BLEACHの世界に最強になって転生   作:アニメ大好き

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今回はヤミーとワイバーンとの軽い戦いをした後、原作通りあのメガネ君が駆けつけます。

そして一護とウルキオラが天蓋の上に行った後メガネ君にとって思いがけない人物が…

それではどうぞ。




35話 駆けつける仲間、そして予想外の出来事

ヤミーはその巨大な拳をワイバーンに殴りかかる。だが彼はデストロイヤーの従属官の中では最速とも言えるスピードを持っている故簡単に躱される。

 

ワイバーンは中指と人差し指をクイクイとやって挑発する。短気なヤミーは勿論のその挑発に乗ってしまい何度も殴り掛かってくるが、素早い攻撃を躱し続ける。

 

「攻撃がワンパターンで単純過ぎるね。それじゃ僕に勝つどころか攻撃を当てることもできないよ」

 

「一々煩セェんだよ、クソがァー!!」

 

挑発に乗ったヤミーはさらに拳を撃ち込むがそれも難なく躱す。その行動を繰り返した事で床にはいくつもの穴が空いてしまった。

 

「クッソォォ。ちまちま避けやがって…」

 

「アハハハ。だから君じゃ相手になら……ん?」

 

ワイバーンは何かを感じ取った素振りを見せた後床に降りた。

 

「あァン?何だ如何した?死ぬ覚悟でもできたのか?」

 

「違うよ。僕が君の相手をするのは此処までだからだよ」

 

「あぁ、如何いう意味だ?」

 

「そんな事より……後ろに気をつけた方がいいよ」

 

ワイバーンが言った瞬間青い矢のような物が飛んで来た。その矢はヤミーの右肩に突き刺り、ワイバーンは槍で全て弾いた。

矢が飛んで来た方をみると眼鏡を掛けた白い服の男がいた。

 

「石田!?」

 

「気を取られるな黒崎。自分の相手に集中していろ……奴らは僕一人で十分だ」

 

一護は彼がどうやって傷を治して此処へ来たのか不思議に思っていた。

石田はそれを阿散井恋次と一緒に十二番隊の隊長(くろつき)マユリの治療を受けたとの事。そんな説明の中ヤミーが体を起き上がって腕を振り上げていた。

 

「石田君!」

 

「何だテメェ!どっから湧いて出やがったァ!!」

 

ヤミーは拳を振るが石田は高くジャンプして躱す。振り下ろされた拳は床に穴を開け砂埃を巻き上げた。

石田はその開いた穴のヤミーとは反対側へと着地した。

 

「あれだけの力でやって貫通しないのか。…思っていた以上に頑丈だな」

 

「テメェ…」

 

「付いて来い。此処だと何かと邪魔になるだろ?」

 

一護が1人で大丈夫なのかと心配するが、雨竜は「あいつは僕に任せろ」と心配ないっと言っているように言うと、床に空いていた穴に入っていった。

 

「面白れェ。おいウルキオラ、あいつは俺が貰うぜ」

 

「…好きにしろ」

 

ヤミーもウルキオラから許可をもらうと、雨竜の後を追って穴の中に入っていった。

 

「石田君……」

 

「心配ですか?さっきの少年のことが…」

 

織姫が不安の声を挙げるなか、近くにいスフィンクスが声を掛ける。

 

「…心配です。でも石田君なら大丈夫」

 

「……ヤミーはあぁ見えても十一刃の1人にして最も野蛮と言っても過言ではない性格です。下手をすれば殺されてしまうかもしれませんよ」

 

「でも石田君も強いです。だから絶対に大丈夫です。それに……私は石田君に黒崎君、みんなを信じてますから」

 

「……成る程」

 

スフィンクスは「信じる」という言葉に面白いと思った。その信じる思いが力となるというのは強ち間違いでもないと思った。

 

現に十三番隊のルキアが十一刃の下位とはいえ相討ちに終わっているの上に、尸魂界の応援が来たお陰で一護達死神側はまだ誰もリタイアしていないのだから。

 

だが黒崎一護はさっきから本気を出していない。いや出しきれていたいと言った方が正確だ。

本気を出せばその霊圧に織姫が耐えられないからだ。

 

織姫が一護とウルキオラの戦いを見守る最中、突如石田とヤミーが降りてった穴から爆発音と煙が上がり床にが揺れた。

その後暫くして石田が穴から出て来た。

 

「石田…。大丈夫か!?」

 

「幽霊にでも見えるか?」

 

「いや。…そうじゃねェねけど。…今の…」

 

「今の爆発は涅に持たされた地雷の物だ。霊圧センサー範囲内に破面が入ると爆発する。下の階の天井を削っておいて埋めておいた。あのヤミーというのが地雷源に追い詰めている此方の狙いなど何も考えず戦ってくれたお陰で、上手く策が当たったという訳さ。…他に質問はあるか?」

 

「……最初から疑問なんて一個もようね。勝手にベラベラ喋りやがって。めんどくせェ奴」

 

「……井上を頼む。俺の霊圧が井上の六花で守りきれなくなったら、お前が体張って守ってくれ」

 

「言われなくてもそのつもりだ」

 

「……待たせたな、ウルキオラ。行くぜ、これがテメェの見たがっていたーーー虚化だ」

 

一護は左手で顔を覆うと其処に霊圧が集まり始め黒い塊となっていく。そして顔にはさっきの霊圧と同じような色をした模様がある虚の仮面を装着していた。

 

「ウオォーー!!」

 

一護はさっきとは比べ物にならないようなスピードでウルキオラに突っ込み「月牙天衝」を放った。

ウルキオラはそれを斬魄刀で防御するが、防御した矢先に斬魄刀にヒビが入り眼を見開いた。

 

その攻撃の余波が壁を突き破りウルキオラは一度外に出る。それを追ってくる一護に左手の人差し指を前に突き出すと虚閃を放った。

 

虚閃の放出が収まると其処には、斬魄刀で防御し無傷の一護がいた。その事にウルキオラも動揺した。ーー仮面を付けた事で明らかに自分の方が押されているーー。

 

するとウルキオラは一護目掛けて突撃して来た……と思ったら素通りして上へと向かって行く。一護は逃すまいとウルキオラを追いかける。

 

織姫と石田は2人の後を追うかのように、破壊された壁から外を見ると青空に穴が空いていたのだ。

 

「空に…穴が空いている!?あの空は本当に偽物だったのか!」

 

石田はこの青空が偽物だった事に驚愕する。そして織姫も前に出て不安な表情を浮かべている。

 

「井上さん……大丈夫…黒崎は…勝つよ」

 

その言葉に織姫は答えるように頷く。だがその顔には不安思いがある性か暗い表情を

 

「ウルキオラの奴随分と追い込まれているようだな。天蓋の上へ行くとは」

 

「ヘェ〜、あの死神なかなかやるじゃない。ウルキオラに本気を出させようとするなんて」

 

聞き覚えのある声が後ろからしたので、後ろを見てみるデストロイヤーの従属官であり側近でもある良田胡蝶とそして良田が倒した筈のチルッチ・サンダーウィッチがいた。

 

「お前は!如何して此処にいる?」

 

「石田君、この人の知ってるの?」

 

「あぁ。此奴は黒崎や茶渡君達と別れた後戦った奴だ」

 

「如何してって、彼処にいる連中と一緒よ。頼まれたのよ、うちの主人にね。それにアンタと戦ったのもそいつの意見だけど」

 

「如何言う事だ?」

 

「実は……

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

それは侵入者が現れた事で藍染が十一刃を集め会議をし終わった後の事。

 

デストロイヤーはチルッチにある事を話していた。

 

「アタシが侵入者の1人を相手にしろですって!?」

 

「はい、そうです」

 

「何でアタシがそんな事しなきゃいけないのよ!?しかも3ケタの巣(トレスの間)で」

 

今や十一刃の従属官である彼女が十一刃落ち(プリバロン・エスパーダ)の集まる場所で侵入者を向かい打てと言っているのに納得がいかないでいた。主人の宮に来たのなら話は別だと思うが。

 

「まぁまぁ、そんなに怒らないでください。侵入者は3名です。丁度十一刃落ちの数と同じ。だったら此処で片付けた方がいいと思いますが。…それに今の自分の実力を知りたくはないですか?」

 

チルッチはデストロイヤーの従属官になってからは彼の特訓によって前より少しレベルが上がり、十一刃落ちの中ではトップクラスになり、十一刃の下位に匹敵する位の実力はついた。

 

「……一理あるわね。いいわ、やってやろうじゃない」

 

その話に見事に食いつき、デストロイヤーの意見に承諾した。

 

 

その後、チルッチは予想通り(原作通り)石田雨竜と戦ったが結果はこれまた予想通り(原作通り)敗北してしまった。(本来よりは石田はピンチになった設定です)

 

 

 

 

「チルッチ・サンダーウィッチ様お迎えに上がりました」

 

床に仰向けになっているチルッチが目を開けると上から覗き込んでいる牛のような骨の顔をしたルドボーンが覗き込んで来た。その周りには大勢の部下達が2人を囲んでいた。

 

チルッチは此処で葬討部隊によって回収される。本来(原作通り)なら。

 

 

 

「誰を迎えに来たですって?」

 

 

 

チルッチは自分の死を覚悟したその時、聞き覚えのある声がした。

 

「セ、第0十一刃、デストロイヤー・レイ様。如何して此方に?」

 

「チルッチの霊圧が低くなったから心配になって来てみたんですよ。それより貴方達は何をしているんでしょうか?」

 

何時もの様にで話しているが、その言葉には一言一言殺気みたいなものが出ている。

ルドボーンはそれに少し震えながらも語りだした。

 

「チ、チルッチ・サンダーウィッチ様が侵入者にやられたのでその治療をと思い、治療室へ運ぼうとしていたところです」

 

「そうですか。それはありがとうございます。……でも変ですねェ。私の宮には治療できる設備がある事は葬討部隊の隊長である貴方は知っている筈。何故私の宮に運ぼうとしないのですか?」

 

「そ、それは……」

 

「大方ザエルアポロさんあたりに頼まれたんでしょ?」

 

ルドボーンはその問いに答えない。いや答えられないのだ。図星を突かれた事での焦りと、段々濃くなっていく霊圧に対する恐怖で…。

 

「今此処で引くのであれば見逃して上げます。でも今チルッチさんに手を出したら如何なるか……分かってるよなぁ?」

 

デストロイヤーはいつもの丁寧口調から荒っぽい口調になった。完全に切れかかっている証拠である。

その口調にルドボーンだけでなくチルッチまで驚いた。何故なら今まであそこまで怒っているデストロイヤーを見たことがなかったからだ。

 

ルドボーンは響転でその場から消え、葬討部隊もそれに釣られるようにその場から消えた。

 

デストロイヤーは、葬討部隊が完全にその場から居なくなった事を確認した後いつものような穏やかな状態に戻りチルッチに近づいた。

 

「大丈夫ですか?チルッチさん」

 

「ふん、アンタの助けが無くたってあんな奴らアタシ1人で何とかできたわ」

 

「それは失礼しました。それはさて置き、また一つ貴方に頼みたい事があるです」

 

「またぁ?まぁ、アンタの頼み事が今に始まった事じゃないか。いいわよ聞いてあげるわ」

 

「ありがとうございます、チルッチさん」

 

「それで、その頼み事って?」

 

「それはですね……」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「それがこの胡蝶とあそこにいる奴等と一緒にアンタの子守をするって事よ。全く、何考えてるのかしら」

 

「しかし、さっきの俗物(死神)の事を「大丈夫」と言ったがそれはどうかと思うぞ」

 

「何?どういう意味だそれは」

 

「ぞ、俗物って…」

 

一護の事を俗物呼ばわりした胡蝶に苦笑する織姫を余所に、石田は今の言葉に引かかったので質問する。

 

4(クアトロ)以上、つまり4から上の数字を持つ十一刃は虚夜宮の天蓋の下での解放を禁じられているのだ。あまりの力ゆえに虚夜宮そのものを破壊する恐れがある(・・・・・・・・・)からだ。そして4の数字を持つウルキオラが天蓋の上へと向かった。この事からして意味は分かる筈だ」

 

その言葉に織姫と石田は眼を見開いた。ウルキオラの階級は4。そして彼は虚夜宮の天蓋の上へ行った。つまりそれは解放するためという事だ。

 

「白服の貴様は知らないが、十一刃の解放を直に見た女、貴様なら分かるはずだ。解放前とその後で、どれだけ力の差があるかをな」

 

確かに此処に来て織姫が見た十一刃の帰刃は2人。グリムジョーとノイトラである。

その2人とも帰刃した事により能力が大幅に上がっただけでなく、今まで受けたダメージや傷が回復したりした。

 

「さっきの仮面をつけた状態で今のウルキオラと対等なら、帰刃したらどうなるか分かっているはずだ」

 

すると振動と共に物凄い霊圧が天蓋の下にいる者たちを襲った。その強さに石田と織姫は何とか耐えていたが、織姫の場合は立っているだけでも精一杯だろう。

それを胡蝶や最上級幹部達は感心していた。

 

「ほぉ、この霊圧を受けて立っていられるとは…人間にしてはかなりやるじゃないか」

 

暫くして織姫の目に何か決意したのか目付きが変わった。

 

「石田君。……石田君の力で私をこの天蓋の上まで運ぶ事ってできる?」

 

石田に自分をこの天蓋の上まで連れて行く事ができるか聞いてきた。それはつまり自分を一護とウルキオラが戦っている戦場まで連れて行ってほしいという事だ。

 

「人間、貴様自分が言っている事が分かっているのか?」

 

石田にお願いする織姫に対して胡蝶は追いついた口調で話す。

 

「あの死神の応援か何か知らないが、戦えもしない奴が行っても足手まといにしかならないぞ」

 

「左様、お前がいる方があの死神の小僧にとっては邪魔ではないのか?」

 

胡蝶の発言にスレイプニルが続く。

2人が言うことも最もである。織姫は主に味方を治療すること、そして多少の防御ができるくらいで戦闘に関しては殆ど皆無に等しいレベルである。

そんな者が戦場に行ったらどうなるかなんて邪魔になるということが大抵は予想がつく。

 

「……それはわかっています。でも、それでも私は行きたいんです、行かなければならないんです!」

 

織姫は2人の言葉に臆することなく自分の意見を突き通した。その目には固く強い意志が篭っていた。

 

石田は青い円状のような物を出しその上に乗る。そして右手を織姫に差し伸べる。

 

「行こう、井上さん」

 

織姫は黙って頷くとその手を掴み乗ると上へ向かって行った。

 

「行かせて宜しかったのですか?」

 

スフィンクスが石田と織姫をあのまま行かせて宜しかったのかと質問する。

 

「デストロイヤー様に頼まれたのはそこにいる(ロリとメノリの)2人の安否だからな。それにデストロイヤー様だったらあのまま彼奴らを行かせていただろう」

 

胡蝶は石田と織姫が向かった天蓋の方を見る。すると不穏な霊圧が天蓋の上から流れ込んでくる感覚に襲われた。

 

「(この感覚……ウルキオラの奴、デストロイヤー様が言っていた二段階目の解放をしたのか…)」

 

ウルキオラは現十一刃の中で唯一二段階目の解放を可能にした破面である。だがその姿はボスである藍染にも見せたことは一度もない。

 

「(しかし、藍染にも見せたことのない姿を何故あの俗物(一護)に見せようと思ったんだ?)」

 

確かにボスである藍染にも見せたことのない二段階目の解放を、一護に見せた事に疑問である。

いくら倒すべき敵であれども二段階目の解放をする必要はないはずである。考えられるのは二段階目の解放をしなければならない状況になってしまったのか、それともさらなる恐怖を相手に植え付けるためなのかのどちらかであるが恐らく考えられるのは後者であろう。(実際は恐怖でなく絶望だが)

 

「(あの俗物(一護)にそこまでする自由でもあるのか?)」

 

そんな事を考えていると赤い閃光が天蓋を突き破って砂地へ直撃した。その巨大さと威力に胡蝶だけでなく、チルッチや最上級幹部達も驚愕していた。

 

 

それから暫くすると天蓋の上にあった重い霊圧が消えたのであった。

 

「ん!?どうやらウルキオラがヤラれたようだ」

 

「そのようだな」

 

「へぇ〜。ウルキオラを倒すなんて、あのオレンジ色の髪の死神の子意外にやるね」

 

ダゴンがウルキオラが倒された事を感じ取ると、スレイプニルがその意見に同意。ワイバーンは一護がウルキオラを倒した事に少し感心と興味が湧いたようだった。

 

「ッ!?この気配…まさか!」

 

「どうしたの?」

 

「まさか…そんな……あり得ない」

 

そんな中胡蝶がある気配を感じ取ったら突如戸惑い始めた。いや正確には何かに怯えると言った方が正しいかもしれない。よく見ると最上級幹部達も顔色を隠せないでいた。

 

「あの死神の俗物とウルキオラの戦いの霊圧のせいで気付かなかったのか…」

 

「だからどうしたってのよ!アンタ達みんなそんな顔して……何なの?」

 

チルッチは胡蝶達が焦っているのに1人だ訳が分からない状態であった。

 

「…お前が知らないのは当然だ。お前が従属官になった頃には奴は幽閉させていたのだからな…」

 

「はぁ?幽閉?奴?…どういう事よ?」

 

「それは……」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

それは胡蝶達が気配を察知する数分前のこと。

デストロイヤーの宮、つまり第0十一刃の宮の下には地下牢獄がある。「牢獄」それは囚人を監禁する場所。勿論その牢獄も同じ意味で作られた。

 

元々このような牢獄は宮ができた当時はなかった。デストロイヤーは従属官を殺す事は愚か、幽閉しようだなんて考えていなかった。

しかし、彼の最大の掟を平気で破り兼ねない者が現れたからだ。

 

「ウィーン!」 「ウィーン!」

 

「ちょっとちょっと〜。こんな弱い奴らしかいないのォ?こんなんじゃ全然満足できないんだけどォ〜」

 

そして牢獄の通路には白い髪のロングヘアーで三叉の葉の形をした瞳、植物の意匠があるゴスロリの服を着た少女が、全身黒タイツで顔が仮面で隠しているようなロボット【メカ人間】、土偶のような顔をして手には小さな釜、メカ人間とは真逆の全身白タイツみたいな石人形【カース】を次々と斬り刻んでいた。

数で応戦して何とかしようとするが、少女は止まる事なくメカ人間達をニタニタ笑いながら斬り刻んでいく。…まるで楽しんでいるように。

 

「退け、俺が殺る」

 

そんな中現れたのはメカ人間達と同じように黒い服装のような格好をしているが、顔がオレンジで表面には棘のような物が複数生えているが特徴の【イーガロイド】である。

 

「くらえ、【クロスバースト】!」

 

剣を頭上にへと振り上げエネルギーを収束させそれを相手にへと振りかざすと、剣に集められていたエネルギーがそのまま悪魔に目掛けてジグザグに進んでいき命中した。

 

辺りは爆発で炎に包まれた。その場にいた者はこれで終わった、いや終わってほしいと思った。

 

 

 

 

「へぇ〜、結構やるじゃない。今のは中々良かったわよ」

 

 

 

 

だがそれは叶わなかった。炎の中からその悪魔は平然と歩いてきており、顔はニタニタと笑っていた。

 

「でもねェ……そんなじゃあアタシは倒せないわよォ」

 

体から伸びる触手のような物を振るとイーガロイドは体が縦に裂けて崩れ落ちた。

そしてその場に残っていた者たちも全員斬りつけられ絶命した。

 

「あ〜あ、やっぱり此奴らじゃつまんない。もっと強い奴探しに行こう」

 

少女はニヤニヤ笑いながら次なる獲物を探すべく歩き出した。




最後に出てきたキャラわかりますか?

ヒントは佐○綾○さんが始めて主役をやった作品のアニメオリジナルキャラです。

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