始めると、昨日俺がメールをだした子が友達と話していたので、寝たフリを続けながら聞いてみることにした。

 

俺は、その話を聞かなければ良かったと後悔することになる、その女の子達が話していた内容は、昨日面白いTVやってたよねーという話だった、別段変わった話ではない、そう、この話が昨日俺がメールを送ってさえいなければ、何も思うことはなかっただろう、女の子達が面白いと言っていた、TVは昨日の夜9時からやっていた、ドラマの話だった。

 

八幡「・・・そういうことか」ボソ

 

俺は、思わず独り言を言っていた。

 

俺は、全てに幻滅した、周りが一気に色褪せていく感覚すら出てきて、その場にいたくないという、衝動と戦いながら、自分を恥じた、期待してしまっていた、自分に、こうなると分かっていたはずなのに、お情けで、交換してくれた、アドレスに俺は、期待してしまっていた。

 

昨日交換した、アドレスを全て消去し、信じる事を辞めた。

 

 

人を信じる事を辞めたはずの俺に、転機がやってきた、毎回、通りすぎるときに、挨拶をしてくれる子がいるのだ、俺は、急に嬉しくなった、心がざわついた、どうしようもなく、その子の事が気になった、その子の名前は....折本かおり。

 

折本かおりは、俺に挨拶を毎回してくれる、ただそれだけ、別に話したりしているわけではない、ただその一言が俺には、とても嬉しかった、だから俺は、折本かおりに告白した。

 

そして、その告白は、見事に失敗に終わり、翌日学校に行ってみれば、黒板には、大きくカエル、告白してフラれると書かれていた。ちなみに、カエルとは俺のアダ名だ、最初こそ、比企ガエルだったのだが、いつのまにか、比企すら取れて、ただのカエルになってしまっていたのだ。

 

そして、周りからは、俺に告られて、かわいそーだとか、あたしメアド教えなくて良かったーとか、小声で聞こえてきた。

 

俺は、もう信じることを辞めよう、そう思った。

 

そして、高校受験の時、俺は始め総武校という、家からも近い、わりと偏差値が高めの高校で、中学の奴等ともこれで、おさらば出来ると思っていた、だが....折本かおりが、総武校を受験するという話を聞いたのだ、俺は、総武校を受けるのを諦めた。

 

そして、先生に同じクラスの奴等が誰もいかない高校を聞いたら、晴光学園高校と言われたのだ、しかし、問題は2つあった、1つは高校の場所。

 

八幡「・・・茨城って」

 

担任「でもなー、皆結構散らばるからな~その辺りまで、行けば会うこともないと思うぞ」

 

担任の先生の、もう会うことはない、その一言で、俺は、親に相談をすることに決めた。

 

そして、俺は家に帰り、親に相談した。

 

八幡父「茨城の高校?」

 

八幡母「何でまた?」

 

八幡「俺が、俺のためにその高校に行きたいんだ、そこでしか出来ない事があるだから、お願いします」

 

八幡父「・・・すむ場所は、どうするんだ?」

 

八幡「学生寮があると聞いているので、そこに住もうと思います」

 

そうして、30分ほど家族会議をして、なんとなか、両親からの承諾を得た。

 

だが、ここで、1つ問題があった、それは、2つあった、問題のもうひとつ....そう、妹の小町だ。

 

小町「お兄ちゃん....」

 

八幡「小町....」

 

小町「お兄ちゃん、茨城の高校に行っちゃうの?」

 

八幡「ああ」

 

小町「それって、学校生活をリセット.....したいから?」

 

ほんと、妹に...小町には隠し事は出来ないと、思った。

 

八幡「ああ、そうだ」

 

小町「誤魔化さないんだね....」

 

八幡「事実だからな、それに、小町に嘘はつきたくない」

 

小町「小町的には....やっぱり、寂しい...かな」

 

八幡「・・・すまん」

 

小町「ううん、お兄ちゃんが決めたことだもんね....でも、休みの日には帰ってきてね?」

 

八幡「ああ、約束だ」

 

 

 

 

 

 

 

そして、俺は晴光学園高校に今通っている。

 

今日で、俺は二年生になった、相変わらず、誰とも話さずに、ボッチになると思っていたが、俺は、今ボッチの方がまだましだっていえるくらいの問題を抱えていた。

 

その問題はというと、今日の学校に向かう途中にも起こった。

 

俺は、学生寮を朝の7時と、少し余裕をもって、出てきた、そして、晴光学園高校に向かって歩いていると、公園に1冊のエロ本が落ちていることに気づいた、もしも、俺が小学生くらいなら迷わずに、手にとって見ただろう、だが、高校生にもなると、そうはいかなくなる、だが、中身が気になるのは、男の性だろう....その場に立ち止まり、辺りを見回して、誰もいないことを確認した俺は、改めて視線をエロ本に移す。

 

視線を、エロ本に移すと、風が吹き1ページ目が捲れた、俺は、思いっきりガッツポーズをして、そのページを見ていると、頭の中に問いかけられた。

 

[選べ!

1 エロ本を、持ち上げて匂いをかぐ。

2 食べる]

 

俺の頭の中には、今この2つの選択肢が出てきている、俺はこの選択肢のことを、絶対選択肢と呼んでいる。

 

何故、絶対なのかと言うと....。

 

八幡「痛っ!いてててて!!」

 

このように、頭が割れそうに酷い激痛に襲われるからだ、そして、この頭痛は、選択肢を選び実行するまで、止まることはない。

 

俺は、諦めてエロ本の匂いを嗅いだ。

 

八幡「すうー」

 

小学生男1「うっわー、あいつ、どれだけエロ本見てえんだよ、きっとあいつ、童貞だぜー」

 

小学生男2「しかも、今匂い嗅いでなかったか?うえー変態だ~」

 

俺の行為をたまたま、通りかかった、小学生に見られてしまったらしく、酷い言われようだったが、本当のことなので、何も言い返すことが出来なかった。

 

ちなみに、この絶対選択肢が、出てくるようになったのは、晴光学園高校に、入学してすぐのことであった。

 

 

入学式が、終わったあとで、俺は隣の席の女子生徒に話しかけられたのだ、なんて返せば分からなくて、困っていると、絶対選択肢が出た...ということなのだ。

 

 

          回想

 

???「ねえねえ?本ばっかり読んでるけど面白いの?」

 

八幡「え?あ、いや...えーと」

 

???「ん?あー!私は、遊王子 謳歌って言うの!えーとそっちは?」

 

八幡「あ、えと、比企谷八幡です」

 

謳歌「それじゃーヒキッチだね♪」

 

八幡「や、えと、はい?」

 

謳歌「ねえ、ヒキッチは何で、本ばっかり読んでるの?」

 

八幡(なんで、この子は、初対面でこんなにズカズカと、話しかけてくるんだ?俺に惚れてんの?いや、無いな....)

 

八幡「いやーえと....」

 

[選べ!

1 遊王子 謳歌に向かって上半身裸になり、愛を叫べ

2  教室の教卓の上に上半身裸で、上りゾウの泣き真似をしろ]

 

八幡(ん..なんだ...これ、頭の中に、なんか良くわからないが、頭の悪そうな言葉が、ずっと、流れてんだが...てか、どっちも出来るわけねえだろうが、無視だな、無視)

 

謳歌「ん?ヒキッチどうかしたの?」

 

八幡「ん?嫌なんで、痛っ!いてててて!!」

 

八幡(な、なんだこれ..頭が割れそうに痛い....)

 

謳歌「え!?嘘いきなり、どうしたの!?」

 

八幡(クソッさっきのを、どっちかやれってことか....?いや、どう考えても無理だろ、でも、頭が...やるしか、ないのか....)

 

俺は、無言で立ち上がり、制服の上着を脱ぎ始める、周りからは「なんだ!?」や「キャー」という声が聞こえてきたが、脱ぎ始めた途端に、頭痛が無くなったのだ、やるしかない....。

 

謳歌「えーと、ヒキッチ?」

 

八幡(せっかく、中学校での知り合いが、いないこんな遠くまで、来たのに、結局ボッチになることは変わらない....な)

 

俺は、上半身裸になり、教卓の上に立った、不思議と恥ずかしという気持ちはなかった、俺は、教卓の上で、四つん這いになり、そして...。

 

 

八幡「パオ~ん、パオ~ん」

 

すると、頭の中の選択肢が消えていった俺は、この絶対選択肢というものを知った。

 

そして、晴光学園高校に、入って俺の人生が終わった、瞬間でもあったと思った。

 

謳歌「あはははは、何それ、ヒキッチ、面白すぎ」

 

謳歌だけが、爆笑していた、俺はその笑顔を見て少し、安心していると、教室の扉が開いた。

 

???「何をやっている?」

 

明らかに、怒っているがこの子は、どこの幼女だろうか、この身長で先生ってことはないだろう、それに、あの1本のアホ毛が気になる....。

 

八幡「あの、どこの幼女で」

 

俺の意識は、そこまで言って途絶えた。

 

 

 

 

 

 

 

 





とりあえず、切りがいいので....回想途中ですが、ここまでにします!


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